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映画「ブラックパンサー」、クレイヴン・ザ・ハンター導入をソニーに拒否された事を監督が振り返る

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マーベル・スタジオ制作のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「ブラックパンサー」のライアン・クーグラー監督が、初期のアイデアとしてクレイヴン・ザ・ハンターを登場させようと考えていた時の事を振り返り、当時何があったかを明かしました。

2018年、ライアン・クーグラー監督は映画の公開直後に yahoo UK とのインタビューでクレイヴン・ザ・ハンターをヴィランとして登場させたかったと話していました。

ポッドキャスト「Happy Sad Confused」に出演したクーグラー監督は、最初からキルモンガーとユリシーズ・クロウがヴィランだったとしつつ、キルモンガー役のマイケル・B・ジョーダンさんが実はクレイヴン役だったのではと質問された際にはきっぱりと否定しました。

「いいえ。彼はずっとキルモンガー役になる予定でした。私がその仕事を引き受けた時、共同脚本家であるジョー・ロバート・コールはマーベルと仕事をしていて、既に彼らにはセリフがあったんです。だから私が現場に来た時、『さあ、悪役が決まった。悪役はクロウとエリック・キルモンガーだ』って感じでした。それはもう決まっていたんです。」

しかし、クロウの役割について、スタジオは確信が持てていなかったと監督は説明しました。

「悪役のアウトラインはクロウとキルモンガーでしたが、彼らは確信が持てていませんでした。クロウは彼らにとって少しまとまりのないキャラクターに感じられたようです。もちろん、偉大なアンディ・サーキスが演じるから、彼と仕事ができるのが楽しみでした。」

その代替案として、クレイヴン・ザ・ハンターの導入を思いついたと言います。

「クリストファー・プリーストの『パンサー』シリーズをベースにしたかったんです。彼のシリーズはパンサーとクレイヴンがキッチンにいるシーンから始まる、それが最初のシーンです。ロス、パンサー、クレイヴンがキッチンで戦うシーンなんです。」

しかしこのアイデアは、ソニーに拒否されて実現しなかったと振り返りました。

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「私はスパイダーマンの大ファンで、特に『スパイダーマン:ザ・アニメーション・シリーズ』が好きです。クレイヴンも出ていますし、原作でも素晴らしいキャラクターです。『なあ、クレイヴンを映画に出させてもいいかな?』って聞いたら、『無理だと思うけど、ちょっと確認させて』って言われたんです。それでソニーに問い合わせたところ、『絶対に無理』って。なので、『わかった』って答えました。」

最終的には当初の計画どおり、ユリシーズ・クロウをサブのヴィランとする事で映画を完成させ、興行収入的にもレビュー的にも「ブラックパンサー」は大成功を収めました。

クレイヴンの貸し出しを拒否したソニー・ピクチャーズは2024年に「クレイヴン・ザ・ハンター」を公開、しかし残念な事に興行収入的にもレビュー的にも大失敗に終わってしまいました。

監督のアイデアが実現していればクレイヴンにはまた別の未来が待っていた可能性がありますが、今のところ彼に次のステップは見つかっていません。

映画「ブラックパンサー」はディズニープラスで配信中です。

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管理人ミルク

アメコミと出会ってはや20年以上、初めて買ったマーベル・コミックはオンスロート。X-MEN vs STREET FIGHTERではシリーズを通してマグニートーを愛用。