マーベル・スタジオが開発中の映画「アベンジャーズ:ドゥームズデイ」は当初「アベンジャーズ:ザ・カーン・ダイナスティ」として開発されていましたが、このバージョンではシャン・チーが物語の中心にいたと、海外メディア Inverse が報じました。
報道によると、MCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)で一番期待されている映画の最新作には当初、シャン・チーが主人公の一人になるはずだった事を確認したといいます。
先日の記事でもお話したように、「アベンジャーズ」5作目の映画が「アベンジャーズ:ザ・カーン・ダイナスティ」だった頃、マーベルは「シャン・チー&レックエイジ・オブ・タイム」という商標を登録。
日本語で「時の残骸」という意味のサブタイトルをもつシャン・チー新作はコミックのタイトルではなく映画「シャン・チー」の続編だと考えられるようになっていました。そして「アントマン&ワスプ」と「アベンジャーズ:エンドゲーム」のように、「シャン・チー&レックエイジ・オブ・タイム」と「アベンジャーズ:ザ・カーン・ダイナスティ」は重要な相互関係を持つ映画になる事が予想されていました。
しかし多くの方がご存知のように、征服者カーンを演じていた俳優の法的トラブルにより、「ザ・カーン・ダイナスティ」は事実上の消滅。この夏のコミコンで「ドゥームズデイ」の新たなサブタイトルを取得し、カーンではなくドクター・ドゥームが物語の中心にいる事が発表されました。
この大きな計画変更により、シャン・チーはアベンジャーズ5作目での役割とともにシャン・チー2作目の映画自体が再開発する必要に迫られ、現在に至ると見られています。
もともとシャン・チー続編映画は1作目の公開直後にケヴィン・ファイギ社長が制作すると話し、演じるシム・リウさんもコメントしていました。それから約3年が経過した現在も「シャン・チー2」に関する正式な続報はありません。
シム・リウさんは先日のインタビューで「シャン・チー2」は「必ず実現する」とコメントし、新バージョンの開発が現在進行中である事をほのめかしています。
「シャン・チー2」は前作から引き続きデスティン・ダニエル・クレットン監督が手掛けることが判明しています。監督は現在、ディズニープラス向けのMCU作品「ワンダーマン」の編集作業中である他、日本の漫画「NARUTO」の実写映画の制作が控えています。
ソース:Marvel’s Most Underrated Hero Could Finally Be Getting His Due