マーベル・スタジオが制作したMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「アイアンマン」がアメリカ国立フィルム登録簿に登録された事が各種海外ニュースメディアで報じられました。MCU初となる今回の快挙により、「アイアンマン」は半永久的に保存される事になりました。
アメリカ国立映画登録簿は、後世に残す価値があると認められたアメリカ映画および動画を記したリストで米国議会図書館によって作成されたプロジェクトであり、毎年、歴史的または芸術的に重要であると見なされる最大25のアメリカ映画が表彰され、将来の世代のために保存されます。この特定の栄誉の対象となるには、映画は公開から10年以上経過している必要があり、連邦政府国立フィルム保存委員会によって保存すべきフィルムが選定されます。(管理自体は政府によるものではなく、各スタジオに任されています。)
マーベル・スタジオのケヴィン・ファイギ社長は、「私たちのお気に入りの映画はすべて、何度も何度も見て成長するものです。アイアンマンの公開からほぼ15年が経過し、映画登録簿に登録されたことは、アイアンマンが時の試練に耐え、世界中の観客にとって今でも意味のあるものであることを示しています。」とコメントしました。
「映画は、125年以上にわたり、私たちの国の物語を伝えるのに役立ち、アメリカ文化の中心となってきました」と、カーラ・ヘイデン議会司書は述べています。「私たちは、映画の遺産を保存するために、活気に満ちた多様な映画製作者のグループによる25本の映画を国立映画登録簿に追加できることを誇りに思います。これらの映画が将来にわたって確実に保存されるように、米国議会図書館と協力してくださった映画コミュニティ全体に感謝します。」と語りました。
この登録簿にはシリーズ物の原点作品だけでなく、続編も選考対象になっており、過去には「ゴッドファーザー パート2」や「スター・ウォーズEP5/帝国の逆襲」なども登録されました。「アイアンマン」を皮切りに来年以降MCU作品がさらに登録される可能性も十分にあります。
ソース:マーベル公式