まべそく

マーベル速報。MARVEL関連の情報をまとめております

映画

映画「DUNE/砂の惑星」ドゥニ・ビルヌーブ監督がマーベル映画を「コピペに過ぎない」と批判

投稿日:

本サイトのコンテンツには、広告リンクが含まれております。

ワーナー・ブラザース配給で10月公開予定の映画「DUNE/砂の惑星」のドゥニ・ビルヌーブ監督が、海外メディア el mundo(スペイン誌)とのインタビューの中でマーベル映画を「カット&ペーストに過ぎないマーベル映画が多い」と批判した事が話題になっています。

インタビューの中で、ヴィルヌーヴ監督は、著名な映画監督を引き合いに出し、大規模な予算で制作された映画は、芸術的には今でも意義があると考えていることを認めました。

ハリウッドの黄金時代を思い浮かべてみてください。商業映画が異なる芸術的提案をすることができ、それゆえに政治的であることがわかります。やりたいことをやるために潤沢な予算があることを、損だとか邪魔だとか思ったことはありません。逆転の発想。多額の予算をかけた映画は、同時に芸術的な意味を持つことができない、と誰が言ったのでしょうか?私は今、クリストファー・ノーランやアルフォンソ・キュアロンのような人たちのことを考えています。

以前に「スーパーヒーロー映画は映画ではない」というマーティン・スコセッシ監督のコメントをインタビュアーが引用すると、ヴィルヌーヴは前者の意見に同意し、「この種の映画は、その「カット&ペースト」方式のために、(観客を)少しばかりゾンビにしてしまっている」と述べました。

おそらく問題は、他の映画の “切り貼り “に過ぎないマーベル映画があまりにも多く目につくことです。この種の映画は、観客を少しゾンビにしてしまっているのかもしれません。しかし、大作で高価な価値のある映画は今もたくさんあります。私は悲観的になる必要はないと思います。

ヒーロー映画はそのストーリーテリングの性質上、「ヒーローが悪役を倒す」という脚本のコピペの型からは逃れられない宿命にあり、MCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)でもそこから外れているのは「シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ」や「アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー」といった数少ない作品だけに留まっています。

監督の真の意図はこのインタビューだけでは判断が難しいですが、「DUNE」には「スパイダーマン」シリーズのMJ役ゼンデイヤさん、「アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー」「アベンジャーズ/エンドゲーム」でサノスを演じたジョシュ・ブローリンさん、「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」シリーズのドラックス役デイブ・バウティスタさん、「アントマン」シリーズでカートを演じたデヴィッド・ダストマルチャンさん、ドラマ「ムーンナイト」主演のオスカー・アイザックさん達が登場しています。彼らの出演経歴に監督が泥を塗ってしまうのはとても悲しい事です。

昨今のマーベル映画の多くは興行成績の記録を塗り替え、賞を取り、レビューサイトでは高く評価される傾向にあります。監督はこれを「観客をゾンビ」にしていると表現しました。もちろんのように2021年に公開された「ブラックウィドウ」、「シャン・チー/テン・リングスの伝説」はそれぞれ記録を塗り替え、その物語や映像が高く評価されています。また、映画だけでなくドラマ「ワンダヴィジョン」もエミー賞を受賞し、大成功をおさめています。

お気に入り作品を批判されて怒るファンもいれば、ビルヌーブ監督が成功者であるマーベルに嫉妬しているだけと捉えるファンもいますが、しばらくはSNSで燃え続ける事になりそうです。

sponsored link
 

ソース:Denis Villeneuve Criticizes Marvel Movies: ‘Turned Us Into Zombies’

-映画
-,

執筆者:

関連記事

映画「パニッシャー」、主演のトーマス・ジェーンさんが「自分には相応しくなかった」と振り返る

ライオンズゲート制作のマーベル映画「パニッシャー」(2004年)で主人公フランク・キャッスルを演じたトーマス・ジェーンさんが、オンラインインタビューでMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映 …

映画「モービウス」、オープニング成績は3900万ドルでスタート

ソニー・ピクチャーズが制作するSSU(ソニーズ・スパイダーマン・ユニバース)の映画「モービウス」のオープニング週末の興行収入が3900万ドルになったことが明らかになりました。ジャレッド・レトさん主演の …

映画「シャン・チー」監督、マーベル映画は怖くてやりたくなかったと明かす ─ 払拭したのは「ブラックパンサー」監督の言葉

マーベル・スタジオ制作のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「シャン・チー/テン・リングスの伝説」のデスティン・ダニエル・クレットン監督が、現地時間19日に開催されたオンライン記者会見 …

そんなの分からない!映画「ドクター・ストレンジ2」、ガルガントスの目玉はエリザベス・オルセンさんのものだった

マーベル・スタジオ制作のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス」のオーディオコメンタリーの中で、本作の共同製作総指揮を担当したリッチ …

ケヴィン・ファイギ氏が映画「ブラックウィドウ」のプロットをほのめかす

2020年5月1日に日米同時公開を予定してた映画「ブラックウィドウ」ですが、新型コロナウイルスの感染拡大の情勢を考慮して、11月6日の公開へと延期されました。 「ブラックウィドウ」はMCU(マーベル・ …

PREV
映画「ヴェノム:レット・ゼア・ビー・カーネイジ」アンディ・サーキス監督が映画が90分である事の理由を説明
NEXT
映画「ヴェノム:レット・ゼア・ビー・カーネイジ」の新たな予告が公開

comment

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

アイアンハート関連記事

スパイダーマン:BND関連記事

F4:ファーストステップ関連記事

◆2025年7月25日「ファンタスティック・フォー:ファーストステップ」
◆2026年7月31日「スパイダーマン:ブランニューデイ」
◆2026年12月18日「アベンジャーズ:ドゥームズデイ」
◆2027年12月17日「アベンジャーズ:シークレット・ウォーズ」





管理人ミルク

アメコミと出会ってはや20年以上、初めて買ったマーベル・コミックはオンスロート。X-MEN vs STREET FIGHTERではシリーズを通してマグニートーを愛用。