まべそく

マーベル速報。MARVEL関連の情報をまとめております

ドラマ 映画

ディズニーCEOがMCUフェーズ4からの失敗の原因について言及

投稿日:

本サイトのコンテンツには、広告リンクが含まれております。

ウォルト・ディズニー社のCEOボブ・アイガー氏が海外メディア CNBC とのインタビューの中で、マーベル・スタジオの最近の苦戦の理由として、ディズニープラスの要求をあげ、「いくつかの失望があった」とコメント。「焦点と注意力が希薄化している」と述べました。

sponsored link
 

昨年11月にディズニーのCEOに復帰したアイガー氏は、量より質と創造性を謳いながら、コンテンツ制作にブレーキをかけ、積極的なコスト削減を行って来ました。そしてディズニープラスからはいくつかのマーベル関連作品を含む大量のコンテンツが削除され、今後も段階的に削除されていくと報じられています。

ディズニーとの契約が2026年まで延長された事を受け、アイガー氏は現状について次のように述べています。

「まず第一に、スタジオとその映画資産は、今年の世界興行収入で今のところナンバーワンです。とはいえ、我々は非常に現実的であり、私はそのビジネスについて非常に客観的です。最近公開された作品の中には、もっと良い成績を残してほしかったという失望感もありました。」

その原因について以下のように分析、言及しました。

「これは人的リソースの観点からの問題ではないが、基本的にコンテンツを大幅に成長させ、主にストリーミング配信を提供しようと躍起になった結果、従業員の時間や集中力の面で、それまでとは比べものにならないほどの負担をかけることになってしまったのだと思います。」

そしてこのモデルに当てはまる最たるものをマーベル・スタジオとして挙げています。

「マーベルはその好例です。彼らは大規模なテレビ事業に携わっていませんでした。彼らは映画製作を増やしただけでなく、多くのテレビシリーズを作ることになった。正直なところ、焦点と注意力が薄まってしまいましたそれが何よりの原因だと思います。」

アイガー氏の前任者、前CEOのボブ・チャペック氏はディズニープラスを支持し、その収益性にコミットする方針のビジネスを展開していました。アイガー氏はこのディズニー全体の方針がマーベル・スタジオへのディズニープラスコンテンツ制作に対する高い要求に繋がり、現状のような問題となっていると言います。

しかしこれは単にチャペック氏の責任という単純な話ではありません。チャペック氏は2020年4月、新型コロナウイルスのパンデミックが始まってすぐに前前CEOであり現CEOであるアイガー氏からバトンを渡され、ほとんどの映画館が閉鎖されて映画が公開出来なくなっていた中で、ディズニープラス事業に注力する方針へと舵を切る事となりました。

映画館での興収が見込めない中で、ディズニープラスの会員を増やすことは当然大きな目標のひとつであったのは間違いありません。そのために作品数を増やすことは必要な事でしたが、ディズニーの人気コンテンツの一翼を担うマーベル・スタジオにその期待と責任が大きくのしかかることになりました。

しかし新型コロナウイルスの社会への影響が落ち着いてくるに連れ、投資家は減収に苛立ち、チャペック氏は解雇され、アイガー氏が呼び戻される事になりました。

アイガー氏は復帰後、ディズニープラスのコンテンツに注目し、すでにかなりの数を削除しました。この中には配信1ヶ月に満たない作品も含まれており、ディスク販売などがされていない事を考えると、現状で誰も視聴する事はできません。

ストリーミングコンテンツを保有している事でそれが資産と見なされるため、それを削除していく事で資産を減らし、税の支出を減らすことが目的と見られています。

しかし、いつ削除されるか分からない、期間内に視聴しなくては二度と見られない、ではある種テレビとビデオを使うよりも不便であり、いつでも視聴できる事が売りだったはずの「ストリーミングサービス」というものの在り方を見直さなければいけないのかもしれません。

ボブ・アイガー氏は引き続きディズニープラスのコンテンツの取捨選択が続けられる事と、マーベル・スタジオの配信ドラマのペースを落としていく事を以前に発表しています。

sponsored link
 

-ドラマ, 映画
-,

執筆者:

関連記事

映画「スパイダーマン:NWH」、日本国内のデジタル配信が3月23日、Blu-ray発売が4月27日に決定

MCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム」のデジタルリリースが2022年3月23日、Blu-rayなどディスクの発売が2022年4月27日に決定したこ …

ソニープロデューサーがドラマ「シルク」のニュースを近々報告できるとコメント ─ スパイダーバース延期理由も説明

ソニー・ピクチャーズ制作の映画「スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバース」のプロデューサーを務めるフィル・ロードさんとクリストファー・ミラーさんが、海外メディア Deadline のポッドキャス …

キングズリー・ベン=アディルさんがドラマ「シークレット・インベージョン」にキャスティングされたと報じられる

MCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)のドラマ「シークレット・インベージョン」に、Amazon Studiosのオリジナルドラマ「あの夜、マイアミで」で主演を務めたキングズリー・ベン=アディル …

【ネタバレ注意】映画「スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム」、エンディング、ミッド&エンドクレジット解説

MCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の話題の最新映画「スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム」が本国での公開から3週間遅れの2022年1月7日にようやく日本公開となりました。今回の記事では本作 …

マーベルオタクを自称するダヴ・キャメロンさん、「機会があれば飛びつきたい」と語る

ハリウッドで最もホットな新星の一人として活躍している女優のダヴ・キャメロンさんは、現在、Apple TV+シリーズの「Schimgadoon!」の配信が始まった他、 実写版「パワーパフガールズ」でバブ …

F4:ファーストステップ関連記事

アイアンハート関連記事

サンダーボルツ*関連記事

◆2025年7月25日「ファンタスティック・フォー:ファーストステップ」
◆2026年7月31日「スパイダーマン:ブランニューデイ」
◆2026年12月18日「アベンジャーズ:ドゥームズデイ」
◆2027年12月17日「アベンジャーズ:シークレット・ウォーズ」





管理人ミルク

アメコミと出会ってはや20年以上、初めて買ったマーベル・コミックはオンスロート。X-MEN vs STREET FIGHTERではシリーズを通してマグニートーを愛用。