【噂話】トム・ホランドさんは6本のマーベル映画の契約に署名していると言う

MCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「スパイダーマン4」の制作準備に入っているトム・ホランドさんが、マーベル・スタジオおよびソニー・ピクチャーズとの間に6本のマーベル映画への出演契約に署名していると報じられました。

MTTSH 氏は「最近ホランドについて聞いた興味深い話」として「マーベルとソニーの新しい契約では、トム・ホランドがさらに 3 本のソロ映画 (スパイダーマン4~6)と追加の MCU 映画 3 本 (シークレット・ウォーズと他の 2 本を含む) でスパイダーマン/ピーター・パーカー役を再演する予定です。以前の契約の時点ではノー・ウェイ・ホームとドゥームズデイのみを対象としていました。契約の一部には、アベンジャーズ映画で彼が大きな役割を果たすことが含まれていました。」と報告。

既知のスパイダーマン新3部作と、アベンジャーズ新作2本に加えて、もう1本謎のプロジェクトに出演する事になるようです。

これに関しては「ヴェノム:ザ・ラストダンス」から繋がる邪神ヌルとの戦いを描く映画になる可能性(これがスパイダーマン5作目や6作目の可能性もある)や、「ヤングアベンジャーズ」への関与も噂されていますが、現時点で真相は不明です。

[nlink url=”https://mavesoku.com/ssu-venom-3-carnage-and-spider-man-rumor/”] [nlink url=”https://mavesoku.com/mcu-spider-man-scarlet-witch-nova-rumor-2024-9/”]

スパイダーマン5や6は「アベンジャーズ:シークレット・ウォーズ」よりも先の話、MCUのフェーズ7の作品になるとも考えられており、マーベルとソニー、そしてトム・ホランドさんはかなり先の事まで話し合いをしているようです。

この6本のうち、「スパイダーマン4」と「アベンジャーズ:ドゥームズデイ」では来年初頭から撮影に入るとされており、「アベンジャーズ:ドゥームズデイ」は 2026年5月 の北米公開予定が決まっています。

【噂話】「アベンジャーズ:ドゥームズデイ」、スパイダーマンの役割は「インフィニティ・ウォー」よりも大きくなると言う

マーベル・スタジオが開発中のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「アベンジャーズ:ドゥームズデイ」で、トム・ホランドさんが演じるスパイダーマン/ピーター・パーカーの役割がかなり大きくなると報じられました。

スクーパーのダニエル・リヒトマン氏は自身の Patreon を通じて有料会員向けに次のように報告しています。

トム・ホランドが復帰し、「アベンジャーズ:ドゥームズデイ」で重要な役を演じることを確認しました。「スパイダーマン4」と「ドゥームズデイ」は2025年初頭に撮影が予定されており、彼が両方のプロジェクトをどう管理するのか不安な人もいましたが、計画は整っているようです。「ドゥームズデイ」でのホランドの役割は、「アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー」や「エンドゲーム」よりも重要になるでしょう。

もちろんこれは正確な情報だったとしても「現時点では」という注釈が必要なものであり、今後の数ヶ月で脚本や計画そのものが変更される事も十分にありえる事です。

MCUにおけるスパイダーマン/ピーター・パーカーは、アイアンマン/トニー・スタークをメンターとして「ホームカミング」、「ファー・フロム・ホーム」、「ノー・ウェイ・ホーム」の全てに渡ってスタークの影響を受けた物語となっていました。

そのスタークを演じていたロバート・ダウニー・Jrさんが「ドゥームズデイ」でドクター・ドゥームを演じる事でピーター・パーカーにどのような影響を与えていくことになるのか注目です。

映画「アベンジャーズ:ドゥームズデイ」は 2026年5月 公開予定です。

「デッドプール&ウルヴァリン」、4k、Blu-rayの米リリースが10月22日に決定

マーベル・スタジオ制作のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「デッドプール&ウルヴァリン」の 4k UHD、Blu-rayなどのディスクが 2024年10月22日 に北米でリリースされる事が発表されました。各種オンラインショップでの予約も始まっています。

全世界での興行収入が13億ドルを突破した「デッドプール&ウルヴァリン」はまだ少し劇場公開の期間が残されていますが、16.8億ドルの「Inside Out 2」には残念ながら届かずに終わることになりそうです。

なお、「Inside Out 2」が 6月14日 に劇場公開され、88日後の 9月10日 にディスクがリリース。「デッドプール&ウルヴァリン」が 7月26日 に劇場公開され、今回判明したリリース日の 10月22日 も 88日後と、これまた同じスケジュールで展開されていることで、「デッドプール&ウルヴァリン」のディズニープラス配信日は 11月6日 がやはり最有力となりそうです。※日付は全て現地時間です。

[nlink url=”https://mavesoku.com/mcu-deadpool-3-disney-plus-release-date-when-3/”]

なお、劇場公開は北米より早くから始まった日本ですが、日本でのディスクリリース情報は記事執筆時点で発表されていません。

映画「デッドプール&ウルヴァリン」は 2024年7月26日 から、日本は 2024年7月24日 より劇場公開中です。

ソース:‘Deadpool & Wolverine’ Gets a Glossy Pair of Limited-Edition 4K Steelbooks

映画「ヴェノム:ザ・ラストダンス」上映時間が判明か、レーティングはこれまで通りとも

ソニー・ピクチャーズが制作するSSU(ソニーズ・スパイダーマン・ユニバース)の映画「ヴェノム:ザ・ラストダンス」の上映時間について、複数のチケット販売サイトが情報更新を行いました。また、本作がR指定になるかどうかについて、スクーパーが報告しています。

「ザ・ラストダンス」の上映時間について、オデオンは自社のウェブサイトで140分(2時間20分)と記載、しかし、シネワールドは120分(2時間)と記載しています。どちらが正しいのかは現時点で不明ですが、一般的に映画は2時間という思い込みもあり、後者が空欄を埋めるために取りあえず書きこんだという説はありえそうです。

過去のSSU映画の上映時間は以下の通りでした。

  • ヴェノム(2018):112 分
  • ヴェノム:レット・ゼア・ビー・カーネイジ(2021):97分
  • モービウス(2022):104分
  • マダム・ウェブ(2024):116分

従って報告された情報のどちらが正しくても、「ヴェノム:ザ・ラストダンス」はSSU史上過去最長の映画になるようです。

また、本作が「クレイヴン・ザ・ハンター」や大ヒット中のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「デッドプール&ウルヴァリン」のようにR指定になるかどうかについて、@Cryptic4KQual 氏は PG13 になる予定だと報告。

何故だというファンの質問対しては「マネー」という短いGIF画像で返答し、ソニーがより多くの観客を集められるようにR指定という選択肢を放棄している事を指摘しました。

「ヴェノム:ザ・ラストダンス」は同シリーズの脚本家ケリー・マーセルさんが、長編映画監督デビューとなる作品。脚本も引き続き担当しています。

キャストは引き続きトム・ハーディさんを主演とし、キウェテル・イジョフォーさん、リス・エヴァンスさん、ジュノー・テンプルさん、ペギー・ルーさん、アラナ・ユーバックさん、スティーブン・グラハムさんらが新たに出演。

映画「ヴェノム:ザ・ラストダンス」は 2024年10月25日 に米国劇場にて、11月1日より日本公開予定です。

「キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー」、フランク・グリロさんがネタバレしすぎで何度もクビになりかけたと明かす

マーベル・スタジオ制作のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー」、「シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ」でクロスボーンズ/ブロック・ラムロウを演じたフランク・グリロさんが、当時ネタバレをし過ぎてクビになる所だったというエピソードを明かしました。

海外メディア Comicbook.com とのインタビューで DCEU の新作「ピースメーカー」シーズン2や「スーパーマン」について質問された際、フランク・グリロさんは「残念ながら、問題になりそうな事は何も言えません。」と回答。

そしてMCUに出演していた頃を振り返り、「僕は本当に嘘が下手なんです。マーベルに36回もクビにされそうになりました。嘘は絶対につきたくない。だから、ついつい言ってしまうんです。何度も警告は受けましたよ。」と、過去の失敗談を明かしました。

いつか MCU に戻りたいかと聞かれると、グリロさんはマーベルと DC の両方での経験について肯定的な意見を述べた上で、次のように答えました。

「人生のこの時点では、私が現実で真実だと思っていたすべてのことが、大人になった今、もし私にそうするように頼まれたら、喜んで戻ってやりたいと学びました。そして、私はDCでやっていることをとても気に入っています。私はジェームズ・ガンとピーター・サフランが大好きだし、彼らは私に素晴らしい機会を与えてくれた。しかし、現時点では、自分がやってきたことすべてに満足しているし、もちろん喜んでやるつもりです。もし彼らが私に会ってくれて、何か素晴らしいことがあれば、私は間違いなくそれを実行する準備ができています。」

フランク・グリロさんはキャプテン・アメリカシリーズで退場した後、アニメ「ホワット・イフ…?」でラムロウの声を再演しました。今後はまた実写で再登場する可能性はあるのでしょうか。

映画「キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー」、「シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ」、アニメ「ホワット・イフ…?」はディズニープラスで配信中です。

ソース:Frank Grillo Says Marvel “Almost Fired” Him Multiple Times for Leaking News

「アガサ:オール・アロング」、ショーランナーがワンダの生死について言及

マーベル・スタジオ制作のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)のドラマ「アガサ:オール・アロング」のショーランナーを務めるジャック・シェーファーさんが、海外メディア The Wrap とのインタビューの中で、ワンダ・マキシモフの生死についてコメントしました。

The Wrap は「ワンダゴアの崩落によってスカーレット・ウィッチは死んだが、ワンダ自身は生きているのではないか」という独自理論を突きつけると、シェーファーさんは次のように回答しました。

「私はポーカーフェイスを保っています。私が言いたいのは、あなたの思考の働き方が本当に好きということです。それがその理論に対する私の反応です」

そして、「これはアガサ・ハークネスのショーです。だから、舞台の中心に立つ女性はアガサだと言えるでしょう。」と述べました。

「ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス」のラストでワンダは赤い閃光を放った結果、生き延びているのではないかと考えられていましたが、「アガサ:オール・アロング」の1話ではジェーン・ドゥがワンダである事がしきりに示唆されており、ワンダが死亡したという解釈の元で話が進んでいます。

多くのファンはワンダが戻ってくると信じており、単独映画が開発中だという噂もその兆候を示している中で、このドラマにエリザベス・オルセンさんのカメオ出演があるのかどうか注目されています。

挿入歌である The Ballad of the Witches’ Road では「乙女、母、老婆」と歌われており、魔女を象徴するこの三人の女性は原作ではワンダ・マキシモフ、母親のナタリア・マキシモフ、そして師匠のアガサ・ハークネスを表していました。

[nlink url=”https://mavesoku.com/mcu-agatha-all-along-witches-road-scarlet-witch-comic-explains/”]

MCUにおける「乙女、母、老婆」とは一体誰のことを指しているのか、今後の展開に注目となりそうです。

ドラマ「アガサ:オール・アロング」シーズン1は2話までディズニープラスで配信中です。

ソース:‘Agatha All Along’ Showrunner Weighs in on Whether Wanda Is Really Dead

【噂話】スパイダーマン、スカーレット・ウィッチ、ノヴァに関する最新の噂

マーベル・スタジオが開発中のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の「スカーレット・ウィッチ」、「ノヴァ」、そしてソニー・ピクチャーズと共同制作中の「スパイダーマン4」に関連した新たニュースが報じられました。

海外スクーパーのダニエル・リヒトマン氏は patreon を通じてサブスクメンバーに対して報告。(Reddit経由)

まず、スカーレット・ウィッチについて「撮影がすぐに始まるとは思えないが、開発は実際に進められている。」と報告。先日は Production Weekly が「ワンダヴィジョン」、「アガサ:オール・アロング」のジャック・シェーファーさんらが制作に参加している事を報告しており、これを裏付けるような報告となりました。

これに加えて、「アガサ:オール・アロング」でグリーンウィッチ/リオ・ヴィダルを演じるオーブリー・プラザさんが今後のいくつかの作品に登場するとも報告。リオはこれまでにグリーンをメインカラーとしている事からモーガン・ル・フェイやエンチャントレスなどではないかと考えられていましたが、昨日公開されたドラマ本編では別の有名キャラクターである可能性がほのめかされており、「アガサ」の3話以降で彼女がどのように動いていくのか注目されています。

そして、氏はスパイダーマンの最新情報として、「ソニーとマーベルは、スパイダーマンがより多くのマーベル作品に登場するようアイデアを出し合っている、ファイギが単独映画を制作するという新たな契約を交渉中だと報じました。

トム・ホランドさんは複数の映画出演契約を交わしているようで、過去にソニーのプロデューサーが公式に言及しているスパイダーマン4、5、6の新三部作、誰もが想像するアベンジャーズの5(ドゥームズデイ)、6(シークレット・ウォーズ)以外になんらかの契約があるようです。

有力視されているのはヤングアベンジャーズ関連のプロジェクト。コミックでは通常、ヤングといえばマイルズ・モラレスのスパイダーマンのイメージが強いですが、MCUではピーター・パーカーは2025年に高校を卒業したばかり。同年が舞台のドラマ「ホークアイ」でケイト・ビショップが20代前半だった事を考えると、スパイダーマンがヤングアベンジャーズにリーダー的存在として参加しても不思議ではありません。

最後にノヴァに関するレポート。ケヴィン・ファイギ社長が公認したこのドラマについて「リチャード・ライダーを中心に描かれるコミックとは大きく異なります。宇宙のノヴァ・コープスに焦点を当てています。」と報告。リチャード・ライダー一人を描くのではなく、軍全体をフォーカスしたアンサンブル的な作品になると予告しました。

いずれもまだかなり先の作品に関する話題ですが、スカーレット・ウィッチに関しては配信がスタートした「アガサ:オール・アロング」でその方向性が見えてくるかもしれません。

「サンダーボルツ*」、セバスチャン・スタンさんがバッキーに関する新情報を公開

マーベル・スタジオが制作中のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「サンダーボルツ*」でウィンター・ソルジャー/バッキー・バーンズを再演するセバスチャン・スタンさんが、海外メディア Variety とのインタビューでケヴィン・ファイギ社長を称賛し、バッキーに関する新たな情報を提供してくれました。

セバスチャン・スタンさんが 2023年 によくメディアの見出しに登場した「スーパーヒーロー疲れ」に言及。

「(マーベル映画を)批判するのは本当に便利になりました。それはそれでいいと思います。誰もが意見を持っているんですから。しかし、スタジオはこの業界に貢献し、小規模な映画も製作できるようにしている大きな部分を占めています。これはハリウッドというこの全体のシステムを流れる動脈です。人々が認識している以上に多くの方法で影響を与えている」と述べました。

さらにマーベル・スタジオ社長ケヴィン・ファイギのハリウッドへの貢献について、「私は、(マーベル・スタジオ社長の)ケヴィン・ファイギがこの地球上で最も無私無欲な男であることを目の当たりにしてきた一人です。彼は大きな成功を収めたにもかかわらず、決して変わることも揺らぐこともありませんでした。」

「彼らは本当に多くの時間を費やして、どうすれば人々を驚かせ、何か違うものを提供できるか考えています。彼の大きなモットーは『最高のアイデアが勝つ』です。それは良いところから生まれたものです。それが、私が時々それを守ろうとする唯一の理由です。意図は本当に良いものだからです。ただ、良い映画を何度も作るのは本当に難しい事です。」と語っています。

そして、2025年に公開予定の新作映画でのバッキーについて、「混沌とし、堕落したグループに加わって、何とかして彼らを団結させる方法を見つけた男」と表現。チームのリーダー的なポジションになる事を明かしました。

「サンダーボルツ*」はMCUのアンチ・ヒーローや元ヴィランを寄せ集めたチームを描く作品で、過去作よりセバスチャン・スタンさん演じるウィンター・ソルジャー/バッキー・バーンズ、ワイアット・ラッセルさん演じるU.S.エージェント/ジョン・ウォーカー、フローレンス・ピューさん演じるブラックウィドウ/エレーナ・ベロワ、デヴィッド・ハーバーさん演じるレッドガーディアン/アレクセイ・ショスタコフ、オルガ・キュリレンコさん演じるタスクマスター/アントニア・ドレイコフ、ハナ・ジョン=カーメンさん演じるゴースト/エイヴァ・スターが再登場、ジュリア・ルイス=ドレイファスさんが演じるコンテッサ・ヴァレンティーナ・アレグラ・デ・フォンテーヌがこのチームを率いることになります。

ジェラルディン・ヴィスワナサンさんがアヨ・エデビリさんに代わって未知の役割を交代し、ルイス・プルマンさんがスティーヴン・ユアンさんに代わってセントリー役を引き継ぎました。

制作はジェイク・シュライアー監督、脚本を「ザ・ベア」のジョアンナ・カロさん、「BEEF」のイ・サンジンさん、「ブラックウィドウ」のエリック・ピアソンさんらが担当しています。

映画「サンダーボルツ*」は 2025年5月5日 米国にて劇場公開予定です。

「デッドプール&ウルヴァリン」、ライアン・レイノルズさんがファイギ社長のアドバイスやセリフ削除要請について語る

マーベル・スタジオ制作のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「デッドプール&ウルヴァリン」の制作、脚本、主演を務めたライアン・レイノルズさんが、ニューヨークで開催されたファスト・カンパニー・イノベーション・フェスティバルに出席し、映画制作の舞台裏について語りました。

レイノルズさんは、マーベル・スタジオの責任者であるケヴィン・ファイギ社長との初期のミーティングを思い返しながら、「彼は、とても衒学的で、おそらく口に出して言うべきことではないようなことを言ったのですが、奇妙なことに、それが創造の原動力になったんです。彼は『Make every scene great.(すべてのシーンを素晴らしいものに)』と言っていました。私は『ありがとう、ケヴ。それはいいね』と返事しました。」と語りました。

脚本執筆の過程が進むにつれ、ファイギ社長の言葉が「頭から離れなくなった」というレイノルズさんは「『素晴らしい作品にしろ』というのは難しいものです。」としつつも、その難題に立ち向かうことで大きな満足感を得られたとも言います。

その結果として、「何かを作るという経験、そして興行収入などの結果だけでなく、映画そのものの実際の体験という点で、私の人生の頂点の瞬間でした。映画館で観客と一緒に後ろに隠れて座り、驚きの瞬間を見ることができたのです。」と述べました。

フリーガイアダム・プロジェクト、そしてデッドプールの3作品は、「観客が映画館を出るときに、少なくとも入場時よりも少しだけ気分が良くなり、できればただ陽光の中を歩き、観客の喜びを感じることができるように作られています。」とレイノルズさんは語ります。また、ライブの観客の力学は「集団の熱狂」と表現できると述べ、創造的な刺激に対する集団の反応を、ゆっくりと流れに合わせて動く「海中の海藻」に例えました。

「デッドプール&ウルヴァリン」の 製作過程において、レイノルズさんは「映画全体で削除するように言われたセリフはたった一つだけだった」としつつ、観衆からざわめきが大きくなると、「いやいやいや!彼らは正しかったんです!」と説明。

そういったフィードバックを受動的に吸収できないのは「自分のせい」だと言うレイノルズさんは、ディズニーCEOの声真似をしながら、「『ライアン、ボブ・アイガーです。あのセリフを 1 つ削除していただけると嬉しいです。これで私たちの生活は本当に大変になります』と言ってくると、私の脳内で『このセリフは守らなければ!大切なものなんだ』という何かが起こります。そして、霧が晴れて考え直すと、『もちろん削除できますよ。代わりにピノキオについて何か言ってもいいですか? 答えはイエスです!』という感じになりました。」と削除したセリフの詳細は伏せつつ、経緯について明かしました。

レイノルズさんは、「何回方向転換したか分かりません。」としつつ、「脚本とショットリストに忠実に従うと、台無しになる可能性が10倍になります。脚本を書いたときとは違う俳優が出演するし、天候もおかしくなります。想像もしていなかったことが突然起こるんです。具体的ではなく、柔軟な計画で臨むことで、素晴らしいことが起こる余地がたくさんあるんです。」と映画製作について語りました。

「デッドプール&ウルヴァリン」は公開から約50日となる先週末の段階で13億ドルを超える世界興収を記録し、MCUの売上ランキング6位の「ブラックパンサー」(13億4600万ドル)に迫っています。

映画「デッドプール&ウルヴァリン」は 2024年7月26日 から、日本は 2024年7月24日 より劇場公開中です。

ソース:Ryan Reynolds On Kevin Feige’s Key Advice, Bob Iger’s Request To Cut One Line From ‘Deadpool & Wolverine’ & The “Layer Cake” Of Advertising

【噂話】映画「サンダーボルツ*」、アスタリスクはとあるチームを予告していると言う

マーベル・スタジオが制作中のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「サンダーボルツ*」に関して、スクーパーが新たな報告をしています。タイトルにつけられたアスタリスクに関して、過去にはダーク・アベンジャーズを示唆しているのではとされていましたが、それとは異なる別のチームが紹介される可能性があるようです。

※これより先は「サンダーボルツ*」のネタバレを含んでいる可能性があります。ご覧の際はご注意ください。

[nlink url=”https://mavesoku.com/mcu-thunderbolts-asterisk-means-rumor/”]

MTTSH 氏はアスタリスクがニュー・アベンジャーズを予告している事を短く報告。

2004年11月からスタートしたコミック「The New Avengers」は、アベンジャーズ主要メンバーの一人であるスカーレットウィッチの能力の暴走により多数の犠牲者を出し、本部のアベンジャーズマンションが崩壊し、アベンジャーズが解散する事件(「アベンジャーズ・ディスアッセンブル」)から半年が過ぎた所から物語が始まりました。

アベンジャーズ不在のこの時期にエレクトロがライカーズ島の重犯罪刑務所ラフトを襲撃し、収容されていたスーパーヴィラン87名が脱走する事件が勃発。その場に居合わせたS.H.I.E.L.D.のエージェント、スパイダーウーマン/ジェシカ・ドリュー、デアデビル、ルーク・ケイジに加え、駆けつけたキャプテン・アメリカ、アイアンマン、スパイダーマンの他、自らラフトに収監されていたセントリーが加勢し暴動を鎮圧しましたが、42人の脱獄を許してしまいました。

スティーブ・ロジャースはこれを運命だと考えアベンジャーズの再結成を提案。スタークタワーの上層を本部とし、ウルヴァリンを加えてニュー・アベンジャーズとして、ラフトから脱走したヴィランたちの確保を最初の任務としました。

ニュー・アベンジャーズはアベンジャーズと違って政府公認のチームではなく、特権が無い代わりに政府からの命令を受ける義務もありませんでした。これが理由で、その後はしばしば政府やS.H.I.E.L.D.とも対立する事がありました。

MCUの「サンダーボルツ*」とコミックのニュー・アベンジャーズのストーリーラインは一見ほとんど関係ないように見えますが、「アベンジャーズ/エンドゲーム」以降の神聖時間軸ではアベンジャーズ不在となっているのは事実であり、新たなアベンジャーズが求められるタイミングがこの映画で来る可能性はありそうです。

イベントで公開された「サンダーボルツ*」の予告ではエレーナたちが牢獄らしき場所へ訪れるシーンがあり、そこでルイス・プルマンさんが演じるボブが登場、コミックのセントリーである人物と同じ名前である事や、スタークタワーのようなシーンなども含まれており、ニュー・アベンジャーズの展開とはいくつかの共通点が認められます。

ただし、神聖時間軸上ではスティーブ・ロジャースが引退している事、新しいキャプテン・アメリカであるサム・ウィルソンが主人公である「キャプテン・アメリカ:ブレイブ・ニュー・ワールド」ではなく「サンダーボルツ*」でニュー・アベンジャーズが始まると言う事にどのような意味が含まれているのか注目となりそうです。

「サンダーボルツ*」はMCUのアンチ・ヒーローや元ヴィランを寄せ集めたチームを描く作品で、過去作よりセバスチャン・スタンさん演じるウィンター・ソルジャー/バッキー・バーンズ、ワイアット・ラッセルさん演じるU.S.エージェント/ジョン・ウォーカー、フローレンス・ピューさん演じるブラックウィドウ/エレーナ・ベロワ、デヴィッド・ハーバーさん演じるレッドガーディアン/アレクセイ・ショスタコフ、オルガ・キュリレンコさん演じるタスクマスター/アントニア・ドレイコフ、ハナ・ジョン=カーメンさん演じるゴースト/エイヴァ・スターが再登場、ジュリア・ルイス=ドレイファスさんが演じるコンテッサ・ヴァレンティーナ・アレグラ・デ・フォンテーヌがこのチームを率いることになります。

ジェラルディン・ヴィスワナサンさんがアヨ・エデビリさんに代わって未知の役割を交代し、ルイス・プルマンさんがスティーヴン・ユアンさんに代わってセントリー役を引き継ぎました。

制作はジェイク・シュライアー監督、脚本を「ザ・ベア」のジョアンナ・カロさん、「BEEF」のイ・サンジンさん、「ブラックウィドウ」のエリック・ピアソンさんらが担当しています。

映画「サンダーボルツ*」は 2025年5月5日 米国にて劇場公開予定です。