「ワン・ワールド・アンダー・ドゥーム」はMCUにどう影響するのか?ドクター・ドゥームがスーペリア・アベンジャーズを結成

マーベル・コミックが新コミック「スーペリア・アベンジャーズ」を発表しました。2025年現在、ソーサラー・スプリームの称号を手にし、世界皇帝を自称しているドクター・ドゥームは、自身の命令を遂行する最高のチームとしてスーペリア・アベンジャーズを結成する事になるようです。

かつて悪のアイアンマンを描いたコミック「スーペリア・アイアンマン」がありましたが、その名と同様にスーペリア・アベンジャーズも悪役で結成されているようです。同様のチームとしてダーク・アベンジャーズなどもありましたが、チームメンバーを見る限り、スーペリア・アベンジャーズはかなり強力なものになりそうです。

マーベル公式に記載されているメンバーは、アボミネーション、ドクター・オクトパス、ゴースト、キルモンガー、マレキス、そしてオンスロート。

彼らがドクター・ドゥームに仕えて何らかの任務にあたることになるようです。

ライターのスティーブ・フォックスさんは「マーベルユニバースに新しいキャラクターを登場させることは、名誉であると同時に大きな恐怖でもあります。ですから、編集者のウィル モスが『ワン・ワールド・アンダー・ドゥーム』のために、強烈で秘密主義のアベンジャーズ チームを開発したいと連絡してきたとき、私は思い切って挑戦しなくてはならないと思いました。」と語っています。

「読者がここで出会うアベンジャーズは、おなじみの名前かもしれませんが、彼らがなぜ他のチームより優れていると考えているのかはすぐにわかるでしょう。この本には、私がマーベルで書いた中で最も冷酷で大規模なアクションがいくつか登場します。ルカ・マレスカ(アーティスト)と一緒にこの物語を語れることをとてもうれしく思っています。ルカは、私たちの物語で繰り広げられる微妙な心理戦と (時には文字通り) 猛烈なアクションの両方を見事に表現しています。」

MCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)では映画「アベンジャーズ:ドゥームズデイ」でロバート・ダウニー・Jrさん演じるドクター・ドゥームが悪のアベンジャーズを結成するのではないかとも予想されていますが、このコミックはMCUの原作として機能する事になるのでしょうか。

コミック「SUPERIOR AVENGERS #1 (OF 6)」は 2025年4月16日 米国にてリリース予定です。

ソース:Who are the Superior Avengers?

ワカンダの若きヒーロー、ゴールドタイガーがデビュー

今月発売のコミック「ニュー・チャンピオンズ #1」でデビューしたワカンダ出身の新ヒーローがゴールドタイガーと呼ばれる事が公式に明らかとなりました。象徴的な黄金色のヴィブラニウムの爪に加えて、ドクター・ストレンジのような魔法を操る事が判明しています。

Comicbook.com が公開したコンセプトアートによると、1992年のコミックに登場したティ・チャラの変異体であるコールパンサーをベースとしてリファインされたキャラであるとの事。

ジャック・カービー氏とスタン・リー氏によって制作されたコールタイガーはコール(石炭)が示すように黒ベースで、ティ・チャラの変異体である事から成人男性でしたが、ゴールドタイガーは少女としてデザインされています。

ワカンダにはオカルトパワーを得意とする11世紀のブラックパンサーだったネハンダ女王が存在しますが、今のところゴールドタイガーが過去の女王と関係しているのかは分かっていません。

公式のスキル説明では、彼女はフィジカルファイターでありミダスタッチ(触れたものを黄金に変える能力)を有しているとの事。

このコミックではアンデッドのヘラ教団と戦うためにヘルルーンが若いヒーローのグループを呼び集め、ニューチャンピオンズを結成。

ゴーストライダーにインスパイアされたファンタズマ、緑色の肌をした超人的な力を持つハルケット、スカーレットウィッチの弟子のアマランス、止められないキッドジャガーノートのジャスティン・ジン、温度を操るローガン・ルイス別名ナイトシェード、スパイダーマンの忘れられた相棒スパイダーボーイ/ベイリー・ブリッグス、そして本名不詳のゴールドタイガー、自称「ワカンダの家出人」が参加しました。

来月号では、ドクター・ストレンジにインスパイアされたカードを操るマジシャン・モンテと、マグニートーをピンクにしたような少女マグネトリックスの登場が予告されています。

この新シリーズは、ライターのスティーブ・フォックスさん(スパイダーウーマン、タイムレス)とアーティストのイヴァン・フィオレッリさん(デアデビル:ウーマン・ウィズアウト・フィアー、タイムスライド)がタッグを組んで、マーベルユニバースでティーンヒーローになる意味を新たな形で表現した物語を描きます。

「ニューチャンピオンのバリエーションを見たとき、私の心はこれらの想像上の相棒の起源や力、コードネームを夢想し始めました」とライターのフォックスさんは説明します。

「カバーからキャストをリバースエンジニアリングすることは、私がこれまで関わったどのクリエイティブプロセスとも異なり、イヴァン・フィオレッリと一緒にニューチャンピオンでまったく新しいクラスのマーベルヒーロー(と数人の悪役!)をデビューさせることに興奮しています。彼は、これらの新しい追加キャラクターのそれぞれが、ずっと前から宇宙の一部であったように感じさせます。」

「ニューチャンピオンズに飛び込むのが本当に楽しみです!」とアーティストのフィオレッリさんは語っています。

「このプロジェクトで本当にワクワクするのは、マーベルユニバースにニューフェイスを持ってきて、まったく新しいことを探求する機会があることです。これらの若いヒーローには語るべき独自の物語があり、シリーズが展開するにつれて彼らがどのように成長し、視覚的に進化していくのかを見るのが楽しみです。読者が私たちのページを読んで楽しんでくれることを願っています。私がイラストを描くのを楽しむのと同じくらいです!」

「私はキャリアを通してずっと、10代のヒーローチームを書きたいと思っていました。それは誰もが人生で自分が本当は誰なのかを理解する時期であり、そのアイデンティティの探求に北欧の魔法やジェットエンジンのパンチ、偶然の地獄の入り口を加えることは、物語の黄金律です」とフォックスさんは付け加えました。

ゲーム「マーベルライバルズ」、ザ・メイカーとマリスって誰?

NetEase Games と Marvel Games が制作する対戦ヒーローシューター「Marvel Rivals」(PC / PS5 / Xbox Series X|S)の新たなスキンを紹介するトレーラーが公開されました。シーズン1で実装されるファンタスティック・フォーのミスター・ファンタスティック/リード・リチャーズとインビジブル・ウーマン/スー・ストームに追加される新しいコスチュームは、コミックの彼らのヴィランバージョンの姿になれるようです。

リードのスキンは「ザ・メイカー」。

ザ・メイカーは 2004年のコミック「アルティメット・ファンタスティック・フォー」で初登場したアルティメットユニバースのリード・リチャーズ。Earth-616のリードとはパワーの起源や年齢が大幅に若い事など、かなりの部分が異なっており、最大の特徴はやはり悪だという事。

2008年の「アルティメイタム」事件でヒーローが大量死した際にリードとスーは破局、アルティメットユニバースのファンタスティック・フォーは解散しました。これを機にリードの思想はより暗く歪んでいく事になり、実家を両親ごと爆破し死を偽装。スパイダーマンらと戦う中で、リードはこのユニバースへの愛着を失っており、より優れた世界を求めている事を明かします。

2011年のコミック「アルティメット・フォールアウト」からこのリードはザ・メイカーを名乗るようになり、「シークレット・ウォーズ」でアルティメットユニバースが消滅した際にEarth-616へと逃げ込みました。そこで支配者となっていたドクター・ドゥームと戦うために、ザ・メイカーは616のリード・リチャーズと組んでこれに対処しました。

これ以降、マーベルユニバース全体にとっての脅威のひとつとして、ザ・メイカーが台頭していきます。そして来週から始まる「アルティメット・ウルヴァリン」でもザ・メイカーの影が見え隠れしています。

ゲーム版のデザインはコミック版にかなり忠実になっています。

このタイミングでのザ・メイカーの実装は理にかなっていると言えそうです。

そして、スー・ストームのスキンは「マリス」。

こちらはリードとは違って変異体ではなく、Earth-616のスー本人がマリスとなっている時期がありました。

1985年のコミック「ファンタスティック・フォー #280」でヘイトモンガーの攻撃により、憎悪を増幅されたスーのダークサイドが顕現し、マリスを名乗るように。元チームメイトと戦う状況になりました。

その場はリードがなんとか対処しましたが、「インフィニティ・ウォー」の最中に再度マリスが復活。ソウルジェムで一時的に抑えつつ、最終的には身体の中でスーとマリスが戦いあい、スーが身体の制御権を奪還しました。

しかしマリスの影響はスーの心にのこり、怒りやすくなり、パワーも暴力的になり、そして露出の高い衣装を好むようになりました。この後、未来からきたスーとリードの息子フランクリン・リチャーズによってマリスのペルソナは消滅したと見られていますが、誰にも真相はわかりません。

ライバルズに実装されたマリスも確かに露出度は高く、ザ・メイカーに比べると古いキャラである事から、現代的なデザインへのアレンジが見られます。

コミックで長い歴史を持つファンタスティック・フォーは、ザ・シングとヒューマン・トーチも様々な衣装を着用してきました。マーベルライバルズの再現性を見るとそれらが実装される事は期待できそうですが、戦闘中終始燃えているヒューマン・トーチにどのようなスキンが実装されるのかは想像が難しい所となっています。

ゲーム「Marvel Rivals」は PC(Steam、Epic Games)、PlayStation 5、Xbox Series X|S 対応で、無料プレイゲームとしてリリース中です。

【噂話】MCUヒーローはデッドプールに皆殺しにされて終わる?

マーベル・スタジオ制作のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)のアニメ「ホワット・イフ・・・?」シーズン3の最終話が配信され、これを見たファンはデッドプールのせいでMCUが終わってしまう可能性を考え始めています。

最終話では数え切れないほどの変異体が瞬間的に紹介されましたが、その中にデッドプールがいた事に気づいたファンは多かったと思います。

このデッドプールは完全武装しており、コミック「デッドプール・キルズ・マーベル・ユニバース」を原典としているのではと見られ、これが「デッドプール・キルズ・マーベル・シネマティック・ユニバース」を予告しているのではとファンは感じ始めています。

2011年にリリースされたコミック「デッドプール・キルズ・マーベル・ユニバース」はデッドプールが本来の殺し屋として自身の任務を遂行したらどうなるかといったテーマを描いたもので、タイトル通り無数のヒーローたちを惨殺していきます。

タイミングが良いことに、4月からはこのコミックの続編シリーズが始まることが発表されており、キャプテン・マーベルやスパイダーマン、デアデビルらの死体の上に立ち尽くすデッドプールを描いたカバーイラストも公開されています。

もちろんこの話はマルチバース上で起こり得る展開ですが、MCUが何年か先、あるいは何十年か先に、もうどうにも行かなくなってしまった時、最後の花火としてこれが実写化されるのではないかと海外コミックファンは考え始めているようです。

あるいは「アベンジャーズ:シークレット・ウォーズ」の一部でこれが再現されるかもしれません。

デッドプールを演じるライアン・レイノルズさんはデッドプールを主人公とする作品は今後難しいと考えているようで、次の登場作品は正確には分かっていません。

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早ければ「アベンジャーズ:ドゥームズデイ」での登場が期待出来そうで、「シークレット・ウォーズ」での登場も有力。ほか、「ドクター・ストレンジ3」なども候補だと考えられています。

映画「デッドプール&ウルヴァリン」、アニメ「ホワット・イフ・・・?」シーズン3はディズニープラスで配信中です。

「ロキ」シーズン2の続きがコミックで?「TVA」でスパイダーグウェン、キャプテン・カーター、ガンビットをリクルート

マーベル・コミックスが今週発売予定のコミック「TVA」#1のプレビューを公開。驚いた事に、このコミックはマーベル・スタジオ制作のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)のドラマ「ロキ」シーズン2の後に続く物語を提供していく事を示唆しています。

今回発表されたカバーアートにはシルヴィ・ラウフェイドッティルやミス・ミニッツ、ハンターB-15など、もともともコミックに存在していなかったMCUのオリジナルキャラが登場。もちろん中のページにも登場し、それぞれの役を与えられています。

また、「ロキ」や「デアデビル:ボーン・アゲイン」の脚本に参加していたキャサリン・ブレアさんが今回のコミックのライターを務めています。

このコミックのミス・ミニッツは「ロキ」シーズン2のラストで再起動中になっていたのが無事に済んだようで、スパイダーグウェンを使ってTVAの新しいPRビデオを収録中。しかしグウェンは乗り気ではないようで、メビウスを盾にこの場から脱走を企んでいます。

ミス・ミニッツは新体制になったせいでPRビデオを取り直すハメになった事に不服なようで、メビウスに対して「TVAが神聖時間軸だけを守る組織だったが生まれ変わった事」、「その仲間(ゴッドロキの事)が生命を犠牲にして織り機を破壊した事」が原因でこうなったと責め立てていますが、メビウスも「ミス・ミニッツとその仲間(カーンやレンスレイヤー)のせいで大勢が犠牲になった」と反論。

B-15は新しくなったTVAを運営していくにあたって人手不足だと考えており、グウェンは自分の帰る時間軸がなくなったせいでリクルートされたと思っているようです。

プレビューはほんの数ページであり、ミス・ミニッツ、メビウス、ハンターB-15の3人が口論になった事で、グウェンがしれっとこの場を後にする所で終わっています。

そもそもMCUで紹介されたTVAは本来のコミック版とはかなり異なる設定でしたが、今回のコミック版はドラマ「ロキ」の物語をそっくりそのまま継承しているようで、これが後日譚、あるいはシーズン3として機能しているとも取れる内容となっているようです。

カバーにはガンビットも描かれている事で、「デッドプール&ウルヴァリン」のあとにスカウトされたという流れになるのでしょうか?

また、カバーにはミス・ミニッツの変異体のような存在がいくつか描かれているのも気になる所ですが、現状ではここまでしかわかっていません。

このコミックがドラマ版のシーズン3の原作となるのかは不明ですが、枝分かれしたホワット・イフの世界だとしても、面白そうな展開が期待できるシリーズとなりそうです。

公式概要は以下のとおりです。

永遠に時を、いつでも!TVAは長い間タイムラインを監視し、すべての終焉をもたらす危険な変異体からタイムラインを守ってきました。現在、この組織は変異体に対する許容範囲を拡大し始めており、存在を消し去られたタイムラインから新たなメンバーを募集しています。スーパーソルジャーのキャプテン・ペギー・カーター。ガンビットは、愛する女性ローグを失って意気消沈し、目標を見失っています。そして・・・こんなはずはない・・・スパイダー・グウェン!?彼女の世界は破壊されてしまったのか!?ライターのキャサリン・ブレア(ロキ シーズン2)とアーティストのペレ・ペレス(カーネイジ、スパイダーウーマン)が、終末の官僚機構に映画的なセンスを吹き込みます!

コミック「TVA」#1 は 2024年12月18日 に米国にてリリースです。

ソース:マーベル公式

【噂話】ドラマ「ストレンジ・アカデミー」が正式始動か、ドクター・ストレンジ校長の魔法学園ファンタジー

実写化が報じられてから約2年、音沙汰がなかった「ストレンジ・アカデミー」のディズニープラスドラマが正式に始動したと報じられました。マーベル・スタジオのMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)としては初となる学園ファンタジードラマになると見られています。

スクーパーのダニエル・リヒトマン氏は今回、「ストレンジ・アカデミー」の開発が正式に始動しているとサブスクメンバー向けに発信しており、これにはかなりの自信があるようです。

同名コミック「ストレンジ・アカデミー」ではソーサラー・スプリームによる魔術学校を舞台とした学園ファンタジーで、MCUではスパイダーマンやミズ・マーベルなどが学園ものとしても機能していましたが、そこに魔法が加わることで一味違ったものになると想像出来ます。

地球だけでなく、アスガルド、ウィアードワールド、果てはダーク・ディメンションまで、マーベル・ユニバースのあちこちから集められた魔術師の卵たちのドタバタ学園生活を描く作品で、授業ではランプの精やゾンビが出現したり、遅刻の罰として生徒を地獄に落とす先生や、休み時間中に次元を超えた鬼ごっこで遊ぶ生徒たちなど、とにかくハチャメチャなコミックです。

ただし、MCUでやるにあたって問題があり、ひとつはドクター・ストレンジが現在ソーサラー・スプリームではない事。そしてもうひとつ、ドクター・ストレンジは「ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス」のラストでインカージョンの対処に向かう様子が描かれ、詳細は「ドクター・ストレンジ3」になりそうですが、とにかくその後もアベンジャーズ映画で大変な事になるはずで、学校経営する余裕がないぐらい忙しそうなこと。

これらの懸念点から、MCU版はウォンが教鞭を取る可能性が最初の噂の段階で予想されていました。このドラマがフェーズ7以降の作品になるのであれば、コミック通りドクター・ストレンジが中心となれそうです。

コミックではソーサラー・スプリームであるドクター・ストレンジ校長を筆頭に、教師としてストレンジの弟子のゼルマ・スタントマン、エンシェント・ワン、マインドフル・ワン、ドクター・ブードゥーなどが登場。非常勤講師としてアガサ・ハークネス、スカーレット・ウィッチ、ニューミュータンツのマジック、ランナウェイズのニコ・ミノル、サタンの息子ダイモン・ヘルストロームなどが授業を行っています。

生徒はヨトゥンヘイムのフロスト・ジャイアントやゾンビなども授業を受けている他、ワーウルフ・バイ・ナイトにも登場していたマンシングの息子や、ドクター・ストレンジの敵であるドルマムゥの息子ドイルなども在学していました。

MCUではアメリカチャベスも生徒として登場するでしょうか?なお、教師のゼルマ・スタントンはドラマ「アイアンハート」でデビュー予定とされています。

ギャラクタスの新たな使者はキングギドラ!「ゴジラvs.マーベル」の概要が発表

2025年に刊行予定のコミック「ゴジラvs.マーベル」の概要が発表されました。6冊のコミックで行われるこのイベントは、マーベルとゴジラの50年ぶりのクロスオーバーコミックとなっており、3月発売予定の「ゴジラvs.ファンタスティック・フォー」を第1号としてスタートする事になります。

6冊のコミックはそれぞれ異なる時代を舞台にしているとの事で、「ゴジラvs.ファンタスティック・フォー」ではギャラクタスがキングギドラにコズミックパワーを与えてヘラルドとして地球に派遣してくるとの事。

ゴジラは自身のテリトリーを守るため、つまり地球を守るためにシルバーサーファーと手を組み、この脅威に対処する事になると言います。

マーベルの編集長CBセブルスキー氏は東宝とのコラボレーションについて次のように語っています。

「当初は50年前のコミックの再版のために彼らにアプローチしましたが、その会話からしばらくして、両チームがもっと一緒にやりたいと思っていることは明らかでした。これらのクロスオーバーは、東宝との直接のコラボレーションによって、その頃から実現し始め、来年のゴジラ生誕70周年が彼らにとって最適な時期だと感じました。私たちは彼らと一緒にこれらのプロジェクトに取り組めたことを嬉しく思っており、これが今後さらにエキサイティングなプロジェクトがやってくる兆しとなることを願っています。」

マーベル・コミック&フランチャイズの社長、ダン・バックリー氏も今回のコラボについて語っています。

「私たちにとって、怪獣、特にゴジラはマーベルのコミック史の重要な部分です。だから、彼らのチームと一緒に何かを探求したいと思っていました。私たちはずっとゴジラのファンでしたが、ゴジラの人気は長年にわたって着実に高まっており、それは私たちの現在の文化的時代精神の一部であり、コミック業界がもたらす楽しさの完璧な例です。私たちは何よりもまずストーリーテリングに焦点を当てていますが、このようなクロスオーバーの楽しい機会は、私たちのファンとファンの両方に、見逃したくない楽しい逃避を提供します。」

コミック「ゴジラvs.マーベル」は 2025年リリース予定です。

【ネタバレ注意】映画「スパイダーマン4」、プロデューサーがストーリーを語り原作判明、コミック解説

ソニー・ピクチャーズとマーベル・スタジオが開発中のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「スパイダーマン4」のプロデューサーを務める元ソニーのエイミー・パスカルさんが、海外メディア Deadline とのインタビューの中で、本作の物語について言及しました。

世界の誰からも忘れられたピーターについてパスカルさんは「ピーター・パーカーでいるのは大変すぎるので、彼はピーター・パーカーであることをあきらめて、スパイダーマンになることに集中しようと決めたという事実に向き合わなければなりません。それがこの映画のテーマです」とコメントしました。

パスカルさんの発言は、「スパイダーマン4」が、コミック「アメイジング・スパイダーマン」の#592 から #594 で描かれた物語である「スパイダーマン24/7」に部分的にインスピレーションを受けていることを示唆しているようです。

以下、コミックの内容が続きます。


これらの号は、スパイダーマンの宿敵ノーマン・オズボーンがH.A.M.M.E.R.(旧S.H.I.E.L.D.)の長官に就任し、アイアン・パトリオットとしてアベンジャーズ・タワー(MCUでは「サンダーボルツ*」でコンテッサ・ヴァレンティーナ・アレグラ・デ・フォンテーヌが所有している事が判明した)でダーク・アベンジャーズを設立した頃を描いています。

コミックの「シビル・ウォー」の出来事の間、アイアンマンが後援する超人登録法に賛成して自分の秘密の正体を公表した後、スパイダーマンはドクター・ストレンジとファンタスティック・フォーのリード・リチャーズの助けを借りて、なんとか魔人を瓶に戻すことに成功しました。(この正体は後に映画「ノー・ウェイ・ホーム」の着想の元となった4部作のコミック「スパイダーマン:ワン・モーメント・イン・タイム」で明かされました。)

「僕は世界に僕がスパイダーマンだということを忘れてもらわなきゃいけないんだ」とピーターはソーサラー・スプリームに話し、ドクター・ストレンジは、アベンジャーズのチームメイトやファンタスティック・フォーの親しい友人を含め、かつての妻メリー・ジェーン・ワトソンを除いて誰も彼の秘密の正体を覚えていないようにしました。

しかし、 「ノー・ウェイ・ホーム」とは異なり、コミックの住人はピーター・パーカーを忘れたわけではなく、スパイダーマンのマスクの下の顔を忘れただけでした。人々はスパイダーマンがマスクを外したという事実は覚えていましたが、彼らの記憶はぼんやりともやがかかり、スパイダーマンの赤いマスクしか思い出せなかったのです。

これにより、ピーターの友人であるヒューマン・トーチことジョニー・ストームとの間に軋轢が生じました。ジョニーは、ファンタスティック・フォーとのマクロバース次元への短い旅の中で、スパイダーマンの正体を知っていたことに気付きました。

スパイダーマンは、記憶操作によって「サイキック ブラインドスポット」が作られ、自分の秘密の正体を保護しているとジョニーに説明。誰かにマスクを外すことによってのみ、その人の記憶が急激に蘇るのです。スパイダーマンはリスクを抑えるために、最も信頼するスーパーヒーロー仲間にさえ秘密の正体を明かすことをためらっていましたが、最終的にはコミック「アメイジングスパイダーマン」#591 でファンタスティック・フォーに素顔を再び明かしました。

彼らがマクロバースにいたのはほんの数時間でしたが、地球では2ヶ月が経過していました。スパイダーマンが戻ったとき、彼の最大の敵であるJ・ジョナ・ジェイムソンがニューヨーク市長に選出され、不在中に彼の私生活が崩壊していたことを知ります。新しく選出されたジェイムソン市長は対スパイダー部隊を立ち上げたため、スパイダーマンはピーター・パーカーの代わりにスーパーヒーローとして目覚めている間ずっとスーパーヒーローとして過ごすことを決意し、96時間連続でコスチュームを着るはめになりました。

親愛なる隣人のスパイダーマンとして 24時間、週7日間勤務する事になったスパイダーマンは、対スパイダー部隊や、酸を吐き出す新しいバルチャーとも戦いました。

やがてスパイダーマンは、24 時間7日間の聖戦は、グリーンゴブリンのオズボーンがアメリカで最も権力のある人物に任命されたことに対する反応であると気づきました。その後、スパイダーマンはオズボーンの権力掌握の責任を引き受け、彼のダーク・レインを終わらせると誓いました。


MCUではコミックより厳しい記憶操作が行われたように描かれていましたが、ドクター・ストレンジが呪文を再び失敗していれば、そこからほころびがうまれて誰かの記憶が戻って来る事があるかもしれません。

トム・ホランドさんは「スパイダーマン4」の脚本について「クリエイティブなアイデアと企画書と草稿は素晴らしい」と称賛し、ワクワクしていると語っていました。

本作にはスターロード/ピーター・クイルが登場するとも噂されており、MCUでは面識のない(というより登場していない)ジョニー・ストームに変わって、ピーター・パーカーの旧友役を担当する事に繋がっている可能性がありそうです。また、ドクター・ストレンジの呪文の影響が宇宙にまで及んでいたのかも判明するかもしれません。

[nlink url=”https://mavesoku.com/mcu-spider-man-4-return-peter-quill-rumor/”]

また、ヴェノムの参戦別のコミックの物語も取り入れられている事も話題になっています。

[nlink url=”https://mavesoku.com/mcu-spider-man-4-press-release-in-japan/”] [nlink url=”https://mavesoku.com/mcu-spider-man-4-working-title-rumor/”]

映画「スパイダーマン4」は 2026年7月26日 に米国劇場にて公開予定です。

ソース:Amy Pascal On Challenges And ‘Challengers’, Spidey’s Future & Why Being A Studio Head Is “Everyone Doing What You Say Because You Have A Loaded Gun Under The Table” – Behind The Lens

「プレデターvs.ブラックパンサー」最終巻でヴィブラニウム戦争がついに終結、次の標的はスパイダーマンに

2024年からスタートしたコミック「プレデターvs.ブラックパンサー」の最終巻がリリースされ、ヤウージャ族とワカンダの血みどろの戦争がひとまず終りを迎えました。ヴィブラニウムで強化された宇宙のハンターを相手に、ティ・チャラとワカンダの運命はどうなったのでしょうか。

※これより先は「プレデターvs.ブラックパンサー」のネタバレを含んでいます。ご覧の際はご注意ください。

何年も前、ヤウージャの王族の2人の兄弟は父王に認められるべく、戦い合っていました。ヴィブラニウムの槍を持つ父王は、小さくて片足の弟よりも、大きくて強い兄を好み、ヴィブラニウムの新しい装備を兄に譲り、兄を勝利させました。兄は弟を名誉の試合で殺さず、不名誉なまま死ぬようにトーテムに縛り付けて去っていきました。

なんとか脱出した弟は自分を究極のプレデターに改造するため、兄よりも多くのヴィブラニウムを望みます。恵まれない一族の残りを連れて星を飛び立ち、進路を地球のワカンダへ。

ティ・チャラ王は(MCUと違って)ヴィブラニウムの秘密を守ることを重要と考えていましたが、シュリはそうではなく、国境を開いてヴィブラニウムを世界と共有するべきだと考えていました。それが無意識にセキュリティを低下させ、ヤウージャのハッキングによってやすやすと侵入されてしまいます。

ワカンダはヤウージャの狩り場と化し、ワカンダの勇敢な戦士たちは見えないプレデターに次々と狩られていきました。ヤウージャはさらにドーラミラージュとオコエを襲撃、ナラの首をはね、戦利品として奪っていきました。

長老の予言者マジ・キナは、ティ・チャラが侵略者を阻止できない場合、ワカンダは滅亡すると予見。ブラックパンサーはヤウージャの一族の戦士の1人を倒して殺し、彼らに対して自分が価値ある獲物であることを証明します。

ブラックパンサーとドーラミラージュとハトゥットゼラゼがプレデターハンターたちを狩っていた頃、ハンターはマジ・キナを捕らえ、両目に槍を突き刺して殺害。シュリがマジ・キナの敵討ちを果たしました。

ヤウージャのプラズマ・ブラストでティ・チャラが倒れ、アンセストラル・プレーン(祖先の平原)を訪れている間、シュリはプレデターのヘルメットを奪い、ヤウージャの技術をリバース・エンジニアリングします。

ティ・チャラは霊次元で祖父の代の賢者アズーリに相談し、ワカンダは何十年も前にプレデターと戦ったことがあると聞かされました。何百人ものワカンダ人がヴィブラニウムを守るために命を落とし、生き残った者たちは技術の進歩を研究し、ヤウージャのステルス技術を基に境界シールドを作ったのでした。アズーリは孤立主義者と呼ばれていましたが、彼はワカンダを孤立させ、すべてのプレデターから国民を守っていたのでした。

「これらのプレデターがやりたいようにやれば、ワカンダには骨と灰しか残らないだろう」とアズーリはティ・チャラに警告。「彼らを止めなければならない。パンサーが勝たなければならない」。グレートマウンドでは、ブラックパンサー、ドーラミラージュ、ハトゥットゼラゼがハンターたちを鉱山まで尾行、その奥でヤウージャがヴィブラニウムの装甲服をまとったプレデターの軍隊を解き放ちました。

オコエとゼラゼのアキリを傍らに置いたブラックパンサーは、戦士たちにヤウージャを狙い撃ちするよう命じましたが、ヤウージャはハトゥットゼラゼを惨殺。一方、シュリは救難信号を発信し、ワカンダの境界シールドの外でファルコンが応答します。シュリはファルコンと共にヤウージャの宇宙船を目指し、ティ・チャラはヴィブラニウム鉱山へと進みます。

©MARVEL,Disney

ちょうどそこではヤウージャがアキリの首を切り落とし、プラズマキャスターでドーラミラージュたちの頭を吹き飛ばし、赤い霧へと変えていました。かろうじて生き残っていたオコエは、ヴィブラニウムの槍をプレデターの装甲に突き刺し反撃。残りのヤウージャが影から攻撃する中、ブラックパンサーは彼らのリーダー、赤い傷を持つヤウージャの弟王子のもとへと戦いを挑むのでした。

ブラックパンサーもプレデターも鎧を脱ぎ捨て、伝統にのっとって名誉のために正面衝突します。わずかにティ・チャラのほうが優勢で、最終的には弟王子を押さえつけ、ヴィブラニウムの槍を喉元に突きつけて降参するように命じます。

©MARVEL,Disney

しかしそれが弟のトラウマ、父と兄から受けた屈辱を思い出させ、プレデターは名誉を捨ててリストブレードで反撃。

互いに傷つき、膠着状態となった中、手下のヤウージャたちが鉱山を制圧。彼らがゴッドメタルと呼ぶヴィブラニウムをすべて奪っていってしまいました。弟王子は以前よりも強くなって再戦しに来ると告げて撤退。なんとか侵略者を退けはしましたが、敗戦とも言うべき結果となりました。

オコエが負傷したティ・チャラと再会していた頃、シュリとファルコンはヤウージャの宇宙船を爆破。プレデターの難民はすべて宇宙の藻屑となり、ヴィブラニウム以外は木っ端微塵となりました。

©MARVEL,Disney

遠く離れた宇宙、ヤウージャの王とその兄王子は信号をキャッチしており、より多くのゴッドメタルを求めて地球に標的を定めるのでした。

©MARVEL

マーベルは2025年、ニューヨークでプレデターとスパイダーマンとの対決が起こる事を予告しています。スパイダーセンスは彼らのクローキングシステムに対抗出来るのでしょうか。

映画「クレイヴン・ザ・ハンター2」でスパイダーマンとの対決?主演と監督が原作コミックを語る

ソニー・ピクチャーズが制作するSSU(ソニーズ・スパイダーマン・ユニバース)の映画「クレイヴン・ザ・ハンター」のプレビューイベントの記者会見にJ.C.チャンダー監督と主演のアーロン・テイラー=ジョンソンさんが登場し、この映画とスパイダーマンの関連が当初の予想よりも多く含まれる可能性について言及しました。

記者会見の中で映画「クレイヴン・ザ・ハンター」は大半のファンが予想しているものとは異なる物語の枠組みなっていると示唆。主人公セルゲイ・クラヴィノフがクレイヴン・ザ・ハンターとなった経緯を描くのではなく、それは回想シーンになる事をほのめかし、現代のクレイヴンが「ラストハント」に向かうに当たって自分の人生と向き合う物語となるようです。

「ラストハント」は1987年のアメイジング・スパイダーマンのコミックの一節である「クレイヴンズ・ラストハント」を指していると考えられるようで、多くのコミックファンが待ち望んでいたクレイヴンの重要なアークとなっています。

監督はインタビューの中で、スパイダーマンとのクロスオーバーを実現することが、この映画の制作チームにとって大きな目標だったと語りました。

こうした映画を作る楽しみのひとつは、何世代にもわたる原作から、実際に自分の物語に最も適したものを取り上げ、それを使って何か魅力的なことをやれることです。『クレイブン:ラストハント』は、基本的に私たちの北極星でした。ですから、私たちが作り上げたキャラクターは、皆さんが映画を見に来て、この映画を応援し、私たちがこの物語を語り続けてくれるなら、そこに向かって進んでいくのです。そして、その物語の語り方に伴う深みと暗さ、そして難しさ…その原作を知っていて、私たちにチャンスを与えてくれるなら、私たちが原作の精神を継承しようとしていることが分かると思います。

コミックのストーリーでは、クレイヴンがニューヨークにやって来てスパイダーマンを追い詰めます。クレイヴンはスパイダーマンに薬を飲ませ、何週間も生き埋めにした一方で、クレイヴンはスパイダーマンのコスチュームのコピーを着て、犯罪者を傷つけて殺すことで、自分が街の正義の力としてより優れていることを証明しようとします。

世間(とメリー・ジェーン)はスパイダーマンが死んだと信じていましたが、ピーターがクレイヴンの薬から目覚め、墓から脱出。クレイヴンとスパイダーマンは、冷酷な人食いミュータントのヴァーミンを阻止しようと、最後の対決に臨みます。

闘いの末スパイダーマンは打ちのめされてしまいますが、クレイヴンがヴァーミンを打倒。この勝利によって自分が最高に優れたハンターとして証明すべきことはすべて証明したと宣言し、自らのライフルで自殺して、栄光の絶頂のタイミングで幕を下ろしました。

コミックでも人気の高いこのストーリーを話しの引き合いにだした監督は、映画の結末が「ラストハント」が始まるのにふさわしいものになると宣言した上で次のように語っています。

映画の最後のシーンが流れると、このキャラクターの強くて、めちゃくちゃ楽しくて、身体能力に恵まれたバージョンを作ったと人々が気づくと思います。このキャラクターには弱点もあるので、それを他の世界に持ち込むことができたらとても素晴らしいと思います。

アーロン・テイラー=ジョンソンさんもコミックの「クレイヴンズ・ラストハント」を称賛する中で、この映画では彼の過去と悲劇的な家族の歴史を振り返ることになると予告しています。

「クレイヴンズ・ラストハント」は素晴らしいコミックであり、素晴らしいストーリーです。そして、このキャラクターの人生の終わりまで遡り、そこから遡って、このストーリーに植えた根源、種を皆さんに伝えるための素晴らしい素材です。

ですから、この映画を観ていただければ… 紆余曲折があり、最後に登場するこのキャラクターは、皆さんがそれに興味があり、それが成功しているなら、間違いなく、他のキャラクターと対決するのを見たいキャラクターです。

この映画ではこれまでのSSU映画と同様にスパイダーマンの登場は期待出来ないかもしれませんが、「クレイヴン2」でのスパイダーマンとの対決に向けた準備を整える物語として構成されているようです。

監督は別のインタビューで他のSSU作品とは関連しない独立した作品ともコメントしていましたが、この映画はスパイダーマンを北極星と捉えて、それに向かった道を繋げていけるのでしょうか。

主人公クレイヴン役には、「キック・アス」シリーズや「 アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン」などスーパーヒーロー映画にも出演し、「TENET テネット」や「ブレット・トレイン」でも圧倒的な存在感を見せるアーロン・テイラー=ジョンソンさん。今作ではまさに“最強”に鍛え上げられた美しい肉体で生身のアクションを披露しています。

さらにクレイヴンの父親役を、オスカー俳優のラッセル・クロウさん、ヒロインのカリプソ役を「ウエスト・サイド・ストーリー」でアカデミー賞助演女優賞を受賞したアリアナ・デボーズさんが演じています。

映画「クレイヴン・ザ・ハンター」は 2024年12月13日 日米同時公開予定です。

ソース:Kraven the Hunter May Be Setting Up a Major “Last Hunt” Crossover With Spider-Man