ソニー・ピクチャーズとマーベル・スタジオが開発中のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「スパイダーマン4」について、主演を務めるトム・ホランドさんが積極的に開発がスタートし始めている事を、海外メディア Deadline とのインタビューの中で認めました。
スコットランドで開催されたサンズ国際映画祭に出席したトム・ホランドさんは、次回作について次のように語っています。
簡単に言えば、私は常にスパイダーマンの映画を作りたいと考えています。私の人生とキャリアはスパイダーマンのおかげです。だから、単純な答えはイエスです。私は常にもっとやりたいと思っています。
そして「単純な答え」ではなく「もっと複雑な答え」にした場合についても説明しました。
私たちはストーリーをどうしていくか、最高の人材を集めて取り組んでいます。しかし、それを解決するまで、私たちは守るべき遺産があります。三作目(ノー・ウェイ・ホーム)は多くの面で非常に特別だったので、私たちは正しいことをする必要があります。
そして過去作との違いとして、今回はトム・ホランドさん自身が開発に参加していると明かしました。
私がこれほど早くからクリエイティブに参加したのは、今回が初めてです。観察して学んでいるプロセスの最中で、私にとっては本当に楽しいステージです。先ほども言いましたが、誰もが制作を進めたいと望んでいます。しかし、私たちは同じことをやりすぎないようにしたいのです。
マーベル・スタジオのケヴィン・ファイギ社長は 2023年2月 に「スパイダーマン4」の脚本の開発が始まった事を報告していましたが、その後、ストライキの発生によって作業は大幅に中断。
ストライキ終了後の2023年末ごろから脚本の執筆が再開されましたが、ソニーとマーベルで意見が衝突していると報じられ、その後、折り合いがつき始めているとも報じられていました。
トム・ホランドさんの「同じことをやりすぎたくない」という発言はソニーが期待しているというトビー・マグワイアさんやアンドリュー・ガーフィールドさんらの再登場を避けたがっているとも取れそうですが、どのような物語になっていくのでしょうか。
昨年、ソニーは 2025年6月27日 にタイトル未定のマーベル映画の劇場公開を発表。当初はこれが「スパイダーマン4」になるのではとも期待されていましたが、本作がまだ脚本の開発中であり、撮影が秋頃の開始を予定している事が報道されている事などから、この公開日予定は別の作品になるか、もしくは既に内々のスケジュールからは削除されているかもしれません。
「スパイダーマン4」の監督についても公式発表はされておらず、先日は新たな候補者の名前が報じられていました。