ニューヨーク市マンハッタン刑事裁判所での家庭内暴力裁判の最終弁論を終えて、ジョナサン・メジャース被告に暴行及びハラスメントによる有罪判決が言い渡されました。被告はMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の「ロキ」や「アントマン&ワスプ:クアントマニア」などで征服者カーンとその変異体を演じ、「アベンジャーズ:ザ・カーン・ダイナスティ」やその先の作品にも出演予定でしたが降板、リキャストになる見込みだと報じられています。
海外メディア THR によると、現地時間の月曜日、3日間にわたっておよそ4時間以上の審議を経て、6人の陪審員によって、「第3級の暴行、及びハラスメントの罪」で有罪判決が下されました。
グレーのスーツに黒のドレスシャツとネクタイを着たジョナサン・メジャーズさんは、判決が読み上げられる間、家族や現ガールフレンドのミーガン・グッドさんを後ろに従え、弁護士とともに座っていたと記事は伝えています。量刑は 2024年2月6日 に予定されており、この罪には最長1年の懲役が言い渡されるとの事。
他の2件の罪状、第3級の故意の暴行罪では無罪、第2級の加重ハラスメント罪では無罪となりました。
被告の法務チームは判決のあと、次のような声明を発表しています。
陪審員が、メジャーズ氏が故意に彼女に怪我を負わせたわけではないと判断したため、SUVの中で何が起こったのかについてのグレース・ジャバリさん(原告)の話を信じなかったことは明らかです。私たちはそのことに感謝しています。しかし、我々は残念なことに、ジャバリさんを信じていないにも関わらず、陪審員がメジャーズさんがジャバリさんを車に押し戻している間、どういうわけか無謀だったと認定した。メジャーズ氏は、この悲惨な8か月間、神、家族、友人、そしてファンの愛とサポートに感謝しています。メジャーズ氏は今でもこのプロセスを信頼しており、完全に汚名を晴らすことを楽しみにしている。
判決の報道直後、海外メディア Deadline がマーベル・スタジオに問い合わせた所、ニュースの結果解雇に至った事を認めたと言います。
MCUはマルチバース・サーガのボスとして征服者カーンを設定していましたが、俳優をリキャストして物語を予定通り続けていくか、別の黒幕を設定して物語を大幅に書き換えていくか、ディズニーとスタジオは決断を迫られています。