ソニー・ピクチャーズが制作するSSU(ソニーズ・スパイダーマン・ユニバース)の映画「ヴェノム:レット・ゼア・ビー・カーネイジ」のアンディ・サーキス監督が、今作のエディとヴェノムの関係を「ラブストーリーのようだ」と語りました。ソニー・ピクチャーズ・オーストラリアが公開した本作のプロダクションノートから明らかになった事で、宿主であるエディと寄生体であるヴェノムの関係がより深く描かれる事になります。
「ヴェノム:レット・ゼア・ビー・カーネイジ」のプロダクションノートの中で、サーキス監督が二人の関係を以下のように語りました。
この映画はラブストーリーですが、皆さんが思っているようなラブストーリーではありません。この映画は、寄生生物と宿主の間の並外れた関係について非常に重要です。どんな恋愛にも落とし穴があり、高いところと低いところがあります。ヴェノムとエディの関係は絶対に問題やストレスを引き起こし、お互いに憎しみに近い感情を抱いています。しかし、彼らはお互いに一緒にいなければならず、お互いがいなければ生きていけません。それが仲間であり、愛であり、人間関係の本質なのです。
前作でも二者の衝突関係は度々見られ、今作のトレーラーでも相変わらずな状況が垣間見えます。しかしより強大なヴィランであるカーネイジの登場により、エディとヴェノムは一層の協力関係を迫られる事になりそうです。
そしてそのカーネイジについて、プロデューサーのアヴィ・アラッド氏は以下のように説明しました。
カーネイジはファンが待ち望んでいたキャラクターであり、ついに大スクリーンでのデビューを果たします。連続殺人犯のクレタス・キャサディがカーネイジの宿主であることも手伝って、彼のマニアックな世界観を信じられないほど邪悪なものに高めています。コミックでは、カーネイジはヴェノムの子孫であり、いわば “息子 “であり、両者の対立はより大きなものになります。
また、本作の VFXスーパーバイザーを務めたシーナ・ドゥガル氏は、「カーネイジの身体は棘とカミソリで覆われているようなものです。彼は背骨から槍を作り、それを発射することも可能です。」とカーネイジの能力の一部を明かしました。
本作の公式概要は以下のとおりです。
数えきれないほどの犠牲者を生み出してきたシリアルキラー、クレタス・キャサディ(ウディ・ハレルソン)。世界秩序の崩壊を願い、大殺戮を愉しむために《カーネイジ》へと変貌していく。
2021年10月15日公開が予定されていた「ヴェノム:レット・ゼア・ビー・カーネイジ」ですが、MCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「シャン・チー/テン・リングスの伝説」のヒットの影響を受けたのか2週間予定が早められ、現在の公開日は 2021年10月1日 (日本での公開日は未定)に設定されています。
ソース:Venom: Let There Be Carnage Director Calls Spider-Man Spinoff a ”Love Story”、Venom 2 Villain Carnage Gets Killer New Powers Making Him More Dangerous Than the Comics、Sony’s Spider-Man Universe Producers Tease Venom’s “Ultimate Adversary” in Carnage