ソニー・ピクチャーズとマーベル・スタジオが共同制作中のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「スパイダーマン:ブランニューデイ」の撮影現場に、未知のキャラクターとしてキャスティングされていたセイディー・シンクさんが姿をあらわしたことが先日報じられていました。
わずかに見える衣装から、メディアはパニッシャーの相棒であるレイチェル・コール=アルベスを演じているのではないかと報じていましたが、スクーパーのチャールズ・マーフィー氏は改めて異なる見解を主張しています。
氏のウェブサイト、Murphy’s Multiverse によると、「シンクのキャラクターは見た目とは違うと、ふたつの異なる情報源から聞いています。」としつつ、「パニッシャーの相棒役は黒人女優が演じると聞いています。」と主張。相棒役について以前にはジョン・ロチャ氏も黒人女優だと話していました。
従って、セイディー・シンクさんがレイチェル・コール=アルベスを演じているというメディア報道には疑問が残ると、氏は語っています。
そして憶測であると注意書きした上で、セイディー・シンクさんはメナスことリリー・ホリスターを演じる可能性があるとマーフィー氏は説明しています。
アメイジング・スパイダーマンのコミックに登場したリリー・ホリスターとMCU版について氏は次のように説明しています。
ホリスターはノーマン・オズボーンの隠されたゴブリンの隠れ家の一つを発見しました。『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』でオズボーンがMCUのEarth-616にいた頃のことについて、私たちが知っていることと知らないことを考えると、彼が街のあちこちに隠れ家を築いていた可能性は否定できません。最終的に、ホリスターは「姿を変える」ことができ、意のままにゴブリンに変身することができました。
ウィレム・デフォー演じるノーマンがEarth-616への旅行中に何をしていたのか観客には全く分からないことを考えると、彼が滞在中にニューヨーク市周辺に1組か2組のテントを張ったことはあり得ないことではないようです。
リリーはハリー・オズボーンと交際中、ノーマン・オズボーンのグリーンゴブリン装備の隠し場所を発見しました。ゴブリンの実験的な化学物質を誤って落としてしまった彼女は、それを皮膚に吸収し、自在に「メナス」の姿に変身できるようになりました。
リリーは最近のコミックではブラックキャットの姿を模してクイーンキャットを名乗り、ヒーロー活動を行っています。
マーフィー氏が語った推測は、以前にジョン・ロチャ氏が「ヴィランはシェイプシフターのようだ」と主張していた事と、MTTSH氏が半年ほどまえにシンクさんがリリーを演じているかもしれないと投稿していた事と一致するようです。
Could it be that Sadie Sink is playing Lily Hollister? pic.twitter.com/zFDJrzbIQE
— MyTimeToShineHello (@MyTimeToShineH) April 1, 2025
また、正式タイトルが決定する以前の「スパイダーマン4」ではブラックキャットが登場すると言われていた事も、これだったのかもしれないと思わせる所であり、シンクさんの役についてはまだしばらく、注意深く見守る必要がありそうです。
映画「スパイダーマン:ブランニューデイ」は「シャン・チー/テン・リングスの伝説」のデスティン・ダニエル・クレットン監督のもと、「ホームカミング」「ファー・フロム・ホーム」「ノー・ウェイ・ホーム」の脚本家クリス・マッケナさんとエリック・ソマーズさんコンビが引き続き執筆。
本作にはパニッシャーを演じるジョン・バーンサルさんも参加し、ハルク/ブルース・バナーを演じるマーク・ラファロさんと、スコーピオン/マック・ガーガンを演じるマイケル・マンドさんが再登場予定です。また、アニメ「スパイダーバース」からマーヴィン・ジョーンズ3世さんがトゥームストーンを再演し、「サンダーボルツ*」よりエレーナ・ベロワが登場するとも報じられています。
映画「スパイダーマン:ブランニューデイ」は 2026年7月31日 に米国劇場にて公開予定です。