マーベル・スタジオが制作するMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「ブラックパンサー2」について、主演のチャドウィック・ボーズマンさんが昨年亡くなった事で主役不在の状態についてマーベル・スタジオのボス、ケヴィン・ファイギ氏が言及したと海外メディア comicbook.com が報じました。
ドラマ「ワンダヴィジョン」のプレスイベントの中で質問を受けたファイギ氏は、「CGのチャドウィックを使うつもりはないし、ティ・チャラのリキャストもしません。ライアン・クーグラー監督は今、彼が持っているすべての敬意と愛と優れた才能をもって脚本に一生懸命取り組んでいて、それが私たちに大きな慰めを与えてくれています。常にワカンダの神話とインスピレーションをさらに深めることが目的でした。また、チャドからの継続的な学びや教えを尊重するという課題もあります。」と答え、マーベル・スタジオ代表としてあらためて、CG出演や代役を否定しました。
チャドウィック・ボーズマンさんの訃報以降、「ブラックパンサー2」がどうなるかはファンやメディアの間でも議論を呼んでおり、話題になっていました。先日はマーベル・スタジオのプロデューサーでありEVP(Executive Vice President)であるビクトリア・アロンソ氏もブラックパンサー/ティ・チャラのCG出演や代役を否定するコメントをしており、今回のファイギ氏の発言も交えると完全にこれらの噂は否定されたと言えるでしょう。
残る可能性は映画そのものの中止と新たなブラックパンサーの誕生がありますが、今回のコメントからは映画の中止についても否定されているため、残る選択肢として新たなブラックパンサーが誕生する可能性が極めて高そうです。
新たなブラックパンサーについても誰が継承するのかは議論の対象となっており、原作のエピソードにもあるように妹のシュリが継承するだろうという予想の他、ティ・チャラの元カノであるナキアや、実はまだ死んでいない、ワカンダの技術で生かされている説の1作めのヴィラン、キルモンガーなどが挙げられています。
「ブラックパンサー2」は2021年の中頃から撮影が始まるとされており、MCUはこの作品から映画館とディズニープラスでの同時公開も検討しているとも伝えられています。
映画「ブラックパンサー2」は 2022年7月8日 米国公開予定です。
ソース:Black Panther 2: Kevin Feige Reveals Plans for Sequel After Chadwick Boseman’s Death