映画「アイアンマン」がアメリカ国立フィルム登録簿に登録される快挙達成

マーベル・スタジオが制作したMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「アイアンマン」がアメリカ国立フィルム登録簿に登録された事が各種海外ニュースメディアで報じられました。MCU初となる今回の快挙により、「アイアンマン」は半永久的に保存される事になりました。

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アメリカ国立映画登録簿は、後世に残す価値があると認められたアメリカ映画および動画を記したリストで米国議会図書館によって作成されたプロジェクトであり、毎年、歴史的または芸術的に重要であると見なされる最大25のアメリカ映画が表彰され、将来の世代のために保存されます。この特定の栄誉の対象となるには、映画は公開から10年以上経過している必要があり、連邦政府国立フィルム保存委員会によって保存すべきフィルムが選定されます。(管理自体は政府によるものではなく、各スタジオに任されています。)

マーベル・スタジオのケヴィン・ファイギ社長は、「私たちのお気に入りの映画はすべて、何度も何度も見て成長するものです。アイアンマンの公開からほぼ15年が経過し、映画登録簿に登録されたことは、アイアンマンが時の試練に耐え、世界中の観客にとって今でも意味のあるものであることを示しています。」とコメントしました。

「映画は、125年以上にわたり、私たちの国の物語を伝えるのに役立ち、アメリカ文化の中心となってきました」と、カーラ・ヘイデン議会司書は述べています。「私たちは、映画の遺産を保存するために、活気に満ちた多様な映画製作者のグループによる25本の映画を国立映画登録簿に追加できることを誇りに思います。これらの映画が将来にわたって確実に保存されるように、米国議会図書館と協力してくださった映画コミュニティ全体に感謝します。」と語りました。

この登録簿にはシリーズ物の原点作品だけでなく、続編も選考対象になっており、過去には「ゴッドファーザー パート2」や「スター・ウォーズEP5/帝国の逆襲」なども登録されました。「アイアンマン」を皮切りに来年以降MCU作品がさらに登録される可能性も十分にあります。

ソース:マーベル公式

英国エリザベス女王96歳の誕生日をアベンジャーズのテーマでお祝い

現地時間21日、英国のエリザベス女王が96歳の誕生日を迎え、ウィンザー城ではお祝いの式典が開催されました。その中で、コールドストリムガーズのバンドによる演奏が行われ、「ハッピーバースデー」の楽曲にならんでMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「アベンジャーズ」(2012年)のテーマ曲が演奏された事を海外メディア YahooUK が報じました。

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YahooUKのTik tokアカウントはその時の様子を撮影したショート動画を公開しています。

@yahoouk #fyp #avengers #queen #marvel #theavengers #MCU #disney ♬ Queen Elizabeth The Avengers Theme – Yahoo UK

この楽曲は2012年公開の映画「アベンジャーズ」のメインテーマとして使用されたもので、「バック・トゥ・ザ・フューチャー」などの楽曲を手掛けたアラン・シルヴェストリさんによって制作されました。その後も「アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン」(2015年)、「アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー」(2018年)、「アベンジャーズ/エンドゲーム」(2019年)でもそれぞれアレンジされた曲がメインテーマとなっています。

アベンジャーズの5作目は正式に発表されておらず、次のアレンジを聞く事が出来る日はまだしばらく先になるかもしれません。

映画「アベンジャーズ」シリーズはディズニープラスで配信中です。

映画「アベンジャーズ」よりヘリキャリアの未使用デザインが公開

2012年公開のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「アベンジャーズ」より、S.H.I.E.L.D.のヘリキャリアのコンセプトアートが公開されました。コンセプトアーティストのフィル・サンダースさんが自身のInstagramにて公開したもので、映画本編では使用されなかったデザインとなっています。

サンダースさんはアートと共に「アベンジャーズの初期のヘリキャリアのコンセプトアートです。これはどこにも投稿したことがないと思うので、ちょっとしたプレミアです。これまで投稿した他のビューと同様、これは友人のネイサン・シュローダーとスティーブ・ユングがプロダクションデザイナーのジェームズ・チンラントのために追求していたものの、最終的には皆さんが映画で見たものが選ばれました。私のデザインは、グローブマスターやアントノフなどの重量物運搬用航空機からヒントを得た、より実在の航空をベースとしたものでした。この別世界のテイクをお楽しみください。」とコメントを添えて投稿しています。

S.H.I.E.L.D.のヘリキャリアはMCUのフェーズ1から2かけて登場し、「アベンジャーズ」で登場以降は「キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー」で物語のキーとなり、大破しましたが、「アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン」で戻ってきました。どのようにして戻ってくることになったかはドラマ「エージェント・オブ・シールド」で描かれています。その後は登場の機会が減りましたが、フェーズ4に入ってドラマ「ロキ」では異世界ヴォイドにてヘリキャリアの残骸が登場しました。

from LOKI ©MARVEL,Disney

映画「アベンジャーズ」はディズニープラスで配信中です。

映画「アイアンマン」(2008年)よりマーク3の未使用コンセプトアートが公開

マーベル・スタジオが制作するMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の最初の映画作品「アイアンマン」(2008年)より、公開10年以上を経て、この1作目のメインアーマーとなったマーク3のコンセプトアートが公開されました。アートは2006年にフィル・サンダースさんが制作したもので、実際の映画では異なるバージョンが採用されました。

サンダースさんは「アイアンマン・スーツの最初のスケッチ。コミックに登場する赤と金のオリジナルスーツの雰囲気を再現し、厚い装甲を持つ「ブルーザー」のようなルックスを目指した。ベラムにプリズマカラーペンシルで描き、Photoshopで着色。ここまで来たか!」とコメントを添えて自身のInstagramを更新。

映画に登場したマーク3よりもがっしりとした体型のデザイン案があった事が明かされました。

映画「アイアンマン」はデジタル販売、およびディスク版が販売中です。

映画「アイアンマン」、初期プロットではヴィランはアイアンモンガーではなくマンダリンだった

2008年公開のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「アイアンマン」の初期プロットにヴィランとしてマンダリンの存在があった事が先日米国にて発売された裏話満載の公式本「The Story of Marvel Studios: The Making of the Marvel Cinematic Universe」にて明かされました。この書籍に掲載されたプロデューサーのジェレミー・ラッチャム氏のコメントによると、脚本はマンダリンをメインヴィランとして書かれていたとの事です。

ラッチャム氏によると、MCUの第1作目となる「アイアンマン」はマンダリンが悪役として登場し、その邪悪な計画としてスターク・インダストリーズの地下にトンネルを掘ってトニーの秘密を盗むことだったと明かしています。

しかし脚本がひどかったため、制作チームはマンダリンを活躍させる方法を見つけるのに苦労したそうです。また、この悪役は、まだキャスティングされていない唯一の役であり、予算も非常に限られていました。マンダリンを演じる俳優を探し、実際に良いストーリーを与えることは大変なことでした。

「これまでマンダリンと呼ばれていたキャラクターは、ずっと悪役で、脚本も良くありませんでした」とラッチャム氏。「ブリッジズ、グウィネス、ハッピー役のジョン、コールソン役のクラーク・グレッグ、ロバート、アブ(サイード・バドレイア)など、全員をキャスティングしました。しかし、マンダリンのキャストは決まっていませんでした。この作品とハルクで集めた資金を使っても、資金を補充してさらに映画を作ることができるように、残りの資金を使わなければなりませんでした」と彼は続けました。

最終的には、マンダリンを映画から完全にカットすることが提案されたと言います。そうすれば資金を節約でき、新鮮な脚本の方向性を示すことができますが、確固たるバックアッププランはありませんでした。そこで、ジョン・ファヴロー監督が、この映画を救う提案をしました。

ファヴロー監督は、ケヴィン・ファイギ氏をはじめとするクリエイティブ・チームに、「ジェフ・ブリッジスをヴィランにしてはどうか。彼がスーツを着て、トニーに嫉妬することで、マンダリンはいらないのでは?」と問いかけました。

ラッチャム氏は、「あの映画は、期待されていなかったし、会社組織もなかったので、自分たちの力だけで映画を作っていたのです。これらの教訓は、スタジオ全体を支える教訓となりました。あの映画は火の中で作られたもので、マーベル・スタジオの核となる心が生まれた場所なのです」。

結果的にファヴロー監督のこの提案が採用され、そして見事に「アイアンマン」がヒットしたおかげで今日のMCUへと繋がっています。

そして「アイアンマン」で見送られたマンダリンは「アイアンマン3」で登場するも偽物であり、更に長い年月をあけて2021年公開の「シャン・チー/テン・リングスの伝説」にてようやく本物のマンダリンがMCUに登場する事となりました。

ソース:Iron Man Was Nearly Ruined by Its Original Villain Plans

映画「キャプテン・アメリカ/ザ・ファースト・アベンジャー」脚本家が巨大ロボ登場の予定があった事を明かす

2011年公開の映画「キャプテン・アメリカ/ ザ・ファースト・アベンジャー」の共同脚本家であるクリストファー・マルクスさんが、同作で巨大なヒドラ・ロボと戦うシーンがあったこと海外メディア Yahoo! Entertainment とのインタビューの中で明かしました。

マルクスさんはインタビューの中でその制作されなかったシーンについて、「第3幕の大部分は、キャップがこのロボットと戦っていました」と述べました。ロボットの名前は「パンツァーマックス」で、キャプテン・アメリカの宿敵「レッド・スカル」の支配下に置かれていたはずだとしています。マルクスさんは制作されなかった理由について、「最終的には、予算と時間の問題だったと思います。そんなに時間をかけるわけにはいかないと思っていました。」と説明しました。

H.Y.D.R.A.のPanzer Maxは、マーベルコミックでの登場回数が非常に少なく、2009年のハウリングコマンドーズを中心としたコミックに1回だけ登場しているとの事。この一回限りのストーリーでは、第二次世界大戦中のチームがユーゴスラビアに落とされ、ヒドラのボスであるバロン・ストラッカーが作ったロボットを相手にすることになりました。

©MARVEL

実際に上映された映画は2時間6分であり、ここにロボットのシーンが加わっていたとなると更に時間がのびたり、あるいは印象的ないくつかのシーンがカットされていたかもしれません。今後の作品のイースターエッグなどで登場する可能性はあるかも?

映画「キャプテン・アメリカ/ザ・ファースト・アベンジャー」は各種デジタルディスクが発売中。ディズニープラスでも配信中です。

ソース:Secrets of ‘Captain America’ at 10: Screenwriters reveal scuttled battle with Nazi robot — and when Steve Rogers lost his virginity

映画「アイアンマン2」より、マーク5の別バージョンのアートが公開

映画「アイアンマン2」に登場した通称スーツケースアーマーのマーク5の別バージョンを、アーティストのライアン・メイナーディングさんが自身のInstagramで公開しました。

「これは私がアイアンマン2のためにデザインしたものです。その映画には使われませんでしたが、アイアンマン3でボーンスーツとして再利用および変更しました」とコメントを添えています。

実際に劇中で採用されたマーク5は、映画「アイアンマン」のメインアーマーであるマーク3と同じく赤を基調としたもので、以下の予告編でも確認できます。