ディズニーが実写版「ムーラン」を再延期から一転ディズニープラスで公開 ─ 「ブラックウィドウ」への影響は?

ディズニーが実写映画「ムーラン」をディズニープラスで直接配信することを発表しました。「ムーラン」は 2020年3月9日 劇場公開予定でしたが、新型コロナウイルスの影響を受け 2020年9月4日 へと延期。しかし未だ世界的にウイルスの影響があるため、7月ごろには時期未定の再延期がアナウンスされていました。

ディズニーは4-6月(第3四半期)決算に関する電話会議でこの計画を発表しました。映画事業が落ち込む中ストリーミング事業に力を入れていく方針を取り、海外で新しい動画配信サービス「スター」を開始することも明らかにしました。

ディズニープラスは9月4日からPPV(ペイ・パー・ビュー)方式でムーランを約30ドル(約3200円)で配信します。劇場公開を断念したわけではなく、状況が許せば映画館でも上映するとのこと。ボブ・チャペク最高経営責任者(CEO)は今回の公開に関する決定は「一回限り」だとし、総合的な戦略転換ではないとしました。

今回の発表ではあくまで「ムーラン」のみの特例である事が念を押されましたが、MCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の「ブラックウィドウ」は 2020年5月公開から11月へと延期されており、「ムーラン」とはちょうど2ヶ月遅れのスケジュールとなっています。この2ヶ月で世界の状況が回復せず、かつ「ムーラン」の配信が成功を収めれば、方針を切り替えていく可能性もありそうです。

ソース:ディズニー、実写版「ムーラン」をオンライン公開へ-動画配信に傾斜

【噂話】ドラマ「ミズ・マーベル」撮影開始延期の可能性 ─ 先行して別作品でのデビューの話も

ディズニープラスで制作が予定されているドラマ「ミズ・マーベル」ですが、当初の予定よりもスケジュールが後ろ倒しになるとの話しが出てきています。

海外スクーパーのマーフィーによると、当初の予定であった8月の撮影開始より遅れるとのこと。変更後のスケジュールは11月開始となり、2021年3月までに撮影完了の予定となるようです。

また、キャスティングもまもなく完了すると伝えており、誰がカマラ・カーンを演じるのかは近々明らかとなるようです。

その他、ミズ・マーベルは単独ドラマより先行して、他の作品に登場するとのこと。これはブラックパンサーやスパイダーマンが単独映画に先駆けて映画「シビルウォー/キャプテン・アメリカ」に登場したようなことですが、それが映画になるのか、他のディズニープラスドラマになるのかは不明なようです。

「ミズ・マーベル」は配信時期についての公式アナウンスもなかったため、撮影延期はさほど残念感がありません。しかし早くもクロスオーバーが決まっていることは嬉しいことで、どの作品に登場するのか考えてみるのも楽しいのではないでしょうか。

ソース:‘MS. MARVEL’ PRODUCTION UPDATE