MCUウルヴァリン役俳優変更はいつ?ファイギ社長が意外な回答

マーベル・スタジオ制作のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「デッドプール&ウルヴァリン」の米公開を数時間後に控える中、スタジオのケヴィン・ファイギ社長が海外メディア discussingfilm とのインタビューで、今後のウルヴァリン役の俳優変更について率直に語りました。

「アベンジャーズ:ザ・カーン・ダイナスティ」や「アベンジャーズ:シークレット・ウォーズ」まではヒュー・ジャックマンさんが演じ、その後のリブート版「X-MEN」のタイミングでリキャストされるだろうと予想されているウルヴァリンについて、ファイギ社長は次のように述べています。

ご存知のとおり、マーベルは今年の夏に85周年を迎えます 。これは最初の85年であり、ディズニーもちょうど100周年を迎えたばかりです。これらのキャラクターは、私たちが亡くなった後も、さらに100年間は存在し続けると思います。ですから、間違いなく(ウルヴァリンを演じる別の俳優)が現れます。それはまったく異なるスタイルと方法になると思います。でも、誰かがヒュー・ジャックマンのウルヴァリンの真似をしようとしたら、それはかなり大きな間違いだと思います。

数年後には新たなウルヴァリンが登場するとの予想に対し、今後の100年間という意外な話へと転じていきました。

コミックの読者ならご存知のとおり、この数十年間にウルヴァリンには多種多様な、非常に異なるバージョンが存在してきました。将来的に、(MCUでも)異なるバージョンを探求するのは楽しいでしょう。でも繰り返しますが、当面の計画はまったくありません。しかし、今後数十年で、それは避けられないと思います。もしそうなった場合、それは(キャラクターの)非常に異なる大胆な再解釈になるはずです。なぜなら、ヒュー・ジャックマンほどウルヴァリンのバージョンを演じられる人はいないからです。

「デッドプール&ウルヴァリン」の作中ではデップーが「90歳まで」とジョークを飛ばす一面がありましたが、ファイギ社長は現時点で55歳のヒュー・ジャックマンさんを、多くのメディアやファンが予想しているような数年ではなく、数十年起用する考えを持っているようです。

同じく作中で、コミックの「オールドマン・ローガン」を模した白髪まじりのウルヴァリンも登場しましたが、もしかすると「オールドマン・ローガン」のソロ映画のアイデアさえ、ファイギ社長の頭の片隅にあるのかもしれません。

「デッドプール&ウルヴァリン」の米公式あらすじは以下の通りです。

中年の危機を経験しながら職業上の挫折に直面した後、ウェイド・ウィルソンはデッドプールを正式に引退し、中古車のセールスマンになることを決意しました。しかし、友人、家族、そして全世界が危険にさらされているとき、デッドプールは引退生活から刀を持ち出すことを決意する。彼は、自分たちの生存だけでなく、最終的には彼らの遺産のために戦うために、消極的で警戒心のあるウルヴァリンをスカウトします。

「デッドプール&ウルヴァリン」はショーン・レヴィ監督のもと、脚本をライアン・レイノルズさん、レット・リースさん、ポール・ワーニックさん、ゼブ・ウェルズさんらが手掛けました。

主演のライアン・レイノルズさん(デッドプール)とヒュー・ジャックマンさん(ウルヴァリン)に加え、 「デッドプール」シリーズからカラン・ソーニさん(ドーピンダー)、レスリー・アガムズさん(ブラインド・アル)、モリーナ・バッカリンさん(ヴァネッサ)、ステファン・カピッチッチさん(コロッサス)、ブリアナ・ヒルデブランドさん(ネガソニック・ティーンエイジ・ウォーヘッド)、忽那汐里さん(ユキオ)、ロブ・ディレイニーさん(ピーター)らが再登場。公開されている公式予告では他にも多数の再登場キャラクターが確認されています。

そしてエマ・コリンさんがヴィランのカサンドラ・ノヴァを演じています。

映画「デッドプール&ウルヴァリン」は 2024年7月26日 に米劇場公開予定、日本は 2024年7月24日 より劇場公開中です。

ソース:Kevin Feige Reveals if Another Actor Besides Hugh Jackman will Ever Play Wolverine in the MCU (EXCLUSIVE)

ケヴィン・ファイギ社長が「スパイダーマン4」の監督が変わる事を報告

マーベル・スタジオとソニー・ピクチャーズが開発中のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「スパイダーマン4」は、過去三部作の「ホームカミング」、「ファー・フロム・ホーム」、「ノー・ウェイ・ホーム」のジョン・ワッツ監督が戻ってこない事を、ケヴィン・ファイギ社長が明らかにしました。

以前からもう戻らないのではないかと考えられていたジョン・ワッツ監督ですが、ファイギ社長が 海外メディア cinemablend とのインタビューの中で次のように述べました。

私たちはジョンが大好きです。ジョンは私たちのために、史上最高のスパイダーマン映画を3本作ってくれました。彼は今、たくさんのことを抱えて忙しいです。だから、私たちはおそらく他の誰かを探すことになるでしょう。

監督は2020年にMCU「ファンタスティック・フォー」の監督としても起用が発表されていましたが、「スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム」公開後の2022年に降板を発表。

ジョン・ワッツ監督が「ファンタスティック・フォー」を離脱した際、ファイギ社長は「関係悪化が原因ではない」と述べ、監督が休息を希望していたと説明しました。

監督はMCUに戻ってこないままでしたが、ディズニープラスのドラマ「スターウォーズ:スケルトン・クルー」の監督と製作総指揮を務めるなど、関係が良好であるのは間違いないようです。

ワッツ監督は2024年5月、「スパイダーマン4」を担当する新監督に向けて、スパイダーマンのスイングを撮る際にリアリティを求めて俳優を実際にロープにぶらさげて撮影するのは時間の無駄だよとアドバイスを送っていました。

「スパイダーマン4」の監督についてはこれまでに、ドリュー・ゴダード監督(LOST、キャビン)、ジャスティン・リン監督(ワイルド・スピードシリーズ)、ジョン・ファヴロー監督(アイアンマン)、サム・ライミ監督(スパイダーマン)、ジェームズ・ワン監督(SAW、アクアマン)、アダム・ウィンガード監督(ゴジラxコング 新たなる帝国)、アディル・エル・アルビ&ビラル・ファラー監督コンビ(ミズ・マーベル)らが候補者として報じられてきました。

撮影が9月から始まるとも報じられていますが、間もなく開催されるコミコンで監督の正式発表が行われるのか注目されています。

ソース:Kevin Feige Explains Why Spider-Man 4 ‘Probably’ Will Replace Jon Watts As Director

「デッドプール&ウルヴァリン」はミュータントの時代の開幕を告げるものになる、ファイギ社長が語る

マーベル・スタジオ制作のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「デッドプール&ウルヴァリン」のグローバル記者会見が週末に開催され、ケヴィン・ファイギ社長が出席。そのスピーチで、ミュータントの時代が幕を上げる事を宣告しました。

海外メディア The Playlist の記事によると、ファイギ社長は会見で次のように述べています。

「デッドプール&ウルヴァリン」後は明らかに——今やX-Menの世界のキャラクター、ミュータントたちが登場するので、これまでアクセスできなかったものにアクセスできるようになります。この映画がその始まりであり、「デッドプール&ウルヴァリン」以降のすべての映画はMCUにミュータントの時代が訪れることを意味します。

数年前にフェーズ5とフェーズ6のスケジュールが発表された時、X-MENたちはフェーズ7以降になると考えられてきました。

しかし、「ミズ・マーベル」でカマラ・カーンがミュータントであると明らかになって以降、「マーベルズ」ではX-MENそのもの(の一部)が登場していました。

「デッドプール&ウルヴァリン」は別のスタジオで制作された映画シリーズとMCUを繋げる特別な作品ですが、これを機にふたつの映画ユニバースが本格的に混じり合っていくと考えて差し支えないようです。

なお、記事によるとこの会見ではウルヴァリン役のヒュー・ジャックマンさんがネタバレをしてしまったとも報告。詳細についてはページ下部のソースの直前に記載しておきます。

「デッドプール&ウルヴァリン」の米公式あらすじは以下の通りです。

中年の危機を経験しながら職業上の挫折に直面した後、ウェイド・ウィルソンはデッドプールを正式に引退し、中古車のセールスマンになることを決意しました。しかし、友人、家族、そして全世界が危険にさらされているとき、デッドプールは引退生活から刀を持ち出すことを決意する。彼は、自分たちの生存だけでなく、最終的には彼らの遺産のために戦うために、消極的で警戒心のあるウルヴァリンをスカウトします。

「デッドプール&ウルヴァリン」はショーン・レヴィ監督のもと、脚本をライアン・レイノルズさん、レット・リースさん、ポール・ワーニックさん、ゼブ・ウェルズさんらが手掛けました。

主演のライアン・レイノルズさん(デッドプール)とヒュー・ジャックマンさん(ウルヴァリン)に加え、 「デッドプール」シリーズからカラン・ソーニさん(ドーピンダー)、レスリー・アガムズさん(ブラインド・アル)、モリーナ・バッカリンさん(ヴァネッサ)、ステファン・カピッチッチさん(コロッサス)、ブリアナ・ヒルデブランドさん(ネガソニック・ティーンエイジ・ウォーヘッド)、忽那汐里さん(ユキオ)、ロブ・ディレイニーさん(ピーター)の再登場が確認されています。公開されている公式予告では他にも多数の再登場キャラクターが確認されています。

そしてエマ・コリンさんがヴィランのカサンドラ・ノヴァを演じています。

映画「デッドプール&ウルヴァリン」は 2024年7月26日 に米劇場公開予定、日本は 2024年7月24日 に世界最速公開です。

※これより先は「デッドプール&ウルヴァリン」のネタバレを含んでいます。ご覧の際はご注意ください。

ヒュー・ジャックマンさんは会見の最中、お気に入りのウルヴァリン変異体について「パッチとアポカリプス」だと発言しています。パッチはコミックのキャラクターを指していると考えられますが、アポカリプスがアポカリプスそのものなのか、映画「X-MEN:アポカリプス」に登場したウルヴァリンのバージョンを指しているのかは不明です。

ソース:Kevin Feige: “Of Course” All Marvel Films Won’t Be R-Rated & Says “The Mutant Era” Comes Next

「ノヴァ」はドラマで3~4年先の配信を目指しているとファイギ社長が認める

マーベル・スタジオが開発中と噂だったMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の「ノヴァ」が、映画ではなくディズニープラス向けのドラマ作品で、3年から4年先の配信を目指して制作を進めていることを、ケヴィン・ファイギ社長が認めました。

海外メディア Comicbook.com とのインタビューで、「ノヴァ」の現状について質問されたファイギ社長は「現在進行中です。リチャード・ライダーが登場する事になります。」と述べました。

また、このプロジェクトが映画とドラマどちらになるのか質問された際は「ドラマです、ええ」と明言。配信時期については「3、4年先です。」と回答しました。

ディズニー及びマーベル・スタジオの計画が現状維持をしているのであれば、「アベンジャーズ:シークレット・ウォーズ」は3年先に公開予定。つまり「ノヴァ」はそれ以降の話として設計されている可能性が高そうです。

「ノヴァ」は映画として制作されていると報告するスクーパーのほうが僅かに多いイメージでしたが、2024年3月、スタジオのTV部門幹部がこれに言及した事でドラマ作品として設定されているのではと見られていました。

今回、ケヴィン・ファイギ社長がいくつかの情報を公式に認める形となりましたが、かなり先の事として当分の間のんびりと待つ必要があります。

ドラマ「ノヴァ」はディズニープラスで配信予定です。

ソース:Marvel’s Kevin Feige Confirms Nova Project Is a TV Show, Reveals Timeline for Release (Exclusive)

ケヴィン・ファイギ社長が「スパイダーマン4」」と「X-MEN」の最新情報を提供

マーベル・スタジオのケヴィン・ファイギ社長が現在開発中のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「スパイダーマン4」と「X-MEN」について、海外メディアのインタビューの中でそれぞれの最新情報をコミコンでのプレゼンを待つことなく提供しました。

スパイダーマン4

海外メディア io9 とのインタビューでファイギ社長は、まず、「スパイダーマン4」について次のように語っています。

「(ソニー側のプロデューサー)エイミー(パスカル)と一緒にそれに取り組んでいます。脚本家たちが、比較的近いうちに草稿を提出してくれる予定です。」

「スパイダーマン4」の脚本を誰が担当しているのか、公式には発表されていませんが、「ホームカミング」、「ファー・フロム・ホーム」、「ノー・ウェイ・ホーム」の脚本を担当したクリス・マッケナさんとエリック・ソマーズさんのコンビが再び参加していると過去に報じられています。

以前にはソニーとマーベルで描きたい内容が異なり、両社の間で対立が発生しているとも過去に報じられていましたが、その後は折衷案を取る形で落ち着いたとも言われていました。その物語がもうすぐ完成すると言う事で、その後は新キャラクターのキャスティング等、次の段階に進んでいく事が予想されます。

X-MEN

続いてX-MENについて、ファイギ社長は次のように語りました。

「マーベルではよく『豊富すぎて困惑する』というフレーズを使います。『デッドプール&ウルヴァリン』の映画には素晴らしいX-Menキャラクターがたくさん登場します。フォックス版のX-Men映画にも多くの素晴らしいキャラクターがいますし、大スクリーンに登場したことのない素晴らしいX-Menキャラクターもたくさんいます。ソニーとスパイダーマンの契約を結んだときと同様に、これまでに見たことがあるキャラクターと、これまでに見たことがないキャラクターのミックスを見ることになるでしょう。」

「『X-Men ’97』の成功は、私たちにとって非常に興奮するものでした。人々がその世界を再訪し、再びつながるのを見られてうれしかったです。そして言わせてもらえれば、その世界のメロドラマ的な要素が、ついにMCUに飛び込むことに対して私たちが非常に興奮している理由の一つです。」

既に登場キャラクターの一部が決まっているようで、MCU版のチームは過去に実写化されたキャラの新バージョンと、MCU版で初実写化されるキャラとの混合編成になる事を予告しました。


来週の「デッドプール&ウルヴァリン」の公開後、コミコンのステージ上でこれを上回る発表が待っているのでしょうか?

ソース:Kevin Feige Teases the X-Men MCU Team and Spider-Man 4 Update

マーベル・スタジオのケヴィン・ファイギ社長がSDCC2024のパネルが週末だけではない事を明かす

マーベル・スタジオのケヴィン・ファイギ社長が海外メディア Deadline とのインタビューの中で、イベント期間中にホールHで2度のパネルが予定されていることを明らかにしました。現地時間の 2024年7月27日土曜日の午後6時からのプレゼンが先日発表されていましたが、実際には木曜日にも登壇すると言います。

インタビューの中でファイギ社長は、「土曜日に恒例のホールHパネルで、今後公開予定の映画に関する楽しい話題をたくさん取り上げる予定であることは、皆さんご存じだと思います。しかし、木曜日に初めてホールHに出演するということは、あまり知られていないと思います。」と発言。

「マーベル・スタジオはコミコン期間中、ホールHに2回出展します。」 と認め、「もちろん、木曜日は『デッドプール&ウルヴァリン』の公開日なので、その公開を記念してホールHでデッドプールの楽しいパネルを開催する予定です。ショーン(レヴィ)、ヒュー(ジャックマン)、ライアン(レイノルズ)と私が参加します。」とざっくりとした内容についても明かしました。

すなわち、2024年のサンディエゴ・コミコンでマーベル・スタジオは木曜日に「デッドプール&ウルヴァリン」に関するパネルを、そして土曜日に今後公開予定の映画に関するパネルを開催する事になるようです。

ファイギ社長はホールHが全ての始まりだったと過去のマーベル映画のプレゼンを振り返って次のように語っています。

私たちにとってすべてが始まった場所なのです。サンディエゴ・コミコンでホールHができる前に初めて X-MEN2 のクリップを上映したことや、サム・ライミがスパイダーマン、スパイダーマン2、スパイダーマン3、そしてもちろんファヴローとダウニー・Jr. が出演したアイアンマンパネルを覚えています。

私たちは頻繁に映画のスケジュールを立てていますが、パンデミックとストライキで数年間スケジュールが狂いました。今回は文字通り、コミコンで上映予定の映画を中心にスケジュールを立て、今後数年間の作品の期待と方向性を発表し設定することができました。

そしてそれはホールHから始まります。ホールHは、コミコンに行ったことがない人でもホールHが何なのか、あるいはホールHが重要な楽しいポップカルチャーの瞬間を発表する場所であることを知っているほど、象徴的な会場になったと思います。

プレゼンでは「アベンジャーズ」最新映画の情報アップデートや、音沙汰がなくなっている「アーマーウォーズ」の進捗、そして開発中である事が発表されている「スパイダーマン4」の続報が期待されている他、「シャン・チー2」、「ソー5」、「ドクター・ストレンジ3」などの続編や未発表の新作映画の正式発表も期待されています。

ソース:Five Questions With Marvel Studios Boss Kevin Feige: ‘Deadpool & Wolverine’ Superhero Pic Renaissance; Hall H Comic-Con Panel Planned With Ryan Reynolds, Hugh Jackman, More

ケヴィン・ファイギ社長がRDJさんのアイアンマンについて「元に戻すつもりはない」とコメント

マーベル・スタジオのケヴィン・ファイギ社長が海外メディア Vanity Fair とのインタビューの中で、MCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)でアイアンマン/トニー・スタークを演じたロバート・ダウニーJrさんを元の役に戻すつもりはないと語りました。

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ファイギ社長は「アベンジャーズ/エンドゲーム」でのトニー・スタークの最期の瞬間を振り返り、「私たちはその瞬間を保存し、二度と触れないつもりです」と語りました。そして、「私たちは皆、この目標を達成するために何年も懸命に努力してきました。これを魔法のように元に戻したいとは思っていません。」と、トニー・スタークの復活を考えていない事を明らかにしました。

その一方で、スクーパーたちはRDJさんやキャプテン・アメリカ/スティーブ・ロジャースを演じたクリス・エヴァンスさんが「アベンジャーズ:シークレット・ウォーズ」の出演にサインしているともレポートしています。

[nlink url=”https://mavesoku.com/mcu-avengers-secret-wars-chris-evans-rumor/”]

ファイギ社長がサプライズのために嘘をついている可能性はゼロではありませんが、社長とスクーパーのどちらも正しいケースも想定されます。

つまり彼らが元の役ではなく別の役として再登場するという事であり、例えばロバート・ダウニーJr.さんがキャプテン・アメリカを演じ、クリス・エヴァンスさんがアイアンマンを演じると言った他、全く別のキャラクターとして登場するようなアイデアを準備しているのかもしれません。

クリス・エヴァンスさんも何度もキャプテン・アメリカの再演について難色を示しつつも、可能性はゼロではないとしつつ、別のキャラクターであれば挑戦したいという意欲を見せています。

[nlink url=”https://mavesoku.com/mcu-captain-america-chris-evans-steve-rogers-3/”]

ケヴィン・ファイギ社長がどのような図面でこのシリーズの未来を描いているのか、その片鱗が見えてくるまでまだしばらく時間がかかりそうです。

映画「アイアンマン」はディズニープラスで配信中です。

ソース:Robert Downey Jr.’s Third Act: “He’s Lived a Complicated Life. He Understands the Stakes”

終わりのない正史論争にファイギ社長が一石を投じる─MCUの未来も示唆か

マーベル・スタジオのMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)作品は2013年の映画「アイアンマン」から始まって2023年現在で映画が30作超、アニメやドラマを含めると50作品超のシリーズに膨れ上がっています。この中では「アベンジャーズ/エンドゲーム」でのタイムトラベルや、フェーズ4からのマルチバース展開の影響で、その時系列がかなり複雑になってきています。

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明日発売予定の書籍「Marvel Studios The Marvel Cinematic Universe An Official Timeline」では、時系列が整理される事が期待されている他、何が正史で何が正史でないのか、特にNetflixで配信された「ディフェンダーズ」関連のシリーズや、「エージェント・オブ・シールド」がどう扱われるのかと言ったことは注目されていました。

これらの作品は2013年の映画「アベンジャーズ」の直後に制作、放送が開始し、どちらもMCUとして宣伝されていたものの、次第にそういった謳い文句はなくなり、物語も明らかに矛盾するような展開になりました。

今回発売される新たな書籍の序文で、マーベル・スタジオのケヴィン・ファイギ社長は次のようなコメントをしています。

マルチバースについて言えば、すべてがマーベルの正史であり、マーベルの歴史の異なる時期に異なるストーリーテラーによって作られた映画やシリーズが存在することを我々は認識しています。この本で示されている時系列は、フェーズ4までの MCU の神聖時間軸に特有のものです。しかし、マルチバース サーガをさらに深く掘り下げて進めていくと、タイムラインがいつ崩壊するか、あるいは収束するかわかりません。

つまりこの本で正史が明らかになるわけではなく、そのどれもが正史であり、本で扱っているのはドラマ「ロキ」シリーズで「神聖時間軸」と呼ばれている時系列という事のようです。

この本にはNetflixのドラマシリーズや「エージェント・オブ・シールド」、「ランナウェイズ」、「クロークアンドダガー」や20世紀FOXのX-MEN関連作品、ソニーの昔のスパイダーマンシリーズや最近のSSU(ソニーズ・スパイダーマン・ユニバース)作品は取り扱っていません。

これらは神聖時間軸ではないタイムラインの正史作品であるというのがファイギ社長の見解のようで、さらに序文の後半にある「神聖時間軸の崩壊と収束」と言った文言は最新の噂が実現する可能性をほのめかしています。

「デッドプール3」では様々な過去作をデッドプールとウルヴァリンが探求すると言われており、「アベンジャーズ:シークレット・ウォーズ」がMCUの世界を破壊して再生する、つまりリセットするという噂とファイギ社長の言葉は合致しているように見えます。

フェーズ6で終了する予定のマルチバースサーガはそろそろ折り返し地点に到達する頃合いですが、この書籍で紹介されていない作品のキャラクターが今後登場する可能性は十分にあるようです。

書籍「Marvel Studios The Marvel Cinematic Universe An Official Timeline」は 2023年10月24日 米国でリリース予定です。ドイツ語やスペイン語など一部の外国語翻訳版も同時発売ですが日本語版はありません。

映画「スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバース」プロデューサーがケヴィン・ファイギ氏の関与を否定

ソニー・ピクチャーズ制作のアニメ映画「スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバース」のプロデューサー兼脚本家のフィル・ロードさんとクリス・ミラーさんが、海外メディア Rolling Stone とのインタビューで、マーベル・スタジオの社長ケヴィン・ファイギ社長が本作の創作過程に関与したことについて質問され、回答しました。

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「アクロス・ザ・スパイダーバース」の予告でも判明しているように、本作はMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム」でのドクター・ストレンジの呪文に言及するシーンが含まれています。

これについてファイギ社長が「アクロス・ザ・スパイダーバース」の制作に関与しているのか質問されたミラーさんは「いいえ、私たちが独自でやったことです。自分たちが面白いと思うこと、ベストだと思うことをやって、弁護士やビジネスアフェアーズの人たちに相談した上で、僕らのポリシーで、今のところ、僕らが良いと思うことを実現できています。」と関与していない事を明かしました。

ロードさんは過去のマーベル・スタジオとのコラボレーションを振り返り、「マーベルは我々に多くのロープを与えてくれました。とても実りあるコラボレーションだったんです。ケヴィンは1作目をとても気に入っていて、潮の満ち引きがすべての船を持ち上げると信じているんだと思います。この映画がクールだから、あの映画もクールだ。そして、お互いがお互いをクールにするんだ、とね」と述べました。

そしてマーベル・スタジオとソニーの両作品が「愛を込めて制作されている」と説明し、それによって「楽しいコラボレーションになっている」とも語りました。

ソニーは現在「スパイダーバース」のシリーズでマルチバースについて描いている他、「ヴェノム」から始まったSSU(ソニーズ・スパイダーマン・ユニバース)の実写映画シリーズでもマルチバースを描いていくと言われています。

MCUではマルチバースに関わることでインカージョンが発生すると説明され、ドクター・ストレンジとクレアはそれを阻止しようと動き出し、征服者カーンもまたマルチバースに関わる危険因子を排除しようとする動きを見せています。

これらがソニー側でも影響するのか、あるいは枝分かれして完全に別のユニバースへ向かうのかは、今後の「ビヨンド・ザ・スパイダーバース」やSSU(ソニーズ・スパイダーマン・ユニバース)の映画「マダム・ウェブ」などでその方向性が見えてくるのかもしれません。

アニメ映画「スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバース」は 2023年6月2日 より米国公開中、日本は 2023年6月16日 公開予定、続編「ビヨンド・ザ・スパイダーバース」は 2024年3月29日 に米国公開予定です。

ソース:Secrets of ‘Spider-Man: Across the Spider-Verse’ Revealed

ケヴィン・ファイギ社長がDC映画「バットガール」キャンセルのニュースに反応し、監督に応援のメッセージ

先日、米ワーナーが経営の新体制を発表した一環で明かされた映画「バットガール」のキャンセルのニュースに対して、マーベル・スタジオのケヴィン・ファイギ社長がアディル・エル・アルビ&ビラル・ファラー監督たちに応援のメッセージを送っていた事が明かされました。

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アディル・エル・アルビ監督はInstagramストーリーでその事を明かし、「ありがとうブラザー」と添えてケヴィン・ファイギからのメッセージを公開しました。

公開されたメッセージの内容は「友人たちよ、私たちがあなたたちのことを考えていることを伝えなければと思い、連絡しました。結婚式の素晴らしいニュース(おめでとうございます!)とバットガールの残念なニュースのためです。あなたたちの素晴らしい仕事ぶり、そしてもちろん『ミズ・マーベル』をとても誇りに思います。次に何が起こるか待ち遠しいです。近いうちにお会いできるのを楽しみにしています。」というもの。

「バットガール」は9000万ドルの予算での制作が報じられており、撮影が完了しポストプロダクションの真っ最中でしたが、プロジェクトの白紙化が発表されました。同作はストリーミングサービスHBOMaxの独占配信映画として制作されていましたが、新体制となったワーナーは「ディズニーやNetflixのように無料の独占配信映画を作るビジネスモデルはワーナーでは成立しないと判断した」との理由で映画は映画館で公開し収益を生むものとし、この計画のキャンセルに至ったといいます。素人目には完成間近だから完成させて計画通り配信すればいいように思えますが、一部メディアの報道によると、計画中止によってワーナーは節税という恩恵が得られるとの事です。

ワーナーはDCのユニバースをリセットすると発表すると共に、すでにDC専用の10年計画のチームを発足させている事も明かしました。また、アラン・ホルン氏(ウォルト・ディズニー・スタジオ会長)とボブ・アイガー氏(ウォルト・ディズニー・カンパニー取締役会長)、そしてケヴィン・ファイギ社長(マーベル・スタジオ代表)の関係が成果を出した構造を真似ていくとも発表しています。

「バットガール」の両監督はMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)のドラマ「ミズ・マーベル」の監督を務めた人物でもあり、DCとのスケジュールがご破産となった両監督をマーベル・スタジオが再び雇用する可能性は十分に考えられるのかもしれません。