アニメ「ホワット・イフ・・・?」シーズン2、第6話は当初10分程長いものだったと言う

マーベル・スタジオ制作のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)のアニメ「ホワット・イフ・・・?」シーズン2の第6話が 27日 に配信され、カホーリの制作を担当したライアン・リトルさんがSNSを通じてファンに感謝を述べています。

sponsored link
 

リトルさんは「4年の制作期間で多くの舞台裏のストーリーや、10分近く長いファーストカット、そしてこの先も追っていくべき物語の糸が残されました。素晴らしい作品の制作を支えてくれた人たちに感謝しながら、エピソードを終えることが出来て誇りに思っています。」と述べています。

さらに、Marvel.com とのインタビューでリトルさんはカホーリの制作を振り返り次のように語っています。

私には、ニューヨーク州北部の先住民族コミュニティと幅広く協力してきた素晴らしい執筆指導者がいました。その経験を活かして、ある場所から書かれた新しい先住民族ヒーローのストーリーを備えた、MCU の完全にオリジナルのコーナーを構築することに興奮していました。
過去の世代への敬意と未来の世代への楽観主義。「KAH-HORTI」と発音されるカホーリは、ウルフ一族の本物の名前で、「彼女は森をかき乱す」、または周囲の人々を動機付ける人を意味します。初めての冒険で、カホーリはその名に恥じないように、人々を救い、歴史の流れを永遠に変えるために強力な同盟者を戦いに参加させなければなりません。

制作に多くの時間を費やしたというカホーリですが、その声を担当したデヴァリー・ジェイコブスさんもそれが簡単ではなかったと Collider とのインタビューにて明かしています。

私が最初にホワット・イフのオーディションを受けたのは 2020年の 8月 の事で、完成まで3年半に及ぶプロセスでした。彼らはコミュニティメンバーを探していて、モホーク語の話者を探していました。でも私はモホーク族ですが、実際には話せません。本当に基本的な会話をする事だけです。しかし、カホーリというキャラクターは私よりもはるかに流暢に話します。だから、オーディションを受けていた時はプレッシャーがあったし、その裏での仕事を確実にやり遂げたかったのです。これは私が学ぼうとしている言語であり、自分の言語だからです。それが正しく行われたことを確信しています。

言語にこだわったこのエピソードのメインパートはモホーク語のまま配信、日本語吹替だけではなく英語の吹替も実装されていません。

物語の最後にドクター・ストレンジが登場した事で、カホーリの「ホワット・イフ」での冒険はまだ続く事が予想されていますが、今後もモホーク語での会話となるのか、英語(及び各言語の吹替)にシフトしていくのかは分かっていません。

残りのエピソード、あるいはシーズン3などでカホーリがどのような役割を担っていくのか、注目となりそうです。

アニメ「ホワット・イフ・・・?」シーズン2はディズニープラスで配信中です。

アニメ「ホワット・イフ・・・?」シーズン2、カホーリの実写化の可能性について俳優が語る

マーベル・スタジオ制作のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)のアニメ「ホワット・イフ・・・?」シーズン2で、コミックに存在しない、MCUオリジナルキャラクターとしてデビューしたカホーリの声を担当するデヴァリー・ジェイコブスさんが、海外メディア Collider とのインタビューで実写化の可能性について言及しました。

sponsored link
 

6話「もしも・・・カホーリが世界を造り直したら?」でエピソードの主人公カホーリを演じたデヴァリー・ジェイコブスさんは「実写バージョンで彼女を演じる事に興味がありますか?あなたは実写版を演じる素晴らしい候補者だと思います。」との質問に対して、「エコー」で別のキャラクターを演じている事にも言及しつつ、次のように回答しました。

エコーでボニーというキャラクターを演じることが出来たのも本当に幸運でした。(スタジオの計画は)わかりませんが、彼らは他の人を複数の役割で連れ戻してきました。だからそれはMCUの上層部に任せています。でも、私はカホーリというキャラクターが大好きなので、実写であれアニメーションであれ、また彼女に命を吹き込みたいと思っています。私はいつでもそこにいます。

MCUでは一人の俳優が2つ以上のキャラクターを演じた前例がいくつかあり、「エコー」でボニーを演じるデヴァリー・ジェイコブスさんがカホーリの実写バージョンとしてもう一度キャスティングされる可能性はゼロではありません。

ただしここで言う前例の場合、片方のキャラクターは特殊メイクやCGなどで俳優の顔が見えないというパターンや、セリフがほとんどない役割の小さいキャラクターである事が多くなっています。そのため、カホーリの実写バージョンをジェイコブスさんが演じるにあたって、「エコー」のボニーの役割の大きさは影響してくる事が予想されます。

ジェイコブスさん自身はカホーリへの熱意と再演の意欲が高く、実写バージョンの可能性はマーベル・スタジオ及びディズニー次第ということになりそうで、来月配信の「エコー」を鑑賞しつつ次の計画発表を待つ必要があります。

アニメ「ホワット・イフ・・・?」シーズン2はディズニープラスで配信中です。

ソース:‘What If…?’ and ‘Echo’ Feature These Indigenous “Badasses”