「エージェント・オブ・シールド」が正史でないとMCUは困る?コールソンたちが解決した3つの疑問

MCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)のスピンオフドラマとして始まった「エージェント・オブ・シールド」は 2013年の番組スタート当時、マーベル・スタジオとは別のマーベル・テレビジョンという組織と米ABCによって制作されました。

2012年の「アベンジャーズ」で死んだフィル・コールソンが現場に戻る所が始まるこのドラマはシーズンが進むにつれてMCU本編とは異なる展開となり、正史かどうかは公式でも正確に結論付けない曖昧な作品となりました。

しかしこの番組は確実に、MCUのインフィニティ・サーガにおける説明不足なポイントのいくつかを補ってもいました。

エイジ・オブ・ウルトロンのヘリキャリア問題

「キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー」でS.H.I.E.L.D.が崩壊した後、世間から姿を隠していたニック・フューリーが「アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン」のいいところで突然ヘリキャリアと共に復帰し、ご都合主義のように助けに来ています。

MCUの映画だけではまったく説明がないこの再登場に関して、「エージェント・オブ・シールド」では「シータ・プロトコル」と呼ばれる作戦として描かれています。

キャプテン・マーベルとの対決後、ロナンが復讐に来なかった

映画「キャプテン・マーベル」ではキャロル・ダンヴァースがクリーの宇宙艦隊を撃墜し、指揮官のロナンが撤退を命じています。その際に復讐を誓いますが、この映画よりも以前に公開された「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」でロナンは消滅。時系列にして約20年間、ロナンが地球に復讐に来たかどうかは描かれていません。

「エージェント・オブ・シールド」はクリー人が物語の焦点のひとつであり、クリーは地球で人体実験を繰り返し、インヒューマンズを生み出してきました。そのインヒューマンズの反乱によってクリーは地球から追い出され、植民地化に失敗していました。ロナンが復讐に来たくても簡単に来る事ができない理由として機能していました。

H.Y.D.R.A.のアイコンがヒドラではなくタコな事

「キャプテン・アメリカ/ザ・ファースト・アベンジャー」で登場した悪の組織 H.Y.D.R.A. 。マルチバースサーガになっても、ウィンター・ソルジャー/バッキー・バーンズを通じてH.Y.D.R.A.の影響力が度々描かれていますが、MCU本編では説明されていない問題が残っています。

「ザ・ファースト・アベンジャー」でも「首をひとつ切り落とされてもまた生えてくる」と説明されているように、H.Y.D.R.A.は神話上のヒドラをベースにした組織。ヒドラとはもともと多頭の竜を示しており、日本で言えばヤマタノオロチやゴジラに登場するキングギドラのようなデザインになるはずです。

しかし H.Y.D.R.A. のシンボルは多頭ではなく、頭ひとつに足がいっぱいのタコのような多足生物をかたどっています。

©MARVEL,Disney

「エージェント・オブ・シールド」では H.Y.D.R.A. の起源を描いており、ハイブという存在がこの問題を解決してくれていますが、まだ知らない方のためにここでは詳細は割愛しておきます。


マーベル・テレビジョンはディズニーがマーベルを買収したあとに再編成され、現在のマーベル・テレビジョンはこの当時の組織とは完全に別のものに。マーベル・テレビジョンの現責任者は「エージェント・オブ・シールド」を「デアデビル:ボーン・アゲイン」に続いて復活させる番組にしたいと昨年のインタビューで言及していました。

[nlink url=”https://mavesoku.com/marvel-studios-exec-addressed-agents-of-shield-return-mcu/”]

現在制作中のドラマ「ヴィジョンクエスト」では「エージェント・オブ・シールド」との何らかの関与が描かれるともされていますが、S.H.I.E.L.D. がMCUに戻ってくるのかどうか注目です。

ドラマ「エージェント・オブ・シールド」は全7シーズンがディズニープラスで配信中です。

ソース:3 Things That Don’t Make Sense About the MCU if Agents of S.H.I.E.L.D. Isn’t Canon

「エージェント・オブ・シールド」は「シークレット・インベージョン」に出るべきだった、クロエ・ベネットさんがコメント

米ABC制作のマーベルドラマ「エージェント・オブ・シールド」は賛否両論ありつつもマーベルドラマ最高傑作のひとつであるのは疑いようがありませんが、このドラマでデイジー・ジョンソンを演じたクロエ・ベネットさんがこれまでを振り返りつつ、今後についても言及しました。

ドラゴン・コンに出演したクロエ・ベネットさんは「エージェント・オブ・シールド」とMCUについて次のようにコメント。

「私は少しも遊んでないし、冗談でもありません。何も知らないんです。聞かれていません。もし話があれば、私は秘密が守れないから、みんなに話しちゃいますよ。私たちは正史だったけど正史とは思われていません。でもドラマは奇妙でランダムなカムバックをすると思います。他のストリーマーに移されたりしたらね。」

「エージェント・オブ・シールド」は 2012年の「アベンジャーズ」で死んだはずのコールソンが生きていたというところから始まり、「キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー」や「アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン」の話の裏でコールソンやS.H.I.E.L.D.のエージェントたちが尽力していた様子が初期の数シーズンを通して描かれています。

しかしマーベル・スタジオが「アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー」や「アベンジャーズ/エンドゲーム」の開発のために秘密主義になった事がひとつの要因となり、「エージェント・オブ・シールド」とMCUのクロスオーバー感は薄れていくことに、後半シーズンでは独自のストーリーが展開する運びとなりました。

ドラマではニック・フューリーとしてサミュエル・L・ジャクソンさん、マリア・ヒルとしてコビー・スマルダーズさん、レディ・シフとしてジェイミー・アレクサンダーさんらが、MCUと同役で出演しています。

MCUのドラマがMCUのために打ち切られた「エージェント・オブ・シールド」を超えられていないのは皮肉な事で、ベネットさんは特に失敗作と揶揄されるドラマ「シークレット・インベージョン」についてもコメント。

「シークレット・インベージョンに出られたかもしれないけど、結局出られませんでした。出ていた方が良かったかもしれませんね。」

コミックの「シークレット・インベージョン」ではスクラルに対抗するためにシークレット・ウォリアーズというチームが結成。このチームのリーダーがデイジー・ジョンソンで、原作どおりであれば重要な役としてクロエ・ベネットさんが出演するのではと考えられていました。

「シークレット・インベージョン」の制作当時、ベネットさんは噂を否定しつつもMCUとの関連をほのめかす行為をつづけていました。

「出られたかもしれない」という発言が原作コミックを考慮してのことなのか、実際に話し合いが行われていたのかは不明ですが、「出ていたほうが良かった」というのは「エージェント・オブ・シールド」のファンなら誰もが思う所。

フューリーをS.H.I.E.L.D.のエージェントたちでサポートし、マリア・ヒルをコールソンと同じくLMDで蘇らせ、物語に復帰させる事も可能でした。

マーベル・テレビジョンの現責任者は「エージェント・オブ・シールド」を「デアデビル:ボーン・アゲイン」に続いて復活させる番組にしたいと昨年のインタビューで言及。

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現在制作中のドラマ「ヴィジョンクエスト」では「エージェント・オブ・シールド」との何らかの関与が描かれるともされていますが、S.H.I.E.L.D.がMCUに戻ってくるのかどうか注目です。

ドラマ「エージェント・オブ・シールド」は全7シーズンがディズニープラスで配信中です。

【噂話】ドラマ「ヴィジョンクエスト」は「エージェント・オブ・シールド」ファン必見に?ウルトロンは今後の複数の作品に

マーベル・スタジオが開発中のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)のドラマ「ヴィジョンクエスト」の新たな報道が話題になっています。海外メディア TCC のアレックス・ペレス氏は、この最新ドラマがかつて人気だったマーベルドラマ「エージェント・オブ・シールド」と何らかの関係がある事をほのめかしています。

ファンとの今月のディスコードQ&Aの中で、ペレス氏は「ヴィジョンクエスト」が「エージェント・オブ・シールド」のファンにとって小さな勝利となるでしょうと言及。両作品が結びつく可能性がある事をほのめかしました。

これを聞いた海外ファンは「エージェント・オブ・シールド」に登場したLMD(ライフ・モデル・デコイ)技術がMCUに持ち込まれ、ウルトロンやフライデーといったAIが人間の身体を獲得する理由として設定され、コールソンたちの復活の布石になるのではと考え始めているようです。

米国の機密事項に簡単にアクセス出来るようになったパワーブローカー/シャロン・カーターであれば、かつてのS.H.I.E.L.D.の技術を引き出してこれを実現することは確かに可能なようにも思える理論となっています。

あるいは、マダム・ヒドラがウルトロンたちに人間のようなボディを与えたのではないかとの理論もあげられています。

ペレス氏は「ヴィジョンクエスト」にまつわる別の話題として、「ジョカスタが本作のヴィランに設定されている」と報告。

コミックで「ウルトロンの花嫁」であるジョカスタがこのドラマのヴィランとして登場するようですが、コミック通りであればワスプの人格をベースにしているジョカスタはウルトロンと袂をわかち、アベンジャーズに加入すると予想されています。

また、スクーパーのダニエル・リヒトマン氏は「ウルトロンはヴィジョンクエストの後の複数の作品に登場する計画がある」と報告。

コミックのウルトロンは何度もアベンジャーズの前に立ちはだかるスーパーヴィランだったことで、彼が再び大々的にヴィランとして復活する可能性がある他、今年の最新コミックではウェストコースト・アベンジャーズに加入しこれまでの贖罪を開始、これを実写化していく可能性もあります。

ウェストコースト・アベンジャーズに関する噂はこれまでにもあり、MCUでこの最新バージョンのウルトロンを描く計画であれば、今年の年末に配信予定の「ワンダーマン」と繋がってくる可能性もありそうです。

[nlink url=”https://mavesoku.com/mcu-west-coast-avengers-rumor/”]

当初の予想以上に他作品との関連が強くなりそうな「ヴィジョンクエスト」ですが、肝心のワンダやトミー・マキシモフがここに関わってくるかどうかも注目されています。

ドラマ「ヴィジョンクエスト」(仮)は 2026年 に米ディズニープラスで配信予定です。

ソース:Alex Perez June Q&A Part 3: Champions/Young Avengers, the Vision series and More!

【噂話】映画「アベンジャーズ:ドゥームズデイ」、「シークレット・ウォーズ」でデイジー・ジョンソンが帰ってくると言う

マーベル・スタジオが制作中のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「アベンジャーズ:ドゥームズデイ」、あるいは開発中の映画「アベンジャーズ:シークレット・ウォーズ」で、クロエ・ベネットさんが演じるクエイク/デイジー・ジョンソンが帰ってくると報じられました。

この話題はかなり以前からあるもので、クロエ・ベネットさん自身が噂を否定したりほのめかしたりしてきましたが、スクーパーの MTTSH 氏はあらためてデイジー・ジョンソンが戻って来る事に言及しています。

コミックのクエイクがアベンジャーズやシークレット・ウォリアーズと関連性が高いことと、「ドゥームズデイ」と「シークレット・ウォーズ」がマルチバースをテーマにしている事を考慮すると、脚本上の不都合はあまりないと言えるでしょう。

ドラマ「エージェント・オブ・シールド」の終了後、クロエ・ベネットさんのクエイクの復帰先として、ドラマ「シークレット・インベージョン」が注目されていました。原作となった同名コミックではクエイクが中心人物のひとりだった事もあり、多くの「エージェント・オブ・シールド」ファンが期待する中、クロエ・ベネットさんが「大きな別の仕事」のために「パワーパフガールズ」実写版を降板したと報道された時にはさらに加熱しました。

ベネットさんは再三に渡って噂を否定しつつも、SNSで「デイジー」の花の写真を投稿するなど、時々は噂をほのめかすような態度も見せていました。

2023年のインタビューでは「オファーがあれば再演したい。」とコメントし、「デイジーは私という人間の大きな部分を占めています。」と語っていましたが、連絡はないとも明かしていました。

[nlink url=”https://mavesoku.com/agents-of-shield-cloe-bennet-comments-return-to-mcu/”]

マーベル・テレビジョンの責任者ブラッド・ウィンダーバウムさんは最近のインタビューで「エージェント・オブ・シールド」をMCUの正史と考えたいという旨の発言もしていました。しばらく途絶えていたクエイク再登場の話題ですが、ここに来て実現するのか注目です。

「アベンジャーズ:ドゥームズデイ」と「アベンジャーズ:シークレット・ウォーズ」はこれまでにMCUで「キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー」、「シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ」、「アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー」、「アベンジャーズ/エンドゲーム」を手掛けてきたルッソ兄弟監督が再びメガホンを取る事に。

公式発表されたキャストリストは過去の記事をご参照ください。

[nlink url=”https://mavesoku.com/mcu-avengers-doomsday-officilal-cast-announcement/”]

また、ドクター・ストレンジ役のベネディクト・カンバーバッチさんが出演を認めています。

[nlink url=”https://mavesoku.com/mcu-avengers-doomsday-benedict-cumberbatch-retracts-his-statement/”]

映画「アベンジャーズ:ドゥームズデイ」は 2026年5月 公開予定、映画「アベンジャーズ:シークレット・ウォーズ」は 2027年5月 公開予定です。

ドラマ「エージェント・オブ・シールド」、エイドリアンヌ・パリッキさんが映画化の話もあったと明かす

米ABCとマーベル・テレビジョン制作のドラマ「エージェント・オブ・シールド」でモッキンバード/バーバラ・”ボビー”・モースを演じたエイドリアンヌ・パリッキさんが、海外メディア The Direct でボビーの映画化計画があった事を明かしました。以前にはスピンオフドラマの計画があった事も話していました。

インタビューでエイドリアンヌ・パリッキさんは「エージェント・オブ・シールド」への出演契約した時の事を振り返り、次のように語っています。

私が「エージェント・オブ・シールド」に実際に出演契約したとき、私が映画に参加するか、スピンオフ作品を作るかのどちらかについて話し合っていました。

まだボビーの登場回を作る前の段階で、早くもスピンオフのドラマか映画のどちらを作るか話し合っていたと明かしました。

幸いなことにボビーと元夫のランス・ハンターのコンビは人気を獲得し、実際にスピンオフ計画は動き出しましたが、その先は残念な事に実現しませんでした。

それで、スピンオフのパイトッロ版を撮影したんです。実際、すごくいい作品になったんですけど、ちょうどABCがマーベルの番組を全部打ち切ろうとしていた時期だったと思うんです。「エージェント・カーター」は打ち切りになったし、私たちの番組も採用されなかったけど、「エージェント・オブ・シールド」はかろうじて残りました。

パリッキさんは冒頭でも紹介した以前のインタビューで、スピンオフドラマの「Marvel’s Most Wanted」のパイロット版を制作した事を明かしていました。

[nlink url=”https://mavesoku.com/agents-of-shield-adrianne-palicki-comments-canceled-spin-off/”]

パリッキさんはDCドラマ「ワンダーウーマン」のリメイク版も主演を務める予定でしたが、これもパイロット版のみの制作で計画が白紙に。パリッキさんはマーベルとDCの違いに関して「DCとマーベルの違いって面白いですよね。『ワンダーウーマン』のパイロット版は見られるんですけど、モッキンバードのスピンオフは絶対に放送されないと思うんです、実際見るにはプロデューサーのオフィスに行ってサインしなきゃいけなかったんですから。」と、セキュリティレベルが全く異なると語りました。

「デアデビル:ボーン・アゲイン」でディフェンダーズのメンバーが戻りつつある現状で、「エージェント・オブ・シールド」のコールソンたちはどのようになるのでしょうか?

現マーベル・テレビジョンのボスであるブラッド・ウィンダーバウムさんはデアデビルらに続いて「エージェント・オブ・シールド」をMCUに繋げたいと考えている事を明かしていますが、現時点で計画の発表などはされていません。

[nlink url=”https://mavesoku.com/mcu-marvel-television-boss-addresses-agents-of-shield-and-agent-carters-canon-status/”]

ドラマ「ホークアイ」の最終話ではクリント・バートンの妻ローラがS.H.I.E.L.D.のエージェント19だった事が明かされ、コミックのモッキンバードと同じナンバーが当てられていました。

コミックのモッキンバードことバーバラ・”ボビー”・モースはクリント・バートンの妻でエージェント19でしたが、「エージェント・オブ・シールド」のボビーはモッキンバードと呼ばれることはありませんでした。

「エージェント・オブ・シールド」がMCUに戻ってくる時、ボビーとローラはどのような関係になるのか、「ホークアイ」シーズン2で何らかの兆候が見られるのか、注目です。

ドラマ「エージェント・オブ・シールド」はディズニープラスで配信中です。

ソース:Agents of SHIELD Star Adrianne Palicki Had Talks to Appear In Marvel Movies (Exclusive)

ドラマ「デアデビル:ボーン・アゲイン」に過去のマーベルドラマとの意外な接点が発見される

マーベル・スタジオ制作のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)のドラマ「デアデビル:ボーン・アゲイン」に、何年もの間見られなかった久しぶりのイースターエッグが発見されたとして話題になっています。

報告によると、「デアデビル:ボーン・アゲイン」シーズン1の4話、マット・マードックがヘクター・アヤラ殺害現場で証拠を探すシーンで、下水溝の薬莢を拾おうと手を伸ばすシーンでそれが登場しています。

このシーンでは「O’Harren Scotch Whisky」のウイスキーの小瓶がちらっと映っており、旧マーベル・テレビジョン制作のドラマたちとの関連性を匂わせていると話題になっています。

このウイスキーは「エージェント・オブ・シールド」「エージェント・カーター」「デアデビル」「ジェシカ・ジョーンズ」「パニッシャー」「クローク&ダガー」「ヘルストローム」に登場し、世界観を繋ぐアイテムとして役割を担ってきました。

全てのシーンのスクリーンショットは英語wikiにてご覧いただけます。

これらの旧マーベル・テレビジョン作品の中で「エージェント・オブ・シールド」と「エージェント・カーター」、そして「ジェシカ・ジョーンズ」「デアデビル」「パニッシャー」は当初MCUとしてスタートしたものの、途中からは曖昧な状態になっていました。

このウイスキーが「デアデビル:ボーン・アゲイン」に登場した事で、旧作品が正式にMCUにつながっていくサインとなっているのか、今後の展開に注目です。

ドラマ「デアデビル:ボーン・アゲイン」シーズン1は 2025年3月4日(日本時間で3月5日)よりディズニープラスで配信中です。

マーベル・テレビジョンのボスが「エージェント・オブ・シールド」と「エージェント・カーター」のMCU問題について触れる

マーベル・スタジオ傘下で現在はMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)のテレビドラマやアニメーション制作を担当しているマーベル・テレビジョンの責任者であるブラッド・ウィンダーバウムさんが、海外メディア ScreenRant とのインタビューで、「エージェント・オブ・シールド」や「エージェント・カーター」がMCUに属する作品なのかどうかについてコメントしました。

「ホワット・イフ…?」シーズン1にもコールソンやカーターが登場している事から、両番組がMCUの正史かどうかという話題に移った際、ウィンダーバウムさんは「まあこう言っておきましょう。ABCの番組をMCUの正史との関係を考えるのは、私にとって非常にエキサイティングなことなんです。 私の脳の働き方を知っているなら、想像の範囲内だと思います。」とし、現時点で明確に正史とは断言しませんでしたが、適合方法を模索している最中のようです。

ウィンダーバウムさんは昨年の夏のインタビューでも「エージェント・オブ・シールド」に言及し、「正史だと思いたい」とコメントしていました。

[nlink url=”https://mavesoku.com/marvel-studios-brad-winderbaum-comments-agents-of-shield-mcu-canon-status/”]

ドラマ「エージェント・オブ・シールド」は初のMCUスピンオフドラマとして発表され、放送開始直後から人気を獲得、全7シーズンが制作されました。シーズンの序盤は当時公開中の映画とクロスオーバーするような形で物語が展開していましたが、「アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー」のような秘密性の高いプロジェクトが始まるにつれ、ドラマ制作チームに情報が伝えられず、結果的にMCUとは異なる物語が展開する事になり、正史かどうか不明になっていきました。

なお、日本のディズニーは当初の発表どおり、現在も「エージェント・オブ・シールド」をMCUとして紹介しています。

「エージェント・オブ・シールド」は映画「アベンジャーズ」で死んだはずのコールソンを主人公とするドラマで、マルチバースが展開する現在のMCUとして落とし込むのであれば、T.A.H.I.T.I.計画が発動しなかった、あるいは失敗したのがMCUの神聖時間軸で、計画の結果としてコールソンが蘇ったのが「エージェント・オブ・シールド」とするのが手っ取り早いのでしょうか。

T.A.H.I.T.I.(Terrestrialized Alien Host Integrative Tissue I.)計画はアベンジャーズのメンバーが死亡した際に蘇生させるためにフューリーとコールソンが極秘に進めていた計画で、クリー人の血液を基に研究が行われていました。そして、コールソンがロキに殺害された後、フューリーがプロジェクトを実行に移しました。

現状でゴッド・ロキがコールソンを神聖時間軸に戻す運命を握っていると考えると感慨深いものがありますが、今のMCUであれば正史かどうかに関係なく、十分に彼らを呼び戻す舞台は整っていると考えられそうです。

「エージェント・カーター」でペギー・カーターを再演していたヘイリー・アトウェルさんが同役で「アベンジャーズ:ドゥームズデイ」に戻るとも報じられており、「ドゥームズデイ」や「シークレット・ウォーズ」でS.H.I.E.L.D.のエージェント達との再会が期待されています。

ドラマ「エージェント・カーター」、「エージェント・オブ・シールド」はディズニープラスで配信中です。

ソース:Marvel TV Boss Addresses The Question Of Whether Agents of SHIELD And Agent Carter Are MCU Canon After Years Of Debate

【噂話】ガーディアンズ、キャプテン・マーベル、アベンジャーズ等、MCUのコズミック、マルチバースレベルの噂まとめ

マーベル・スタジオが開発中のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「アベンジャーズ:ドゥームズデイ」や「アベンジャーズ:シークレット・ウォーズ」を代表とするマルチバースレベルの作品と、キャプテン・マーベルやガーディアンズ・オブ・ギャラクシーなどのコズミックレベルの作品の最新情報について、海外メディア The Cosmic Circus が報じています。

アベンジャーズ

まず前提としてMCUのフェーズ6でマルチバース・サーガが終わる予定ですが、「アベンジャーズ:シークレット・ウォーズ」の後に神聖時間軸を残して他の全てのマルチバースが消え去るわけではないとの事。つまり「デッドプール&ウルヴァリン」のラストで楽しくパーティーをしていたヴァネッサ達が消えてなくなる事はないようです。

ただし、「シークレット・ウォーズ」のイベントの影響でMCUはソフトリブートされるとも言います。つまりこれまでの物語の一部はそのまま残され、別の一部は新たなものに置き換わっていく事に。

そして「ドゥームズデイ」と「シークレット・ウォーズ」には「インフィニティ・ウォー」や「エンドゲーム」のブラックオーダーのように、ドクター・ドゥームとは異なるサブの悪役が登場すると言います。

当初は征服者カーンとカーン評議会のメンバー(ラマタト、センチュリオン、イモータスら)と戦う予定でしたが、これがドクター・ドゥームとサブの悪役に置き換わるとの事。ただし現時点で何に置き換えられるかは不明だとしています。

記事の予想としてはコミックのマスターズ・オブ・イービルのMCUバージョンとして、アベンジャーズのオリジナルメンバー6人の変異体が登場してもおかしくないと指摘しています。

そしてこれらの映画ではリード・リチャーズとドクター・ドゥームはコミックのような展開にはならないと予告。その原因として「ファンタスティック・フォー:ファーストステップ」だけでは彼らの間に関係が築かれていないからだと言います。

リードとドゥームはインフィニティ・サーガのトニーとサノスのような関係になりそうだとも。トニーは宇宙から何らかの脅威が来る事を漠然と予想していた一方でサノスは様々な事を把握していたのに似ているとし、リードはマルチバースに対してトニーのように考えつつ、ドクター・ドゥームはもっと様々な事を認識していると説明しました。

さらにソーとシルヴィが「ドゥームズデイ」になるかどうかは分からないとしつつも共演するだろうとし、クロスオーバーの噂が実現する可能性が高い事を予告しています。

[nlink url=”https://mavesoku.com/mcu-loki-sophia-di-martino-wants-thor-cross-over/”]

キャプテン・マーベル

ブリー・ラーソンさんがキャプテン・マーベルにはまだ話がある事を予告していますが、アベンジャーズ映画以外に「スパイダーマン4」に登場する可能性も指摘。

[nlink url=”https://mavesoku.com/mcu-the-marvels-captain-marvel-future/”]

「スパイダーマン4」は現在、デスティン・ダニエル・クレットン監督が交渉の席についており、監督とブリー・ラーソンさんが親友同士である事から、「シャン・チー2」と同様にキャプテン・マーベルの登場の可能性があります。

「スパイダーマン4」が邪神ヌルとの戦いになればキャプテン・マーベルの力は心強いものになりそうですが、現時点でこれは単なる可能性の話に留まっています。

また、キャプテン・マーベルの「ドゥームズデイ」と「シークレット・ウォーズ」での役割について、主役級の一人になるだろうとも報告しています。

ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー

記事は「彼らがしばらく姿を見せない可能性がある。」とし、ジェームズ・ガン監督が期待する Vol.4 の実現はまだ遠い事を示唆しつつ、ロケット率いるチームは人知れず銀河を守っていると説明。

[nlink url=”https://mavesoku.com/mcu-gotg-4-james-gunn-wants-current-members-team/”]

一方で地球に戻ったスターロードがアナイアレイターズ(アナイアレーターズ、アニヒレーターズ)を結成する計画があったとしつつも、今それがどういう状況になっているかは分からないと報告しました。

コミックではピーター・クイル死亡後にクイルの「俺が考えた銀河最強のチーム」のアイデアを元にコスモ・ザ・スペースドッグが中心となって結成。このチームにはシルバーサーファー、グラディエーター、ベータ・レイ・ビル、クエーサー、そしてMCUにも登場したロナン・ザ・アキューザーなどが加わっています。

アガサとヴィジョン

アガサの将来については今のところ固く口止めされているとの事で、「アガサ・オール・アロング」の将来にも何かがあるとだけ報告。

ヴィジョンのドラマでウェストコースト・アベンジャーズが結成される噂についてはメンバーに関する話し合いはあったとしつつ、現状は不明だと言います。また、ウルトロンの息子ヴィクター・マンチャに関しても、実現するかどうかは不明だと報告しています。

[nlink url=”https://mavesoku.com/mcu-vision-quest-ultron-role-rumor/”]

エージェント・オブ・シールド

エージェント・オブ・シールドを正史として接続する計画は難航していると報告しつつ、マルチバースに関する壮大な計画の中では不可能はありませんと説明しています。

[nlink url=”https://mavesoku.com/marvel-studios-brad-winderbaum-comments-agents-of-shield-mcu-canon-status/”]

ソース:October Discord Q&A with Alex Perez Talking About Marvel Studios Films and Shows!

「エージェント・オブ・シールド」はMCUの正史なのか?マーベル・スタジオ幹部が「そう思いたい」とコメント

マーベル・スタジオのテレビ、ストリーミング、アニメーション部門責任者、ブラッド・ウィンダーバウムさんが、海外メディア ScreenRant とのインタビューの中で、マーベル・テレビジョンとABCが制作したマーベルドラマ「エージェント・オブ・シールド」がMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の正史であるかどうかについてコメントしました。

「アガサ:オール・アロング」のプロモーションインタビューの最中に、今年の1月にウィンダーバウムさんがNetflix版の「デアデビル」がMCUの神聖時間軸における正史だとした事に関連して、「エージェント・オブ・シールド」も正史なのかと質問され、次のように回答しました。

エージェント・オブ・シールドは本当に素晴らしい番組だと思います。ウィンター・ソルジャー時代にヒドラが出現して「オーマイゴッド!」というシーンが番組の最高の展開のひとつでした。何が起こっているのかわかっていても、ただのファンとして「本当にMCUとつながっている!」と思ったのを覚えています。この番組はあなたが言ったように、信じられないほど素晴らしい方法で、マルチバース・サーガにフィットしているように感じます。あなたと同じで私もこれを正史だと思いたいのですが、ちょっと深呼吸しましょう。でも、私はあのキャストが大好きで、クラーク・グレッグが大好きで、あの番組が大好きだということだけは知っておいてください。

2024年3月、ウィンダーバウムさんは「エージェント・オブ・シールド」について言及し、「デアデビル」らに続く次の復活番組になるかもしれない事をほのめかしていました。

今回の発言を見るに、コールソンらを盤上に戻すための協議を行っている最中という事なのでしょうか。

フィル・コールソンを演じるクラーク・グレッグさんは「コールソンは全てのタイムラインで死んでいない」と主張し、再演についての意思を示していました。

[nlink url=”https://mavesoku.com/agents-of-shield-clark-gregg-address-avengers-secret-wars-rumor/”]

かつては「アベンジャーズ:シークレット・ウォーズ」で戻ってくるとも噂されていましたが、マルチバース・サーガの終わりごろか、あるいは次のサーガとなるであろうフェーズ7以降で何が起こるのか期待となっています。

ドラマ「エージェント・オブ・シールド」はディズニープラスで全話配信中です。

ソース:Marvel TV Executive Addresses Agents Of S.H.I.E.L.D.’s MCU Canon Status After Years Of Debate

【噂話】MCU「X-MEN」脚本に「エージェント・オブ・シールド」の作家が参加か

マーベル・スタジオが開発中とされるMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「X-MEN」の脚本に、レイフ・ジャドキンスさんとマイケル・レスリーさんが参加していると、インサイダーのジェフ・スナイダー氏が報じています。

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氏は自身のウェブサイトにて有料会員向けに上記の情報を提供。他にも参加が検討されている脚本家がいるとしつつ、最終的にこのふたりになると信じているとしています。

レイフ・ジャドキンスさんはドラマ「エージェント・オブ・シールド」や、トム・ホランドさん主演の映画「アンチャーテッド」などに携わってきました。

マイケル・レスリーさんは映画「アサシンクリード」や映画「The Hunger Games: The Ballad of Songbirds and Snakes」(邦題:ハンガー・ゲーム0)の脚本を担当してきました。

なお、現在のところはアニメ「X-MEN’97」の脚本を担当したボー・デ・マヨさんはリストに名前が含まれていないようです。

2025年後半の撮影予定が立てられているという映画「X-MEN」は先日、「ブラックパンサー」のライアン・クーグラー監督が候補となっていると報じられました。しかし、監督は多忙を極めており、署名する可能性はあまり高くないのではないかとも見られています。

[nlink url=”https://mavesoku.com/mcu-avengers-x-men-and-more-status-updates/”]

MCUでのリブートが発表されて以降、ながらくあまり動きが見られなかった「X-MEN」ですが、「アベンジャーズ:シークレット・ウォーズ」後のMCUの展開に向けて、いよいよ執筆作業が始まろうとしているようです。

ソース:‘X-Men’ X-clusive: Meet Two of the Finalists for Marvel’s Most Coveted Open Writing Assignment

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