ジェレミー・レナーさん、「一人で凄い事やるより、RDJと一緒に刑務所行く方がマシ」─アベンジャーズの絆を語る

マーベル・スタジオ制作のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「アベンジャーズ」やドラマ「ホークアイ」でホークアイ/クリント・バートンを演じるジェレミー・レナーさんが、アベンジャーズ俳優たちとの友情と、2023年の除雪車事故直後の交流について、海外メディア Men’s Health とのインタビューで語りました。

事故翌週にはファルコン/キャプテン・アメリカ/サム・ウィルソンを演じるアンソニー・マッキーさんが病室を訪れていたと明かしたジェレミー・レナーさんは、アベンジャーズとの絆に関して次のように語っています。

これって本物の絆だと思います―インスタグラムだけじゃない、僕たちはあのクソったれが本当に嫌いなんです。僕らには家族のような会話があって、それがずっと続いている。一緒に仕事をするとね―みんなで文化的に重要な経験をしたんです。離婚や結婚、赤ちゃんの誕生、12年間で本当にたくさんのことがありました。

マッキーさんがお見舞いに来た際はまだ生命維持装置に繋がれている状態で、かろうじて右目が見えるだけだったと言います。

その後、アントマン/スコット・ラング役のポール・ラッドさんや、「アイアンマン2」ジャスティン・ハマー役のサム・ロックウェルさんらも来てくれたと明かし、ロバート・ダウニー・Jr.さんはレナーさんの気分に関係なく「見た目が最高であればいい」と冗談を言いながら、何度もFaceTimeで連絡してきてくれたと振り返り、さらに言葉を続けました。

映画の中では、僕たちはコスチュームパーティーにいるように見えるし、馬鹿げた小道具を使って馬鹿げたことをしているけど、それもまた美しいんです。みんなつながっていますからね。兄弟姉妹のような関係です。僕はそれを愛と呼んでいます。みんなのことが大好きなんですよ。一人で何か素晴らしい事を成し遂げるより、ダウニーと一緒に刑務所に行く方がいいし、エヴァンスと一緒に車の事故に遭う方がいいんです。

アベンジャーズの俳優たちはSNS上でも仲が良いように見えますが、実際にはそれ以上である事を明かし、一人で幸福を掴むよりも、皆で不幸を分かち合うほうが素晴らしいとレナーさんは語りました。

記事によると、レナーさんの当時の状態の詳細は以下の通りです。

骨折:合計38か所以上
 肋骨 – 6本の肋骨が14か所で骨折
 骨盤 – 下部骨盤の3か所で骨折
 右膝 – 大腿骨の1か所でホッファ骨折、遠位大腿骨の転位、3本のスクリューを挿入
 右足首骨折 – 歩行用のブーツに2本の長いスクリューを入れ、体重負荷は可能
 左足 – 脛骨骨折 – 足に1本のロッドを挿入。中立を保つためにベッドで履くブーツ。体重負荷不可
 左足首骨折 – 足首に1〜2本のスクリューを挿入し、歩行用
 右鎖骨骨折 – 1か所
 右肩甲骨亀裂 – 1か所
 顔 – 眼窩、顎、下顎骨の骨折 – 3か所の骨折:ゴムバンドと軟らかい食べ物で対応
 左手 – 1か所の軽微な骨折に添え木が必要。手術の選択肢はジェレミーが拒否し、医師も自己治癒を支持
 手首 – 左手首の骨折1か所
 左足の指 – 3か所の骨折 – 中間の2本の指が骨折し、左足の側面が亀裂
その他:
 肺 – 片肺が虚脱し、打撲
 肝臓 – 肋骨による貫通
 頭部 – 後頭部の大きな裂傷がステープルで閉じられた
 鼓膜 – 右耳が聞こえない
 膝 – 右膝に大きな捻挫(程度不明)
 目 – 左目に打撲と衝撃

ジェレミー・レナーさんは事故後、約1年のリハビリを経て既に新作ドラマを撮影済み。MCUでのホークアイ再演についても「マーベルが望むなら」と準備万端である事を少し前のインタビューで明かしていました。

映画「アベンジャーズ」はディズニープラスで配信中です。

ソース:Jeremy Renner Is Back From the Dead and Stronger Than Ever

【噂話】アニメ「マーベル・ゾンビーズ」は「ホワット・イフ・・・?」の続きになる?

マーベル・スタジオが制作中のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)のアニメ「マーベル・ゾンビーズ」に、サバイバーとしてスパイダーマンとアントマン、ヴィランの一人としてアンデッド・サノスが登場すると報じられました。

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彼らはいずれも「ホワット・イフ・・・?」シーズン1エピソード5「もしも…ゾンビが出たら?」の登場人物であり、「マーベル・ゾンビーズ」がその後の世界である可能性があるようです。

全4話の「マーベル・ゾンビーズ」でいわゆるボスキャラとして設定されているのはワンダであるとされており、副司令官としてアンデッド・オコエがついているとも言われています。

2022年に公開されたファーストルックでは以下のようなキャラクターのアートが公開されています。

サバイバー:エレーナ・ベロワ、ケイト・ビショップ、ジミー・ウー、シャン・チー、ミズ・マーベル、デスディーラー、レッドガーディアン、ケイティ、ウィドウズ

ゾンビ:ワンダ、ゴースト、ホークアイ、アボミネーション、キャプテン・マーベル、キャプテン・アメリカ、イカリス。

[nlink url=”https://mavesoku.com/mcu-marvel-zombies-1st-look-and-r-rated/”]

また、この世界ではゾンビもの作品によくある事として生存者同士の争いも生じているのか、仮面やマスクで顔を隠したレイダーたちの姿も発表されていました。これらが単なるモブであるのか、神聖時間軸に登場済みのヒーローやヴィランなのかはわかっていません。

現在のところ「マーベル・ゾンビーズ」の詳細な配信スケジュールは不明になっていますが、出演するイマン・ヴェラーニさんは収録を終えたとコメントしており、制作が終盤に差し掛かっていると見られています。

「マーベル・ゾンビーズ」はディズニープラスで配信予定です。

【噂話】MCU「スパイダーマン4」、ピーターの新しいメンターはアントマンか、デアデビルも再登場すると言う

ソニー・ピクチャーズとマーベル・スタジオが制作中のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「スパイダーマン4」のスパイダーマン/ピーター・パーカーのメンター役として、アントマン/スコット・ラングが検討されている可能性が高いと、海外スクーパーのダニエル・リヒトマン氏が報じています。

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According to DanielRPK Daredevil is in the current draft of SM4 with a sizeable role. But like every Spider-Man movie in the MCU they are also trying to get another big Marvel character to be in it as the Iron Man/Nick Fury/Doctor Strange of this one and the idea right now is Ant-Man.
byu/2025___ inMarvelStudiosSpoilers

「スパイダーマン:ホームカミング」ではアイアンマン/トニー・スターク、「スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム」ではニック・フューリー、「スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム」ではドクター・ストレンジが務めてきたピーターのメンターポジションですが、4作目ではアントマンことスコット・ラングがそこにおさまる可能性があるようです。

どのような展開でアントマンとスパイダーマンが交わるかは不明ですが、特に交流が描かれなかった「アベンジャーズ/エンドゲーム」をのぞくと「シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ」以来の顔合わせとなります。

スコット・ラングもピーターの記憶をなくしていると思われていますが、量子世界にいたせいでドクター・ストレンジの呪文の影響を回避したなどの展開もありえるのでしょうか?どのような再会になるかは暫くの間ファンの予想の焦点となりそうです。

また、「スパイダーマン4」にはデアデビルも大きな役割をもって再登場すると報告しています。コミックのデアデビルとスパイダーマンの共通の敵であるキングピンの登場もありえるのでしょうか。

[nlink url=”https://mavesoku.com/mcu-spider-man-4-vincent-donofrio-wants-fight/”]

開発はまだまだ初期段階で、実際に映画館で公開されるまでは数年かかる見通しとなっています。

映画「アベンジャーズ/エンドゲーム」で描かれなかった怒りに満ちたスティーブ・ロジャースが判明

マーベル・スタジオ制作のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「アベンジャーズ/エンドゲーム」の序盤ではその前作にあたる「アベンジャーズ/インフィニンティ・ウォー」でサノスが宇宙の半分の生命を奪ったことで、アベンジャーズの初めての敗北が描かれていました。キャプテン・アメリカことスティーブ・ロジャースは愛する人を失った人々を支援する活動を繰り返していましたが、彼はずっと怒りに支配されていたと言います。

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こう話したのは自身もアベンジャーズであり、アントマンとして地球を救ったヒーローの一人、スコット・ラングさん。

先日出版された自身の著書「Look Out For The Little Guy!」の中で、量子世界から戻ったあと、アベンジャーズ・コンパウンドに向かったラングさんはキャプテン・アメリカと再会しました。この時、視聴者がスクリーンで見ることが出来なかった事について「スティーブの怒りがいつもと違って、彼自身を打ち負かしてしまっていた」と説明。スティーブ氏はスコットさんに、  「あの狂人はすべての生命の半分を奪った。地球上だけではない。宇宙全体から」と敗北を認めたと言います。

また、会話の後半ではサノスにタイム・ストーンを渡したというドクター・ストレンジへの不満もあらわにしていたと言います。もちろんこれが彼の計画である事は、この時誰も知る由はありませんでした。

サノスの指パッチンによって宇宙の生命が半分奪われたあと、キャプテン・マーベルが地球で残されたアベンジャーズと合流し、サノスのもとへ向かい、ソーがサノスの首をはねてからというもの、キャプテン・アメリカは犯罪者と戦う事を放棄(この役割はローニンと呼ばれたクリント・バートンが担っていました)し、民間人を癒やすことに時間を費やしてきました。

そんな彼でしたが自身の怒りの炎が内側から焼き尽くし、彼自身を癒やす事はなかったとラングさんは語っています。

しかしその後、ラングさん発案の時間泥棒計画により、インフィニンティ・ストーンを集めて失われた人々が戻り、トニー・スターク氏の犠牲で過去から来たサノスも撃破した事でこの一連の戦いに終止符が打たれました。これによって、約5年に渡って彼を支配していた怒りから解放され、過去で再会したかつての恋人と素晴らしい時間を過ごしたのだといいます。


ドラマ「ファルコン&ウィンター・ソルジャー」ではキャプテン・アメリカは月にいるという都市伝説が地球上に広まっている事が描かれていましたが、「エンドゲーム」後のスティーブ・ロジャースが実際にどこにいるのかはドラマ「シークレット・インベージョン」終了時点で分かっていません。

スティーブが登場する可能性があるのは「キャプテン・アメリカ:ブレイブ・ニュー・ワールド」ですが、この映画では葬儀のシーンが撮影されており、かつての「シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ」のペギー・カーターのように、スティーブも去ってしまう事になるかもしれません。

映画「アベンジャーズ/エンドゲーム」はディズニープラスで配信中です。

ソース:Avengers Endgame: Unreleased Scene With Angry Chris Evans Cap Revealed (Description)

映画「アベンジャーズ/エンドゲーム」ではアントマンが怪獣と戦うプランがあったと言う

マーベル・スタジオ制作のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「アベンジャーズ/エンドゲーム」ではアントマンが巨大化したジャイアントマンよりもさらに巨大な敵が計画されていたことを、コンセプトアーティストのアダム・ロスさんが明かしました。

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ロスさんは自身の ArtStation にて「エンドゲーム」のコンセプトアートを紹介し、「これはエンドゲームの最終決戦で絡む巨大モンスターのコンセプトとして行われたものです。『アベンジャーズ』第1作に登場したチタウリの空飛ぶリヴァイアサンを直接ベースにしています。ZBrushでスカルプトし、Keyshotでレンダリングし、Photoshopで(合成した)」と説明しています。

©MARVEL,Disney

チタウリの戦艦リヴァイアサンがこのような形態になるとは意外な展開でしたが、残念ながらこの計画が映像化されることはありませんでした。

「エンドゲーム」の最終決戦では様々な試行錯誤が行われており、ドクター・ストレンジが濁流を止めるシーンはワンダと共に止めるプランなども実際に撮影されていました。また、サノスが別の時間軸のキャプテン・アメリカの首を切り落とし、アベンジャーズの前に放り投げて見せるシーンもあった事をケヴィン・ファイギ社長が明かしています。しかしこれはさらに余分なタイムトラベルが必要になることと、それがなくともアベンジャーズがサノスに立ち向かう十分な理由が用意出来ていた事からこのシーンを中止したと説明していました。

2019年の公開からかなりの時間が経過している「アベンジャーズ/エンドゲーム」ですが、まだまだ明かされていない秘密が眠っているのかもしれません。

映画「アベンジャーズ/エンドゲーム」はディズニープラスで配信中です。

マーベルがMCUアントマン/スコット・ラングの自伝「Look Out for The Little Guy」の抜粋を紹介

マーベル・エンターテイメントが 2023年9月5日 リリース予定のアントマン/スコット・ラングの自伝書籍「Look Out for The Little Guy」のプロモーションとして、本文の抜粋を紹介しています。この書籍はMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「アントマン&ワスプ:クアントマニア」の劇中にも登場しています。

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「クアントマニア」ではスコット・ラングが自伝本を発売し、そのイベントを開催する様子などが映画の冒頭で描かれていましたが、この本はそれを実物化したものであり、MCUのアントマンの足跡について記されているようです。

マーベル公式は256ページに及ぶこの自伝の冒頭部分の18000文字ほどを抜粋して紹介。スコット・ラングが本を執筆するに至った経緯には、二人のアベンジャーズたちの関与があったことも明かされています。

以下はざっくりと要約、翻訳した内容です。

やあ。どういたしまして。ちょっと!ああ、俺は紹介が嫌いなんだ。

この本を読んでくださっている方は、まず、ありがとう!俺は自分の体をエンパイア・ステート・ビルほど大きくすることができても、自尊心がアリの大きさになる日もある。おそらくそれは、アベンジャーであり、地球上で最も強力で最も賢い人々と一緒に働くという職業上の危険かもしれないが、その感情はまだ残っています。思い出してみても、俺は世界の半分を救ったのです。

とにかく、俺の名前はスコット・ラング。あなたは今、あるいはかつては俺のことを「アントマン」として知っていたかもしれない。

しかし、スコット・ラングとは誰なのか?そうだね、俺は普通の中年白人男性で、派手なオタク大学に通い、結婚し、堅実な事務職に就いていたんだ。俺は以前、セキュリティを扱う巨大なテクノロジー企業である VistaCorp でコンピューター担当として働いてた。(ああ、皮肉なことですが、ちょっと待って!) 妻のマギーと俺にはキャシーという名の女の子がいて、サンフランシスコ郊外で、平和な生活を始めようとしていたんだ。

確かに、俺たちはテレビで世界が時折奇妙な存在の攻撃にさらされているのを見ていました。しかし、俺たちはまた、アベンジャーズと呼ばれるこの驚くべきスーパーヒーローのグループも見ていた。彼らは常に必要なときに正確に現れ、悪者を追い返した。そして彼らは俺たちの地球から、そして俺の人生から去っていったんだ。

しかし、地球上にはまだ悪者たちがいた。具体的に言うと、俺の職場だ。

時間が経つにつれて、俺の会社は完全に順調ではないことに気づき始めました。俺の上司の(誤った)指導のもと、俺が働いていた会社 VistaCorp は、その優れたセキュリティ技術を利用して顧客を利用し始めたんだ。具体的には、何者かが支払い処理ソフトウェアに欠陥を見逃したか、意図的に欠陥を作り、顧客口座から数百万ドルをかすめ取ったということ。

俺はそれではいけないと決心した。

「合法的」「合理的」「賢明」などと形容されるような、会社に対する抵抗を何度も試みた後、俺は別の方向に進むことにした。

良い点から説明しよう。俺は顧客に500万ドルを返し、VistaCorp の不正取引を世間に暴露した。

そしてその一方で、俺は非常に高価なスポーツカーを非常に高価なプールにダイブさせ、俺自身もサンクエンティン連邦刑務所に3年間入れる事になった。

さらに悪いことに、これはマギーとの結婚生活が破綻した時期でもあったんだ。理由の詳細には触れたくない、これはあくまでスコットとマギーの話だ。しかし、「夫が突然3年間単身赴任する」ということは、必ずしも結婚生活を救うものではなかった、ということだけは言っておきたい。

しかし、より重要なのは、離婚と投獄が、俺を愛する愛しい娘キャシーから実質的に引き離したことだ。彼女の貴重な最初の数年間はあまりにも長すぎた。彼女と俺が関係を築く機会さえあるだろうかと思いました。

結局、俺は刑期を終え、社会に戻ろうとしました。たとえ世界が俺をどうすべきかまだ分かっていないように見えたとしても。有罪判決を受けて仕事を得ることができなかった。お金も住む場所もなかった。キャシーと再会しようという俺の一度の喜びの試みも、マギーとその婚約者によって打ち切られ、面会交流や共同親権について話し合う前に、自分の人生を立て直さなければならないと言われたんだ。

しかし幸運なことに、俺を助けてくれた男が一人いた。

過去数年間を洞窟 (または亜原子領域) で過ごしたことがない限り、おそらく少なくとも ピム・テック の名前を聞いたことがあるだろう。少なくとも、ハンク・ピムの名前は。

まだご存知でない方のために説明すると、ハンク・ピムは驚くべき科学的進歩であるピム粒子の発明者だ。ピム粒子は、いずれかの方向に大規模に分子の縮小または拡大を引き起こす力を持っている。言い換えれば、超小型のものから超大型のものまで何でも作ることができるんだ。ハンクと彼の妻、ジャネット・ヴァン・ダインはこれを自分たちに直接利用し、オリジナルのアントマンとワスプとして数え切れないほどの英雄的な行為を行っていたんだ。

そして、スーパーヒーローゲーム以外でも、ハンクはピム・テックとして知られる本格的な研究開発事業を開始した。しかし数年前、ピム・テックは彼の発見を戦場で利用するために悪用し、その結果得られたテクノロジーを我々が本当に戦いを望んでいない人々に売りつけようとする不謹慎な人々の手に渡ったのです。その時までに、ハンクは文字通り自分の姓を掲げていた会社から追い出されていた。しかし、彼は自分の発明で何が計画されているか、そしてそれを止めなければならないことを知っていました。彼は、自分の作品をピム・テックから取り返す為に俺を「雇った」としましょう。

おいおい、スコット!今なんて言った。なんで親権争いからバイオテクノロジーのスパイ活動に変わったんだ?

そう、ちょうど俺が刑務所からよろよろと出てきて、自分自身を見つけようとしていたとき、ハンク・ピム――当時は知らなかった――が俺を見つけてくれたのです。ハンクは俺について研究しており、俺が電子機器と窃盗の両方に熟練していることを知っていました。そして最も重要なことは、彼は俺が失うものは何も残っていないことを知っていました。

俺には気づかないうちに、ハンクは俺を、非常に手ごわい金庫からアントマンのスーツを盗むようにそそのかして、俺を「試し」ました。それが成功すると、ハンクと彼の娘のホープ・ヴァン・ダインが、警察の拘留から俺を「盗んで」、仕事をオファーし(あたかも俺に選択肢があるかのように!)、そして最もクレイジーな最高のパフォーマンスをやり遂げるように俺を訓練してくれました。 

では、世界を脅かす可能性がある軍事技術を正当な創造者に返せば、再び平和が戻るよね?

でも、それは間違ってた。

文字通り、俺がピム・テック作戦を成功させるや否や(昔の刑務所仲間や非常に熟練したアリの協力を得て)、気がつくとアベンジャーズと対面していた。

まあ、とにかく二人だ。キャプテン・アメリカとファルコン。信じてくれ、十分です。俺はすでにファルコンと戦い、今度は彼とキャップ(俺がすぐに彼に電話することになるので、大したことではありません)が実際に俺の助けを求めていました。

おお。つまり、すごい!もう俺を追跡しているのは、気難しい年老いた半ば引退した科学者だけではなくなりました。今や俺は地球最強のヒーローたちの注意を引いたのです。

つまり、彼らが俺に求めていたのは・・・少し難しい。基本的に、アベンジャーズには、ここで立ち入るには複雑すぎる問題をめぐって大きな内部分裂があり、キャップとファルコンは、彼らの側に新鮮な(そして非常に適応力のある)筋肉を必要としていました。特に、これらすべてがドイツの空港での大規模なアベンジャーズ対アベンジャーズの騒動で最高潮に達したときは特にそうだった。ドイツ!俺は小さな独房で3年間を過ごしたばかりだったのに。今、俺は突然「ヨーロッパ旅行をしている」のか?

いさかいの詳細には立ち入りたくないが(実際、俺にはそうしない法的義務がある)、率直に話しておこう。

俺はもっ​​と「悪い」側にいたかもしれないと思う。

ご存知かと思うけど、最終的にはその戦いはすべて解決されました。そうでなければ、俺たちの地球は終わりのないアベンジャーズ内での衝突の灼熱の戦場になってしまったでしょう。

それで・・・今地球は平和ですか?

いいえ。その後、サノスのおかげで、宇宙の全生命の半分が消滅しました。つまり、地球にも他の場所にも平和はありません。

俺は行方不明になってから5年間近くにいませんでしたが (その理由はすぐに分かります)、でもちょうど間に合うように戻ってきて、別のタイムラインにジャンプして、宇宙のあらゆる悪者たちとフィールドで戦ったのです。ニューヨーク州北部で、アベンジャーズがサノスを阻止し、すべての人々を本来あるべき場所に戻すのを助けました。最後になりましたが、俺の貴重な希望を俺と一緒に戻すことも含めて!

ご想像のとおり、あれは多くの・・・。

それでそれ以来、俺は物事をもう少し楽にしようと努めてきました。傷を癒やすこと。懐かしかった人たちとの再会。それが何を意味するのかを考えていたんだ。

そうそう、そしてもちろん、この本を書いている!

そして、スコット・ラングが誰であるかを本当に知りたい場合は、この本を読むことから始めることをお勧めします。

したがって、この時点で、あなたも非常に深刻な質問を抱えていると思います。これを書いている間、俺は一日に何千回も自分自身に問いかけてきました。

一体なぜスコット・ラングが初めてのスーパーヒーローとして本を書いたのでしょうか?

ここだけの話、俺はアベンジャーであることを誇りに思っていますが、時々「新参者」のようにも感じます。確かに、俺は究極のクラッチで勝ち上がりましたが、野球の用語で言うと、俺はスターターではなく、DH(指名ヒーロー)です。

俺はこう考えています。俺は「みんなのアベンジャー」です。俺はあなたが一緒にビールを飲める相手であり、旅行中や空港までのドライブ中に犬の世話を頼んでも大丈夫な相手。俺はスーパーソルジャーでも億万長者でもありません(この本が大成功しない限り)。ただの普通の父親であり、サンフランシスコ・ジャイアンツのファンであり、今でも過去の誤りを正そうとしている間違いを犯した男だ。

一言で言えば、俺は異常な状況に何度も追い込まれた普通の男。

そして、それがなぜ俺がこの本を書いたのかという質問にまだ完全には答えていないことはわかっています。

簡単な答えは、「アベンジャーズに頼まれたから」です。

ある日、ブルース・“ハルク”・バナーとクリント・“ホークアイ”・バートンが俺をランチに連れて行ってくれました。彼らは、サノスとブリップで何が起こったのか、そして最終的に物事を元に戻すための俺たちの長い闘いが世界に本当に理解されていないことを懸念していると言いました。

最初は、重い話題に直面したときにいつもそうしているように、「何が起こったのか、少なくとも世界の半分は知っているよ」と冗談を言いました。

ブルースは、「ああ、もちろんだとも。しかし、何十億もの人がこれらの不快で心を揺さぶるような出来事を経験したが、その背後にある完全なストーリーは知らないんだ」と答えました。そして最終的には、人々がトラウマ的な出来事を乗り越え、乗り越えるために最も必要なのは、それがすべて意味をなすのに役立つ物語です。

「わかった」と俺は同意した。「しっかりとした計画だ。それで、誰にその話をしてもらうつもり?」

クリントはこう答えた。「お前だ、スコット。君はつい最近この事件に巻き込まれた男だ。あなたはまだ一般の世界に片足を突っ込んでいる。そして、君はみんなに好かれる男だ。そして信頼されている。」

そしてブルースは、「これは大変なことだが、そしてあなたほど楽しく過ごす方法を知っている人は誰もいない」と契約を締結した。

良い事だ。でも俺にはまだたくさんの疑問があった。俺はその歴史のすべてを目撃したわけではなかった。俺はワカンダの戦いや、サノスがさまざまなインフィニティ・ストーンを集めるきっかけとなった出来事には参加していなかったんだ。

しかし、ほとんどすぐに、自分の答えが何になるかわかりました。俺の知る限り、アベンジャーズに仕事を頼まれたら、どんな仕事でも、「はい」と答えるさ。それで俺はそうた。2回の素早い握手(ブルースは現在ハルクの体に永久に残っているが、「固くなりすぎない」ように心がけていた)で決着した。彼らは俺にすべてのアーカイブ映像とドキュメントを提供し、行きたいところならどこへでも連れて行ってくれ、必要なだけ質問させてくれたんだ。

ただ一つ言えるのは、実際にそれが俺にとって100パーセント解決できたわけではないということです――内面的には。2 人の素晴らしいスーパー ヒーローが信頼を寄せてくれたという自信のピークから、恐ろしいほど急激に自信喪失に陥りました。彼らの合理的な理由にもかかわらず、この事件全体は、大人になってからのほとんどの期間、俺の心の中で燃え続けてきた疑問を引き起こしました。

なんで俺なんだ?

アベンジャーズに出会う前から、そう自分に問い続けてきた。俺が VistaCorp で働いていた頃、彼らが顧客からお金を盗んでいたことを知り、夜も眠れなくなったのはなぜ俺だけだったのだろうか?なぜ俺は、ロビン・フッドを演じるためだけに、仕事を放棄し、結婚も諦め、サン・クエンティンで 3 年間を過ごしたのか?

そして最後に、これはまだ賢いのですが、VistaCorp の厄介なビジネスが世界に公になったとき、なぜ俺がそれに屈することになったのでしょうか?

これらの質問に対する答えはわかりません。そしておそらく今後も解決しないだろう。

ドクター・ストレンジですら教えてくれないし、信じてもらえないのは、俺の質問が足りなかったからではない。地球の戦いの紫塵が落ち着いた後、俺はその男と絆を深めてみました。言っておきますが、彼は俺の14,000,605通りの過去を俺に教えることに消極的か、興味がありませんでした。

しかし、俺が知っていることは次のとおりです。VistaCorp と刑務所での経験は、俺たちの世界が壊れていることを教えてくれました。そして、俺のような、可能性が低い人々がその仕事に乗り出さない限り、この問題は決して解決しないということです。

そして、ハンク・ピムが俺を前科者のたまり場から引き抜き、アントマン2.0として働かせたとき、俺には「なぜ」というぼんやりとした輪郭が見え始めました。もしかしたら、俺が耐えてきたあの困難な年月は、実はもっと高い目的のための準備だったのかもしれない。

それは良いことだ。なぜなら、ヒーローとして初めて外に出た直後、俺はドイツでアベンジャーズが他のアベンジャーズと戦うという、前述の非常に恐ろしくややこしい仕事に徴兵され、超スーパーマックス水中刑務所に送られたからだ。そして再び俺は転落し、自宅軟禁下でさらに2年間拘留されなければならなかった。

なぜまた俺が?

まだ完全に答えは見つかっていませんが、その答えが見え始めていました。成功、そして多くの場合、人生が量子力学に依存している男にとって、これは奇妙な以上に聞こえるでしょうが、基本的に、俺は感じていました。

一見考えられないようなシナリオから別のシナリオに引きずり込まれ、不可能だと夢にも思わなかったことをするよう求められたときでさえ、多くの信じられないようなことが実際に可能であることがわかり始め、そして俺はそれらを実行しているんだ。そして、彼らはますます感じ始めました。これ以上良い言葉が見つからないのです。

これは、アベンジャーズの仲間たちがミッション中や戦闘中に感じる種類の感情であることはわかっています。彼らはそれに慣れているかもしれませんが、俺はようやくそこに到達したところです。想像できる限り最も恐ろしい敵に直面したときでも、自分に不利な確率が指数関数的に積み重なったときでも、より大きな善に奉仕するために他の人たちと協力しているなら、自分は正しい場所にいて、正しいことをしているという感覚に。地球のみんなのために。

そして正直に言うと、これがアベンジャーズ物語全体の背後にある本当の話。それは皆さんと共有することが最も重要だと俺が考えたものです。それが俺がランチカウンターであの二人のアベンジャーズにイエスと答えた深い理由だった。なぜなら、またもや、不可能に思えること(少なくとも、非常に勧められないこと)をするよう求められていることが分かっていたからです。しかし、その代わりに、その感情を定着させ、自分を導くことにしました。

そして、その気持ちをみんなと共有する必要があることに気づきました。

なぜなら、結局のところ、予想外に、そして一見手の届かないところにある人生が、どこに自分たちを引きずり込むのか、誰にも分からないからです。スティーブ・ロジャースは、戦時中は痩せ型の男ができる限りのことしかやらないだろうと想像して、戦いに参加した。トニー・スタークは優秀で成功しましたが、心のどこかで父親の影から抜け出すことができるだろうかと疑問に思っていたことを俺は知っています。職業的に成功を収めたドクター・ストレンジですら、ミスティック・アーツのマスターになるなど想像もできなかったでしょうし、そのようなものが存在することさえ想像できませんでした。

そして、その同じ予測不可能性は、俺にとっても同様にあなたにも当てはまります。人生のせいで体が小さくなり、元刑務所の仲間が水を張っている浴槽に放り込まれたらどうしますか?そうですね、それは俺だけかもしれません。しかし、会社の強欲をあえて告発したために、人生で予期せず荷物をまとめて 3 年間の仕事を終えて、そのまま刑務所に入れられたときはどうでしょうか?

理由は尋ねません。「ここからどこへ行けばいいですか?」と尋ねます。

なぜなら、少なくとも現時点では、それが人生においてあなたに課せられた仕事であり、あなたが辞めることのできない種類の仕事だからです。

逃げることはできますが、身を縮めて浴槽に飛び込むことはできても、隠れることはできません。

技術的に言えば、俺は超能力を持っていない、と前に言いました。しかし、別の見方をすると、俺は実際にそうなのです。さらにすごいことがあります。それは皆さんも同じです。

体の大きさを自在に変えることができる俺は、世界が「大きい奴」と「小さい奴」で溢れていることを見てきた。そして当然のことながら、前者は常に後者を踏みつけています。これは仕様による場合もありますが、地位や意欲のせいで、偉い人たちは、ただ生きていこうとしている毎日の勤勉な人々のことさえ見ていないこともあります。

だからこそ、この小さな男の世話をするのが、俺のような人間、そしてこの本を通してこれから説明するように、あなた方の仕事なのです。それは、単に仕事を受け入れることを選択するだけで、俺たち全員ができる超強力な能力です。

あなたは理由があってこの場所と時間にいるのですが、他の誰もそうではありません。したがって、次の不確実で、可能性が低く、「不可能」なステップがあなたに明らかになったとき、自分がピムであろうとなかろうと、体のあらゆる粒子を使って、「なぜ俺なんだ?」という考えを向けるようにお願いします。あるいは「なぜ俺ではないのか?」

少なくとも、アベンジャーズに彼らの物語を伝えると約束したとき、俺はそうしようと努めました。そして、それを行う方法を俺が知る最良の方法は、同時に俺にも伝えることです。なぜなら、俺が学んだように、起こった何か大きなことについて話し始めると、そこから学べる小さな教訓も見えてくるので、自分自身と他の人を助けるためにそれを共有したいと思うからです。

おそらくそれは、娘のキャシーの人生のかなりの部分で彼女のそばにいて、俺が学んだことを彼女と共有する機会がなかったからかもしれません。俺はまだそれに取り組んでいますが、彼女自身がすでに大人になり、俺が彼女を導くことなくすでに多くを見たり経験したりしているので、今は難しい。俺はその船に乗り遅れましたが、信じてください、あなたは「お父さんの知恵」の本をまるまる一冊家に焼きたいと思っています。

それが俺がこの本でやろうとしていることです。俺がそれをどのように見て、経験し、ヒーロー仲間から直接聞いたかから、すべてを語ります。あなたをヒーローの世界へご案内します。

その過程で、あなたは俺の物語、スコット・ラングの物語について聞くことになるでしょう。俺が始まりから、俺が(アリの)人間になり、そして今もなりつつあるまで。俺が信じられないほど魅力的だから?いいえ。なぜなら、俺の人生は、あなたの人生と同じように、その教訓を他の人と共有する方法を見つけられなければ、その価値の半分を失ってしまうからです。

そして最後に、なぜなら、俺の言葉から他に何も受け取らないなら、俺が共有したいのは、俺たち全員を巨人たらしめているのは、俺たちが小さな男にどれだけ気を配っているかであるということです。仲間の人間が最も必要としているときに、俺たちがどのように助けるか。俺たちの最大のスーパーパワーは、単に聞く耳、心配する目、または差し伸べられる手である可能性があります。単に現れて、人生が俺たちに与えた信じられないほどありそうもない仕事をすることで、俺たちはどのようにして「ヒーローの制服」を着ているのか。

仕事について言えば、残り一冊分の本を書かなければなりません。ああ、なぜ俺はこれに同意したのですか?なんで俺なんだ?

書籍「Look Out for The Little Guy」は 2023年9月5日 発売予定、映画「アントマン&ワスプ:クアントマニア」はディズニープラスで配信中です。

コミックのワスプはMCUのために変更が許可されなかったという

「ラブ・アンリミテッド」最新号を記念して、「ザ・アンストッパブル・ワスプ」のライターを務めるジェレミー・ウィットリーさんが、ワスプを無性愛者として描くことが出来なかったのはMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)のためだと主張しました。

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ウィットリーさんは「Marvel Action Chillers #3」(2020年)で、現在のワスプことナディア・ヴァン・ダインが少なくともアロマンティック(Aromantic:恋愛的に他者に惹かれない事)であることを示唆しました。

その後ウィットリーさんはTwitterで、ナディアをアロマンティック・アセクシャル(Asexual:性的に他者に惹かれない事)として見ているものの、特に彼女を「Quoiromantic」(他者への好意が友情か恋愛か区別しない/出来ない)として考えているとしましたが、これをコミック化する事は出来ませんでした。

これについてウィットリーさんはナディアのもとになったキャラクター、ホープ・ヴァン・ダインが「映画のフランチャイズに多くを負っているキャラクターである」ために、「そこに多くの神経が注がれていた」ことを明かしました。

アンストッパブル・ワスプ/ナディア・ヴァン・ダインは2016年にコミックデビューしたキャラクターで、2015年のMCUの映画「アントマン」に登場したホープ・ヴァン・ダインをもとに制作されたキャラクターです。

ナディア(Nadia)はロシア語で希望を意味する言葉であり、ホープをもとに作られたことは明白でしたが、実際には名前の意味とショートボブというヘアスタイル以上のものは特にMCUから持ち込まれておらず、コミックオリジナルキャラといっても過言ではありません。

ナディアはジャネット・ヴァン・ダインとの間に生まれた娘ではなく、ハンク・ピムとその最初の妻マリア・トロヴァヤ(ハンガリー人、ピムを監視するスパイ)の間に生まれた娘でした。新婚旅行中に誘拐されたマリアは旧ソ連にてナディアを出産。

ナディア・ピムはその後レッドルームにて暗殺者として育てられる一方で科学者としての才能を開花。自力でピム粒子の開発に成功し、アメリカに逃亡しました。しかし逃亡中に父親だとされていたハンク・ピムの死亡の報を耳にしたことで、ナディアは初代ワスプのジャネット・ヴァン・ダインの元をたずねました。

ハンク・ピムとの親子の証明が出来なくてはアメリカ人として登録できず、ロシアからの密入国状態だったナディアの後見人としてジャネットは手を尽くし、最終的にはピム博士とマリアの結婚ビデオと遺伝子サンプルから親子の証明が成立し、ナディアはアメリカ人として登録される事になりました。その際、姓を登録するにあたって父のピムではなく、手助けしてくれたジャネットの姓であるヴァン・ダインを名乗るようになりました。

結果的にホープとはまったく異なるキャラクターへと進化をとげたナディアでしたが、どういうわけかセクシュアリティの変更だけは認められなかったようです。

「アントマン&ワスプ:クアントマニア」ではカットされてしまったシーンの中にワスプの子供が存在していました。これが関係しているかは不明ですが、ウィットリーさんのアイデアが実現する事はありませんでした。

ウィットリーさんはナディアを使用する事が出来なかったという一方で、代わりにグウェンプールをアセクシャルとして使用する事が認められたと言います。

Tumblrへの投稿で、ウィットリーさんは、「ファンダムの多くがすでにエースとして見ているキャラクターのために、この物語をもたらすチャンスだった」と述べています。

「グウェンは、自分が物語の中にいることをハイパーに認識している人が、実際の生活に影響を与えるトロフィーと格闘する物語を語る絶好の機会だっただけでなく、ファンダムの多くがすでにエースとして見ているキャラクターのために、この物語をもたらすチャンスでした。もちろん、全員というわけではありませんが、それでも多くの人が見ています。」

マーベルコミックの世界には多様なセクシュアリティのキャラクターが認められており、同性愛者のキャプテン・アメリカも存在しています。そういった中でなぜナディアのセクシュアリティが認められなかったは推察の域を出ませんが、いずれナディアとホープが切り離されて独自の道を歩けるようになるかもしれません。

ディズニープラスが映画「アントマン」のASLバージョンをリリース

ディズニープラスがMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「アントマン」のASL(アメリカ手話)対応バージョンの配信を開始した事を、マーベル公式がアナウンスしました。4月15日の全米手話(ASL)デーを前に、この新しいオプションが利用可能になったとの事です。

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今回のASLビデオサービスは、デラックスがGrupo Stenoと共同で制作したもので、デルバート・ウェッターさんがASLのベストプラクティスに関する相談役としてプロジェクトに参加し、クリエイティブガイドラインの構築をサポートしました。さらに、「エターナルズ」や「ホークアイ」など、ASLを使用したマーベル・スタジオの作品を手がけたことのあるダグラス・リドロフさんが、ASLパフォーマーのジェイック・クックさんと一緒に仕事をするために加わりました。

ウェッターさんは「ダグラス・リドロフとASLパフォーマーのジェイック・クックを含むチームのろう者クリエイティブは、アントマンの楽しい会話や効果音を、マーベルの独特のスタイル、破壊的なユーモア、高速アクションにふさわしい方法で伝えることを目指し、期待以上の成果をあげました。」とコメントしています。

ASL対応で視聴するには特典映像タブからアクセスするようですが、いまのところ日本のディズニープラスでは対応していません。

対応バージョンでは画面の右下にパフォーマーが表示され、字幕だけでは足りない情報も補完してくれる事になるようです。

©MARVEL,Disney

映画「アントマン」はディズニープラスで配信中です。

ソース:‘Ant-Man’ Arrives on Disney+ With New ASL Option

映画「アベンジャーズ/エンドゲーム」、アントマンの編集ミスについてポール・ラッドさんがコメント

マーベル・スタジオ制作のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「アントマン&ワスプ:クアントマニア」の主演を務めたポール・ラッドさんが、海外メディア BBC Radio 1 に出演し、「アベンジャーズ/エンドゲーム」にアントマンが二人いた問題について言及しました。

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動画の5分ごろから、「エンドゲーム」にアントマンが二人いた問題について質問されたポール・ラッドさんは、「そうですね、新しいアントマンの映画を見ると、複数のアントマンが登場する瞬間があり、おそらく似たようなものであることがわかります。」と延べ、「未来を垣間見た可能性がありますよ」と編集ミスをクアントマニアジョークで返しました。

ディズニーはここ数年だと「ミズ・マーベル」「ワンダヴィジョン」などを配信後にサイレント修正を行ってきました。それらはMCU作品に限らわずにディズニー作品全般で行われていますが、「エンドゲーム」のアントマンが二人いるエラーや、「ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス」のポータルエラーなど、そのまま放置されているものも存在しています。

もちろん修正のコストがそれぞれ異なるため、簡単に直せるもののみ対応している可能性はありますが、ポール・ラッドさんはアントマンに関するエラーを単にVFXチームのミスとするのではなく、アントマンシリーズ最新作と絡めてコメントしました。

「クアントマニア」は賛否両論の内容で海外レビューサイト Rotten Tomatoes ではMCUで下から2番目の位置にランク付けされています。一方で公開3日間の興行収入では1億ドルを超える売上を見せるなどかなり上位に来ており、アントマンシリーズ3作中でも1位になっています。ワスプの役割がジャネット以下だった事を考えると、本作はほぼ「アントマン&キャシー」と言った内容でしたが、特に征服者カーンの存在感も強く、フェーズ5の最初の作品として、またマルチバースサーガのクライマックスに向けて、いいスタートを切れたようです。

映画「アントマン&ワスプ:クアントマニア」は 2023年2月17日より劇場公開中です。

ドラマ「ミズ・マーベル」、エンドゲームはストリーミングされていた?脚本家が初期プランを明かすも矛盾が生まれる

マーベル・スタジオ制作のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)のドラマ「ミズ・マーベル」のプロデューサー兼ヘッドライターを務めるビシャ・K・アリさんが、海外メディア The Wrap とのインタビューの中で、カマラ・カーンや世界の人々が「アベンジャーズ/エンドゲーム」の出来事をどのように認識していたかについて、初期の計画を明らかにしました。

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ドラマの第1話「ジェネレーション・ホワイ」の冒頭で、カマラがアントマン/スコット・ラングが出演するポッドキャストから情報を得ていた事が判明していますが、アリさんはもともとは別のプランだったと次のように語っています。

ある時、クリエイティブ・チームを拡大する前の初期段階で、私は「ケヴィン、もし『エンドゲーム』の戦いにドローンとライブ・ストリームがあったらどうする?」と尋ねました。すると彼は『ビシャ、それはダメだ』と言ったんです。エンドゲームの最終決戦にTwitchストリーマーが一人もいなかったって?冗談でしょ?。この謎解きで頭が真っ白になったと思います。だから、本当に何度もやり直していました。最終的には、サナ(コミック『Ms.Marvel』の共同制作者)のピッチになったんじゃないかと思います。あるいは、そのアイデアがどこから来たのか、実は全然知らないんです。でも、それを脚本に組み込んだら、完璧になったと思いました。個性的でした。

エンドゲームの最終決戦は何十億もの人々が戻ったばかりの瞬間で、ドラマ「ワンダヴィジョン」でモニカ・ランボーが戻ってくるシーンでも描かれていたように大混乱していました。このタイミングでストリーマーが位置を特定し、ドローンを飛ばすような事は出来なかったと考えられます。

ファイギ社長がこのプランを採用しなかった事で、市民は映像を見て「エンドゲーム」の状況を知る事は出来ず、アントマンを介したポッドキャストで事態を把握するようになるという脚本が生まれたようです。

しかしながらもうひとりのプロデューサーであるサナ・アマナトさんは「ある種の記録媒体があったと思います。人々はおそらくそれを見て映像から情報を得たのです。」インタビューで答えています。アリさんは「サナさんのアイデアでアントマンのポッドキャスト案になった」と答えていますから、どちらかの記憶が混乱しているようです。

ファイギ社長がストリーミング案を認めなかったという部分が記憶違いでなければ、映像が出回っている事はないと考えるのがいいようです。一方でS.W.O.R.D.などの機関が映像におさめている可能性については言及されていません。

そして、映像が市民に出回っていないとすれば、アベンジャーズ初期メンバーやシビル・ウォーで手配されたキャラクターたちを除いて、ガーディアンズ・オブ・ギャラクシーたちの外見が知れ渡っているのはやはり合点がいかなくなってしまいます。

[nlink url=”https://mavesoku.com/mcu-ms-marvel-ep-01-avenger-con-easter-egg/”]

これらの謎については今後明かされるかもしれませんが、スコット・ラングが自慢話をしたがるというのは想像しやすく、彼がポッドキャストであれこれ広めてしまったのは面白い展開でした。

海外ではこのポッドキャストを実際に聞いてみたいという声が多く、アリさんは「ポール・ラッド、やろうよ。私が書くから、あなたはブースに座ってて。作ってみたいですね。」と述べています。

ドラマ「ミズ・マーベル」はディズニープラスで配信中、次回、第2話は 2022年6月15日16時 より配信予定です。

ソース:‘Ms. Marvel’ EP Says Scott Lang’s Podcast Is Something She Actually Wants to Make: ‘Paul Rudd, What’s Up?’