映画「ブラックパンサー:ワカンダフォーエバー」、ミカエラ・コールさんがアネカとアヨの恋について言及

マーベル・スタジオ制作のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「ブラックパンサー:ワカンダフォーエバー」でアネカを演じるミカエラ・コールさんが、海外メディア Vogue とのインタビューの中で、フローレンス・カサンバさん演じるアヨとの恋愛関係について言及しました。

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コールさんの出身であるガーナは1860年代から強硬な反同性愛法があります。そして、昨年ガーナ議会に提出された新しい法案は、アフリカで最も抑圧的な反LGBTQIA+法を提案するものでした。この法案が修正されることなく可決されれば、同性愛者であること、あるいはその味方であることさえ、第2級の重罪となり、5年の懲役刑が科されることになります。

法案が可決されれば母国においてコールさんも何らかの罪に問われる可能性がありますが、この役を引き受けることの重要性について「私は思いました。ガーナの人たちに見せたい。みんなは『(首を突っ込まなくて)いいじゃないか、政治的なことなんだから』と言います。でも、人々の日常生活に影響を与えるようなことは、単なる政治ではないと思うんです。だから、私がガーナ人であることで、ガーナの人たちがついて来てくれると思うから、私がこの役をやることが重要だと感じたんです。」と語りました。

また、コールさんはロンドンの演劇学校に通っていた頃に前作「ブラックパンサー」のオーディションを受けていたと明かしつつ、「多くの人にとって、アフリカの魔法、人々の魔法、祖先の魔法を、主流なプラットフォームで表現したのは初めてのことだったと思います。ここに来ると、何か不思議なものを感じるのです。」とコメントしました。

なおVOGUEはアネカとアヨの関係を「禁断の恋」と表現していますが、少なくともコミックにおいてワカンダでは同性愛は禁じられていません。単にワカンダがアフリカ系の架空の国であることから、アフリカの主流として禁断というワードが用いられた可能性が考えられます。

本作ではオコエがLGBTQ+として描かれるという噂があり、コミックのアネカとアヨの関係をアネカとオコエに変更して描かれるのではないかと考えられていました。しかし、今回のインタビューによるとコミックどおりアネカとアヨの関係が映画で描かれるようで、オコエは単なる噂として終わるか、別の女性との関係が描かれるのかもしれません。

コミックではアヨが投獄されていたアネカを助け、ミッドナイト・エンジェルズとして活動を始めましたが、現在MCU版ではアヨがミッドナイト・エンジェルズの衣装を着用している姿は確認されていません。代わりにコミックではそうではなかったオコエがミッドナイト・エンジェルズの姿になっており、元ドーラ・ミラージュの3人のキーパーソンがMCU版でどのような変化を遂げているのかはポイントとなりそうです。

映画「ブラックパンサー:ワカンダ・フォーエバー」は 2022年11月11日 公開予定です。

ソース:Michaela Coel on Creativity, Romance, and the Path to Wakanda Forever

【噂話】映画「ブラックパンサー:ワカンダフォーエバー」ミカエラ・コールさんは元ドーラ・ミラージュ隊長アネカを演じる?

2021年7月の報道でミカエラ・コールさんがMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「ブラックパンサー:ワカンダフォーエバー」に出演すると伝えられていました。当時不明だったコールさんの役割について、海外スクーパーのマーフィーズマルチバースがドーラ・ミラージュの元隊長アネカである事を示唆しました。

当初、ストーム役やシュリのリキャストの可能性が指摘されてたコールさんですが、その後、シュリはロケ現場にてレティーシャ・ライトさんの姿が確認されておりその線は消えていました。ストームに関してはその可能性が残されていますが、今の所MCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)におけるX-MENの扱いが不明であり、加えてコミックで婚姻関係にあったティ・チャラが不在となっているため、こちらに関しても疑問視される部分があります。

アネカとは

マーベルの公式キャラクター紹介によると、アネカは元ドーラ・ミラージュの隊長であり、ティ・チャラとネイモアが交友している様子を見てしまい、王への信頼を失ったあとワカンダを離反しました。

ワカンダは護衛隊を失った間にサノスの侵攻を受けシュリが死亡。ラモンダ女王の仲介によりティ・チャラとアネカ及びドーラ・ミラージュが和解しワカンダに復帰します。

その後、ティ・チャラからドクター・ドゥームとの戦争に備えるよう命じられドーラ・ミラージュの訓練にあたっていたアネカですが、ある時、女性を虐待していた村の首長を殺害してしまった事で死刑宣告を受けました。

恋人であるアヨ(MCUのファルコン&ウィンター・ソルジャーにも登場)の手引で対ドゥームに備えて開発されていたワカンダ製のヴィブラニウム・ウィングアーマーであるミッドナイトエンジェルアーマーのプロトタイプを手に入れ脱走。その後はドーラ・ミラージュの影の部隊ミッドナイトエンジェルズとしてワカンダの守護にあたります。

MCU版はどうなる?

MCUではティ・チャラを演じたチャドウィック・ボーズマンさんの死去に関連し、ティ・チャラがデジタルによる登場などはしないとスタジオ幹部が公言しています。

そのため、コミックの「サノスの侵攻によるシュリの死亡」の部分を「何者かの侵攻によるティ・チャラの死亡」に置き換えるとアネカのストーリーラインに適合するようにも見えます。

また、ネイモアやドクター・ドゥームといったマーベルユニバースで重要なヴィランとの中継を担えるキャラクターでもあり、アネカの登場は今後のMCUの展開をスムーズにさせると考えられます。

コミックでは一旦離反し、ワカンダの敵にもなっているため、ヒーローとヴィランどちらにもなり得るキャラクターです。本作にはヴァレンティーナ・アレグラ・デ・フォンテーヌも登場すると報じられており、ヴァルがアネカを勧誘にくるケースも有り得るかもしれません。映画でドーラ・ミラージュとして登場し、ドラマでヴィラネスに立場を変える事も考えられそうです。

このキャスティングに関しては続報があり次第、またお伝えしていく事になります。

映画「ブラックパンサー:ワカンダ・フォーエバー」は 2022年7月8日 に米国公開予定です。

ソース:Reddit