米ディズニーが「ワンダヴィジョン」、「ロキ」S1の4kUHDとBlu-rayの発売を発表

米国のディズニーおよびマーベル・エンターテイメントが、ディズニープラスで配信中のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)のドラマ「ワンダヴィジョン」と「ロキ」シーズン1の4K UHD およびブルーレイのリリースを発表しました。

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発表によると、これらの 2021年のMCUドラマはどちらも、スチールブック パッケージ、コンセプト アート、新しいボーナス映像とともに、コレクターズ エディション 4K UHD およびブルーレイで米国にて入手可能になります。 

どちらも 2023年8月28日 から予約の受付が開始されますが、発売日は異なっており、「ロキ」シーズン1のディスクはシーズン2配信開始直前の 2023年9月26日 が予定されています。

「ワンダヴィジョン」は、2023年11月28日に発売予定です。 

「ロキ」シーズン1については特典も発表されており、ディズニープラスで配信中のドキュメンタリ番組「アッセンブル」の映像も含まれているようです。

以下、公式からの抜粋です。

  • TVA のデザイン – プロダクション デザイナーのカスラ・ファラハニ、トム・ヒドルストンとともに、ロキ シーズン 1の素晴らしいセットに足を踏み入れながら、シーズン 2 を覗いてみましょう。
  • 公式 TVA オリエンテーション ビデオ  ミス・ミニッツは、オリエンテーション ビデオで TVA タイムラインの内部の仕組みを説明します。
  • Gag Reel – ロキ シーズン 1のキャストとスタッフによるセットでの楽しいアウトテイクの一部をご覧ください
  • 削除されたシーン : ロキの戴冠式 – メビウスは、ロキの戴冠式中にカエルのソーが登場するロキのタイムラインのいくつかの瞬間をレビューします。
  • 削除されたシーン : スタンドオフ – ロキは TVA とのスタンドオフでシルヴィを人質に取ります。
  • Assembled : The Making of Loki – ロキ、MCU の悪戯の神を中心にシリーズを探索します。

「ワンダヴィジョン」はディズニープラスで配信された初のMCUドラマで、現在、その続編となる「アガサ:カヴン・オブ・カオス」がポストプロダクションの真っ最中であるほか、いくつかの後続作品も噂されています。

「ロキ」シーズン1は3番めに配信されたMCUドラマですが、フェーズ4から6までのマルチバースサーガの鍵を握る重要な作品であり、初のシーズン2を獲得した番組である事と、そのシーズン2が間近に迫っている事などが理由で今回発売に至ったと考えられそうです。

「ファルコン&ウィンター・ソルジャー」やその他のMCUドラマに関するディスク化については、今回の発表では言及されていません。

ドラマ「ロキ」シーズン1の4K UHD および Blu-ray は 2023年9月26日 米国発売予定です。

ソース:‘WandaVision’ and ‘Loki’ Season 1 Coming to 4K UHD and Blu-Ray

【噂話】「ザ・ウィッチズ・ロード」の主人公はワンダではない?ワンダ関連の最新情報が報じられる

マーベル・スタジオが開発中だという噂のプロジェクト「ザ・ウィッチズ・ロード」はこれまでワンダに関する物語が描かれると報じられてきましたが、ここに来てそうではないと対立する主張が飛び出してきました。海外メディア The Cosmic Circus は本作は別の魔女にフォーカスしていると言います。

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記事によると、「ザ・ウィッチズ・ロード」は神話上のオリジンストーリーとなり、新登場の魔女たちにフォーカスされ、MCUのほとんどのイベントよりも前の話になると言います。この作品にはワンダが物理的に登場する事はないだろうと説明し、エリザベス・オルセンさんの顔を見る事が期待できるのはドラマ「アガサ:カヴン・オブ・カオス」の方だと指摘しています。

そして「ワンダヴィジョン」のもう一人の主人公ヴィジョンにフォーカスした「ヴィジョンクエスト」ではコミックどおり、ヴァージニア、ヴィヴ、ヴィンといったヴィジョンの新しい家族が登場するとの事。

コミックのヴァージニアはワンダ・マキシモフの脳波を使って人格モデルが形成されましたが、MCU版でどうなるかはまだ分からないと言います。

そして「ザ・ウィッチズ・ロード」とは異なるワンダのソロプロジェクトが別に動いているとし、コミックの「ザ・チルドレンズ・クルセイド」をベースにした脚本で「ワンダヴィジョン」のスピンオフプロジェクトが完結するだろうと主張しています。

そしてこれはあくまでEarth-616のワンダに関連するものだとし、マルチバースのワンダにも注目が集まるとの事。ディズニーとマーベルはスカーレットウィッチというIPを重要視しており、マルチバースを通して様々な彼女の探求を計画していると言います。

そのいくつかがすでに発表済みのアニメプロジェクト「ホワット・イフ・・・?」シーズン2と「マーベル・ゾンビーズ」で、「X-MEN’97」への登場の可能性も指摘しています。

そして、「ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス」に登場したEarth-838のワンダのその後も描かれるようだと報告しています。これは少し前に同メディアの記者が報告していたものにも関連していますが、今回の最新記事では「デッドプール3」でEarth-838が再訪されるようだと述べています。

「ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス」の劇中でのスカーレットウィッチの行為によりEarth-838のアベンジャーズの代わりを担っていたイルミナティは崩壊し、ディストピアの未来へと歩み始めています。838側はこれを616のドクター・ストレンジとワンダ・マキシモフが始めた戦争行為とみなし報復するだろう、そしてその先頭に立つのが新たなイルミナティとしてのイアン・マッケランさんのマグニートーと838のワンダの親娘になると伝えています。

なお、これらは全てストライキの前に確認された情報であると警告しており、ストライキが終わった後に彼らが活動再開した時にこれらのアイデアが破棄、変更される可能性は十分にある事には注意が必要です。

ソース:What I Heard: What’s Next for The Scarlet Witch

ドラマ「ワンダヴィジョン」、エンディングの続きの絵コンテが公開

マーベル・スタジオ制作のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)のドラマ「ワンダヴィジョン」のラストでは、スカーレットウィッチとなったワンダが夫のヴィジョンと二人の息子たちを失ったあと、ウェストビューの街を飛び去って行きました。ドラマ本編の映像はそこで終わりましたが、実際にはあと少し計画されていたシーンがあったようです。

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マーベルのコンセプトアーティストであるシメオン・ウィルキンスさんは、「ワンダヴィジョン」のフィナーレのためのストーリーボードアートを共有し、ワンダ・マキシモフとホワイトヴィジョンが登場する重要なシーンがエピソードから削除されたことを認めました。 

絵コンテによると本編映像のあと、ワンダはホワイトヴィジョンとの再会を果たしています。二人は困惑の表情で見つめ合いますが、やがてワンダはホワイトヴィジョンとは逆の方向へと去っていきます。それを見つめるホワイトヴィジョンの表情のアップで絵コンテは終了しています。

©MARVEL,Disney

残念ながらワンダとホワイトヴィジョンの再会は実現しませんでしたが、今後これが起こる可能性はあるのでしょうか?

映画「ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス」のラストでワンダはワンダゴアの下敷きとなった所で終了し、生死不明となっています。しかし、ケヴィン・ファイギ社長は彼女の物語はまだ終わっていないとも公言しています。

ワンダはドラマ「アガサ:カヴン・オブ・カオス」に再登場するのではないかというファンの疑問についてエリザベス・オルセンさんは言葉を濁しつつも「私は戻ってくると思います」と2023年3月のイベントにて言及。

最近ではワンダのソロ作品として「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー ホリデースペシャル」のような単発ドラマ、マーベル・スタジオ・スペシャル・プレゼンテーションが制作されているとも報じられています

今後の作品でワンダとホワイトヴィジョンの関係がどのように描かれていくのか、期待しながら待つ必要がありそうです。

ドラマ「ワンダヴィジョン」シーズン1はディズニープラスで配信中です。

【噂話】ドラマ「アガサ:カヴン・オブ・カオス」、オーブリー・プラザさんのキャラはアガサと結婚している?

マーベル・スタジオが制作中のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)のドラマ「アガサ:カヴン・オブ・カオス」に出演しているオーブリー・プラザさんが演じる謎のキャラクターが、キャスリン・ハーンさん演じる主人公アガサ・ハークネスと結婚関係にあるようだと話題になっています。

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海外メディア The Cosmic Circus の記者アレックス氏は自身のX(旧ツイッター)にその可能性があると投稿。

オーブリー・プラザさんの役割は現在の所不明で、死神デスや魔女モーガン・ル・フェイを演じているのではないかとも噂されています。

今回の報告では作中で結婚が描かれるのか、それとも「ワンダヴィジョン」の頃やそれ以前から結婚していたとされるのかは不明です。

もしもアガサが死神と結婚していたとなれば「ワンダヴィジョン」のアガサは死神に操られていたのか、それとも死神を支配する前段階としてワンダのカオスマジックを狙ったのか、そういった繋がりも気になる所となります。

「アガサ:カヴン・オブ・カオス」は 2023年5月に撮影の終了が報告されており、オーブリー・プラザさんはインタビューで「MCUの中で最も高尚な作品となるでしょう」と予告しています。

ドラマ「アガサ:カヴン・オブ・カオス」はディズニープラスで配信予定です。

ドラマ「ワンダヴィジョン」のスチールブックリリースは偽の情報だと言う

ここ数日の間にSNS上で話題となっているMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)のドラマ「ワンダヴィジョン」のスチールブックが発売されるというニュースについて、これは偽情報であると作家のビル・ハント氏が警鐘を鳴らしています。

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ハント氏はツイッターで以下のような内容を投稿。

マーベルが「ワンダヴィジョン」のディスク無しスチールブックを “発表 “したという報道は100%でたらめです。これはマーベル・スタジオの公式ホームビデオ製品ではありません。Manta Labは香港の会社で、コレクター向けにBlurayのパッケージを作っているようです。しかし、これは正規のホームビデオ・リリースではありません。ライセンスを受けているかどうかはわからないが、ディズニーのホームビデオ・チームは関与していません(今晩スタジオに確認した)。だから、このナンセンスと、それを報じるすべての情報源は、当然の軽蔑をもって扱ってほしい。

ディズニーは業務の方針転換を始めており、最近ではドラマ「ミズ・マーベル」がケーブルテレビで配信されたり、ドラマ「シークレット・インベージョン」が米Huluで配信されるといった、ディズニープラスのMCU作品に対する新たなアプローチが続いていました。

「ワンダヴィジョン」のスチールブック発売もこれらと同様にディズニーの損失補填の為の新たな施策かと考えられていましたが、それにしてもディスクのないカバーだけの商品を公式が発売するのだろうかという疑問もあり、この噂の商品の紹介はスルーしてきました。そして今回のハント氏の主張によると、これは公式とはまったく関係のない商品だと言う事のようです。

スチールブックのリリースが日本で予定されているかどうかは不明ですが、個人輸入などで購入を予定されていた方はご注意ください。

ドラマ「ワンダヴィジョン」の削除されたドクター・ストレンジの役割が明らかに

マーベル・スタジオ制作のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)のドラマ「ワンダヴィジョン」では当初ドクター・ストレンジの登場が計画されていましたが、最終的にそのプランは採用されませんでした。今回、その削除された計画の一部が明らかになりました。

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Twitter ユーザーの @ScarletWitchUpd 氏と @hannaeeliz 氏はディズニープラスで配信中のドキュメンタリ番組「MPower」(邦題:エム・パワー)の中で、「ワンダヴィジョン」の作家の部屋が映された際、その背後にある付箋にドクター・ストレンジに関するアイデアが掲載されていると言います。

拡大された画像によると、「アガサは双子と同じ音を聞き、クローゼットの中のミラー・ディメンションを開くと、ドクター・ストレンジが閉じ込められているのが見える!」と付箋には書かれているようで、何者かに捕まって助けを呼ぶドクター・ストレンジが登場するといったアイデアが考えられていたようです。

「ワンダヴィジョン」配信当初、マーベル・スタジオのケヴィン・ファイギ社長はインタビューでドクター・ストレンジを演じるベネディクト・カンバーバッチさんの出演契約を取りまとめていた事を明かし、短いカメオを計画していたと明らかにしました。

また、脚本を担当したジャック・シェイファーさんも削除されたいくつかのアイデアをインタビューで明らかにしています。

「ワンダヴィジョン」では劇中のCMを通じてドクター・ストレンジがワンダに助けを求めるといったプランもあったそうですが、ドクター・ストレンジに関するアイデアがまとまらなかった事と、ドクター・ストレンジを取り入れることでワンダの物語がブレることを避けたいという狙いから、このカメオ計画は幻となりました。

もしも「ワンダヴィジョン」にドクター・ストレンジが登場していたら、作品の結末や「ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス」」にはどのような影響を及ぼしていたのでしょうか。

ドラマ「ワンダヴィジョン」はディズニープラスで配信中です。

【噂話】ドラマ「アガサ:カヴン・オブ・カオス」にエヴァン・ピーターズさんのラルフ・ボーナーが帰ってくると言う

マーベル・スタジオが制作中のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)のドラマ「アガサ:カヴン・オブ・カオス」に、ドラマ「ワンダヴィジョン」に登場していたエヴァン・ピーターズさん演じるラルフ・ボーナーが帰ってくるという噂がSNS上で話題になっています。

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海外スクーパーのダニエル・リヒトマン氏は自身の Patreon にてラルフが帰ってくるというニュースを報告。「ワンダヴィジョン」で「X-MEN」の実写映画シリーズのファンを驚かせたあのキャラクターが再び登場する事になるようです。

エヴァン・ピーターズさんのサプライズ出演は当時話題となりましたが、キャラクターの役回りとしてはファンが見たいものとは少し違っていました。

「アガサ:カヴン・オブ・カオス」は「ワンダヴィジョン」から引き続きウェストビューの街が舞台に設定されている事がこれまでの報道により判明しており、そこの住人であるラルフが再登場することは特別不思議な事ではありません。

「ワンダヴィジョン」のラルフはアガサ・ハークネスが扮するアグネスの夫の役割を演じさせられていましたが、本作で彼は再び災難に巻き込まれる事になるのでしょうか?

ドラマ「アガサ:カヴン・オブ・カオス」はディズニープラスで配信予定です。

エリザベス・オルセンさんがワンダ再演に対してトーンを変更、もう戻ってこない?

マーベル・スタジオ制作のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス」などでスカーレットウィッチ/ワンダ・マキシモフを演じたエリザベス・オルセンさんが、海外メディア Variety とのインタビューの中で今後のワンダについて語りましたが、その想いには以前と少し変化が見られるようです。

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インタビューで「ワンダを演じるのが恋しいですか」と質問されたエリザベス・オルセンさんは「いいえ、そんな事はありません。彼女を演じ続けて10年近くになると思います。彼女の事は大好きなんです。それに、毎日ケヴィン・ファイギにアイデアの電話をしていないのは、私たちがやった事を本当に誇りに思っているからだと感じています。」と回答しました。

そしてこれまでのワンダを振り返り、「ワンダヴィジョンは本当に意外な機会だったと思います。もしマーベルをクビになったとしても、私は私たちが作ったものを誇りに思うでしょう。そして、私は本当に、マーベル以外の他の映画やキャラクターをどうしていくか考えている所で、マーベルのことが気にならなくなっています。」とワンダを演じた事の満足感と、マーベル以外の役割について考えている事を明らかにしました。

これは今年3月に「はやく戻りたい」と語った熱量と比べると明らかに意欲の低下が見られ、もともと小さな映画への出演を好んでいた本来のエリザベス・オルセンさんに戻りつつあるようでもあります。

一方でマーベル・スタジオのケヴィン・ファイギ社長は「出来る事ならあと100年はリジー(エリザベス・オルセン)と働きたいですね。マルチバースはなんでも可能ですから。」と引き続き仕事をしたいと語っており、クビになるような可能性は低いと見られています。

再登場の舞台として「アガサ:カヴン・オブ・カオス」や「ヴィジョンクエスト」などはかなり有力視されていますが、今のところそれらへのキャスティング報道はありません。

エリザベス・オルセンさんの心境の変化の裏に何があったのかは不明で、これが実際の心境なのか、それともワンダ復活のサプライズに向けたプロモーションなのか、今後の発言に注目となりそうです。

ドラマ「ワンダヴィジョン」はディズニープラスで配信中です。

ソース:Variety

映画「ザ・マーベルズ」、サミュエル・L・ジャクソンさんが語る、映画の前に見ておくべきドラマ3本

マーベル・スタジオが制作中のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「ザ・マーベルズ」に出演するサミュエル・L・ジャクソンさんが、海外メディア Empire Magazine とのインタビューにて、本作を鑑賞する前に見ておきたい3つのディズニープラスMCUドラマについて言及しました。

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ワンダヴィジョン

マーベル・スタジオ初のディズニープラスドラマシリーズとなった「ワンダヴィジョン」では、テヨナ・パリスさん演じるモニカ・ランボーが登場しました。

映画「キャプテン・マーベル」ではキャプテン・マーベル/キャロル・ダンヴァースの親友マリア・ランボーの小さな娘として登場したモニカが時を経て、大人になって「ワンダヴィジョン」に再登場。

マリアが創設したというS.W.O.R.D.のエージェントとしてウエストビューの調査にやってきたモニカは、ワンダが生み出したヘックスの影響で不思議な力をその身に宿す事になりました。

「キャプテン・マーベル」の頃はキャロルを「おばさん」として慕っていたモニカですが、キャプテン・マーベルの話題に触れたくないほど関係は悪化している事が描かれていました。

ミズ・マーベル

「ザ・マーベルズ」のもう一人の主人公、ミズ・マーベル/カマラ・カーンのデビュー作となった「ミズ・マーベル」もサミュエル・L・ジャクソンさんが推薦する見ておくべきドラマのひとつ。

ミズ・マーベルを演じるイマン・ヴェラーニさんのデビュー作でもある「ミズ・マーベル」は青春コメディを軸として高校生活、家族、宗教などのテーマを取り込んだヒーロー作品。

関係悪化が示唆されたモニカとは対称的に、カマラはキャプテン・マーベルの大ファンである所も本作の見所のひとつとなっています。

シークレット・インベージョン

来月の配信を控えている「シークレット・インベージョン」も「ザ・マーベルズ」にとって重要な作品のひとつだと言います。

米マーベルに「スパイスリラー」と表現される本作は、サミュエル・L・ジャクソンさん演じるニック・フューリーを主人公としたドラマ。

詳しい内容はまだまだ不明な部分が多い作品ですが、同名のコミック「シークレット・インベージョン」はスクラル人による地球侵略を描いたもの。

スクラルは「キャプテン・マーベル」にてMCUに初登場した宇宙人種族で、「キャプテン・マーベル」劇中でフューリーはスクラル人のタロスとの間に友情を芽生えさせ、その後も地球の平和のために裏で暗躍していた事がこれまでのMCUで描かれています。

しかしスクラルの全てがフューリーに友好的というわけではなくなったようで、敵対する事になってしまったスクラルとフューリー&タロスの秘密の戦争を描いていく事になります。

サミュエル・L・ジャクソンさんは「シークレット・インベージョン」と「ザ・マーベルズ」が「興味深い類の方法で繋がっている」とコメントしています。


以上がサミュエル・L・ジャクソンさんによる「ザ・マーベルズ」の前に見ておくべきMCUドラマです。

しかし、万全を期すのであれば映画のチェックもしておくのがいいでしょう。

「ザ・マーベルズ」はもともと「キャプテン・マーベル2」として開発されていた事からも、「キャプテン・マーベル」は前作とも言える存在。「ザ・マーベルズ」の主人公キャプテン・マーベルのデビュー作でもありますから、「ザ・マーベルズ」にとって最も重要な映画とも言えるでしょう。

その他、キャプテン・マーベルが登場した映画として「アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー」、「アベンジャーズ/エンドゲーム」、「シャン・チー/テン・リングスの伝説」などがあり、時間の許す方はこれらもチェックしてみるといいかもしれません。

映画「ザ・マーベルズ」は 2023年11月10日 に劇場公開予定です。

ソース:Captain Marvel 2 Will Rely on These 3 Disney+ Shows (Confirmed)

エリザベス・オルセンさんが映画「ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス」に問題があった事を認める

マーベル・スタジオが制作したドラマ「ワンダヴィジョン」や映画「ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス」でスカーレットウィッチ/ワンダ・マキシモフを演じたエリザベス・オルセンさんが、海外メディア VanityFair とのインタビューの中で、ドクター・ストレンジ2作目映画の制作の際に問題があった事を認めました。

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数ヶ月に渡る憶測の末に、エリザベス・オルセンさんは「ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス」の脚本家が「ワンダヴィジョン」を見ていなかった事を認めています。

「ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス」では、「ワンダヴィジョン」と同じような物語を描いているんです。悲しみや喪失に対処する同じようなストーリー。ふと、「マルチバース・オブ・マッドネス」を書いた作家たちに『「ワンダヴィジョン」で何をやっているか知ってます?ご覧になりました?』と聞いてみたんです。すると「まだ終わってないから、見てないよ」と言われたんです。

そして、同じような話をもう一度演じなくてはならない事について、オルセンさんは次のように対処したと明かしました。

結局、私自身が興味を持てるように、そしてもしかするとお客さんのためにも、同じテーマであってもきちんと挑戦しなくてはいけない。試行錯誤して違う視点から演じたからこそ、繰り返しは避けられたと思っています。

「ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス」もヒットしたMCU映画のひとつですが、その中にある最大の批判ポイントは「ワンダヴィジョン」の9話にわたって描かれた救済の物語がなかったかのように、想像以上に残忍なヴィランとしてワンダが戻ってきた事でした。

当ブログでも映画公開後間もなくに「なぜワンダはあんな事になったのか」として考察し、ダークホールドのせいだろうという事で結論づけましたが、映画の脚本を担当したマイケル・ウォルドロンさんもその後のインタビューにてダークホールドのせいであると指摘し、彼女の持つトラウマがダークホールドの餌食になってしまったと説明しました。また、パンデミックによる作品の公開順の変更が脚本制作に影響したことも明かしています。

ウォルドロンさんは映画公開後、批判に対して様々な説明をしてきましたが、今回エリザベス・オルセンさんによって明かされたように結局は「ワンダヴィジョン」を見ていなかったという事に尽きるようです。

「ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス」でのワンダは「ワンダヴィジョン」を見た視聴者からも、未視聴の観客からも理解出来ない存在として登場しました。ダークホールドがいかにしてワンダを闇堕ちさせたかを描いていれば納得の行く物語になったかもしれませんが、映画開始の数分でワンダがヴィランである事が判明し、その後はジェットコースターのような展開で有無を言わせない作りになっているのはサム・ライミ監督の手腕といった所でしょうか。そのライミ監督も海外メディア Rolling Stone とのインタビューで「ワンダヴィジョンを全ては見ていません。重要だと言われたシーンをいくつか見ただけです。」と応えている他、MCU映画も4、5本しか見たことがない事を明かしています。

つまる所、ファンが不満に思っていた部分は「ワンダヴィジョン」と「ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス」の間でうまくバトンが渡されていない事が原因でした。

マーベル・スタジオ及びディズニーは秘密を守るために制作チーム間での情報共有も制限しているという話もありますが、先日も「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」シリーズと「アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー」での矛盾が明るみに出たばかり。同様の問題を再発させないよう、今後のチーム間での情報制限には見直しが必要かもしれません。

「ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス」の脚本を担当したマイケル・ウォルドロンさんは「ロキ」を執筆しファンから評価され、映画公開前は巨匠監督とのタッグということもあってかなり期待されていました。しかし公開後は主にワンダに関する問題で批判を浴びました。

現在、ウォルドロンさんは2026年公開予定の映画「アベンジャーズ:シークレット・ウォーズ」の脚本担当として設定されていますが、マーベル・スタジオはこの1ヶ月前後で3本の作品の脚本家を変更しており、起用戦略を変えたとも報じられています。

そして、ワンダを演じたエリザベス・オルセンさんは今後のワンダに「今度こそ救いを与えたい」と別のインタビューでコメントしています。

ドラマ「ワンダヴィジョン」、映画「ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス」はディズニープラスで配信中です。