テヨナ・パリスさん、モニカを演じるにあたって子役アキラちゃんの演技を研究したと明かす

マーベル・スタジオが制作するドラマ「ワンダヴィジョン」でMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)にデビューしたテヨナ・パリスさんが、海外メディア Variety とのインタビューでモニカの役作りについて、映画「キャプテン・マーベル」で子ども時代のモニカを演じたアキラ・アクバルちゃんの演技を研究していたことを明かしました。

モニカを演じることに対するインスピレーションについて聞かれたパリスさんは次のように答えました。

役作りをするにあたって、自分でコミックを見に行きました。今でもコミックで彼女がどういうキャラクターであるかを探求しています。

そして、映画「キャプテン・マーベル」でのアキラ・アクバルちゃんの演技や、彼女がもたらしたものにも注目しました。子どもから大人になると人は変わります─子供のころの自分とはまったく違う大人になることもあります。でも大人になっても残る要素もあると思うんです。人間関係もそうです。マリア・ランボーやキャロル・ダンバースはモニカにどういう影響を与えたのでしょうか。

また、制作の裏側について以下のように語りました。

メアリー・リバノス(プロデューサー)は素晴らしいわ。彼女はコミックの事、モニカの事、すべてのことを管理してくれています。だから、私はいつも彼女の頭の中を覗きに行っていました。ヘッドライターのシェイファーは「よくわからない」とか「どうやって調整すればいいのかな」と思ったときには、いつでもそばにいてくれました。マットも同じです。マットは、私が今までに会った中で最も忍耐強い人間です。彼はとても親切です。セットの上で起こりうるすべてのことがうまくいかないことを話しても、彼はとても冷静で、コントロールされていて、見ていてとても驚かされました。彼自身が子役としてシットコムの世界からやってきたので、知識も豊富なんです。私はとても素晴らしい手の内を持っています。とても協力的で楽しいプロセスだったわ。

MCUのモニカ・ランボーは「キャプテン・マーベル」で主人公キャロルの親友マリアの娘として登場し、物語でも重要な役でした。「ワンダヴィジョン」ではそのモニカが大人になり、テヨナ・パリスさんがキャスティングされる事になり、話題になりました。

というのもコミックのモニカはキャロルよりも先にキャプテン・マーベルを名乗っていたヒーローで、一時はアベンジャーズのリーダーを務めたこともあるヒーローです。少女として「キャプテン・マーベル」に登場したモニカが「ワンダヴィジョン」でどのようになっていくのか、注目を集めています。

パリスさんは「ワンダヴィジョン」の後も映画「キャプテン・マーベル2」にキャスティングされており、キャプテン・マーベル/キャロル・ダンバースと肩を並べて戦うことになると考えられています。

テヨナ・パリスさんが出演しているドラマ「ワンダヴィジョン」はディズニープラスで独占配信中です。

ソース:‘WandaVision’ Star Teyonah Parris on Embodying Marvel Superhero Monica Rambeau

ドラマ「ワンダヴィジョン」3話のイースターエッグをピックアップ

配信が始まったにも関わらず謎が多いMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)のドラマ「ワンダヴィジョン」は、これまでに公開されてきた映画シリーズと同様イースターエッグがたくさんある作品です。この記事ではそれらについて取り上げて行きたいと思います。

この記事にはネタバレを多く含んでいますので、未見の方はご注意ください。

3話

エピソードタイトル「カラー放送」

イースターエッグという程ではありませんが、1話、2話と違って配信と同時にエピソードタイトルが公開されました。ちなみに1週間遅れで公開された1話、2話のタイトルはネタバレを示唆するようなタイトルではありませんでした。今後タイトルがどのように扱われるのかは不明です。

新たなオープニング

今回は1970年代に人気を博したシットコム「ゆかいなブレディー家」を模したようなオープニングになっています。しかし今回も登場する六角形。2話のオープニングで登場したときは、六芒星やインフィニティ・ストーンを表現しているだろうというお話もしましたが、あらたに補足しておきます。

©2021 MARVEL

六角形とは英語でヘックスといい、コミックのワンダの最初の能力であるヘックスパワーを表現している可能性があります。ヘックスパワーは確率を操作し、近くにいる人を8割ほどの確率で不幸に陥れるパワーとして描かれていました。ワンダが現実改変能力を手に入れるのは、もっと後のことです。

ヘックスをさらに日本語に直すと、16進数という意味もあります。16進数は2進数であるコンピュータが扱う情報を人にわかりやすく伝えるために用いられることが多いです。もともとAIだったヴィジョンの事をも表していると考えられます。

ちなみに前回のオープニングと違い、今回は歌詞がありました。

英語版の歌詞は以下のとおりです。

WandaVision
We got something cooking
And it’s looking good
We’ve got something cooking
And who knew we could
All great expectations
Lead to complications
But it’s groovy and fun
It’s me and it’s you
Together, one plus one
Is more than two
WandaVision
WandaVision
Some sudden surprises
Come in all shapes and sizes
But it’s rainbows and sun
It’s you and it’s me
Together, one plus one is family

料理と赤ちゃんを重ね合わせて、3話のメインとなる妊娠と出産についてほのめかす歌詞になっています。吹替版は出だしから「二人だけが知っているハッピーニュース 二人きりで待っているラブニュース」と、より直接的に表現しています。

オープニング中の映像は実際に起きた事なのでしょうか?

新しい家

今回も2800番地はそのままに、家が新しくなります。

1話の外観(左)と玄関(右)

2話の外観(左)と玄関(右)

そして3話の外観(左)と玄関(右)

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外装に大きな変化は見られませんが、それでも玄関ドアが変化しているのは一目瞭然です。内装はエピソードごとに大きく変化しています。時代設定が急激に進むのですが、ワンダやヴィジョン、ウェストビューの人たちがそれについて話題にすることはありません。

しかし次の項目でわかるように、3話は2話の翌日の話でした。

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一晩で妊娠から出産へ

2話のラストでワンダのお腹が大きくなり、それからしばらく後の話かと思いきや、ヴィジョンの話しぶりから12時間しか経っていないことがわかります。

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明らかに異常な妊娠ですが、この町の異常さ程ではありません。この奇妙な時間の流れは何を意味しているのでしょうか。

ちなみにヴィジョンが診察を終え、バミューダに旅行に行くというニールスン医師に対して、町のみんなには内緒にしてほしいと伝えるのですが、この後オープニングシーンにあるベビー用品の買い出しに向かったのでしょうか。特にお腹を隠しているようには見えませんでした。

ハーブの様子がおかしい?

お隣さんのハーブが一生懸命に垣根を切っています。ちょっとした恐怖を感じるシーンです。また、予告動画でもわかっていましたが、背景の妙なハリボテ感は一体何を表しているのでしょうか。

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このあとヴィジョンの注意に対して、ありがとうと答えたハーブは笑顔でヴィジョンを見つめ続けながら切り続けます。

ビリーかトミーか

ワンダとヴィジョンは生まれてくる子の名前で軽く揉めます。ヴィジョンはウィリアム・シェイクスピアにちなんでビリーが良いと言い、ワンダはアメリカ人らしいトミーが良いようです。

このシーンでヴィジョンは「この世は舞台 人は皆 役者だ」というシェイクスピアの言葉を引用していますが、このウェストビューが作り物だということを示唆していると考えられます。

これはコミックにも登場する双子の息子、スピードことトーマス・“トミー”・シェパードとウィッカンことウィリアム・“ビリー”・カプランと同じ名前です。ゆくゆくはヤングアベンジャーズとしてデビューするのでしょうか?

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また、このシーンではドクター・ストレンジとの繋がりも確認出来ます。

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不安に思うヴィジョン

このあと、おしめを替える練習をして赤ちゃんを迎え入れる準備をするヴィジョンですが、陣痛を引き金にワンダのパワーが制御できなくなったようで停電になってしまいます。あたりを確認して帰ってきたヴィジョンは、1話のハート夫妻以降、おかしいことに気づき始めます。

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しかし、ヴィジョンの不安は何者かによってなかった事にされてしまいます。2話ラストの養蜂家については明確にワンダが対処していましたが、今回はまったくそうではありませんでした。まるで映像の編集ミスかのように時間が少し戻り、世界に対する不安は赤ちゃんが生まれる事への不安へと書き換えられてしまいました。

ドッティと旦那

2話で存在感を見せたドッティですが、今回はちょっとだけの登場。「このイヤリング、太って見える?」と旦那さんに尋ね、直後に停電が起きるおかげで旦那さんは神様に感謝することになります。この停電は直前のワンダの力の暴走が原因のようにも見え、停電の際は2話の冒頭やラストにあった雷のような音が聞こえます。

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後ろの電気スタンドはワンダの双子を象徴しているのでしょうか。旦那さんのフィルが読んでいる新聞が気になるところで、トップニュースには「TWO FIRE HYD… ADDED ON MA…」となっています。

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HYDの次の文字は半分しか見えておらず、Rのようにも見えますがHYDRとくればヒドラなのでしょうか?

ヒドラ・ソーク

やはり今回も入ってくるコマーシャル。1話、2話の男性目線のCMとは違い、3話のCMは女性主体のものになっていました。1970年代のアメリカといえばウーマンリブの時代。政治や文化など、様々な分野にフェミニズムが進出し始めた時代ですが、女性が家事労働を押し付けられている映像はまだまだ70年代のCMという感じです。

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今回の商品は入浴剤のヒドラ・ソーク「すべてを水に流し、自分だけの世界に浸れます」とは、過去に多くを失ってきたワンダへの言葉でしょうか。英語版では「Escape the world (世界から逃げ出して)」というフレーズも入っています。字幕では「家にいながら 安らぎのひと時を」となっている箇所は、英語では「When you wanna get away, but you don’t wanna go anywhere. (逃げ出したいけれど、どこにも行きたくない時に)」となっています。とにかく現実逃避を促している商品となっています。

実はこの「ヒドラの石鹸」、ヒドラ・ソークと同一のものではありませんが、以前にある作品に登場しています。それがこちら。

©MARVEL

そう、フィル・コールソンです。こちらドラマ「エージェント・オブ・シールド」シーズン4 第17話「反対の世界」で登場しました。仮想世界「フレームワーク」に取り込まれてしまったS.H.I.E.L.D.のエージェントたちはヒドラの石鹸によって洗脳されていました。ちなみにですが、フレームワーク内にいたアグネスはマダム・ヒドラでした。

出産の時

ついに出産直前となり、ヴィジョンは大急ぎでニールスン医師の元へ走ります。そう、まるでピエトロのような残像を残しつつ。

ひとりになったワンダが産気づいていると、魔法が暴走したのか壁に描いたコウノトリの絵が実体化してしまいます。そこへジェラルディン(モニカ・ランボー)があらわれ、バケツを貸して欲しいといい、焦ったワンダはコウノトリを消そうとしますがうまくいきません。コントロールが上手くいかないのか、あるいは第三者の仕業なのかは不明です。

ジェラルディンはバイト先の上司ハドックスの話で盛り上がっていますが、これはS.W.O.R.D.の上司なのでしょうか?

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結局、ジェラルディンに妊娠がばれてしまい、そのまま出産することになりました。男の子が生まれたところにヴィジョンとニールスンが到着し、赤ちゃんを抱き上げたヴィジョンはワンダの意志を尊重し、「トミー」と呼びかけます。しかしワンダは再び苦しみだし、もう一人の男の子「ビリー」を出産するのでした。

医者の不可解な言動

せっかく連れてきたニールスンですが、出産は終わっていたため特にすることはありませんでした。ヴィジョンがお礼をいいつつ玄関まで送っていった先で「ご旅行楽しんできてください」と言うと、「旅行はやめとくよ。このちっぽけな町から逃げ出すことなんて無理なんだよ」と言って去っていきます。

やはり町の住民は何者かに閉じ込められていると考えていいのでしょうか。

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ジェラルディンとウェストビューの住人

去っていったニールスンを不審に思いながら家に戻ろうとするヴィジョンの視界に、ひそひそ話をするアグネスとハーブが入ってきました。ワンダの妊娠と、ジェラルディンについて話しているようです。

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アグネスとハーブによると、ジェラルディンは家族も家も持たない新顔だと言い、怪しんでいました。ハーブは「彼女がこの街に来た理由は…だって俺たちは皆…」と繰り返し、その先を言おうとしません。アグネスがこれを制止し、ジョークでこの場を切り抜けますが、これまでのように観客の笑い声は入りません。シットコムの世界から、急に戻されたような印象を受けます。結局ハーブもそのまま真相に触れること無く去ってしまい、ヴィジョンは気になりつつも家に入ります。

このシーンで、ワンダとヴィジョン、ジェラルディンことモニカ(とS.W.O.R.D.)、そしてウェストビューの住人と三勢力になっていることが分かります。怪しげに思えたドッティも住人サイドで一丸となっているのでしょうか?

その頃家では

双子が生まれたことでワンダはふとピエトロの名を口にします。すると、ジェラルディンはピエトロについてこれまでに見せた事のない深刻な顔で「ウルトロンに殺された。そうでしょ?」とワンダに言うのでした。ワンダがジェラルディンに「何て言った?」と聞き返すと、ジェラルディンは元の明るいキャラクターに戻り、「あなたは強いね」とひとつ前のセリフを繰り返します。ジェラルディンもまた、自身のコントロールが出来ないのか、あるいは何か秘密を守るための演技なのか、どちらとも取れる印象を受けます。

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ワンダは引き下がること無く、「違う、ピエトロのことよ」と迫ります。ワンダは話を逸らそうとするジェラルディンに立ち去るよう告げた時、ジェラルディンのネックレスに目を留めます。そのネックレスはS.W.O.R.D.のもので、ネックスレスとジェラルディンの正体について問い詰めて行きます。

その後、ワンダの表情が変わり、ジェラルディンをウェストビューの外まで弾き飛ばしてしまいます。家に戻ったヴィジョンはワンダにジェラルディンの行方を聞きますが、ワンダは「もう帰ったわ、急用でね」と言うだけ。このタイミングで画面両脇の黒帯が取り除かれ、画面比率が現代と同じ16:9のサイズになっていきます。

そして映し出された場所はトレーラーでも登場していた「ウエストビュー」と書かれた看板が立つ土地。上空からはじき出されたジェラルディンは、ワンダがスーパーパワーを使う際に出す赤い光をまとっているため、ワンダに飛ばされたと考えていいでしょう。

すぐ近くには仮設のキャンプのようなものがあり、ジェラルディンのところに銃で武装した人間が集まってきます。

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そして、照明器材の向こう側にはもやもやとしたバリアのようなものが張られており、ジェラルディンもこの障壁から弾き出されました。障壁といっても物理的な壁としては機能していない事がトレーラーで明かされています。少なくとも外から内へは。

いまのところS.W.O.R.D.はMCUにて明確に説明されていない状態で、ワンダがなぜS.W.O.R.D.を拒絶するのかはっきりとしません。今回もヴィランは登場しませんでした。一番イヤなパターンですが、ワンダがヴィランになる物語を描いているのでしょうか。

ミスター・ドクター ※ 2021年1月27日 追記

冒頭の診察シーンでニールスン医師の帰り際に、「新米パパは神経質になるものだ」と言われた際にヴィジョンは「僕は鋼の神経を持つので」と返します。ここを英語音声、もしくは英語字幕で見てみるとニールスンの事をミスター・ドクターと呼んでいる事がわかります。

これは映画「ドクター・ストレンジ」の作中にて、カエシリウスがストレンジを呼称するときに使った言葉です。「ワンダヴィジョン」は現在製作中の「ドクター・ストレンジ・イン・ザ・マルチバース・オブ・マッドネス」と直接繋がるとされているだけに、ストレンジ関連の小ネタは今後のエピソードでも見られるかもしれません。


以上が気づいたポイントです。他にも何かあれば追記するかもしれません。

ドラマ「ワンダヴィジョン」にマグニートーは登場する?ケヴィン・ファイギ氏がインタビューで回答

1月15日から配信がスタートしたMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)のドラマ「ワンダヴィジョン」ですが、約1年半ぶりのMCU作品と言うことで注目や期待も高く、それに伴って様々な噂も飛び交っています。マーベル・スタジオ代表のケヴィン・ファイギ氏は海外メディア Rotten Tomatoes とのインタビューでマグニートーやクイックシルバーについて質問され、これに答えました。

「ワンダヴィジョン」の1話、2話がシットコムとして制作され、クラシックなファミリードラマを模している様からコミック版でのワンダの家族であるマグニートーや、MCUでは死亡してしまったクイックシルバーがドラマに登場するのか質問されたファイギ氏は苦笑まじりで以下のように答えました。

今回の作品はヴィジョンとの関係、そしてそのダイナミックさと夫婦の関係、そしてそれがどのように成長し、進化し、展開していくのかということに焦点を当てています。この番組の他のエピソードには他のキャラクターがいます。彼らが誰なのか、何なのか、今は議論できません。

1980年代初頭のミニシリーズ「The Vision and the Scarlet Witch Vol. 1 #4」において双子の父親がマグニートーであると明かされて以降、これを否定するエピソードが描かれた事もありますが、多くは親子として認識されています。

ワンダとピエトロが登場した映画「アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン」が公開された頃は、マグニートーは20世紀FOXが権利を有していたため、双子はミュータントではなくマインド・ストーンによって改造された強化人間としてスクリーンデビューしました。

しかし、昨年発売された公式設定本「ワカンダファイル」によると、ソコヴィア人は遺伝子に先天的異常があり、マインド・ストーンが彼らの隠されていた能力をアンロックしたとされています。これは映画公開当初はミュータントとして扱えなかったものの、伏線として仕込まれていた事になるのでしょうか。

先日はX-Menについて、スタジオ内で議論が続いている事を明かしたファイギ氏ですが、MCUの世界にミュータントがいるとなれば、育ての親であるソコヴィア人ではなく、実の父親であるマグニートーもどこかに存在していてもおかしくありません。また異母姉妹であるポラリスもどこかに存在しているかもしれません。果たしてスクリーンで親娘対面する事はあるのでしょうか。

ドラマ「ワンダヴィジョン」はディズニープラスで配信中。毎週金曜日17時に新エピソードが公開予定です。

ソース:Are Magneto and Quicksilver in WandaVision? Marvel’s Kevin Feige Responds

ドラマ「ワンダヴィジョン」の1話、2話のエピソードタイトルが追加される

現在配信中のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)のドラマ「ワンダヴィジョン」の1話と2話にエピソードタイトルが追加されました。配信スタート時は単にエピソード1、エピソード2と表記されていただけでしたが、米ディズニープラスでタイトルが更新されています。

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公開されたエピソードタイトルは1話が「Filmed Before a Live Studio Audience」。ライブスタジオの観客の前で撮影、と言うことでシットコムであることを表現しているようなタイトルになっています。

2話は「Don’t Touch That Dial」、直訳でダイヤルに触らないで、と言う意味です。昔のアメリカの番組ではよく使われた表現だそうで、古い時代のテレビである事を考えると「チャンネルはそのままで」というような意味合いになります。

これら2つのタイトルは特にエピソードのネタバレになっている感じはありませんが、3話以降でネタバレを示すタイトルがあるのかもしれません。以前に配信されたスター・ウォーズのドラマ「マンダロリアン」も配信が始まってしばらくしてからエピソードタイトルが公開されていたので、「ワンダヴィジョン」に関しても同様の手法でやっていくと思われます。

ドラマ「ワンダヴィジョン」は ディズニープラスにて独占配信中です。

ドラマ「ワンダヴィジョン」、悪魔の数字が見つかる

MCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)のドラマ「ワンダヴィジョン」の中で、いわゆる悪魔の数字である「666」が発見されたことが海外掲示板のRedditで報告され、話題を呼んでいます。見つかったのは1話のCMとして挿入されたスターク・インダストリーズのトーストメイト2000のシーンでした。

掲示板に投稿された画像はCMの冒頭部分でトーストメイト2000とは別の、パンを焦がしてしまうトースターとして映るものです。

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これはやはりウェストビューに悪魔メフィストの存在がある事を示唆しているのでしょうか?

ちなみに1話、2話に登場する各種時計に6がない、という報告もあります。

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ヒドラの時計にだけ6があるのは、ヒドラもまたヴィランだからでしょうか?

悪魔については町内会の女王ドッティのセリフにもあり、マーベル・スタジオのお遊びなのか伏線なのか至るところに悪魔がちらついているようです。

現在の所、ドラマのヴィランは公にされておらず、ワンダやヴィジョンに関係するコミックスからはメフィストやナイトメアが登場するのではないかと言われており、その他ヒドラやA.I.M.なども可能性として指摘されています。

続きが気になるドラマ「ワンダヴィジョン」の第3話は明日 1月22日 17時から配信予定です。

ソース:WandaVision’s Tony Stark Commercial Hints at Mephisto Villain

ドラマ「ワンダヴィジョン」の新たなトレーラー”Costumes Featurette”が公開

先週から配信が始まったMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)のドラマ「ワンダヴィジョン」の新たなトレーラーが公開されました。Costumes Featurette と名付けれたトレーラーはタイトルどおりコスチュームに注目したトレーラーになっています。

以前に公開された Story Featurette トレーラー同様、メイキングを取り入れた動画になっており、3話以降のシーンと思しきものがいくつか見受けられます。

ドラマ「ワンダヴィジョン」はディズニープラスで配信中です。

ドラマ「ワンダヴィジョン」よりレトロ調ポスターが公開 ─ 新たな謎も

マーベル・スタジオが制作するMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)のドラマ「ワンダヴィジョン」より、新たなポスターが公開されました。ポスターは配信中の1話と2話をフィーチャーしたもので、どちらも年代を感じさせる製品広告のようなデザインで描かれています。

ポスターには「信号はとても滑らかで…まるで夢の中にいるようだ」「新たな信号は影で作られた」と意味深なキャッチが書かれており、何かを示唆しているのかもしれません。

夢に関係するものといえばヴィランのナイトメアがいますが、主にドクター・ストレンジやゴーストライダーと敵対しています。睡眠中の魂が訪れる場所と言われるドリーム・ディメンションに君臨し、人の夢を操り、支配するヴィランでスパイダーマンやハルクを苦しめていたこともありました。こどもにデイドリーム、ドリームクイーン、トラウマといったヴィランがいて、親であるナイトメアと同じ様な能力を持っています。

ナイトメアとシュマゴラスが同盟を結んでいる点も、ドクター・ストレンジと関連性を伺わせるもので、「ワンダヴィジョン」と「ドクター・ストレンジ・イン・ザ・マルチバース・オブ・マッドネス」は繋がっていると言われているのと何か関係があるのかもしれません。

ただし、「ワンダヴィジョン」は以前の予告動画に「デイ・ドリーム・ビリーバー」の楽曲を使用しており、数々のフェイク予告でいい意味でファンを裏切ってきたマーベル・スタジオが、挿入歌の歌詞でヴィランを示唆するのかと言われれば疑問に感じるところです。

1話、2話がドリーム・ディメンションを描いているとすると、ジミー・ウーは現実世界からワンダに呼びかけていると言うことでしょうか。しかしそれだと、「起きろ」ではなく「誰の指示だ」と聞いているあたりや、S.W.O.R.D.がドリーム・ディメンションというオカルティックな次元を監視出来ている理由もよくわかりません。ドラマ「エージェント・オブ・シールド」に登場した仮想現実世界「フレームワーク」のような技術なのでしょうか。

ドラマはまだまだ始まったばかり。来週、再来週あたりから何かが動き出す予感です。

ドラマ「ワンダヴィジョン」はディズニープラスにて配信中です。

ドラマ「ワンダヴィジョン」、先日のメイキングトレーラーからスパーキーの存在が確認される

先週から配信がスタートしたMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)のドラマ「ワンダヴィジョン」ですが、1話、2話の配信開始後もいくつかのトレーラーが公開されています。中でも「story featurette」と名付けられたトレーラーには新キャラクターの姿が垣間見えている事を先日の記事でもお伝えしました。

[nlink url=”https://mavesoku.com/wanda-vision-trailer-story-featurette-wonder-man/”]

そして今回はあらたにコミックにも登場しているスパーキーの存在が確認されました。動画の1分45秒あたりにスパーキーの名札がはられた犬小屋を確認することが出来ます。

画像出典:The Direct

スパーキーとはコミック「VISION」に登場した、ヴィジョンファミリーが飼っていたヴィジョンと同じシンセゾイドの犬の事です。ここでいうファミリーはワンダのことではなく、ヴィジョンと同じシンセゾイドの妻ヴァージニアと娘のヴィヴィアン、息子のヴィンの4人家族です。

隣人の飼い犬ジークがとある事故で死亡した際、ヴィジョンがジークの脳を摘出、解析し、家族のためにと再構築したいわゆるロボット犬です。ヴィジョンとおなじ組織のボディをもっているため、分子操作や物体透過、飛行といった能力を備えています。

せっかく作ったものの妻ヴァージニアによって殺されてしまいますが、その後トニー・スタークとワンダの手によって蘇った、という経歴の持ち主です。

マーベル・スタジオ代表のケヴィン・ファイギ氏は以前にコミック「VISION」からの影響を尋ねられ「一部はそうです。そのための美しいカバーがいくつかあり、ヴィジョンは郊外にいるといった、いくつかのインスピレーションを得ました。そのコミックを知っているなら、ドラマのある時点で犬のスパーキーに出会うかもしれませんが、それはコミックからインスピレーションを受けただけで、異なる方向に進むでしょう。」とスパーキーの登場を示唆するコメントをしていました。

そのため、ドラマに登場するスパーキーはシンセゾイドである可能性は低いかもしれません。実際に登場するスパーキーはどのような姿なのでしょうか?

ドラマ「ワンダヴィジョン」はディズニープラスで配信中です。

ソース:WandaVision Video Reveals Family Dog, Sparky, Coming Soon To Marvel Series

ドラマ「ワンダヴィジョン」のアグネスは何者なのか、そして夫のラルフとは? ─ 1話2話からの考察

MCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)のドラマ「ワンダヴィジョン」に登場する、”おせっかいな隣人”アグネスについて掘り下げていく記事になっています。また、アグネスの基になっていると言われるコミックのアガサ・ハークネスについても触れて行こうと思います。

※この記事にはドラマ「ワンダヴィジョン」やこれまでのシリーズのネタバレが含まれています。ご覧の際はご注意ください。

コミックのアガサ・ハークネス

コミックに登場するアガサはいわゆる魔女で老婆です。紀元前500年ほどに生まれたとされていますが、第二次大戦中キャプテン・アメリカと共に戦っていた頃は若い女性の姿で、その後数十年で老婆姿になっているのは謎のひとつです。

現代においてはファンタスティック・フォーのミスター・ファンタスティック/リード・リチャーズとインビジブル・ウーマン/スーザン・リチャーズの息子フランクリン・リチャーズの乳母役でもあり、そしてドラマへの関連性がもっとも高い要因として、スカーレット・ウィッチ/ワンダ・マキシモフの魔術の師匠でもありました。

アガサはエボニーという黒猫の姿をした魔法生物を使い魔として飼っており、ニコラス・スクラッチという名のヴィランの息子がいます。しかし夫の存在については不明です。

アガサはニュー・セイラムという魔女や魔術師たちが住む村のリーダーでしたが、魔女裁判によって住民たち(住民ももちろん魔女)に殺され、一度目の死を迎えることになりました。その後はアストラル体(映画版ドクター・ストレンジでも出てきた状態、霊魂やゴーストのようなもの)として登場しています。アガサの死後、ワンダは魔力による妊娠でウィリアムとトーマスという名の双子を出産しましたが、アガサはこれを危険だと指摘しました。結果的にマスター・パンデモニウムに双子を奪われ、裏で糸を引いていたメフィストに双子の魂は吸収されてしまいました。アガサは狂気に陥ったワンダの手によって、2度目の死を迎える、というのがコミックでの大まかなアガサです。

ドラマのアグネス

アグネスという女性はドラマ開始から5分も経たないうちに登場するワンダとヴィジョン以外の主要キャラクターで、引っ越しの挨拶に来る所から出会いが始まります。年齢設定は不明ですが、コミックのような老婆姿ではありません。

アグネスはワンダの事を根掘り葉掘り聞いたあと、ワンダの記念日を成功させようと”おせっかいな隣人”として色々とアドバイスをくれます。ワンダをサポートしてくれる点ではコミックのアガサと似ていますが、現状では魔女を感じさせる要素はありません。

2話に入ってもワンダとヴィジョンのマジックショーに向けて、うさぎのセニョール・スクラッチーを貸してくれたり、町内会の会合に向けてアドバイスをくれるなど、おせっかいぶりは健在です。

現在の段階では肩書通りの単なるおせっかいな隣人としての色が強く、ヒーローのようには見えません。しかし、だからといって単なる隣人としては不可解な言動も見られます。それがアグネスの言う夫ラルフの事です。

夫のラルフとは?

以前にトレーラーで横に立つ男性がいましたが、彼はラルフではなくハーブ(ヘヴァリー)という名の町人であることが、2話で判明しています。そして度々名前が出るにも関わらず、不思議な事にラルフと名乗る男性はまだ登場していません。

©2021 MARVEL

そんな夫のラルフに対してアグネスは愚痴ばかりこぼしているのでピックアップしてみました。

「こんにちは、アグネスよ!右のお隣さん、おたくから見たら左ね。ご挨拶が遅くなってごめんなさい。義理の母がすぐ近所に来てるっていうから隠れてたの」

「うちの夫が覚えてるのは飲んだビールの銘柄だけよ」

「夫のラルフに必要なのは”死ぬまで妻を満足させる方法”だけどね」

「うちのラルフは煮豆しか食べないんだけどね。だからあんな体型してるのよ」

愚痴を額面通り受け取るのであれば、ラルフはビールと煮豆に目がない男性なのでしょうか。ビール腹のようでもあり、豆ばかりで痩せているようでもあり、いまいち全体像がつかめません。

また、2話のマジックショーの最中には「それより観客の一人を消してくれない?私の夫のラルフを」とこぼしていました。しかし、アグネスと同じテーブルについている観客は女性でした。

アグネスは画像中央やや左に座っている黒髪の女性です。その左の初老の男性がラルフなのでしょうか?しかし義母の話もあったので、この男性をラルフだと考えるのはやや難しい感じです。このシーンにラルフは映っているのでしょうか?

そこで思うのは「ラルフなんていないのでは?」という事です。

1話、2話でワンダやヴィジョンは「いつ結婚したのか」などを覚えていませんでした。ソコヴィア出身である事や、ワンダがサイコキネシスを使ったり、ヴィジョンが人造人間で物体を透過出来る事は覚えているようでしたが、二人は肝心な事を忘れています。ヴィジョンが映画「アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー」で死んでいる事実です。二人の記憶に障害が生じているように、アグネスもまた記憶がおかしい可能性があるのではないでしょうか。

また、予告動画でのアグネスは助けを求めてもいました。

©2021 MARVEL

アグネスは何者かに操られており、その何者かは夫のフリをしていて、アグネスは助けて欲しいと思っている。時折その何者かの制御を脱し、本心を明かせている可能性はあるのでしょうか?「夫を消して欲しい」というのは救難信号なのかもしれない、というのは考えすぎでしょうか。

ウェストビューは本当にワンダの世界なのか

このドラマはコミックの「VISION」と「HOUSE OF M」を原案に制作されていると言われています。「VISION」はヴィジョンとその家族(アンドロイドの妻と子どもたち)が郊外で理想的な人間らしい生活を送ろうというあらすじで、「HOUSE OF M」はワンダの能力が覚醒、暴走し、宇宙まるごとワンダの理想に作り変えられてしまうようなあらすじです。両コミックともいわゆる闇落ち展開で、なかなか救われない結末を迎えます。

とはいえ、「HOUSE OF M」でワンダが作った新世界は、ワンダの能力で改ざんした記憶すら回復したウルヴァリンを除いて、まさに思い通りの世界であり何の不安もありませんでした。

ところがドラマの舞台であるウェストビューはワンダにとっても不安要素が多く、本来のワンダであればハート夫妻やドッティをマインドコントロールで従わせることも出来るはずなのにしませんでした。能力のすべてを覚えていないのでしょうか。

コミックのワンダとアガサの間のエピソードにおいて、悪魔の存在はひとつ大きなものです。ドラマにおいても悪魔メフィストやその手下が登場するとすれば、ウェストビューという町の住人を支配しているのはワンダではなく、その悪魔かもしれません。

2話で「子どもたちのために」というワードがたくさん出ましたが、現状で子どもは誰一人登場していません。予告動画では町に子どもがいることもわかりますが、ウェストビューは悪魔が子供の魂の養殖場として利用している、というのはかなり突飛な考えなのかもしれません。

ジミー・ウーの依頼、またはS.W.O.R.D.の任務などで派遣されてきたワンダもヴィランの術中にはまり、ワンダの能力と相まってヴィジョンを再創造して、ワンダの深層心理で描いていた幸福な世界を構築してしまった。ヴィランは来訪者であるワンダの偵察としてアグネスやハート夫妻を送り込んだというのが1話の流れだったのではないでしょうか。そして2話になり、ラストでS.W.O.R.D.のマークを見て任務を思い出しかけたものの、幸福な生活を優先し、現実をなかった事にしてしまったのではと考えてしまいます。

今後はワンダの子どもたちやヴィジョンのマインド・ストーンを求めて、ヴィランが本格的に動き出しそうな予感がしますが、MCUはいい意味で期待を裏切ってくれるシリーズなので、考察や予想なんてまず当たらないでしょう(笑

ところでヴィジョンのもともとの遺体、というかスクラップはどこかに保管されているのでしょうか。ワカンダかアベンジャーズ・コンパウンドか。トニー亡き今、フェーズ3までのキャラクターならシュリぐらいしかリペア出来なさそうですね。

ドラマ「ワンダヴィジョン」にあのキャラが登場? ─ メイキングが垣間見えるトレーラー、”Story Featurette”が公開

先日配信開始となったMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)のドラマ「ワンダヴィジョン」の新たなトレーラー「Story Featurette」が公開されました。マーベル・スタジオ代表のケヴィン・ファイギ氏や脚本・製作総指揮のジャック・シェイファー氏のコメントを収録し、撮影風景なども確認できるトレーラーになっています。

現在配信中の1話と2話はシットコム調に作られており、主演を務めるエリザベス・オルセンさんやポール・ベタニーさんが以前のインタビューで「実際に観客を入れて収録した」と明かしていたように、このトレーラーでは観客席の様子も伺えるようになっています。これまでのMCU作品とはまったく違うテイストですが、今後エピソードが進むにつれてMCUの色が強くなっていきそうです。

ちなみにこのトレーラーのジャック・シェイファー氏のコメント中、後ろの壁が一面ぼかされています。その中でも左上のキャラクターは、胸の赤いWの文字がワンダーマンのようにも見えますが登場するのでしょうか?

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ドラマ「ワンダヴィジョン」は ディズニープラスで独占配信中、毎週金曜日に新エピソードが追加予定です。