ヘイリー・アトウェルさんが映画「ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス」後のカーターについて語る

マーベル・スタジオ制作のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス」でキャプテン・カーターを演じたヘイリー・アトウェルさんが 2022 Awesome Con に出席し、今後のカーターの復帰について語ったと、海外メディア The Cosmic Circus が報じました。

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カーターの今後について質問されたアトウェルさんは、「ええと・・・私は皆さんのためのニュースを持っていません。でも、皆さんの熱意には共感します。そして、もしマーベルが彼女のために居場所を見つけたとしたら、それは彼女のキャラクターとしての進化やキャラクターとしての発展という点で、彼女にふさわしいと感じられる家であることを望みます。」と再演の意欲を示しました。

また、映画「キャプテン・アメリカ」シリーズでは現役時代と老婆時代を、さらにドラマ「エージェント・カーター」シリーズ、アニメ「ホワット・イフ」シリーズ、そして今回の映画「ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス」など、同じであり異なるという特殊なキャラクターを演じた事について次のように語りました。

「彼女を演じることで得た経験は、このフランチャイズで自分の技術を磨くという最も素晴らしい機会を与えてくれました。そして、まだまだやりたいことがあるし、ファンにはその資格があると思うからです。ある意味、多くの人にとって彼女は脇役で、もし私がその脇役を続けることに意味がないと思うのなら、今は違う時代なのだと思います。また、特に女性として、ここ数年起こったことすべてを考えます。彼女がタイムラインで『自分の価値もみんなの意見も知っている、そんなの関係ない』と言っているのは、本当に良いことだと思います。」

続けて、「しかし、私はみんなに彼女の価値に気づいてほしいのです。同じように、本質的に彼女自身の自尊心や尊厳の感覚は、自分の価値を知っていて、仕事に取り掛かり、ただ尊厳を持って仕事のために働き、それを知っているという感覚から来るものです。彼女は検証を必要としないのです。」と述べています。

最後にアトウェルさんは「しかし、彼女にふさわしいものが1つあります。それは、世界におけるエージェンシーで、それは、ある種の権力者、つまり男性が彼女の権力を譲り、彼女にそのプラットフォームを提供するまでは得られないものです。そして、私は彼女にその機会を与えて欲しいと思います。そうすれば、もっと面白いものを皆さんに提供できると思うからです。」と今後に対する展望を語りました。

2021年のアニメ「ホワット・イフ」でデビューしたキャプテン・カーターと「ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス」のキャプテン・カーターが同一人物かどうかは説明されていませんが、おそらくは別人で、今後「ホワット・イフ」シーズン2などで再登場する可能性は高そうです。

なお、「ホワット・イフ」シーズン2は2022年後半に来ると脚本家が報告していました。そろそろ何かしらの新しい報道が出てくる頃かもしれません。

実写版のカーターの未来については気になるところで、「ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス」のEarth-838のカーターの過去を描くというパターン、ドラマ「エージェント・カーター」の新シーズンをやるというパターン、これまでに登場したカーターとはさらに別のカーターとして新作を描くパターンなどが考えられるようです。

マルチバース化によって、それぞれのファンが望むカーターの姿も多様化してしまった中、マーベル・スタジオが期待にどう応えていくのか注目です。

映画「ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス」は劇場公開中、2022年6月22日より米ディズニープラスで配信開始です。

ソース:Hayley Atwell Talks About Returning As Peggy Carter Again

映画「ドクター・ストレンジ2」のイルミナティは受け入れられなかったとドラマ「ミズ・マーベル」のイマン・ヴェラーニさんが語る

マーベル・スタジオ制作のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)のドラマ「ミズ・マーベル」で主演を務めるイマン・ヴェラーニさんが、海外メディア Elite Dailyとのインタビューの中で、 映画「ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス」のイルミナティのシーンは受け入れがたいものであったと語りました。

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インタビューの中でヴェラーニさんは「言いたい事はたくさんありますが、全部語る時間はないと思います。要するにサム・ライミは大好きです・・・でも、誰が何と言おうと構いません。ブラックボルトが大好きでした。彼らはブラックボルトを汚したと思います、彼のあの死に方は理解出来ませんでした。」と述べました。

さらにヴェラーニさんは映画鑑賞後にケヴィン・ファイギ社長に「ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス」についてのメールを送ったと言います。

「ケヴィンと話すたびに、私が 『MCUは616ではない』と言うと、彼は『私がそう言ったからね』というような言い方をして、私は『違う、199999でしょ』と言う流れになるんです。彼はそれが嫌みたいです。それで、この論争を続けていたら、映画に616が登場することになったんです。私は『ケヴィン、それは616じゃないでしょ』とメールしたら、彼はただ悲しい顔文字を送って来ました。『素晴らしい』って思ったわ。」

ファイギ社長が送ったという顔文字にどのような意味が込められているかの判断は難しいところですが、イマン・ヴェラーニさんはこのメールでMCUがEarth-616ではないと確信しているようです。別のインタビューでもヴェラーニさんはこの持論を展開していますが、真相はおそらくファイギ社長だけが知っており、今後明かされていくと考えられています。

本作の公式概要は以下の通りです。

アベンジャーズが大好きで、中でもキャプテン・マーベルに憧れを抱くカマラ・カーン。 彼女は勉強、趣味、そして恋に没頭するごく普通の女子高生だが、家でも学校でも周りと上手く馴染めず自分の居場所を見つけるのに苦労していた…。

「スーパーパワーさえあれば、人生はもっと楽になるはず―…。」

切実な思いを胸に、ヒーローになった自身の姿を妄想するカマラだったが、ある日突然、強大な力を手に入れ、妄想していたことが現実に! 夢にまで見ていたヒーローの力を手に入れたカマラ。これで人生はすべて理想通り上手くいくはず…と思いきや、次々と彼女の前に壁が立ちはだかる。

妄想の世界とは違い、家庭や学校、社会生活での様々な問題に加え、強大な力を持ったが故に、ヒーローとして立ち向かわなければならない最大の脅威…。身近な人々を守れるヒーローになりたいという強い思いと、力を持った者の責任に葛藤する等身大のマーベルヒーローの姿を描く。

ドラマ「ミズ・マーベル」は 2022年6月8日 よりディズニープラスで配信開始です。

ソース:The Dawn Of Iman Vellani

映画「ドクター・ストレンジ2」では40秒間にアイアンマンの世界など20の世界を旅したと言う

マーベル・スタジオ制作のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「ドクター・ストレンジ・イン・ザ・マルチバース・オブ・マッドネス」でVFXを担当したフレームストア社のディレクター、アレクシス・ワズブローさんが海外メディア CinematoGraphy とのインタビューの中で、ドクター・ストレンジとアメリカ・チャベスの印象的な旅のシーンの裏側について語りました。

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※シーンの一部です

アメリカ・チャベスの能力を狙うワンダから逃げるように次元の穴に飛び込んだ二人は、Earth-838にたどり着くまでに様々な世界を経由しました。中にはヒドラの世界サヴェッジランドなどが含まれていましたが、アイアンマンが関与している世界があったことも今回明かされました。

インタビューの中でVFX監督は「40秒の間に20のユニークな個々の世界を作るのは並大抵のことではありません。素早く始めたかったので、まずはそれぞれの世界のプレビズを作成しました。クライアントの了承を得た後、それらを構築するために必要な開発を集め、制作を開始しました。これは、アニメーションチームと協力して、純粋にプレビスの環境で作業し、ショットと私たちが移動することができるさまざまな世界についての一般的な感触を得るために行われました 。」と説明しました。

さらに、「コア環境の最初のバージョンを入手すると、それぞれの世界に生命を吹き込む必要があることにすぐに気づきました。私たちはハニカムの世界に巨大な蜂を追加し、水中の世界に魚を追加し、パイプの世界にいくつかのスタークインダストリーのドローンを追加しました。リストは続きます。点滅する背景だけでなく、各宇宙を具体的な場所にすることが重要でした。」と語りました。

公開されたスナップではパイプの世界に映画「スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム」で見たスターク製のドローンがいくつか表示されており、スーペリア・アイアンマンが支配している世界を示唆しているようでもあります。本作でスーペリア・アイアンマンの登場の噂があったのは、制作中にこのシーンを目撃していた誰かによって生まれたのかもしれません。

ワズブローさんは「コミック本の世界は、完成したシークエンスの中で私のお気に入りの一つですが、制作するのはとても難しいことでした。私たちは、漫画で描かれた線や反射をCGの漫画の世界の環境に投影する方法を考え出さなければなりませんでした。動く影をスケッチし、建物の詳細や動く車の窓に反射するものを描きました。」とこのシークエンスを制作するにあたっての苦労も明かしました。

結果的に本作にスーペリア・アイアンマンが登場する事はありませんでしたが、今後もマルチバースのエピソードは残されているため、いずれは悪のアイアンマンが立ちはだかる日が来るかもしれません。

映画「ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス」は劇場公開中、2022年6月22日より米ディズニープラスで配信開始です。

ソース:Framestore creates mind-bending magic for Doctor Strange in the Multiverse of Madness

ドラマ「ミズ・マーベル」、イマン・ヴェラーニさんはMCUがEarth-616ではないと考えている

マーベル・スタジオ制作のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)のドラマ「ミズ・マーベル」で主人公ミズ・マーベル/カマラ・カーンを演じているイマン・ヴェラーニさんが、本作のローンチイベント会場でインタビューに応じ、映画「ドクター・ストレンジ・イン・ザ・マルチバース・オブ・マッドネス」で明かされたMCUはEarth-616説がフェイクであるという持論を展開しました。

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ヴェラーニさんは「ドクター・ストレンジ・イン・ザ・マルチバース・オブ・マッドネス」の中でMCUのメインとなっているユニバースが616であると説明された事について、「616はコミックです、MCUが616だとは思っていません。ケヴィン・ファイギが私達にそう思わせようとしているだけで、実際には199999だと思います。」と述べました。

[nlink url=”https://mavesoku.com/mcu-doctor-strange-2-earth-theory/”]

ヴェラーニさんはMCUが616だと説明された事に何か裏があると考えているようで、マルチバースに関連する今後の作品「アントマン&ワスプ:クアントゥマニア」や「ロキ」シーズン2などで新たな事情が判明する可能性はありそうです。

この616はあくまでクリスティーン・パーマーによる識別番号であり、例えばウォッチャーなどの存在が新たな番号を提示した場合、そちらに則って話が展開すると考えられます。

映画「ドクター・ストレンジ・イン・ザ・マルチバース・オブ・マッドネス」は劇場公開中、2022年6月22日より米ディズニープラスで配信開始です。

映画「ドクター・ストレンジ・イン・ザ・マルチバース・オブ・マッドネス」、6月22日より米ディズニープラスで配信決定

マーベル・スタジオ制作のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「ドクター・ストレンジ・イン・ザ・マルチバース・オブ・マッドネス」が2022年6月22日より米ディズニープラスで配信される事が公式発表されました。以前にドイツのディズニープラスがアナウンスし、即削除した日付どおりの公開となりました。

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2021年に公開された「シャン・チー/テン・リングスの伝説」や「エターナルズ」は45日間の劇場独占公開の後、公開から約10週間でディズニープラスに登場していました。今回はパンデミックの状態も当時より落ち着き、映画も興行収入を伸ばしている中での決定で、多くの海外メディアも驚きの声を上げています。

ディズニープラスの加入者の退会を引き留めるためや、来月公開の映画「ソー:ラブ&サンダー」への注目を集めるため等さまざまな憶測が飛んでいますが、熱心なファンには理由はどうあれ早期公開はありがたいものです。

物理メディアの発売日に関する公式発表はまだですが、配信日がこれだけ早いのであれば、以前に報じられていた7月26日にBlu-ray発売というのもありえるのかもしれません。

映画「ドクター・ストレンジ・イン・ザ・マルチバース・オブ・マッドネス」は劇場公開中、2022年6月22日より米ディズニープラスで配信開始です。

映画「ドクター・ストレンジ2」、クライマックスの音楽バトルはファイギ社長のおかげで仕上がったと作曲家が語る

マーベル・スタジオ制作のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス」の音楽を担当した作曲家のダニー・エルフマンさんが、マーベル・エンターテイメントとのインタビューの中で、本作のクライマックスのひとつとなった音楽バトルについて語りました。

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ドクター・ストレンジとシニスター・ストレンジのファンタジックな対決シーンについて、「このシーンは文字通り、比喩ではなく、音符がページから飛び出しているのです。もともとは多様なクラシックの名曲を互いに作用させていました。」と述べました。

しかし、そのプランは変更になったとエルフマンさんは次のように明かしました。「制作の土壇場、最後の最後に、ケヴィン・ファイギが飛び込んできて、ベートーヴェン対バッハに単純化するように言ってきたんです。最終的にベートーヴェンの「交響曲第5番」とバッハの「トッカータとフーガ」の対決で、もう一回やってみました。本当に完璧に仕上がったと思いますよ。」

このシーンに関して、ドクター・ストレンジ&シニスター・ストレンジを演じたベネディクト・カンバーバッチさんは「環境の使い方がとても斬新でした。手元にあるものに必死に手を伸ばすストレンジでした。とても楽しい作業で、ちょっと変なテニスの試合みたいになったところがありましたね。私は、『いや、もっと工夫が必要だ』と思いました。『爆発させなければならないし、いろいろな要素を使わなければならない』とね。効果音のアイデアも、分割して元に戻すという方法を思いつきました。音符がシニスター・ストレンジに当たって、弾丸を浴びせるような感じで、それから1つの音符がボールに入って爆発するように持っているんです。」と語っています。

エルフマンさんはこの音楽バトルのアイデアはサム・ライミ監督の発案によるものだった事を明かしていますが、最後の最後でケヴィン・ファイギ社長の一言で完璧なシーンに仕上がったと語りました。

もともと本作は2時間40分ほどあったと監督は過去のインタビューで語っています。大規模な再撮影を経て、シンプルにまとめられて行ったのは間違いないようで、これまでのMCU作品と同じくケヴィン・ファイギ社長の決断が作品に影響を与えているようです。

映画「ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス」は 2022年5月4日 より劇場公開中です。

ソース:公式

映画「ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス」のコンセプトアートからより凶悪な姿のワンダが公開

マーベル・スタジオ制作のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス」の新たなコンセプトアートが公開されました。このアートはアーティストのアレクサンダー・マンドラジエフさんが自身のInstagramにて公開したもので、Earth-838のワンダの精神世界を描いています。

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マンドラジエフさんは「この瞬間は描写するのに強烈でした。私が探していたのは、悪夢がループしているような、夢のような質感でした。」と添えていくつかの画像を投稿。

実写では838のワンダが少女バージョンに置き換えられ、精神世界である事を分かりやすくするためか真っ白な背景へと変更されていました。また、アートの瓦礫の後ろにはより凶悪な外見をしたワンダが描かれています。

©MARVEL,Disney

映画「ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス」は劇場公開中です。

映画「ドクター・ストレンジ2」よりイルミナティの動画や観客のリアクション動画が公開

現在公開中のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス」より、本作に登場するヒーローチーム「イルミナティ」のメンバーの一部が登場する公式クリップと、劇場でイルミナティを目撃した観客のリアクション動画が公開されました。

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今回、公式に紹介されたのはキャプテン・マーベル(マリア・ランボー)、ブラックボルト、キャプテン・カーターの3人。カーターはスティーブ・ロジャースの口癖でもあった「I can do this all day.」と言っています。

日本の映画館では上映中に声をだす事は駄目だという文化的ルールもあり、海外のリアクション動画を初めて見る人には少し衝撃かもしれません。しかし、会場が一体になるようなサプライズだったのは間違いないようです。

映画「ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス」は劇場公開中です。

映画「ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス」にヒドラが登場していた

マーベル・スタジオ制作のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス」のVFXアーティスト、マイケル・パデューさんが、海外メディア Variety とのインタビューの中で、誰も気が付かなかったイースターエッグがある事を紹介しました。

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H.Y.D.R.A.が登場していたのは下の公式クリップにも含まれている、ドクター・ストレンジとアメリカ・チャベスのマルチバースをジャンプするシーン。

白黒で描かれている世界はヒドラが支配する世界との事で、飛行船にはヒドラのロゴマークが刻まれています。

©MARVEL,Disney

H.Y.D.R.A.は映画「キャプテン・アメリカ/ザ・ファースト・アベンジャー」(2011年)で登場した敵組織でMCUのフェーズ1とフェーズ2でヒーローたちを苦しませました。また、ドラマ「エージェント・オブ・シールド」では7シーズンにわたってコールソンたちS.H.I.E.L.D.とH.Y.D.R.A.との戦いが描かれていました。

本作にはヒドラとしてのキャプテン・アメリカが登場するのではと噂されていた時期もありましたが、この白黒の世界のどこかにキャプテン・ヒドラがいたのかもしれません。

映画「ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス」は劇場公開中です。

ソース:‘Doctor Strange 2’ VFX Artists on Creating 20 Multiverses in 40 Seconds

映画「ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス」、サヴェッジランドはケヴィン・ファイギ社長のアイデアだった

マーベル・スタジオ制作のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス」のVFXアートを担当したアレクシス・ウェイスブロットさんが、海外メディア Variety とのインタビューに応じ、本作の2つのイースターエッグがケヴィン・ファイギ社長の発案によるものだった事を明かしました。

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ウェイスブロットさんは「一つはインカ帝国の像の世界で、ケヴィン・ファイギが『リビング・トリビューナルを置くのに最適な世界だ』というので映画に入れました。ジャングルを提案した時は、ケヴィン・ファイギが『サヴェッジランドにしたらクールかもしれない』と言ったんです。マーベル・ユニバースに存在する世界なので、恐竜を追加する必要がありました。モデリング、テクスチャ、レンダリング、2秒間の恐竜のアニメーションをしなければならず、コスパは良くありませんでした。」と述べました。

サヴェッジランドはコミックにおいてマグニートーの本拠地、X-MENの訓練場でもあり、このイースターエッグは映画本編だけでなく第2弾予告でも登場していました。プロフェッサーXが登場している事やマグニートーの計画があったことなども合わせて、本来はもっと意味のあるイースターエッグになっていたのかもしれません。

[nlink url=”https://mavesoku.com/mcu-doctor-strange-2-savage-land/”]

また、リビングトリビューナルのイースターエッグも公開直前のTVCM映像で公開されており、その時点で話題になっているものでした。

[nlink url=”https://mavesoku.com/mcu-doctor-strange-2-living-tribunal-easter-egg/”]

彼はドラマ「ロキ」や「ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス」だけでなく、「ソー:ラブ&サンダー」の予告にも登場しており、その存在をアピールしています。この先のMCUで石像ではなく本物が登場する事があるのか、気になる所です。

[nlink url=”https://mavesoku.com/mcu-thor-love-and-thunder-2nd-trailer-easter-eggs/”]

今回はイースターエッグ止まりに終わったサヴェッジランドですが、FOXの「X-MEN」シリーズでも描かれた事はなく、たった2秒ではありましたが初の実写化となりました。

コミックではX-MENと縁のあるロケーションになっている他、ワカンダと並ぶヴィブラニウムの産地でもありマーベル・ユニバース全体にとっても重要な場所。今後もっとサヴェッジランドに焦点があたる事が期待されています。

映画「ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス」は劇場公開中です。

ソース:‘Doctor Strange 2’ VFX Artists on Creating 20 Multiverses in 40 Seconds