「デッドプール&ウルヴァリン」、ディズニープラス配信開始にあわせて特別PRビデオが公開、「アッセンブル」も追加

マーベル・スタジオ制作のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「デッドプール&ウルヴァリン」がディズニープラスで配信開始され、それに伴った短い特別映像が公開されました。また、同タイミングで制作の舞台裏を紹介するシリーズ「アッセンブル」も配信が始まっています。

PR動画はデッドプールとブラインド・アルが仲良く並んで「デッドプール&ウルヴァリン」を鑑賞するもので、10月の後半にライアン・レイノルズさんがSNSで報告していた撮影は予想どおりこのPR動画だった事が判明しました。

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そして「アッセンブル:デッドプール&ウルヴァリン」の裏側の配信がしれっと開始。約1時間にわたって舞台裏映像を楽しめるようになっています。ただし最近のアッセンブルシリーズと同様に日本語吹替はありません。

そして、ディズニープラスのマーベルセクション内には「デッドプール・コレクション」も追加。しかしここには「デッドプール」の1~3作目までとアッセンブルの合計4本しか紹介されておらず、映画内でさんざんいじられてきた「ウルヴァリン:X-MEN ZERO」は含まれていません。

これは確かにデッドプールの映画とは言えないかもしれませんが、しかしながらここでのデッドプールの黒歴史がなければ今のデッドプールはなかっただろうと想像するのは容易であり、ある種のオリジン作品とも言える映画でした。

コレクションに「ZERO」が含まれていないのは米国でのディズニープラスに準拠しているようです。

映画「デッドプール&ウルヴァリン」はディズニープラスで配信中です。

アニメ「ホワット・イフ・・・?」シーズン3の公式トレーラーが公開、配信は毎日エピソード追加

マーベル・スタジオが制作するMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)のアニメ「ホワット・イフ・・・?」シーズン3のオフィシャルトレーラーが公開されました。三部作の集大成とされるこのシーズンでは、MCUのフェーズ4以降のキャラクターも多数登場しているようです。

シーズン3には、キャプテン・アメリカ/サム・ウィルソン、ウィンター・ソルジャー/バッキー・バーンズ、ハルク/ブルース・バナー、レッド・ガーディアン、ペギー・カーター、アガサ・ハークネス、シャン・チー、ストーム/オロロ・マンローなど、ファンに人気のキャラクターが再登場。

また、S.H.I.E.L.D.長官ニック・フューリーとエージェント・コールソンの復帰に加え、ハワード・ザ・ダックや、ダーシー・ルイス、カホリなどの姿を垣間見ることができます。1分38秒ごろにはミステリオの金魚鉢のような頭も確認出来ます。

©MARVEL,Disney

ただし、これがマルチバースをテーマにした作品である事を考えると、金魚鉢の下の素顔がファンがよく知る人物であるかどうかは現時点で分かりません。

マーベル・スタジオのストリーミング、テレビ、アニメーション部門責任者のブラッド・ウィンダーバウムさんはマーベル公式ポッドキャストで「『What If…?』 シーズン3は三部作の完結のように感じます。予想もしなかった場所に連れて行ってくれます。マルチバースの探求では最初の2シーズンを超え、まったく予想外のキャラクターが登場します。ウォッチャーのウアトゥにとって、非常に感動的で充実したクライマックスだと思います。」と語っています。

各エピソードの監督はブライアン・アンドリュースさん (マーベル・ゾンビーズ) とステファン・フランク さん(スパイダーマン:イントゥ・ザ・スパイダーバース)、脚本はマシュー・チョウンシー さん(ミズ・マーベル)、ライアン・リトル さん(ランナウェイズ)、シリーズクリエイターの AC ブラッドリーさんらが担当。

アニメ「ホワット・イフ・・・?」シーズン3は 2024年12月22日 より米ディズニープラスで配信予定、全8話は毎週ではなく毎日新エピソードが追加され、2024年内にフィナーレとなります。

ケヴィン・ファイギ社長がドラマシリーズの醍醐味とX-MENの計画について言及

マーベル・スタジオのケヴィン・ファイギ社長が海外メディア omelete とのインタビューでMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)のストリーミング戦略について語り、X-MENやデッドプールとウルヴァリンの今後についても言及しました。

2025年以降のMCUドラマに関して、ファイギ社長は次のように語りました。

今後も更新を続ける予定です。来年は「デアデビル:ボーン・アゲイン」から始まります。シーズン1を初公開できることをとても楽しみにしています。その時点ですでにシーズン2の撮影は始まっています。これは、複数のシーズンに渡って番組を展開するというアイデアが私たちの好みだということを示しています。結局のところ、それがテレビドラマで最もクールなことの1つですから。

また、2025年の劇場公開及び配信作が豊富な事について、2025年が特別なだけで以降は少し落ち着くと改めてコメントしました。

以前は年間4本の映画と4つのシリーズを制作していましたが、2本の映画と3つのシリーズに減ると思います。ただし、2025年は特にそうはなりません。これらのタイトルには長い間取り組んできましたが、たまたま今リリースの準備が整ったというだけです。とても興奮しています。

そしてX-MENに関する質問に対して、「何年も前に『アベンジャーズ/エンドゲーム』を準備していたとき、物語のグランドフィナーレに到達することが課題でした。その後、また最初からやり直さなければなりませんでした。今回は『シークレット・ウォーズ』に向けて、何が起こるかはもうよくわかっています。X-MENはそれ以降の物語で、未来の重要な一部です。」と回答しました。

デッドプールとウルヴァリンがそこにどう関係してくるかについては、「デッドプールとウルヴァリンの計画はいつも同じです。私たちはいつも、彼らをどこに、どのくらいの速さで組み込めるか考えています。」と付け加え、X-MENのリブート映画とは別に彼らの出番を模索しているとしました。

デッドプールとウルヴァリンは「アベンジャーズ:ドゥームズデイ」や「アベンジャーズ:シークレット・ウォーズ」に再登場すると多くのファンが決め込んでいる所ですが、ファイギ社長は今回のインタビューでこれを明確にはしませんでした。

「デッドプール&ウルヴァリン」のライアン・レイノルズさん、ヒュー・ジャックマンさん、そしてショーン・レヴィ監督が三人でマーベルとは関係のない別の新作映画を撮る事を先日発表。レイノルズさんは「12ヶ月かけて脚本を執筆する予定」とも話しており、この新作映画の制作がMCUにどのような影響を与えるのかは分かっていません。

ソース:MCU vai renovar mais séries? Kevin Feige fala de estratégia no streaming

「アガサ・オール・アロング」ショーランナーがニッキーの父親のヒントを提供

マーベル・スタジオ制作のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)のドラマ「アガサ・オール・アロング」の脚本とショーランナーを務めたジャック・シェーファーさんが、ジェフ・ゴールドシミスさんとのQ&Aで、アガサの息子ニッキーの父親について、これまでで最大のヒントを提供しました。

ジャック・シェーファーさんは本作の制作を振り返り、「ニッキー役のキャスティングをしているとき、私たちは時々『あの子はリオに似ているだろうか? あの子はオーブリー・プラザに似ているだろうか?』と考えていました。」と述べ、死神が父親代わりと考えられていた事を明かしました。

そして、「ファンがこれほど熱狂的になるとは予想していませんでした。どんな作品が受け入れられるか、人々が関心を持つかどうかはわかりません。関心を持つ人の数は私にとっては驚くべきものです。今後のMCUではアガサとリオのバックストーリーがさらに解明されることを期待しています。」と、必要以上の設定をしておらず、これらは今後必要な時にその時の監督が描いていくだろうとしました。

MCUではワンダが無精子で魔法による出産を行った第一号であり、アガサがそれに続く(時系列上ではアガサが先ですが)形に。

しかしながら「アガサ・オール・アロング」の9話冒頭でアガサは「魔法や呪文もなしに生まれた」としており、ワンダと違って少なくともアガサの意思による妊娠ではなかった事が伺えました。

MCUのレディ・デスは死の象徴としてだけではなく再生も司っているようであり、リオ・ヴィダルの魔力によって妊娠したと考える理論が現在のファンの間での主流となっています。

ニッキーは純粋で母親のアガサに言われるままに魔女殺しの片棒を担いでいました。このあたりは死神の資質を受け継いでいるとも解釈出来ますが、最終的には罪悪感を感じて魔女殺しを延期した事で、寿命が尽きてしまいました。

オーブリー・プラザさんの起用が発表された2023年、リオとアガサが結婚しているとも報じられていました。実際のドラマでは結婚とまではいかずとも恋人関係であった事は間違いなく、今後のMCUで新設定が設けられる可能性はありますが、現時点ではニッキーはアガサとリオの息子と考えるのが妥当なようです。

ドラマ「アガサ・オール・アロング」はディズニープラスで配信中です。

「ホワット・イフ」シーズン3、脚本家が待望の有名キャラの登場とカホリに続くオリジナルキャラのデビューを予告

マーベル・スタジオが制作するMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)のアニメ「ホワット・イフ・・・?」シーズン3の脚本を担当するマシュー・チョウンシーさんが LightBox Expo に出演し、シーズン2のカホリに続いてMCUのために新たに作成されたオリジナルキャラクターが登場するだけでなく、「待望の」MCU デビューとなる「有名なマーベルキャラクター」が登場することを予告しました。

チョウンシーさんはMCUオリジナルとなるキャラクターについて「この新キャラクターの役に夢のキャスティングを勝ち取った。」と明かしました。しかしキャラクターの名前やヴィジュアルなどのヒントはありませんでした。

「有名なマーベルキャラクター」の詳細も明かされませんでしたが、半年ほど前の報道ではX-MENのストームが登場するともされていました。

また、チョウンシーさんは、シーズン3には 1930年代のハリウッドのスクリューボール・コメディにインスピレーションを得たミュージカル エピソードが含まれることも明らかにしました。「これはアニメーションにとって大きな偉業です。」と彼は指摘し、「特にダンスと動きを調和させるという難しさがあります。しかし、マーベルは全力を尽くしました。素晴らしい作品になるでしょう。」と述べました。

シーズン2でデビューしたカホリは配信の半年前ごろから関連商品グッズからのリークで判明していましたが、今回明らかにされたオリジナルの新キャラについて現状なんの噂もありません。カホリはシーズン2で強力な能力を展開したあと、ちょうど今週にコミックにも逆デビューする形となりました。

来月から配信が始まるシーズン3は三部作の完結編になるとも予告されています。

アニメ「ホワット・イフ・・・?」シーズン3は 2024年12月22日 より米ディズニープラスで配信予定です。

ソース:Inside Marvel Animation: New Seasons of “What If…?” and “X-Men ‘97” Highlighted at LightBox Expo

【噂話】ドラマ「アガサ・オール・アロング」の削除されたポストクレジットシーンが判明か、続編スピンオフをほのめかしていた

マーベル・スタジオ制作のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)のドラマ「アガサ・オール・アロング」にはポストクレジットシーンがありませんでしたが、これについて海外スクーパーが破棄されたプランだというその内容を公開しています。

MTTSH 氏はひとつめのシーンについて次のように投稿。

それによると「ジェニファー・ケイルはまだ生きている医者を探している。」との事で、8話でジェンの力を奪った医者は実はアガサ・ハークネスだったという展開とは繋がっていないような内容に。

脚本兼ショーランナーのジャック・シェーファーさんは、「マーベル・スタジオの決定でポストクレジットシーンがなくなった。」とも話しているため、今回明かされたプランを破棄して本編の脚本を変更したのかもしれません。

2番目のシーンは次のようなもの。

投稿によると、「レディ・デス/リオ・ヴィダルがゴースト・アガサとビリーの後を追ってポータルに入るシーンだった。」との事で、新たに誕生した師弟コンビの旅路に再び死神がつきまとう事を予告していたようです。

「アガサ・オール・アロング」がまだ「アガサ:カヴン・オブ・カオス」だった頃、GFR はオーブリー・プラザさんが演じるリオ・ヴィダルが実は死神デスであると、プロモーションアートやグッズ情報がリークされる1年以上前から報じていました。

[nlink url=”https://mavesoku.com/mcu-agatha-coc-aubrey-plaza-role-rumor/”]

この時、併せて他のいくつかの作品にも出演契約を交わしていると報じており、レディ・デスが今後も再登場する事を予告していました。

レディ・デスは「アガサ・オール・アロング」作中で、ビリーの事を自然のバランスを乱す存在と指摘し、あの世に連れていきたい考えを示していました。その彼女が黙ってもう一人の双子が生き返るのを見ているのかという疑問はあり、削除された2つ目のポストクレジットシーンは1年以上前のニュースと関連して、ありえる今後のようにも思える内容です。

ただし、今回の投稿はソースが不明瞭な事や、この1年でディズニーがMCU戦略を変えた事もあり、ポストクレジットシーンを入れないという決断をした事は、続編計画をキャンセルしたとも取れるものです。

少なくともジェンの続編に関してはパンチが弱いのは事実であり、限られた時間と予算の中で制作していく事を考えると、こちらはあまり望めないかもしれません。レディ・デスに関しては結局は死そのものでありどこにでも登場する余地はありますが、現時点では次の登場に関する公式の発表はありません。

ドラマ「アガサ・オール・アロング」はディズニープラスで配信中です。

「アガサ・オール・アロング」、当初はハルクリング/テディ・アルトマンが登場予定だった事が明らかに

マーベル・スタジオ制作のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)のドラマ「アガサ・オール・アロング」のショーランナーを務めたジャック・シェーファーさんが、海外メディア Entertainment Weekly とのインタビューで、コミックのビリーの恋人であるテディ・アルトマンが登場する計画があった事を明かしました。

インタビューの中でコミックのビリーの恋人について質問されたシェーファーさんは「(ハルクリングについて)初期から話し合いがありました。」と語っています。

「エディは当初テディと呼ばれていました。アートワークを見てそのように考えていたからです。ただ、番組の目的上、彼を(このドラマで)ハルクリングにしないというマーベルの決定がありました。」

「私たちの番組で彼はハルクリングではなくなったので、脚本家にとって大切な人物にちなんでエディと名付け直しました。これはファンをからかうようなものではなく、私たちにとって大切な人への素敵なトリビュートのひとつでした。」

名前が微妙に似ている事がコミックファンの混乱を引き起こしてしまいましたが、そこには原作との関連はなかったと説明されました。

コミックのハルクリングことテディ・アルトマンは父がクリーの英雄キャプテン・マーベル(マー・ベル)、母がスクラル皇帝の姫アネレ。出生については本人も長らく知る事はありませんでした。クリーの英雄、そしてスクラルの皇位継承権を持つハルクリングの出生が明らかになって以降はクリー・スクラル戦争はさらに激しさを増すことになりました。

今年のはじめには、ハルクリングは既にMCUに登場している人物だとも報じられていました。

ビリーの恋人でヤング・アベンジャーズのメンバーでもあるハルクリングが本格的に登場するのはいつになるのか、トミーを探す続編とあわせて注目です。

ドラマ「アガサ・オール・アロング」はディズニープラスで配信中です。

ソース:Why Agatha All Along doesn’t have post-credits scenes

「アガサ」、ジェニファー・ケイルは「ミッドナイト・サンズ」で再登場する?演者が今後について言及

マーベル・スタジオ制作のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)のドラマ「アガサ・オール・アロング」で魔女のジェニファー・ケイルを演じたサシール・ザマタさんが、海外メディア Collider とのインタビューで本作のラストを振り返り、MCUでの将来についてコメントしました。

インタビューで、「最終話で道が実在しなかった事をジェンはどのように受け止めたと思いますか?」と聞かれたザマタさんは次のように回答しました。

彼女はただ去って行きました。「私はここから出て行く 」っていう感じです。よりによってティーンがみんなを地獄に突き落としたことを知ったら、彼女は激怒するかもしれません。「私達がそんなことする必要あった?」って。でも、彼女は自分の望みを叶えたのだから、ある種の慰めを見出すかもしれませんね。

彼女は自分の力を取り戻すために道を進み、そしてそれを取り戻す事が出来ました。やるべきことをやったんです。でも、そうですね、彼女は怒るだろうけど、最終的には自分のパワーを取り戻したことに価値を見出す事でしょう。

コミックのジェニファー・ケイルがゴーストライダーとはいとこ同士であり、ミッドナイト・サンズのメンバーでもある事で、今後のMCUで何が起こるのかと質問されると、「分かりません。でも彼女はどこへでも行けると思います!それを見てみたいですね。彼女の過去や経歴をもっと知りたい。彼女の未来も見てみたい。彼女は新しい魔女団、一緒に働く新しいチームを見つけるのでしょうか?それとも彼女は人生を再び人々を癒すことに捧げるのでしょうか?」

「この後どうなるのか見てみたいです。結末がまったく決まっていませんでした。このキャラクターを演じるのが本当に大好きだし、みんなもストーリー展開を見て、彼女が実際に目的を達成するのを見るのが大好きだと思います。彼女が取り戻した力を実際に使うところをぜひ見てみたいですね。」と再演に意欲がある事を示しました。

コミックのジェンはソーサレス・スプリームの後継者であり、バトルメイジとして知られています。ゼレド・ナの書を携えウィッチアーマーを纏うジェニファー・ケイルはマジックボルト、マジックシールド、ポータル、チャーム、記憶改変、アイテム等の物質召喚、テレポートなど様々な攻撃的な魔法を駆使し、MCUのヒーラーというポジションとは真逆のキャラクターとも言えます。

ジェンが「アガサ」で取り戻した真の力として、最後に飛行能力があることだけがわかりましたが、それ以外については現状わかっていません。

MCUのジェンがコミックのミッドナイト・サンズのようにドクター・ストレンジ、ムーンナイト、ゴーストライダーらと肩を並べる機会はあるかもしれませんが、現状ではビリーとアガサの旅の続きに登場するほうが自然であり、その時も「アガサ」の時のように怒りながら、文句を言いながら手を貸してくれるのではないでしょうか。

ドラマ「アガサ・オール・アロング」はディズニープラスで配信中です。

ソース:After That Shocking ‘Agatha All Along’ Finale Twist, Sasheer Zamata Discusses Jen’s Reaction and Her Potential MCU Future

「アガサ・オール・アロング」には「シーハルク」のキャラが登場する計画があった

マーベル・スタジオ制作のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)のドラマ「アガサ・オール・アロング」に、ドラマ「シーハルク:ザ・アトーニー」からとあるキャラクターが登場する計画があった事を、ショーランナーのジャック・シェーファーさんが明かしました。

The Ringer-Verse とのビデオチャットの中でシェーファーさんは、「アガサ」に「シーハルク」からパティ・グッゲンハイムさんが演じたマディスン・キングを登場させる計画があった事を明かしつつ、次のように述べました。

「マディスンをウィッチズロードに連れ出したいと思ったのですが、うまくいきませんでした。無理やり押し込んだだけだったんです。」

結局は登場が見送られてしまったようですが、ハート夫人ことシャロン・デイヴィスがパーティー好きなキャラとして再登場していた事は、パリピのマディスンが登場予定だった事の名残だと言えるのかもしれません。

ドラマ「シーハルク」の評価として否定的な意見もよく報道されていましたが、マディスンのキャラクターはこの作品の中でも人気で、MCUのオリジナルキャラとして誕生したマディスンは2024年にコミックデビューを果たしました。

[nlink url=”https://mavesoku.com/mcu-she-hulk-madisynn-comic-debut/”]

「Wongers」(日本語版ではウォンちゃん)との仲が良かったマディスンですから、ウィッチズロードでピンチになった際はウォンが助けに来たかも知れないと思うと、そこで魔女団、レディ・デス、ソーサラースプリームの間で何らかの化学反応が起こったに違いありません。

このクロスオーバーは実現しませんでしたが、今後のMCUのどこかでまた道が交わることがあるのでしょうか。

ドラマ「アガサ・オール・アロング」はディズニープラスで配信中です。

「アガサ・オール・アロング」、結末は予定通りだったとショーランナーが語る

マーベル・スタジオ制作のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)のドラマ「アガサ・オール・アロング」の脚本兼ショーランナーを務めたジャック・シェーファーさんが、海外メディア Collider とのインタビューの中で、本作の結末が当初から計画されていた通りのものであったと語りました。

本作はアガサ・ハークネスの償いの物語であると同時に、コミックでも珍しいゴーストという存在のキャラクターをMCUで再現する事が当初からの計画だったと言います。

これは400歳を超える魔女の物語です。この番組は死をテーマにしていました。私たちは、アガサに死んで幽霊になってほしいと思っていました。 そのメッセージ、そのテーマ、そして彼女の死の瞬間はどのようなものだったか、すべて大きな議論でしたが 、最終目標は常にアガサとビリーのコンビ、そしてアガサがビリーの霊的なガイドになることでした。

さらにシェーファーさんは「彼女をゴーストとして登場させるなら、MCU内でそれに関する何らかのルールが必要でした。私たちがゴーストの美学を理解し、リオがゴーストを嫌っていることを理解する事も重要でした。」と説明。

「最終的に、ゴーストはどういうわけかリオの手の届かないところにいるという、もう少し本能的な設定にしたかったのです。ゴーストはまだ死に屈する準備ができていないという考えに結びついています。また、リオのせいではなくニッキーのせいで、アガサが死に屈する準備ができていないという考えも気に入りました。」

アガサは息子のニコラス・スクラッチの死を受け入れずに試練を進めていましたが、ドラマ最終回のラストでビリーとの口論の末、ニッキーに顔向けが出来ないという本心を吐露し、ずっとニッキーの姿を重ねていたビリーの指導者となる事を選びました。

原作コミックではワンダ・マキシモフの師匠だったアガサ・ハークネスが「ワンダヴィジョン」ではまさかの敵として登場し、多くのコミックファンを困惑させましたが、「アガサ・オール・アロング」ではその敵の息子とチームを結成する事になるという展開に。ドラゴンボールのピッコロと孫悟飯のような名コンビとして今後続いていくのか注目です。

ドラマ「アガサ・オール・アロング」はディズニープラスで配信中です。

ソース:Agatha’s Fate Was Decided From the Beginning in ‘Agatha All Along’ [Exclusive]