Netflix「デアデビル」はMCUの神聖時間軸、スタジオ幹部が言及

マーベル・スタジオのストリーミング、テレビ、アニメーション部門の責任者であるブラッド・ウィンダーバウムさんが、海外メディア ScreenRant とのインタビューでドラマ「エコー」のプロモーションをする中で、本作に登場するデアデビルに注目し、Netflix版の「デアデビル」とMCUの関係性について言及しました。

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2010年代にMCUの映画「アベンジャーズ」のヒットを利用してマーベル・テレビジョンが制作したNetflix版「デアデビル」は、キャプテン・アメリカ達や「アベンジャーズ」のクライマックスだったニューヨークの戦いなどが作中で言及され、当時はMCUとしてプロモーションされていました。

しかしこの設定は後に希薄となり、ファンはこれらの作品の関係性について議論し、関係者らはこの話題を避けるようになっていました。

そして今回、ウィンダーバウムさんはインタビューの中でNetflix版「デアデビル」がMCUと曖昧な関係になっている事について次のように語っています。

「この時点まで、何が神聖時間軸で何が神聖時間軸でないかについては、少し慎重になっていたと言えます。それは率直に言って、スタジオでは『アベンジャーズ』で着地点を固めなければならない、というような時期があったから生まれたものです。Netflix版を開発しているのは別の会社で、彼らがやっていることは知っていたし、彼らも僕らがやっていることは知っていました。」

そして「個人的な意見」と限定した上で、「デアデビル」が神聖時間軸の一部であると述べました。

「とにかくバランスを取るのが大変でしたが、時間が経ち、物語がどれだけうまく統合されているかを実際に見ることができた今、私個人、ブラッド・ウィンダーバウムは、この作品が神聖時間軸の一部であると自信を持って言えると思います。」

マーベル・スタジオの公式見解ではなく自分自身の持論に過ぎないとの前置きの上ですが、制作関係者の口からNetflix「デアデビル」がMCUである事が初めて明言される事となりました。

Netflix版でデアデビル/マット・マードックを演じたチャーリー・コックスさんはMCUのドラマ「シーハルク:ザ・アトーニー」で同役を再演し、来週配信開始の「エコー」にも再登場、そして「デアデビル:ボーン・アゲイン」も制作中となっています。

ウィンダーバウムさんが言うようにNetflix版がMCUの一部だとすれば物語は地続きしていると考えられそうですが、一方で「デアデビル:ボーン・アゲイン」のチャーリー・コックスさんは同作がNetflix版の続きとなるシーズン4ではないとも語っていました。

[nlink url=”https://mavesoku.com/mcu-deadevil-born-again-not-season-4/”]

加えて「シーハルク:ザ・アトーニー」でのデアデビルはシーハルク/ジェニファー・ウォルターズとベッドで一夜を共にしており、Netflix版のヒロインであるカレン・ペイジが存在していないかのような描写もあった事で、NetflixとMCU、二人のデアデビルが同一人物であるのか疑わしい部分も残されています。

コミックのマット・マードックがかなりの色男である事を考慮して「シーハルク」の件は単なるワンナイトラブとして処理出来なくもなさそうですが、ウィンダーバウムさんが今回のような持論に至った理由が「エコー」で示されるのか、それとも「デアデビル:ボーン・アゲイン」までお預けになるのか、今後の展開には注目です。

ドラマ「エコー」は 2024年1月9日 に米ディズニープラスで全5話一挙配信、ドキュメンタリ「アッセンブル:エコーの裏側」が 2024年1月31日 に米ディズニープラスで配信予定です。

ドラマ「エコー」よりデアデビルとの戦闘シーンが明らかに

マーベル・スタジオ制作のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)のドラマ「エコー」より、デアデビルとの戦闘シーンのクリップがネット上に登場しました。これは英国衛星放送スカイスポーツで放送されたものとの事で、試合の合間にこの約1分のクリップが放送されたと言います。

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アクションでほとんどが構成されたこのシーンでは目立った会話もなく、このような状況になった経緯やどのような決着を迎えるのかは来週配信の本編を見てのお楽しみとなっています。また、他の予告映像でも確認されていたように、デアデビルのスーツは「シーハルク:ザ・アトーニー」の黄色ではなくおなじみの赤になっており、ここに関しても注目となっています。

「エコー」はマーベル・スタジオの「スポットライト」シリーズ第1弾として、「他作品を見ていなくても楽しめる」というコンセプトを重視して制作されました。しかしこの事は他作品とのクロスオーバーがないというわけではありません。

また、「他作品を見ていなくても楽しめる」だけであってこのシリーズのみで完結するというわけではないようです。「エコー」は他のMCU作品と同様に後続作品へと拡張されていく事が予想されており、エコーに関する物語はここで一旦まとまるとしても、デアデビルにとってはドラマ「デアデビル:ボーンアゲイン」のプロローグ作品にあたると見られています。

エコーとデアデビルの間にはどのような因縁が描かれていくのでしょうか。

ドラマ「エコー」は 2024年1月9日 に米ディズニープラスで全5話一挙配信、ドキュメンタリ「アッセンブル:エコーの裏側」が 2024年1月31日 に米ディズニープラスで配信予定です。

ドラマ「エコー」のセンシティブな予告が公開

来週配信予定のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)のドラマ「エコー」の新たな予告動画が公開されました。マーベル・スタジオの公式 Instagram に投稿されたその予告動画ですが、センシティブなコンテンツとして、所々ぼかしが入れられた動画となっています。

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ただしこれは Instagram の機能によるぼかしではなく、スタジオ側の自主規制によるぼかしのようで、X や TikTok に投稿された動画でも同じぼかしが入れられています。

「エコー」はマーベル・スタジオ初のTV-MA指定(成人向けに制作されており17歳以下の子供には不適切とされるレーティング、映画のR指定のようなもの)となっており、今回の予告の中でもキングピンを演じるヴィンセント・ドノフリオさんは「とても激しい」と評しています。

また、本作はMCUの「スポットライト」ブランドの第1弾と設定され、過去作を見ていなくても楽しめる作りになっているとの事。これを見て気に入れば過去作を見ていくというスタイルを公式に推奨する番組となっています。

ドラマ「エコー」は 2024年1月9日 に米ディズニープラスで全5話一挙配信、ドキュメンタリ「アッセンブル:エコーの裏側」が 2024年1月31日 に米ディズニープラスで配信予定です。

アニメ「ホワット・イフ・・・?」脚本家がシーズン3を続投しない事を報告

マーベル・スタジオ制作のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)のアニメ「ホワット・イフ・・・?」シーズン2までの脚本を担当してきたA.C.ブラッドリーさんが、シーズン3の制作には参加しない事をSNS上で明かしました。

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ブラッドリーさんはシーズン2には含まれずにシーズン3に先送りになったウィンター・ソルジャー/バッキー・バーンズとレッドガーディアン/アレクセイ・ショスタコフのエピソードのクリップを引用して、「最後のホワット・イフのツイート!このエピソードは私の絶対的なお気に入りであり、私の最後のホワット・イフ脚本となります。シーズン2が終わり、私はマーベルから離れる決断をしました。楽しい旅だったけど、新しい冒険の時が来たのです。キャスト、クルー、ファンに愛を込めて!」と、ホワット・イフシリーズの脚本から離れる事を明かしました。

[nlink url=”https://mavesoku.com/mcu-what-if-season-3-clip/”]

ブラッドリーさんはシーズン2で起きた変化について、海外メディア IGN とのインタビューで次のように語っています。

シーズン1では、トニー・スターク、ブラックパンサー、ドクター・ストレンジのエピソードなど、主役を起用するよう指示されていました。でもシーズン2では、もう少し自由でした。結局のところ、僕らは1億ドル規模の超大作映画を書くわけじゃありません。実写テレビ番組のショーランナーでもないのです。私たちは、マーベル・マシンのレーダーをすり抜ける、取るに足らない小さなアニメ番組なのです。だから、本当に無意識のうちに、シーズン2ではサブキャラのほうに舵を切ったんだと思います。ネビュラ(カレン・ギラン)、ダーシー(キャット・デニングス)、ヘラ(ケイト・ブランシェット)のような、過小評価され、見過ごされている二軍キャラクターから始める事にしました。

この変化が功を奏したのか、「ホワット・イフ・・・?」シーズン2は2023年に公開、配信されたマーベル作品の中で高い評価を獲得。ファンにとってのクリスマスプレゼントともいうべき作品となっていました。

マーベル・スタジオのプロデューサーを務めるブラッド・ウィンダーバウムさんは 2022年8月 にシーズン3について言及し、「ウォッチャーの人間性について探求していく」と予告していました。シーズン1で誓いを破り、キャプテン・カーターたちに介入した事に対する罰についてシーズン2で描かれませんでしたが、シーズン3ではそういった事に言及されていくのかも注目となりそうです。

アニメ「ホワット・イフ・・・?」はシーズン2までディズニープラスで配信中です。

アニメ「ホワット・イフ」シーズン2のフィナーレが「アベンジャーズ:シークレット・ウォーズ」の片鱗を見せる

マーベル・スタジオ制作のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)のアニメ「ホワット・イフ・・・?」シーズン2の最終話「もしも・・・ストレンジ・スプリームが介入したら?」が配信され、マルチバースにおける新たな可能性が示される事となりました。そしてこのエピソードは「アベンジャーズ:シークレット・ウォーズ」のプレビューとして機能し、壮大な映画になる事を期待させています。

※これより先は「ホワット・イフ・・・?」シーズン2のネタバレを含んでいます。ご覧の際はご注意ください。

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シーズン中はショート版が採用されていたイントロでしたが最終話ではフルバージョンに戻され、映像も「ホワット・イフ」に準じたアニメバージョンに変更されました。このイントロの最中にはレッドガーディアンの姿もありますが、これはシーズン3へと延期されたエピソードからの引用だと考えられます。

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シーズン2の最終話ではシーズン1に登場したストレンジ・スプリームが再登場。彼がエピソードの主人公であるキャプテン・カーターに再会し、シーズン1のラスボスだったインフィニティ・ウルトロンのような存在インフィニティ・キラーたちを捕まえて回っている事が明かされました。

ストレンジから依頼を受けたキャップはカホーリと遭遇。しかしカホーリはストレンジが嘘をついていると指摘。ストレンジはかつて自分が壊してしまった世界を再生させるため、インフィニティ・キラーやそれに対抗しうるヒーローたちを燃料とするべく集めていたのでした。

キャップがストレンジの計画を止めようとする中で、捕らえられていたヒーローやキラーが解放されてしまい、インフィニティ・サンクタムは戦場と化してしまいました。そこでは多数のヒーローとヴィランが入り乱れ、彼らの別のバージョン同士も激突。ソーの変異体同士が戦うシーンなども描かれています。

このパートはコミックの「シークレット・ウォーズ」を想起させるものであり、映画「アベンジャーズ:シークレット・ウォーズ」がこれを実写化したバージョンになる事を予感させる内容となっていました。

キャップとカホーリがオールファーザーやテン・リングス、インフィニティ・ストーンなどのレリックを用いてストレンジを倒したものの、その過程で多くのキャラクターが生贄となり、ストレンジがいないまま世界の再生は果たされてしまいます。

キャップは自身のユニバースに帰る前に寄り道していくというアイデアを明かし、ウォッチャーは「ロキ」シーズン2で見たユグドラシルを紹介、寄り道出来る無数の世界がある事を示してシーズン2は幕をおろしました。

1984年に出版された「マーベルスーパーヒーローズ シークレット・ウォーズ」では、ビヨンダーが地球のスーパーヒーローの存在と彼らの持つ可能性に心を奪われ、「バトルワールド」を創造し、スーパーヒーローとスーパーヴィランを強制転移させ、勝者の願いを叶えるとして彼らを戦いあわせました。

「シークレット・ウォーズ」はその後2015年にも開催され、この時は地球だけでなく、マルチバース中からヒーローとヴィランが集められ、同じキャラクターの別バージョン同士がチームを組んだり戦い合ったりする様子が描かれました。

こういったプロットの一部が盛り込まれたシーズン2の最終話でしたが、「アベンジャーズ:シークレット・ウォーズ」ではアニメ版を超えるシーンを見せてくれるのでしょうか。まだしばらくの間、期待しながら待つ他ありません。

アニメ「ホワット・イフ・・・?」はシーズン2までディズニープラスで配信中、映画「アベンジャーズ:シークレット・ウォーズ」は 2027年5月7日 米国にて劇場公開予定です。

ドラマ「ロキ」シーズン2、ソフィア・ディ・マルティーノさんがシルヴィの今後についてコメント

マーベル・スタジオ制作のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)のドラマ「ロキ」シーズン2でシルヴィを演じたソフィア・ディ・マルティーノさんが、海外メディア 1883Magazine とのインタビューで、MCUにおけるシルヴィの未来について語り、「何が起こるにせよ、彼女は決して屈せずに戦うだろう」と強調しました。

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マルティーノさんはシルヴィというキャラクターについて「シルヴィが何をするのか、私はとても楽しみにしています。どんな事でも、彼女はきっと誰にも予想できないような事を、戦いと共に成し遂げるでしょう。私はこのキャラクターが大好きです」と述べました。

また、「ロキ」という大きなフランチャイズに出演した事が与えた影響について質問されたマルティーノさんは次のように答えました。

「ええ、素晴らしい経験でした。ファンベースがすでに確立しているような番組やフランチャイズに参加するのは本当に良いことです。多くの人に好意的な言葉をいただき、ソーシャルメディアのフォロワーもたくさん増えました。でも、私にとってそれ程重要なことではありません。」

そして、SNSでの人気よりも重要だと考える事について説明しました。

「重要なのは、人々が番組を楽しんでキャラクターと共感することです。そして、トム・ヒドルストン、ケイト・ヘロン、ググ・バサー=ロー、ウンミ・モサク、オーウェン・ウィルソンと一緒に仕事をするのは素晴らしいことです。なんて素晴らしい機会でしょう。本当に楽しくて、まだ夢のような気分です。」

「ロキ」シーズン2は壮大なフィナーレを迎え、ロキは大いなる目的を持ってただ一人孤独な玉座に座る事になりました。マルティーノさんはロキのこの決断と結末について、先日のインタビューで感謝を述べるとともに問題がある事を指摘しました。

[nlink url=”https://mavesoku.com/mcu-loki-s2-sophia-di-martino-address-ending/”]

シルヴィは今後、「ロキ」シーズン3、「ソー5」、「アベンジャーズ5(アベンジャーズ:ザ・カーン・ダイナスティ)」あたりで再登場する事が期待されていますが、ディズニーとマーベル・スタジオが征服者カーンに対してどのようなアプローチを取っていくかによって、シルヴィの旅が変化していくものと見られています。

ドラマ「ロキ」はシーズン2までディズニープラスで配信中です。

ソース:1883Magazine

ドラマ「エコー」の新たな映像「Time For A Queen」が公開

マーベル・スタジオ制作のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)のドラマ「エコー」の新たな予告が公開されました。配信まで2週間を切った本作の新たな映像は、以前に公開された予告映像に加えて新規映像や舞台裏、制作陣のコメントなどが追加されています。

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監督及びエグゼクティブ・プロデューサーを務めるシドニー・フリーランドさんは「エコーはMCUでも最も興味深いキャラクター」としつつ、「彼女は悪党だ」と断言しています。そして本作の制作にあたって「一線を越えたかった」とも言います。

動画のラストではエコー/マヤ・ロペスが動画タイトルと同じ「time for a queen」(女王の時間だ)と発しており、キングピンの支配者の地位を奪い取る簒奪者になろうとしている事が分かります。

「エコー」はMCUの「スポットライト」ブランドの第1弾と設定され、過去作を見ていなくても楽しめる作りになっているとの事。これを見て気に入れば過去作を見ていくというスタイルを公式に推奨する番組となっています。

また、本作はマーベル・スタジオ初のTV-MA指定(成人向けに制作されており17歳以下の子供には不適切とされるレーティング、映画のR指定のようなもの)となっており、今回の予告の中でもキングピンを演じるヴィンセント・ドノフリオさんは「とても激しい」と評しています。

ドラマ「エコー」は 2024年1月9日 に米ディズニープラスで全5話一挙配信、ドキュメンタリ「アッセンブル:エコーの裏側」が 2024年1月31日 に米ディズニープラスで配信予定です。

アニメ「ホワット・イフ・・・?」シーズン3に延期されたエピソードのクリップが限定公開中

マーベル・スタジオ制作のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)のアニメ「ホワット・イフ・・・?」シーズン2のクリップがマーベル公式のYoutubeチャンネルにて限定公開となっており、検索ではたどりつけないようになっています。このクリップのサムネはシーズン2となっていますが、実際にはシーズン3に延期されたエピソードになっているようです。

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公式ではシーズン2のクリップとして公開されていますが、SNS等ではシーズン3のクリップとして拡散中。

マーベル公式のウェブサイトではシーズン2の全9話の各クリップが紹介されていますが、この動画はこのページには含まれていません。

この限定クリップではウィンター・ソルジャー/バッキー・バーンズとレッドガーディアン/アレクセイ・ショスタコフ、そしてビル・フォスター博士などの登場を確認する事が出来ます。

以前に、シーズン2は全10話が予定されていたものが9話へと変更されていると報告されており、この幻の1話がこのクリップのエピソードであり、シーズン3に持ち越されていると考えられています。そして海外のメディアやスクーパーはこれが「もしも・・・レッドガーディアンがウィンター・ソルジャーを止めたら?」だと考えているようです。

シーズン3の制作は以前から分かっているものであり驚くべきことでもありませんが、シーズン2のフィナーレのあと、どのような物語が続いていくのか注目です。

アニメ「ホワット・イフ・・・?」シーズン2はディズニープラスで配信中です。

アニメ「ホワット・イフ・・・?」シーズン2、第6話は当初10分程長いものだったと言う

マーベル・スタジオ制作のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)のアニメ「ホワット・イフ・・・?」シーズン2の第6話が 27日 に配信され、カホーリの制作を担当したライアン・リトルさんがSNSを通じてファンに感謝を述べています。

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リトルさんは「4年の制作期間で多くの舞台裏のストーリーや、10分近く長いファーストカット、そしてこの先も追っていくべき物語の糸が残されました。素晴らしい作品の制作を支えてくれた人たちに感謝しながら、エピソードを終えることが出来て誇りに思っています。」と述べています。

さらに、Marvel.com とのインタビューでリトルさんはカホーリの制作を振り返り次のように語っています。

私には、ニューヨーク州北部の先住民族コミュニティと幅広く協力してきた素晴らしい執筆指導者がいました。その経験を活かして、ある場所から書かれた新しい先住民族ヒーローのストーリーを備えた、MCU の完全にオリジナルのコーナーを構築することに興奮していました。
過去の世代への敬意と未来の世代への楽観主義。「KAH-HORTI」と発音されるカホーリは、ウルフ一族の本物の名前で、「彼女は森をかき乱す」、または周囲の人々を動機付ける人を意味します。初めての冒険で、カホーリはその名に恥じないように、人々を救い、歴史の流れを永遠に変えるために強力な同盟者を戦いに参加させなければなりません。

制作に多くの時間を費やしたというカホーリですが、その声を担当したデヴァリー・ジェイコブスさんもそれが簡単ではなかったと Collider とのインタビューにて明かしています。

私が最初にホワット・イフのオーディションを受けたのは 2020年の 8月 の事で、完成まで3年半に及ぶプロセスでした。彼らはコミュニティメンバーを探していて、モホーク語の話者を探していました。でも私はモホーク族ですが、実際には話せません。本当に基本的な会話をする事だけです。しかし、カホーリというキャラクターは私よりもはるかに流暢に話します。だから、オーディションを受けていた時はプレッシャーがあったし、その裏での仕事を確実にやり遂げたかったのです。これは私が学ぼうとしている言語であり、自分の言語だからです。それが正しく行われたことを確信しています。

言語にこだわったこのエピソードのメインパートはモホーク語のまま配信、日本語吹替だけではなく英語の吹替も実装されていません。

物語の最後にドクター・ストレンジが登場した事で、カホーリの「ホワット・イフ」での冒険はまだ続く事が予想されていますが、今後もモホーク語での会話となるのか、英語(及び各言語の吹替)にシフトしていくのかは分かっていません。

残りのエピソード、あるいはシーズン3などでカホーリがどのような役割を担っていくのか、注目となりそうです。

アニメ「ホワット・イフ・・・?」シーズン2はディズニープラスで配信中です。

アニメ「ホワット・イフ・・・?」シーズン2、カホーリの実写化の可能性について俳優が語る

マーベル・スタジオ制作のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)のアニメ「ホワット・イフ・・・?」シーズン2で、コミックに存在しない、MCUオリジナルキャラクターとしてデビューしたカホーリの声を担当するデヴァリー・ジェイコブスさんが、海外メディア Collider とのインタビューで実写化の可能性について言及しました。

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6話「もしも・・・カホーリが世界を造り直したら?」でエピソードの主人公カホーリを演じたデヴァリー・ジェイコブスさんは「実写バージョンで彼女を演じる事に興味がありますか?あなたは実写版を演じる素晴らしい候補者だと思います。」との質問に対して、「エコー」で別のキャラクターを演じている事にも言及しつつ、次のように回答しました。

エコーでボニーというキャラクターを演じることが出来たのも本当に幸運でした。(スタジオの計画は)わかりませんが、彼らは他の人を複数の役割で連れ戻してきました。だからそれはMCUの上層部に任せています。でも、私はカホーリというキャラクターが大好きなので、実写であれアニメーションであれ、また彼女に命を吹き込みたいと思っています。私はいつでもそこにいます。

MCUでは一人の俳優が2つ以上のキャラクターを演じた前例がいくつかあり、「エコー」でボニーを演じるデヴァリー・ジェイコブスさんがカホーリの実写バージョンとしてもう一度キャスティングされる可能性はゼロではありません。

ただしここで言う前例の場合、片方のキャラクターは特殊メイクやCGなどで俳優の顔が見えないというパターンや、セリフがほとんどない役割の小さいキャラクターである事が多くなっています。そのため、カホーリの実写バージョンをジェイコブスさんが演じるにあたって、「エコー」のボニーの役割の大きさは影響してくる事が予想されます。

ジェイコブスさん自身はカホーリへの熱意と再演の意欲が高く、実写バージョンの可能性はマーベル・スタジオ及びディズニー次第ということになりそうで、来月配信の「エコー」を鑑賞しつつ次の計画発表を待つ必要があります。

アニメ「ホワット・イフ・・・?」シーズン2はディズニープラスで配信中です。

ソース:‘What If…?’ and ‘Echo’ Feature These Indigenous “Badasses”