ダニエル・ブリュールさんがバロン・ジモ再演について「まだ死んでません」と語る

マーベル・スタジオ制作のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ」やドラマ「ファルコン&ウィンター・ソルジャー」でバロン・ジモを演じたダニエル・ブリュールさんが、海外メディア ScreenRant とのインタビューで、今後のMCU再登場の可能性について語りました。

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ジモ再演について質問されたダニエル・ブリュールさんは次のように述べています。

私にとっては問題ありません。待てますから。(笑)私はとても我慢強い男です。いや、そうじゃないけど、面白いんですよね。待っている間に『ザ・フランチャイズ』というドラマを撮り終えたんですが、これはスーパーヒーローの世界を風刺した作品なんです。だから、言ってみれば立場を変えて楽しむことができました。でも、マーベルのことを考えると、彼らはユーモアのセンスがあるので、私と同じようにそれを面白がってくれると思います。そして、どうなるか分かりませんが、私はまだ死んでいませんし、自分がMCUに戻る事にとても自信があります。

コミックのバロン・ジモを考えるとサンダーボルツは大きな関連があるチームですが、MCUのジモはコミックから多くのことが改変されているため、現状では映画「サンダーボルツ*」に登場する可能性はあまり高くないと見られています。

しかし先月、「サンダーボルツ*」の撮影現場で監獄の一部と見られるセットが判明し、ジモと関係があるのではないかと考えるファンもいます。

なお、ブリュールさんは昨年末のインタビューで再演の意思がある事を認めつつ、「サンダーボルツ*」への出演依頼はないと語っていました。

ジモのキャラクター的には「キャプテン・アメリカ」シリーズや「サンダーボルツ*」のような作品がフィットしそうですが、次の登場はいったいどの作品となるのでしょうか。

ドラマ「ファルコン&ウィンター・ソルジャー」はディズニープラスで配信中です。

ソース:“I’m Still Not Dead”: Captain America Actor Is Very Confident His Villain Will Return Despite Phase 5 Absence

【噂話】MCU「スパイダーマン4」はストリートレベルの「シビル・ウォー」になると言う

ソニー・ピクチャーズとマーベル・スタジオが開発中のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「スパイダーマン4」は「シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ」のような作品になるようだと、海外スクーパーの @Cryptic4KQual 氏が報じています。

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氏は先日のデアデビルたちの参戦の話題を引用しつつ、「うーん、正直この映画は待ちきれません。実際に撮影等が動いているわけではありませんが、私はこの映画がストリートレベルのシビル・ウォーになると聞いています。」と投稿しています。

MCUの「スパイダーマン4」はキングピンが絡んでくるのではないかと噂されている他、先日はNetflixの「デアデビル」に携わっていたドリュー・ゴダード監督が注目されているとも報じられていました。

一連の噂はスパイダーマンとデアデビルとの関連性が強いように見えていますが、コミックのような展開が計画されているのか、今後の情報にも注目となっています。

トム・ホランドさんがスパイダーマンデビュー時の後悔と秘密のグループチャットの存在について明かす

マーベル・スタジオ制作のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ」でスパイダーマン/ピーター・パーカーとしてデビューした俳優のトム・ホランドさんが、海外メディア The Hollywood Reporter とのインタビューで当時の後悔について語りました。

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ホランドさんは「シビル・ウォー」の少し前に「アメイジング・スパイダーマン2」でスパイダーマンを演じていたアンドリュー・ガーフィールドさんに話を通すべきだったと次のように語っています。

「それは、子供の頃の僕の甘さが原因でした。出演が決まったのは19歳の時です。役を得ることに夢中で、彼がどんな気持ちだったのか、じっくり考えることはありませんでした。もし、僕が2作目の映画を作ったとして、それが必ずしも期待通りのものでなく、他の誰かにリキャストされたとしたら、立ち直るのにとても苦労した事でしょう。アンドリューは、信じられないような方法で立ち直ってくれました。彼に電話して、『この機会を断ることはできないんです』と一言断っておけばよかったと思います。」

アンドリュー・ガーフィールドさん自身、様々なインタビューで降板させられた事にずっと苦しんだと語っており、トム・ホランドさんはその苦しみを当時気にかける事すら出来なかった、そして自分がその立場であればもっと苦しむ事になっただろうと明かしました。

その後、「ノー・ウェイ・ホーム」の撮影で先輩スパイダーマンであるトビー・マグワイアさんとアンドリュー・ガーフィールドさんと共演する事になったトム・ホランドさんは実際に全てを話す機会を得て、「素晴らしい経験でした。僕、アンドリュー、トビー、僕たちは、とてもユニークなことを経験した3人としての素晴らしい絆を持っていて、本当に兄弟のような存在なんです。グループチャットも充実しているし、ときどき顔を合わせたりもしています。スパイダー・ボーイズと呼んでいます。」と現在の三人について語りました。

アンドリュー・ガーフィールドさんのスパイダーマンは「アベンジャーズ:シークレット・ウォーズ」などで帰ってくる可能性はありそうですが、現時点でそういった計画があるかどうかは明かされていません。また、2022年には「アメイジング・スパイダーマン3」の制作が再開されるとの噂に対し、ソニーのTwitterが好意的な反応を見せたりもしましたがそれ以来特に動きも有りません。

次にスパイダー・ボーイズが集合するのはMCUなのか、それともSSUになるのか、今後の展開に期待です。

映画「アメイジング・スパイダーマン2」はディズニープラスで配信中です。

ソース:Tom Holland Breaks Free: Talking Zendaya, ‘The Crowded Room’ and the Future of Spider-Man

映画「キャプテン・アメリカ」3作目はもともと全く違う話だったがケヴィン・ファイギ社長に許可されなかったと言う

マーベル・スタジオ制作のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「シビルウォー/キャプテン・アメリカ」は当初の計画ではまったく異なる物語になる予定だったと、ポッドキャスト「The Town」に出演したプロデューサーのネイト・ムーアさんが明かしました。

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ムーアさんはキャプテン・アメリカ3作目の映画がコミックの「シビルウォー」ではなく「マッドボム」をベースにしていた事を番組内で次のように明かしました。

キャプテン・アメリカ3を開発していて、とてもうまくいっていました。ウィンター・ソルジャーが成功し、ファンは映画の続きに興味をもって話をしていたのですが、明らかにウィンター・ソルジャーのストーリーを解決しなければならないと思いました。キャップとバッキーを最終的に再会させたかったのです。そして、ジモを使いたいと思ったんです。素晴らしいキャラクターです。キャップの典型的な悪役ですよね。マッドボムのマクガフィンを軸に映画を作り、マッドボムが爆発して一般市民同士が争うようになるんです。正直なところ、『キングスマン』でやったことに少し似ていると今は思います。

マッドボムは1975年のコミック「キャプテン・アメリカ #193」で登場し、起動すると特定のエリアにいる全員が怒りの発作を引き起こされ狂戦士化するような装置でした。

ムーアさんとチームはうまくいっていると思っていたそうですが、マーベル・スタジオのケヴィン・ファイギ社長は、このマッドボムの物語は「十分に大きくない」と考えたと言います。

それはクールで、地に足がついていて、政治的で、何でもありでした。私たちは、「原稿を書かせてください、証明してみせます」と言いました。原稿が終わると、ケヴィンは僕をオフィスに引っ張り込んで、「シビルウォーに挑戦した方がいいと思うんだ」と言ったんです。僕は「ケヴィン、シビル・ウォーに登場するキャラは半分もないんだよ。ニュー・ウォリアーズもいないし、できない理由だらけだ。」と言いましたが、彼は「家に帰ってコミックを読んで、それについて話そう」と言ったんです。その夜、家に帰ってそれを読んで、前に読んだことがあったからもう一度読んでみたんだけど、「そうだ、ネガティブゾーンの刑務所がないんだ」って思いました。

ムーアさんが指摘した多くの足りない要素にもかかわらず、ファイギ社長は「シビル・ウォー」の実現に自信を持ち、ライタールームで「マッドボムは中止して、君たちはシビル・ウォーをやるんだ」と言いました。

マーカス、マクフィーリー、ジョー、アンソニーと一緒にライタールームに行ったら、ケヴィンが顔を出して、「マッドボムはやめて、君たちはシビルウォーをやるんだ」って言ったんです。それで僕は「ああ、くそ」と思いました。で、ジョーは「そうだ!シビル・ウォー?すごいな!」って。それから、どうやってシビル・ウォーをやるか考えなければなりませんでした。でも、彼は観客を興奮させるような大きなアイデアがマッドボムにはなかったから、中止にしたんです。ほら、怖かったし、すべてを投げ出して新しく始めるときは、いつもちょっと変な感じだけど、彼の言うとおりでした。彼は正しかった。シビル・ウォーでこそバッキーのストーリーを完成させることができました。ジモの使い方もわかりました。この映画の中心的な構想は、観客が引き付けられるようなものだったし、そうなったんです。

Entertainment Weekly とルッソ兄弟監督の以前のインタビューでもマッドボム構想について語られており、キャップが民間人と戦わなければならない苦悩が描かれる予定だった事を明かしています。また、民間人だけでなくサム・ウィルソンやシャロン・カーター、ナターシャ・ロマノフなど、キャップの友人たちもバーサーカーになり、親しかった人と戦わなければならないゾンビ映画のような様相も呈していたようです。

結局のところマッドボムのプロットは採用されず、シビル・ウォーを原作にした第3作はヒットし、その後のMCUにも大きな影響を与えました。

マッドボムについてはドラマ「ファルコン&ウィンター・ソルジャー」でもマッドボムをベースにしたウイルス兵器の登場が噂されていた時期がありますが、新型コロナウイルスのパンデミックの影響からこのプロットは破棄されたのではないかとも報じられていました。

キャプテン・アメリカ/スティーブ・ロジャースの物語はいったん終わりを迎えましたが、MCUはフェーズ4に入り、キャプテン・アメリカはサム・ウィルソンへと受け継がれました。キャプテン・アメリカ4作目の映画はサムにとっては初めての映画でもあり、どのような物語が展開されていくのか注目されています。

現在、公式にサンダーボルト・ロス長官の再登場が発表されており、亡くなられたウィリアム・ハートさんの代わりにハリソン・フォードさんがキャスティングされています。他、「ファルコン&ウィンター・ソルジャー」に登場したダニー・ラミレスさん演じるトレスの再登場や映画「インクレディブル・ハルク」からサミュエル・スターンズの再登場も判明しています

その他噂として、2021年にはレッドスカルの娘の登場が報じられましたが、ロス長官再登場によりレッドハルクの導入が予想されているため、2021年当初とは脚本が変わっているのかもしれません。

映画「キャプテン・アメリカ:ニューワールド・オーダー」は 2024年5月3日 米国にて劇場公開予定です。

映画「キャプテン・アメリカ:ニューワールド・オーダー」、ハリソン・フォードさんの起用が公式に認められる─シビル・ウォーとの繋がりも示唆

マーベル・スタジオの副社長を務めるネイト・ムーアさんが海外メディア Collider とのインタビューに応じ、MCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「キャプテン・アメリカ:ニューワールド・オーダー」に関する最新情報を提供しました。その中でハリソン・フォードさんの起用を正式に認め、本作が「シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ」から接続される事を明らかにしました。

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ムーアさんは本作の見所として、「サム・ウィルソンはキャプテン・アメリカとして、自分のチームを連れてくるはずです。サミュエル・スターンズがマーベル・シネマティック・ユニバースに復帰することは御存知の通りで、これはティム・ブレイク・ネルソンが最高だから素晴らしいことです。ハリソン・フォードはサディアス・”サンダーボルト”・ロス将軍の役を引き継いでいて、サムがソコヴィア協定に違反した事が原因でシビルウォーの終わりにロスがサムを刑務所に放り込みました。彼らの再会はそこに自然な火花が散るだろうし、本当に楽しいものになると思います。」とコメントしました。

コメントの中で噂の起用を認めたムーアさんは、本作がプリプロダクション中であり、2023年春に撮影を開始することも明らかにしました。

ソコヴィア協定はドラマ「シーハルク:ザ・アトーニー」の中で廃止されている事が明らかになりましたが、ドラマ「ワンダヴィジョン」やドラマ「ファルコン&ウィンター・ソルジャー」などフェーズ4の序盤では効力を発揮している描写があり、この協定がどのような経緯でストップしたのかは明らかになっていません。

キャプテン・アメリカシリーズで蒔いた種はキャプテン・アメリカ最新作で刈り取るのが相応しいとも言え、サムとロスの関係とその間にあるソコヴィア協定に関して注目となりそうです。

映画「キャプテン・アメリカ:ニューワールド・オーダー」は 2024年5月3日 米国にて劇場公開予定です。

ソース:‘Captain America 4’: Sam Wilson Will Clash With Thunderbolt Ross Says Producer Nate Moore

ドラマ「シーハルク」では悪名高きソコヴィア協定に言及すると言う

マーベル・スタジオ制作のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)のドラマ「シーハルク:ザ・アトーニー」のヘッドライターを務めたジェシカ・ガオさんが、海外メディア The Direct とのインタビューで、本作がソコヴィア協定について言及していくと明かしました。

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ガオさんはインタビューの中で「この番組では、ソコヴィア協定に何が起こったのかという疑問に答えることになります。シーズンの後半になりますが、実際に協定に何が起こったのか、答えが出ますよ。」と述べました。

映画「シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ」で導入されたこの協定の内容は以下のようなもの。

超人たちやヴィランによる活動と戦闘で、世界各地に多大な被害が被られ続けたことを受けて、2016年に国連委員会が提唱した協定書。
その概要は、アベンジャーズに属するヒーローたちをはじめとする世界中の超人たちや、認可外の技術・物品を所持する者たちを国連委員会の管理下に置き、国連委員会が認めた時にのみその活動を許可するというもので、上述の事項に該当する者が協定への署名を拒否した場合、超常的な力や技術を用いての活動を一切禁止され、その立場のまま活動すると違反者として識別されてしまうことになる。
また、署名した者でも独断で活動することは許されず、署名を拒否した者への接触・加担を行った人物も、同様に違反者として扱われる。

ワンダの引き起こした事故を最後の引き金として提示されたこの協定に、当時のアベンジャーズメンバーたちは苦悩し、意見が分裂。互いの主張同士をぶつけあう結果となりました。

「シビル・ウォー」の中でこれに反したサム・ウィルソンたちは逮捕後に海中刑務所ラフトに投獄され、物語のラストではキャプテン・アメリカ/スティーブ・ロジャースの手によって脱獄しました。

その後、「アントマン&ワスプ」では脱獄していたスコット・ラングがFBIによって自宅軟禁されている様子が描かれました。

さらにフェーズ4に入ってからもこの協定は度々登場。「ワンダヴィジョン」ではS.W.O.R.D.のヘイワード長官が「ワンダがヴィジョンを生き返らせたのだとすれば、ソコヴィア協定36節のB、そして『武器にするな』というヴィジョンの遺言に反する」と説明しています。

また、「ファルコン&ウィンター・ソルジャー」においても、シャロン・カーターはソコヴィア協定違反が原因で逃亡者生活に陥っていました。

このようにソコヴィア協定はMCUにおいて一種のスパイスとして作用している一方で、「ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス」ではワンダの呼び出したガルガントスを相手にドクター・ストレンジが街中で大暴れしましたが特にお咎めがあった様子もなく、地球人ですらないエターナルズは例外にするとしても、シャン・チーやケイト・ビショップ、ミズ・マーベルなど新ヒーローたちもこの協定にまったく触れること無くデビューを果たしています。

以前にこの協定に違反し、投獄までされたサム・ウィルソンがキャプテン・アメリカとして本格的に活動開始するであろう映画「キャプテン・アメリカ:ニューワールド・オーダー」までにはこの問題をクリアにしておかないと、どこかモヤモヤするのは確実です。

MCUの中でも曖昧な設定の一つと成り果てたソコヴィア協定。ガオさんが言う「答え」とはどのようなものか、シリーズの後半には特に注目となりそうです。

ドラマ「シーハルク:ザ・アトーニー」の公式概要は以下のとおりです。

私はジェニファー。ヒーローじゃない。弁護士です――
本作の主人公は、地方検事としてバリバリ働く、ジェニファー・ウォルターズ。 彼女のささやかな願いは、ただ普通に仕事と恋を楽しむこと。 しかし、ある事故をきっかけに、突然“シー・ハルク”の力を手にしてしまった…。

解禁された予告編では、手に入れてしまった力をコントロールするため、ハルクから直々に訓練を受けるジェニファーの姿がうかがえる。 その後は超人専門弁護士に抜擢され、アボミネーションやウォンなど、顧客となる様々なマーベル・ヒーローやヴィランによる騒動への対応に追われることに。そんな中、望まずして手に入れた最強の<ハルク>の力を巡る壮大な戦いが水面下で動き出し…?
アベンジャーズ最強の力と、弁護士として最強の頭脳をあわせ持つ“シー・ハルク”による、 前代未聞のリーガルコメディ・アクション、いざ開廷! 

ドラマ「シーハルク」は 2022年8月18日 よりディズニープラスで日米同時配信です。

ソース:MCU’s Sokovia Accords Will Come Back Into Play In Phase 4 (Exclusive)

クリス・ヘムズワースさん、映画「シビル・ウォー」に出番がなくてクビになったと思っていた事が判明

2016年公開のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ」ではアベンジャーズが二分され内戦する様子が描かれましたが、この時、出番のなかったソー役のクリス・ヘムズワースさんはMCUをクビになったと思っていた事が明らかになりました。この事は先日米国にて発売された裏話満載の公式本「The Story of Marvel Studios: The Making of the Marvel Cinematic Universe」にて明かされています。

ヘムズワースさんは当時の事を振り返り、次のようにコメントしています。

「アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン」のプレスツアーに参加した時、みんなが「シビル・ウォー」の話をしていたんです。僕は「シビル・ウォーって何?サイドプロジェクトか何かをやっているの?」と聞いたら、彼らは「いや、キャプテン・アメリカの新作だよ?次の作品はシビル・ウォーだよ」と言うんです。僕は、「待ってよ・・・アイアンマンが出るの?」と聞くと、「ああ、でもアイアンマンだけじゃない。ヴィジョンもいる。スパイダーマンもいるよ」って。「待って、僕は一体何をしているんだ?」というと、マーベルは「君は自分の物語があるだろう。」と言っていました。」

そしてこの時、ソーとハルクは「出番が終わった」と考えていたようですが、後日、マーベルの言うソーの物語「マイティ・ソー/バトルロイヤル」の制作が始まったとしています。

ちなみに「シビル・ウォー」の裏でソーとハルクが何をしていたか、公式のショートフィルムが制作されブルーレイなどにも収録されましたが、後に辻褄が合わなくなっています。

※「バトルロイヤル」の中で、「エイジ・オブ・ウルトロン」のラストでハルクがクインジェットで旅立って以降、サカールでソーに再会するまでずっとハルクだったと説明されており、ショートフィルムでブルース・バナーになっているのは矛盾してしまいます。

なお、マーベル・スタジオのルイス・デスポジート共同会長は「マイティ・ソー」(2011年)のブルーレイ以降たまに収録されたショートフィルム、マーベル・ワンショットについて「我々はそれらに取り組んでいます。ただ、時間がありません。やりたいと思っている作品がいくつかあるんです。」と今後も制作の意向がある事を同書籍で明かしています。

クリス・ヘムズワースさんはソーの最新映画「ソー:ラブ&サンダー」の撮影を終え、公開に向けてポストプロダクションの真っ最中。その後の出演計画は明らかになっていません。

映画「ソー:ラブ&サンダー」は 2022年7月8日 米国公開予定です。

ソース:Chris Hemsworth thought he was ‘being written out’ of the MCU during ‘Captain America: Civil War’

スパイダーマンがMCUに登場した経緯が明らかに ─ ソニーP「泣いてケヴィン・ファイギを追い出した」

マーベル・スタジオの歴史を記した公式本「The Story of Marvel Studios: The Making of the Marvel Cinematic Universe」にてソニー・ピクチャーズが権利を所有するスパイダーマンがどのようにしてMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)に登場する事になったのかが明かされました。その中でソニーのプロデューサー、エイミー・パスカルさんが泣いていた事が記されていました。

書籍ではスパイダーマンの新たな映画を制作するにあたって、マーベル・スタジオのケヴィン・ファイギ社長とソニー・ピクチャーズのプロデューサーであり映画グループの会長であるエイミー・パスカルさんとの間で行われた会議の様子が紹介されています。

スパイダーマンをどのように扱いたいかを十分に理解した上で、ファイギはパスカルとのランチに臨みました。しかし、自分の提案に対するパスカルの反応は予想外だったようです。打ち合わせは、ソニーの彼女のオフィスで行われました。予想通り、パスカルは、ソニー・ピクチャーズの「アメイジング・スパイダーマン3」の制作に、ファイギがクリエイティブな面でもっと直接関わってほしいという強い要望を、時間をおかずに述べました。パスカルは、自分のチームが現在持っているアイデアに興奮し、ファイギに最新のドラフトを送ると伝えました。彼女が持ち込んだおいしいサンドイッチの半分くらい食べたところで、「エイミー、公平に見て、これはうまくいかないよ」と言ってしまったんだ」とファイギは語ります。

ファイギ社長が今後のキャラクターについてまるで異なる展望を持っている事に対して、パスカルさんは「どうして私たちにやらせてくれないの?」と主張したと言います。

「私達は以前に一緒にスパイダーマンの映画を作った。しかし私はそこで特に役に立ったようには思いません」。しかし、ファイギはそれだけではなく、次のような対案を持っていました。「私が知っている唯一の方法は、何でも完全にやってしまうことです。だから、私たちに任せてみませんか?スタジオが2つあるとは思わないでください。また、他のスタジオに権利を返すことも考えないでください。権利の持ち主が変わるわけではありません。お金の流れも変わりません。ただ、私たちに制作を依頼してください。DCがクリストファー・ノーランとやったようなふりをすればいいのです。私たちがノーランだとは言いませんが、これをうまくやっている制作会社があることは確かです。その制作会社と契約して映画を作ればいいんだ」と。 パスカルは驚きました。

パスカルさんは最初、これの提案にかなり動揺したものの、すぐにファイギ社長のアイデアの良さを理解するようになったと言います。

「最初は超憤慨しました」と彼女は認めます。「泣き出して彼をオフィスから放り出したのか、サンドイッチを投げつけたのか、どちらだったかはわかりません」。その後、彼女はよく考えるようになりました。「『スパイダーマン』の5作目までは、私たちは何も新しいものを提供していませんでした。正直に言うと、私たちは人と違うことをしようと必死になっていたし、人と違うことをするべきではない場所にまで行っていたのです。私たちはもう新鮮ではありませんでした」

最終的には、お互いのスパイダーマンへの愛情とパスカルさんの譲歩が船を正すことになりました。

パスカルは次のように続けています。「幸運なことに、ケヴィンと私はピーターへの愛情という点で同じ場所から来ました。ケヴィンとは、サム・ライミ監督の頃からスパイダーマンの映画で一緒に仕事をしてきました。彼はミーティングに来て、みんなにコーヒーを飲ませ、何年も一言もしゃべらないんです。だからこそ、誰かを愛することができるのです。なぜなら、その人が口を開いたときに、これまで大きなことを考えていて、本当に頭がいいのに、話すのを聞いたことがないのだと気づくからです。」

パスカルさんは、翌日のランチの後、ファイギ社長を呼び戻しました。彼女の頭の中には、ソニーとマーベル・スタジオとのコラボレーションというコンセプトが残っていました。MCUでスパイダーマンをどうするかという彼の具体的な考えを聞いた後、彼女は次のように述べています。「他のヒーローが何でも持っていて、ピーターは何も持っていないという世界にスパイダーマンを立たせるというアイデアは、ピーターのストーリーを語る上でまったく新しい方法でした。私は『悔しいけど彼は賢い』と思いました」と語っています。

こういった経緯で「アメイジング・スパイダーマン3」はキャンセルされ、MCUの「シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ」にてMCUデビューしたスパイダーマン/ピーター・パーカーの新たな物語が描かれる事になったとのことです。

その後、また両者の間に喧嘩があった事も報じられましたが、今はまた強固なパートーナーシップを築き上げ、新たな物語に向かって前進しているようです。

映画「スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム」は 2021年12月17日 米国公開予定です。

ソース:Spider-Man Producer Cried During First MCU Conflict With Kevin Feige

バッキー・バーンズの誕生日をお祝いして、セバスチャン・スタンさんがシビル・ウォーの舞台裏写真を公開

ドラマ「ファルコン&ウィンター・ソルジャー」の主人公の一人、ウィンター・ソルジャー/バッキー・バーンズは1917年3月10日に生まれで104歳の誕生日を迎え、それを祝してMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)でバッキーを演じるセバスチャン・スタンさんが映画「シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ」の舞台裏写真を公開しました。

スタンさんは自身のInstagramにて写真1枚と動画2本を共有。

「誕生日おめでとう、おじいさん!僕たちはとても興味深い戦いの経験をしてきました。髪型もね。」とヘアメイク時の姿と、アクションスタントの練習をしている動画を公開しています。

バッキーもワンダに負けず劣らず過酷な経験をしトラウマを抱えているはずのキャラクターですが、その内面が描かれる機会はこれまであまりありませんでした。フェーズ4以降はどのような内面を見せてくれるのでしょうか。

ドラマ「ファルコン&ウィンター・ソルジャー」は 2021年3月19日 よりディズニープラスにて配信予定です。

映画「シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ」よりバロン・ジモの未使用コンセプトアートが公開

映画「シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ」(2016年)から「ヘルムート・ジモ」の未使用に終わったコンセプトアートが公開されました。マーベル・スタジオのビジュアル開発責任者であるアンディ・パークさんがInstagramにて公開し、コミックでの姿を想定された紫のマスクが特徴的となっています。

パークさんは投稿にて「これは映画『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』のために私が描いたバロン・ジモの別のコンセプトデザインです」とコメントを添えています。

コミックのバロン・ヘルムート・ジモは父親である初代バロン・ジモことハインリヒと2代に渡るキャプテン・アメリカのヴィランでした。

ヘルムート・ジモはディズニープラスで配信予定のドラマ「ファルコン&ウィンター・ソルジャー」に再登場することがわかっており、コミック同様の紫のマスクを装着すると言われています。