ドラマ「アガサ・オール・アロング」、3話のチェックしておくべきポイントをピックアップ

2024年9月26日配信のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)のドラマ「アガサ・オール・アロング」エピソード3「Through Many Miles of Tricks and Trials(邦題:試練が待ち受ける長き旅路)」のイースターエッグを中心に原作設定や今後の予想、考察などをご紹介。

※この先はシリーズのネタバレ、および今後の物語のネタバレの可能性が含まれています。ネタバレが嫌な方はご遠慮ください。

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道の始まり

ウィッチズロード(魔女の道)を歩み始めたカヴン。しかしセーラム・セブンに追われている事を知らなかったリリアたちは道中で揉めることに。

ジェニファー・ケイルがシャロンの事を「足手まとい」と罵ると、意外なことにアガサが「ちょっと!」とフォローします。根っからのヴィランではない事を示しているのでしょうか。その後ろではティーンが「訓練すれば誰でも魔女になれる」と発言しているのも興味深いポイントです。

ジェンは未成年のティーンが一緒にいることについて両親に知らせるべきだと言い、ティーンは今頃は寝てる時間だと返しています。

今というのが何時を指しているのかは不明ですが、セーラム・セブンの到着のタイミングについて、1話のリオ・ヴィダルは「Sundown」と説明。日本語字幕では原語どおり日没後となっていますが、吹替では夕暮れとされており、ニュアンスが微妙に異なっています。

実際、2話でセーラム・セブンがティーンの前に現れた時はあたりは暗く街頭が灯っており、夕暮れという解釈はやや語弊があるようです。

ティーンの両親が2話の英語字幕で明かされたイーストビュー出身であるという事からイーストビュー在住である事を考慮すると、21時から24時あたりと推測出来そうでしょうか。

なお、ティーンの両親のジェフとレベッカをポール・アデルスタインさんとマリア・ディジアさんが演じるとも報じられており、現実か、回想か、幻覚かは不明ですが彼らももう少し物語に関わってくるようです。

ティーンにかけられたシジル

シジルとは主に西洋魔術で使われる図形、記号、紋章、線形の事で、この作品ではティーンにかけられた秘密を守る呪文を指しているようです。

2話でもこれが発動しているシーンがありましたが、3話ではこれがアガサに対してだけではなく「魔女に対して秘密を守るようにかけられている」と判明。アガサはティーンの秘密は知らないし興味もないとし、ウィッチズロードの最果てが目的地である事を再度強調しています。

The Ballad Of The Witches’ Road

魔女団からはぐれてしまったシャロンは森の地面にバッグを飲み込まれてしまいます。日本語では「高いブランド物」と説明しているこのバッグは、英語ではタルボット製品である事が示されています。日本では2020年までイオングループ内で営業していたようですが現在は撤退しているとの事。

マーベルでタルボットと言えばグレン・タルボットが思い浮かびますが、このドラマとの関連性はあまり見受けられません。

バッグの次はシャロンの身体自体が飲み込まれそうになりますが、アリスによって助けられました。その後、魔女団のメンバーは「魔女の道のバラッド」の歌詞の通りに進めていくことが重要だと言うことを再確認します。

2話で歌われていた日本語バージョンの歌詞から抜粋すると曲の2番で「森の社の下に道あり 道を外れず 死と手をつなぎ 夜の帳 使い魔携え 精霊に導かれ 闇を進め」と歌われていました。

しかし英語は「If one bе gone, we carry on Spirit as our guide」と添えられており、「一人が死んでも、私たちは進む 魂を道しるべに」とこの後の展開を示唆しています。

森を抜け洋館にたどり着いた一行、シャロンはここで「もうここがゴールかもね」と発言しています。

最初の試練

扉に刻まれた紋章からここが水の試練である事が判明。館に入ると一団の服装もこの豪邸に見合った服装にチェンジ。

シャロンはキッチンを見て叫び声をあげ、「あのドラマみたい」とコメント。ここは英語では「Huge Tiny Lies」という具体的な名称が当てられていますが、これは架空のドラマタイトル。元ネタはニコール・キッドマンさん主演のドラマ「ビッグ・リトル・ライズ」。

最初の試練の招待状には謎掛けが用意されていましたが、あまり尺が割かれることはなくワインが鍵になっている事が判明。

実はバラッドの1番で「Burn and brew with coven true」(真の魔女団と共に燃やし醸造せよ)とも歌われていますが、これも音数の都合か日本語バージョンには含まれていません。

アガサの息子

ワインオープナーを探す間、ジェンがティーンにアガサの過去について話しています。

ここでは「ダークホールドと引き換えに我が子を手放した」、「息子に何があったか誰も知らない、もう死んでるかも」、「悪魔になった、あるいはメフィストのエージェントか」と言った噂がある事が明かされました。

コミックのアガサの息子ニコラス・スクラッチはメフィストではなく映画「ドクター・ストレンジ」に登場したラスボス、ドルマムゥのエージェントでした。

ジェンはまた、「アガサは自分の息子の顔も忘れているだろう」と語り、この時、ティーンは意味ありげな表情を浮かべています。ティーン=ニコラス説を裏付けるようなシーンにもなっています。

1話では息子に関する表現がいくつかありましたが、実際はどうなのか、この段階では明示されません。

メフィストとゴーストライダー

コミックにおけるメフィストのエージェントはゴーストライダーですが、ジェンがこれを指摘するのは注目に値します。

コミックのジェニファー・ケイルはノーブル・ケイルという名の17世紀の魔術師を先祖としていますが、彼はメフィストに魂を売り渡しゴーストライダーとなりました。その後はメフィストや大天使ウリエルの介入などがあり、現在はヴォイド(虚無)に閉じ込められています。

ノーブル・ケイルの子孫はジェニファー・ケイルだけではなく、ダン・ケッチやジョニー・ブレイズら現代のゴーストライダーもノーブルの血を引く子孫(双方ともジェンのいとこ)となっています。

ガールズトーク

未成年のティーンを除いた魔女団はワインを飲み、ガールズトークを始める中で、ティーンとアリスが会話を始めます。

アリスのタトゥーについての会話の中で、これがコロラドで入れたものである事が明かされます。コロラドはセーラムがある場所ですが、今後の伏線のひとつでしょうか?

アリスがタトゥーを入れたのは13歳であり、これに対してティーンも13歳の時は辛かったと話しているのはポイントのひとつ。先週の自己紹介でティーンは16歳と発言しており、3年前に辛いことがあった事を示しています。

ウェストビューのワンダのヘックスが解除されたのが3年前の事であり、ティーンはビリーの魂が乗り移ったものだとされる噂を裏付けているようなシーンでもあります。

2つの主要な噂を同時に攻めていく展開ですが、最近の報告では正体が判明したとも言います。

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フェアリーたち

ワインを飲んだ人物たちの顔が腫れ上がり始め、ジェンがシャロンに質問を繰り返す中で、「妖精の鳴き声が聞こえる?」と妖精の存在について言及。「ロキ」シーズン1では吸血鬼について言及され、その後は「ウェアウルフ・バイ・ナイト」などが公開、現在は吸血鬼が中心となる「ブレイド」が制作中ですが、今後は妖精についても深く描かれていくことになるのでしょうか。

コミックの妖精たちはアヴァロンを住処とし、妖精王のオベロンや妖精と人間の混血児であるモーガン・ル・フェイなどが登場しています。

エールワイフの復讐

症状からこれが「エールワイフの復讐」という名の毒によるものだと判断したジェンは、この毒が、目眩や錯乱、運動機能の低下、最終的には死を招くと説明。

飲んだふりをして毒の影響を受けていなかったアガサは「全員が苦しむ必要はない」として逃げようと画策。しかし代わりにティーンが飲もうとするとそれを止め、自ら飲み干してしまいます。冒頭でシャロンを庇ったように、やはりある程度の思慮は持ち合わせているのでしょうか。

そうこうしているうちにシャロンが「ワンダヴィジョン」の1話を繰り返すような幻覚を見始め、昏倒してしまいます。

解毒剤の精製に必要なのはフランキンセンス(乳香)のオイル、社会性昆虫の内臓(はちみつ)、3,000万年以上腐敗している死体(動物プランクトン)、イモリの目、そして特大の大釜。

フランキンセンスはアロマテラピーでよく利用される比較的メジャーな精油で、日本での相場は記事執筆時点で5ml約4000円程度。イエス・キリストが誕生した際に三賢者が捧げたという黄金、フランキンセンス、ミルラ(没薬)のひとつであり、由緒正しいオイルです。ミルク色の樹脂から採取される精油は、ほのかに甘いウッディな香りで集中力を高め、瞑想などにもよく利用されます。

ティーンとアリスは刺激が強くわかりやすいユーカリの精油の匂いをたどって精油を探しに行きます。

アガサとリリアは動物プランクトンを得るために、ジェンのブランドであるケール・ケアの化粧品を使うことに。オーガニックと謳っていましたが、それは虚偽で石油系成分が配合されていました。

ジェンは「イモリの目」をゲット。イモリの目(Eye of newt)=カラシナの種(mustard seed)で、魔女が一般人が安易に黒魔術に手を出さないようにするための隠語として用いてきたものです。

それぞれの過去

素材集めは順調に進んだものの、物語はダークな方向へと転調していきます。

リリアは廊下で16世紀ヨーロッパの服装の女性と遭遇。イタリア語を話す彼女が若い頃のリリアなのかは不明ですが、ついていった先では乙女、母、老婆を表すようなシーンに。

アリスは死んだはずの母と、ジェンは「まったくお前は厄介な女だ」と罵ってくる男性と遭遇します。それぞれが過去のトラウマに関するシーンを再現しているようですが、あまり詳しくは描かれません。

そして少し遅れて、アガサはベビーベッドの毛布の下に、赤ん坊ではなくダークホールドを見つける事になってしまいます。このシーンは配信が始まる前にアメリカのテレビ番組で紹介されていました。

これらは今後のエピソードでさらに詳細が描かれていく事になりそうです。

水の試練

素材が揃った一同、窓ガラスにヒビが入り始め、館が海中にある事に気が付きます。タイミリミットまで残り約3分で解毒剤の生成を開始。材料はもってきた分だけほとんど投げ入れたにも関わらず、フランキンセンスのみ3滴と分量が決まっているのは割と謎な部分です。

解毒剤が完成せずに錯乱し始めるジェン。「魔女の力を奪われたせいだ」と嘆くジェンをアガサは「力を奪えても知識は奪えない」と諭した結果、ジェンは落ち着きを取り戻し「毒されていない者の血」が必要だと思い出します。そして唯一ワインを飲んでいないティーンの血を入れて解毒剤は完成。

急いで解毒剤を飲み、タイムリミットぎりぎりで昏倒していたシャロンにも飲ませた所で海水が部屋に流れ込み始めます。

オーブンから脱出

オーブンが開き、これが出口ではないかと考える一行の中でリリアは「友人がオーブンで酷い目にあった。」と進むことを拒否。「ヘンゼルとグレーテル」の魔女がラストでオーブンで焼き殺されているため、リリアとその魔女が友人である事を示しているようです。

海水の流入が激しくなり、昏睡中のシャロンを含めて全員がオーブンから脱出。ウォータースライダーのような脱出路を経由して、再び森の中へと戻りました。無事に脱出したかのように見えましたが、シャロンは解毒剤がギリギリ間に合わなかったのか亡くなっていました。

バラッドの舞台裏を撮影したマーベルの特別映像では先のエピソードからのシーンにシャロンの姿がなく、脱落が予想されていました。またバラッドの歌詞や、3話でのセリフの端々にもそれは表れていましたが、予想外に早いタイミングでの離脱となりました。コミックリリーフ的な役割を担っていたシャロンですから、ウェストビューに逃げ帰るといった結末が予想されていましたが、まさかの死亡という展開に。

シャロンが死んだという報告に対して、アガサが「シャロンって誰?」と不気味な返答をして第3話は終了します。

エンディング曲は2009年のヤー・ヤー・ヤーズ「ヘッズ・ウィル・ロール」。

head will roll とはスラングで「クビ」を意味するもので、歌詞の中では「頭を転がせ」、「死ぬまで踊れ」と不穏な内容が綴られています。そして曲のタイトルどおり、シャロンがここでクビになってしまいました。

しかし、彼女の生死についてはやや疑問が残されているようです。

[nlink url=”https://mavesoku.com/mcu-agatha-all-along-sharon-davis-spoiler/”]


今回は主にジェニファー・ケイルの焦点が当てられ、無事に試練を乗り越えましたが、トラウマを乗りこえたとは言い難いし、魔女の力が戻ったようにも見えません。今後もう少し掘り下げられる事になるのでしょうか。

リリアの突然の「アガサを助けよ!」との予言も気になる所で、彼女のトラウマ以外に彼女に言葉を与えている存在についても気になる所。

全9話のうち3話、三分の一を終えましたが、今後はさらに過酷な試練が待ち受けているのでしょう。

ドラマ「アガサ:オール・アロング」はディズニープラスで配信中、次回、第4話は 2024年10月3日10時 より配信予定です。

ドラマ「アガサ・オール・アロング」が1週間で930万再生を達成、MCUドラマ史上最安の制作費とも

マーベル・スタジオ制作のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)のドラマ「アガサ・オール・アロング」が配信から1週間で930万回以上再生されたと、海外メディア Variety が報じました。大物ヒーローが登場しない作品でこの数値は想像以上だとも言います。

この視聴回数は「全ユーザーの合計視聴時間をエピソードの再生時間で割ったもの」と定義されており、データとしては約650万時間再生されている事になるようです。

これは「パーシー・ジャクソンとオリンポスの神々」やスター・ウォーズの「アコライト」と同程度の記録で、5日間で1400万再生に到達した「アソーカ」には及んでいません。

しかしながら本作はディズニープラスのMCUドラマで「エコー」の4000万ドルよりも少ない最も低予算の番組だと THR Forbes が報告。「シークレット・インベージョン」が2億ドルの予算で初週99万回の視聴回数だった事と比較すると、かなりいい方向に進んでいると言えそうです。

ちなみに他のMCUドラマの予算は以下のような感じです。

予算を抑えた背景にはほとんどCGを使用しないという手法が取られており、3話での演出も特殊メイクによって撮影されています。

最低予算でありながら、出演俳優らに「1億ドルの映画のようだった」と言わせてしまうような撮影現場だったようで、映像制作に関するあらゆる技術を組み合わせた工夫によって撮影されたとスタジオの幹部は説明しています。

[nlink url=”https://mavesoku.com/mcu-agatha-all-along-set-looks-like-a-100-million-movie/”]

ドラマ「アガサ:オール・アロング」は ディズニープラスで3話まで配信中です。

ソース:‘Agatha All Along’ Hits 9.3 Million Views in One Week on Disney+

【ネタバレ注意】「アガサ・オール・アロング」、シャロン役デブラ・チョ・ルップさんの意味深発言が話題に

マーベル・スタジオ制作のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)のドラマ「アガサ:オール・アロング」で「ワンダヴィジョン」のハート夫人ことシャロン・デイヴィスを再演しているデブラ・チョ・ルップ(デブラ・ジョー・ラップ)さんが、海外メディア TVLine とのインタビューで、役について振り返りました。

※これより先は「アガサ・オール・アロング」のネタバレを含んでいる可能性があります。ご覧の際はご注意ください。

3話におけるシャロンの衝撃的な死について質問されたルップさんは、「この作品をどれくらい観ましたか?」と逆に質問。

インタビュアーが(全9話のうち)最初の4話しか観ていないと伝えると、彼女は笑いながら「だったら、もっと観る必要があるわね。でも、ええ、シャロンのストーリー展開にはとても満足しています。」と答えたと記事は伝えています。

ルップさんは4話以降にどのような事が待ち受けているのかについては語りませんでしたが、本作で予想外の大きな役割として戻ってこれた事に対して感謝の意を表し、「また5歳の頃に戻れたようで、とても驚き、とても嬉しく、幸せでした。この作品の想像力と自由さは素晴らしく、私にとってとてもいいタイミングでした。素晴らしい仕事でした。」と語りました。

一方でショーランナーのジャック・シェーファーさんは Total Film とのインタビューでキャラクターの死について次のように述べています。

「それは大きな疑問でした。ドラマの中で登場人物は死ぬのか?と。私たちは何度も考え直し、かなり遅い段階で決断しました。脚本はすべて書かれ、キャストも決まり、まだ撮影もしていませんでしたが、私は通常、こうした疑問の答えをもっと早く知りたいのです。しかし、それは難しい問題でした。観客にどんな影響を与えるのか?これをやるべきか?」

「答えはイエスでした。なぜなら、私たちはこの番組に迫力を持たせたかったからです。これは悪役に分類されるキャラクターについての番組です。また、魔術には死など、より大きな賭けを除けば、柔らかく、迫力がなく、本物らしくないものになってしまうという側面があります。だから、私たちは誰かを殺す事を決断したのです。」

シェーファーさんは確かに誰かを殺したような発言をしていますが、ルップさんの「もっと観る必要がある」との言葉にはどういう意味が込められているのでしょうか。シャロンが何事もなかったように戻ってくるのか、あるいはゾンビのようになって戻ってくるのかは不明ですが、今後の展開にも目が離せないようです。

ドラマ「アガサ:オール・アロング」は ディズニープラスで3話まで配信中です。

ソース:Agatha All Along’s Episode 3 Victim Hints at Possible Return: ‘You Need to Watch More’

【ネタバレ注意】ドラマ「アガサ・オール・アロング」、リオ・ヴィダルとティーンの正体が公式グッズより判明

マーベル・スタジオ制作のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)のドラマ「アガサ・オール・アロング」でオーブリー・プラザさんが演じているグリーンウィッチ/リオ・ヴィダルとジョー・ロックさんが演じる謎の少年の正体が判明したと、いくつかのスクーパーが報じています。

※これより先は「アガサ・オール・アロング」のネタバレを含んでいます。ご覧の際はご注意ください。

近日発売予定のアガサ・ハークネスの新作フィギュアの箱の裏面には「アガサ・オール・アロング」のフィギュアシリーズのラインナップが掲載されており、そこには二人の謎のキャラクターの名前が記されています。

公開された写真は案の定といった所ですが、ティーンがウィッカン、つまりコミックのワンダの息子であり、リオ・ヴィダルの正体はデスという事になるようです。

マーベルは先週、新たなTVCMでグリーンウィッチが死神レディ・デスである事をほのめかしており、今回のリークはこれと実際に結びつく結果となりました。

[nlink url=”https://mavesoku.com/mcu-agatha-all-along-new-promotion-movie-tease-rio-vidal-truth/”]

コミックにおけるデスはオブリビオン、インフィニティ、ギャラクタス、そして映画「ソー:ラブ&サンダー」で永久(とこしえ)と和訳されてしまったエターニティらと共に宇宙誕生から間もなく生まれた兄弟姉妹。現実の神話や伝承などに登場する死神をはるかに超える存在として描かれています。

デスはコズミックパワーを持つ全能の存在であり、マーベルの公式キャラクターインフォメーションでは戦闘スキル以外がMAXに設定されています。彼女は生きているものの魂や精神を解放することができますが、通常はそれをヘラやヴァルキリーのような存在に任せています。死者を蘇らせることもできますが、実際にそうすることはほとんどありません。

コミックのデスの主なエピソードとしては少年時代のサノスを誘惑し、殺人者への道を敷いた事。そしてサノスの想い人となったデスは何十年もの間連絡を絶ち、その後、全宇宙の半分の生命を捧げるよう仕向けた事。そして、デッドプールと恋愛関係にある事などが描かれています。

デスが「アガサ・オール・アロング」に登場した事で、ワンダの息子ビリーがウィッカンとして転生している件に関わっている可能性や、コミックでサノスをそそのかしたように、アガサをそそのかして息子と引き換えにダークホールドを入手させた可能性、そしてワンダ復活への関与の可能性などもあるかもしれません。

1年以上前に GFK はオーブリー・プラザさんの役割についてデスだとし、「アガサ」のあとにソロ作品があるようだとも報告していました。

そして先週、スクーパーはオーブリー・プラザさんが今後のいくつかの作品への出演契約をしているとも報じていました。

彼女のキャラクターに関しては何らかの長期的な計画があるようで、「アガサ・オール・アロング」でどう展開していくのか注目です。

「アガサ:オール・アロング」の米公式あらすじは以下のとおりです。

「アガサ・オール・アロング」では、悪名高いアガサ・ハークネスが疑り深いゴス系のティーンに助けられ、歪んだ呪文から解放されます。彼が「生き残れば魔女が失ったものを褒美として与えられる伝説のウィッチズ・ロード」に連れて行ってほしいと頼むと、アガサは興味をそそられます。ウィッチズ・ロードは、試練を生き延びた魔女に失ったもの、欠けているものを与えてくれる魔法の試練の道です。アガサとこの神秘的なティーンは、絶望的な魔女の集団をまとめ、共にその道を進みます。

本作は「ワンダヴィジョン」のヴィラン、アガサ・ハークネスを主人公とし、これをキャスリン・ハーンさんが再演。

本作のヴィランとして、オーブリー・プラザさんが魔女グリーンウィッチ/リオ・ヴィダルを演じる他、パティ・ルポーンさんが魔女リリア・カルデル、サシール・ザマタさんは魔女ジェニファー・ケイル、アリ・アンさんは魔女アリス・ウーを演じています。

ジョー・ロックさんは謎の少年”ティーン”を演じますが、ワンダの息子のひとり、ビリーの生まれ変わりとも報じられています。

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ポール・アデルスタインさんとマリア・ディジアさんは、生まれ変わったビリ―の両親であるジェフとレベッカ・カプラン役を担当していると言います。

また、「ワンダヴィジョン」のアガサの回想シーンで殺された魔女の娘たちがセーラムズ・セブンとして復讐を画策しているとの事。

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そしてエヴァン・ピーターズさんが「ワンダヴィジョン」からラルフ・ボーナーとして再登場。

「アガサ:オール・アロング」におけるラルフ・ボーナーも出番は少しだと言われていますが、「ワンダヴィジョン」の削除シーンでは、彼はFBIのジミー・ウー捜査官が探していた「消えた保護観察中の証人」だった事が判明しています。

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ドラマ「アガサ:オール・アロング」は ディズニープラスで配信中、次回、第4話は 2024年10月3日10時 より配信予定です。

「アガサ・オール・アロング」、刑事ドラマから始まった理由が明かされる

マーベル・スタジオ制作のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)のドラマ「アガサ・オール・アロング」のショーランナーを務めるジャック・シェーファーさんが、海外メディア Variety とのインタビューで、本作に「メア・オブ・イーストタウン」をオマージュした刑事ドラマからスタートした理由について語りました。

シェーファーさんは「ワンダヴィジョン」の頃から「CSI」のような刑事ドラマを彷彿とさせるようなエピソードをやるというアイデアを持っていたと明かしつつ、同ドラマがシットコムに重点を置くようになってそのアイデアは隅に置かれていたと語りました。

「ワンダヴィジョン」のあと、アガサ・ハークネスのスピンオフが決まった時に、このアイデアをすぐに復活させたとも言います。

「『ワンダヴィジョン』のファンが大好きなのは、彼らにとってとても身近で大切なものに完全に没入する感覚だと思います。私は骨太なドラマや殺人ミステリーものが好きですが、デッドガールのような比喩が好きではないので、決してやりません。それらはしばしば搾取的であるのが嫌いです。だから私にとっては、『この衣装を着て、これらの番組の1つに出演しているふりをしよう』という感じでやるのは、とてもごまかしでした」と述べました。

そして「アガサ・オール・アロング」の冒頭で犯罪ドキュメンタリーとして展開するのは、観客をアガサの世界観の中に引き込むためだとし、「アガサは他人の闇を見ること、人々が利己的で自己中心的で邪悪なのを見ることに喜びを感じます。だから、彼女は犯罪ドキュメンタリーのジャンルを好きだと思います。視聴者としてではなく、彼女はそれが人々の醜さを指摘していると考えるからです。」と説明しました。

「ワンダヴィジョン」のワンダも幼少期に見ていたお気に入りのシットコムが影響していたという設定でしたが、本作でアガサ・ハークネスが刑事ドラマ風の世界に閉じ込められていたのもアガサの深層心理が影響している、という設定のようです。

ただし、呪いから解放された直後のジョン・コリンズ(ハーブ)との会話では犯罪フィクションの主人公を演じていたのは「ここ数日」の話であるとされているため、それ以前はまた別のお気に入りのジャンルを演じていたのかもしれません。

ドラマ「アガサ:オール・アロング」はディズニープラスで配信中、次回、第3話は 2024年9月26日10時 より配信予定です。

ソース:‘Agatha All Along’ Creator Jac Schaeffer on Inventing Agatha, Theories About Joe Locke’s Teen and Directing Patti LuPone

「アガサ・オール・アロング」ショーランナーがティーンの正体に関するファン理論について言及

マーベル・スタジオ制作のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)のドラマ「アガサ・オール・アロング」にはいくつかの秘密が隠されているとファンは睨んでいますが、そのうちの一つ、ジョー・ロックさんが演じるティーンが誰なのかという事はその中でも大きな要素となっています。これに対するファンの理論について、ショーランナーのジャック・シェーファーさんがコメントしました。

海外メディア Variety とのインタビューでジャック・シェーファーさんはティーンの正体について質問され、次のように回答しました。

観客から何かを隠して、後で『ブー!』ってなるのが好きじゃありません。それでは芸術性がないと思います。だから、ティーンが誰なのかを隠そうとしたとき、最初の質問は、「なぜ?それがどんな役に立つのか?」でした。答えは、彼の謎がアガサに与える影響です。それは彼女に何をもたらすのか?それが彼女をどう動かすのか?それが彼女の感情にどう響くのか?

ファンは配信前の予告の段階からティーンの口が呪文で封じられている事に気づき、2話のドライブのシーンではティーンの声だけがミュートされる現象も。ここで読唇術を試みるファンも現れ、こうした推測が実を結ぶかどうか尋ねられると、シェーファーさんは笑って「私が言いたいのは、そこは私が最初に調べる場所ではないということです。全く無関係というわけではありませんが、他に調べるべき場所はあります。」と述べました。

ジャック・シェーファーさんが以前に携わった「ワンダヴィジョン」を様々な秘密を含んでいた事で、ファンは予想に躍起になっていましたが、これを振り返ってシェーファーさんは「今でも心臓が止まりそうになります」と言います。

「私の関心事は視聴者に最大限楽しんでもらうことなので、人々がそれを先読みすると不安になります。人間には自分がどんな体験を望むか決める能力があると信じなければなりません。でも、それは回り道だと知って自分を慰め、その道が楽しいものであることを願っています。」

そして少しため息をつきながら、「最終的に失望した人々の反応を見ると、少し悲しくなります。心が痛くなります。でも『アガサ』に取り組むとき、それは頭の片隅にありませんでした。そういった事は本当にコントロールできません。それは私の手の届かないレベルのファンなのです。」

ティーンの正体については公式がネタバレしているとの報告もありますが、ファンの理論としては「ワンダの息子、ビリーである」説と最近浮上しているのが「アガサの息子、ニコラス・スクラッチである」説がほとんどです。

[nlink url=”https://mavesoku.com/mcu-agatha-all-along-revealed-teen-real-name/”]

シェーファーさんの言う調べるべき場所とはどこなのか、1話には確かに不思議なシーンがありましたが、何らかの関係があるのでしょうか?

ドラマ「アガサ:オール・アロング」はディズニープラスで配信中、次回、第3話は 2024年9月26日10時 より配信予定です。

ソース:‘Agatha All Along’ Creator Jac Schaeffer on Inventing Agatha, Theories About Joe Locke’s Teen and Directing Patti LuPone

ドラマ「アガサ・オール・アロング」、ウェストビューの急激な人口減少についてショーランナーが解説

マーベル・スタジオ制作のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)のドラマ「アガサ・オール・アロング」の制作と脚本を務めるジャック・シェーファーさんが、本作の1話、2話の舞台となっているウェストビューの「ワンダヴィジョン」からの変化について、海外メディアとのインタビューの中で言及しました。

「ワンダヴィジョン」の開始当初、ウェストビューの人口は3892人でした。

©MARVEL,Disney

しかし、「アガサ・オール・アロング」の2話でアガサとティーンが魔女団のメンバースカウトから自宅に戻る際に映される看板では、2251人にまで減少している事がわかります。

©MARVEL,Disney

この変化に対し、ジャック・シェーファーさんは TV Line とのインタビューで次のように話しています。

これを公式のものと受け取らないで欲しいのですが、「呪いが解けた後、ウェストビューはどんな様子なのか」について、私たちは何度も話しあいました。

私たちはそのことをあまり見せませんが、全体的な雰囲気としては、(呪いは)トラウマになるような経験だったということです。それで私たちは「大量脱出は起きるだろうか? 誰が残るだろうか、そしてその理由は?」と話し合ったのです。だから、あの小さな部分(『ウェストビューへようこそ』の看板)は、そのことを示唆しているのです。

「ワンダヴィジョン」でのマキシモフ事変に対する住民の反応は、ワンダとヴィジョンの邸宅があった場所への落書きという形でも表現されていましたが、設定として半数近くの住民がウェストビューから出ていったという事になります。マキシモフ事変は多くの住民に多大なトラウマを与えてしまった事は避けられない事実のようです。

「ワンダヴィジョン」ではワンダはヘックスを解除し、アガサを屈服させて呪いをかけたあと、なんの弁明もすることなく飛び去ってしまいました。ワンダとアガサの戦いはS.W.O.R.D.が包囲し、住民は避難し始めていた事もあって、アガサがマキシモフ事変の裏で悪巧みをしていた件については住民は気づいておらず、アガサをワンダの被害者のひとりとして接していた事が1話と2話の住民の反応から見て取れます。

ウェストビューにはセーラム・セブンという新たなトラブルが入り込んでいますが、今後はアガサの本性が判明するなど、さらなる惨事に巻き込まれていくのでしょうか。

ドラマ「アガサ:オール・アロング」は ディズニープラスで配信中、次回、第3話は 2024年9月26日10時 より配信予定です。

ソース:Agatha All Along Mystery Solved: Why Did the Westview Population Plummet After WandaVision Finale?

マーベル・スタジオ幹部がゴーストライダーに興味を示す

マーベル・スタジオ制作のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)のドラマ「アガサ:オール・アロング」のプロモーションインタビューに参加したストリーミング、 テレビ、アニメーション部門の責任者であるブラッド・ウィンダーバウムさんが、本作の特殊な撮影について言及しつつ、将来のプロジェクトとしてゴーストライダーに興味がある事をあかしました。

Collider とのインタビューで「アガサ:オール・アロング」の制作の裏側について質問されたウィンダーバウムさんは次のように回答しました。

私たちは過去の技術を取り入れました。30年、40年もスクリーンで使われていなかった技術を使って、スクリーンに魔法を創り出しました。場合によっては、私たちの職人たちは、これらの技術のいくつかを理解するために、実際に昔のオリジナルのクリエイターに頼らなければなりませんでした。すべては、アイアンマンの頃から私たちと一緒にいる特殊効果の第一人者であるダン・サディックの指揮のもと、これらの実践的な効果を実現しました。

ウィッチズロードを行くとき、このセットにはグリーン スクリーンが見当たらないことを知っておいてください。道中では、「わあ、どうやってやったの?」と思うような出来事が起こるはずです。

また、「私たちは、自分たちも含めてファンのために、あらゆることをできる限り良いものにしようとしています。」と述べ、「正直に言って、プロデューサーとしての私の仕事は、観客の一人であり続けること、常に『ファンとしてこれをただ何気なく観ていたら、どう感じるだろうか』と考えることだと思っています。」と制作に対するスタンスを明かしました。

そして、「好きなシリーズにGOサインを出せるとしたら何を選ぶか」と質問されたウィンダーバウムさんは「ダニー・ケッチの『ゴーストライダー』をやりたいですね。『ゴーストライダー』を観るためにここに来る人はたくさんいると思います。」と答えました。

コミックの2代目ゴーストライダーにあたるダニー・ケッチは他のゴーストライダーにはない「ペナンスステア」(贖罪の目)があり、この魔眼と眼を合わせた者は、自身がそれまで犯してきた罪によって他者に与えてきた苦痛が、全てその身にふりかかってくるという、ヴィランに対して極めて強力な能力を持っています。

テレビ部門最高幹部であるウィンダーバウムさんのイチ推しがゴーストライダー/ダニー・ケッチである事が今回判明しましたが、ゴーストライダー再登場に関する様々な噂がある中でどれが実現する事になるのか、今後の展開に注目です。

ドラマ「アガサ:オール・アロング」は ディズニープラスで配信中、次回、第3話は 2024年9月26日10時 より配信予定です。

ソース:Is It Witchcraft? “There’s Not a Green Screen in Sight” on ‘Agatha All Along’

ドラマ「アガサ:オール・アロング」、新たな予告がリオ・ヴィダルの正体をからかう

マーベル・スタジオ制作のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)のドラマ「アガサ:オール・アロング」の新たなプロモーション動画が公開されました。本作でオーブリー・プラザさんが演じるグリーンウィッチ/リオ・ヴィダルは現状で正体が不明ですが、この新しい動画が彼女の正体をほのめかしているのではないかとファンは考え始めています。

5話ぐらいの映像だと考えられているこの新たな動画の中で、アガサ率いる魔女団がウィジャボードを使って何らかの霊と交信するシーンが含まれています。ここで「ここには私たちと一緒にいる人がいる」とアガサ・ハークネスは言い、DEATH と綴っています。

先日配信された2話では、リオ・ヴィダルがブラックハートである可能性がほのめかされていましたが、今回の動画ではコミックのサノスの意中の人でありデッドプールの恋人である死神レディ・デスの化身である可能性が浮上する事になりました。

もともとリオ・ヴィダルがレディ・デスである可能性は考慮されていましたが、今回の予告映像はその可能性を後押しするひとつではないかと見られています。

また、先日配信された「アガサ」のASMRライブでのリオの衣装はもはやグリーンではなく、両脇にドクロを置いている事なども、彼女がレディ・デスである事を示唆しているかもしれません。

リオを演じたオーブリー・プラザさんは本作のプレミアムイベントが行われたパープルカーペット上で興味深い発言をしていました。

「この役を演じさせてもらって本当にうれしいわ。ネタバレはできないけど、何が起こるか、その真相が明らかになるのは本当にすごい。特にファンは大興奮すると思います。」と、重大な秘密を抱えている事を明らかにしました。

ドラマ「アガサ:オール・アロング」は ディズニープラスで配信中、次回、第3話は 2024年9月26日10時 より配信予定です。

ドラマ「アガサ:オール・アロング」、2話のチェックしておくべきポイントをピックアップ

2024年9月19日配信のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)のドラマ「アガサ:オール・アロング」エピソード2「Circle Sewn With Fate / Unlock Thy Hidden Gate(邦題:いざ開かん 隠されし扉)」のイースターエッグを中心に原作設定や今後の予想、考察などをご紹介。

※この先はシリーズのネタバレ、および今後の物語のネタバレの可能性が含まれています。ネタバレが嫌な方はご遠慮ください。

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ウィッチズロードに行きたいティーン

謎の少年”ティーン”はウィッチズロード(魔女の道)に行きたいとアガサに告げ、アガサについて色々調べていたこと、そして呪いを解いたのが自分であると明かします。

勉強はしたけど力が欠けているというティーンの頼みをアガサは断るものの、母エヴァノラのブローチを見てセーラム・セブンについて思い出したのか、これを承諾。共にウィッチズロードへと向かうことに。

ここでアガサがティーンに名前を尋ねるものの、封印の呪文によってその名前を聞き取る事は出来ません。ティーンは名前が何故か口に出来ないとは感じていないようで、聞き手側に効果を発揮する呪文のようです。

多くのファンはこのジョー・ロックさん演じるティーンがワンダの息子であるビリー(の転生した姿)だと信じています。「ワンダヴィジョン」でもワンダのカオスマジックを受け継いでいたビリーですから、ワンダの呪いを解けたとしても不思議ではありません。

コミックのビリーは赤ん坊の頃に死んだビリーの魂が別の家庭の夫婦の間に生まれた赤子に宿って成長した姿。血縁上はワンダとは他人になりますが、魂でつながっています。

カヴン

家を出た二人。ティーンがアガサの事を「Miss Harkness」と呼んでいるのは興味深いポイントで、ティーンはアガサを未婚だと考えているようです。1話で描かれたワンダの呪いの中でほのめかされた息子の存在は、やはり現実には存在しないのでしょうか?それともティーンの調査不足なのでしょうか。

アガサはウィッチズロードに向かうためにカヴン、つまり魔女団が必要だとし、新メンバーのリクルートに動き出します。

廃屋

アガサの隣の家は廃屋、というかほとんど更地になっていました。

©MARVEL,Disney

そこには「EVIL WITCH」(邪悪な魔女)と落書きされていたり、スカーレットウィッチのロゴマークに斜線が引かれたり、忌み嫌われている事が伺えます。

マキシモフ事変のあと、誰もここを買い取る事はしていない事に加え、これだけ嫌われているのはウェストビューの住人が事の真相を何も知らない事を表しています。

1話のジョン・コリンズも「ワンダ」の名前を出さないように言いつつ、アガサには親切に対応するなど、S.W.O.R.D.やアベンジャーズはマキシモフ事変の誤解を何も解いていないようです。

ティーンのボーイフレンド

ティーンを演じるジョー・ロックさんは同性愛者である事を告白していますが、そんなティーンにボーイフレンドからの電話が。ボーイフレンド役はマイルズ・グティエレス・ライリーさん。

特に目立ったやり取りはありませんが、ワンダの息子ビリーも同性愛者。コミックではクリーとスクラルのハーフの男性ハルクリングと2020年に結婚しています。

ただし、マイルズ・グティエレス・ライリーさんが演じるボーイフレンドはハルクリングではないとも報じられています。

占い師のリリア

コミックとは異なってカナ表記がリリア・コルデルに。原作のキャラクターについては他の魔女同様に以前に軽くまとめていますのでそちらをご覧ください。

[nlink url=”https://mavesoku.com/mcu-agatha-all-along-meet-the-witches-featurette/”]

450歳は超えているというリリアはアガサの事を見抜いていましたが、カヴンに加わることを拒否。しかしその時「ペンタクルの3」の予言を受け、4人の名前を記しました。

これについては以前にカードの情報が出ていました。

[nlink url=”https://mavesoku.com/mcu-agatha-all-along-promotion-art/”]

「ペンタクルの3」は成功への道、第3者の協力を示すものであり、カードの意味のとおりにリリアは協力者となるべき人物の名前を記した事になります。

リリアは魔女がリンゴに毒を盛ったり、子供を誘拐したり、赤ん坊を食べたりすると人々に信じ込ませたのはアガサのせいだと責めています。

店を出るとカラスがアガサを見つめていました。これは後に判る事ですが、セーラム・セブンのメンバーの化身です。

薬師のジェニファー・ケイル

二人目の魔女は薬に長けたジェニファー・ケイル。コミックではヒーローの友人が多い魔女です。MCUでは「善玉入りキャンドル」という怪しいグッズを取り扱うアロマショップのオーナーとして登場。

ジェニファーもアガサやダークホールドについて知っており、その上で魔女社会もいまいち気に入らない様子。SNS上のトラブルの解決を餌にされ、しぶしぶ同行することに。

ジェニファーは「また子供を犠牲にするの?」と、リリアに続いてアガサが過去に子供と何かトラブルがあった事をほのめかしています。

警備員のアリス・ウー・ガリヴァー

次の魔女の元へ向かう前に、残りの二人のうちの片方が気に入らないらしく、アガサは名前の書いたメモを飲み込んでしまいす。

一旦腹ごしらえをということでアメリカンドッグ(コーンティーン)の店へ。

食べながら、アガサは次の魔女アリス・ウー・ガリヴァーは母親が魔女で、ローナ・ウーという名の有名なロックスターだったと説明。これに対してティーンはローナ・ウーのツアーに行ったことがあると話しますが、それはティーンの母が死ぬ前のことだったとの事。

ティーンがワンダの息子であるかどうかはまだわかりませんが、少なくとも実母は既に他界しているようです。

ここでも別のセーラム・セブンの化身であるネズミが登場し、アガサは急いでアリスのもとへ。アリ・アンさん演じるアリスはコミックでは刑事でしたが、MCUでは元警官の警備員として登場。

このシーンではティーンの事をペットの「トト」と紹介していますが、これは「オズの魔法使い」の主人公ドロシーの飼っている犬の名前です。

勧誘は上手くいきませんでしたが、アガサとティーンは家に戻ることに。

グリーンウィッチ

帰路を車で辿る最中、アガサはティーンに出身を訪ねます。しかし、ティーンの声だけがミュートされてしまい、名前を聞いた時と同様に発言内容を知る事が出来ません。やはりなんらかのプロテクトマジックがかけられているようです。

自宅に戻り、正装に着替えると、自宅前でコヨーテの姿を見かけます。これもまたセーラム・セブンの化身。夕暮れに訪れるとのことだったセーラム・セブンですが、既に監視を始めていたのです。

ティーンがカヴンの準備をしているところへジェニファー、リリア、少し遅れてアリスが到着。出発を急ごうとするアガサに対して、みなはもうひとりグリーンウィッチが足りないと指摘します。

これはアガサが飲み込んだメモに「黒いハート」で書かれていた人物ということで、グリーンウィッチがブラックハートである可能性がほのめかされています。

ブラックハートはメフィストの息子であり、最近発売されたゲーム「MARVEL vs. CAPCOM Fighting Collection: Arcade Classics」にも登場しています。

※動画は過去のオリジナル版のゲームのものです。

アガサとグリーンウィッチであるリオ・ヴィダルとの間には因縁がある事が1話からもわかっていますが、アガサは彼女の参加を拒んだ結果、ハートつながりでマキシモフ事変でハート夫人を演じさせられていたシャロン・デイヴィスをスカウト。現状では彼女に魔女の才覚があるかどうかは不明ですが、アガサの対応を見る限り数合わせの一般人のようにも見えます。

ザ・バラッド・オブ・ザ・ウィッチズロード

夕暮れが迫り、アガサはウィッチズロードへの扉を開くための儀式を開始。この曲の英語版は無料サントラとして公開されています。

歌詞の内容は物語の流れを示唆しているようでもあります。曲のとある部分では「乙女、母、老婆」と歌われており、1話で注目された母エヴァノラのブローチにもこれが刻まれていました。魔女を象徴するこの三人の女性は原作ではワンダ・マキシモフ、母親のナタリア・マキシモフ、そして師匠のアガサ・ハークネスを表していました。

[nlink url=”https://mavesoku.com/mcu-agatha-all-along-witches-road-scarlet-witch-comic-explains/”]

儀式が思うように進まない中、アガサはリリアたちを挑発し、攻撃させる事で力を奪おうと画策。しかし、リリアがこれを制止し、目論見通りには行きませんでしたが、扉は既に出現していました。

セーラム・セブン

アガサたちが儀式をしている頃、ティーンはセニョール・スクラッチーを抱いて家の外にいました。道が暗くなり、街頭が灯り始める中、セーラム・セブンが登場。

セーラム・セブンのキャストはエンドクレジットにも表記されています。

©MARVEL,Disney


ウィッチズロードへの扉が開かれ、3話からは本格的な冒険の始まりの予感。MCU版では道の先に何が待ち構えているのでしょうか。

なお、これまでに公開されている予告ではリオ・ヴィダルやセーラム・セブンも続いて入ってくる、もしくは先回りしている事がほのめかされています。

ドラマ「アガサ:オール・アロング」はディズニープラスで配信中、次回、第3話は 2024年9月26日10時 より配信予定です。