MCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)のドラマ「ミズ・マーベル」の主人公カマラ・カーンはキャプテン・マーベル/キャロル・ダンヴァースに憧れる女子高生。そんなカマラを演じるイマン・ヴェラーニさんはカマラと同じく実生活でもヒーローオタクである事を認めていますが、その憧れの対象はキャプテン・マーベルではなくアイアンマンだと語りました。
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海外メディア SFX Magazine (The Direct 経由)とのインタビューの中でイマン・ヴェラーニさんは本作にアイアンマンのイースターエッグをねじ込み過ぎて、マーベル・スタジオのケヴィン・ファイギ社長に注意された事を明かしました。
私はアイアンマンの大ファンなんです。カマラがキャプテン・マーベル推しなのは知っていますが、私はもっとアイアンマンを強く求めていました。アイアンマンのアクションフィギュアが必要だ!もっとアイアンマンを!みたいに。そうしたら、「アイアンマンが多すぎる」と、ケヴィンからのメモが送られて来たんです!
ヴェラーニさんは1年前にミズ・マーベルとアイアンマンを取り上げた自作のショートフィルムを公開しており、そのマーベル愛、アイアンマン愛を明かしていました。
本作の撮影にあたって「アイアンマン」を見直したか質問されたヴェラーニさんは次のように述べています。
出演が決まって最初にしたことは、「アイアンマン」をもう一度観ることでした。私の癒しの映画のようなものです。カマラがコスチュームやパワーを手に入れるシーンの撮影でも、番組で大きな節目があるときは、「アイアンマン」を観ることにしていました。「このキャラクターがトニー・スタークと同じ世界に存在することを思い出させてくれるし、私にとって世界で一番クールなことだったんです。
そしてヴェラーニさんはカマラ・カーンと自分が同じ問題に悩まされている事を認め、本作でカマラが対処しなければならない問題について明かしました。
カマラは自分に自信がなくて、インポスター症候群になっているんです。私も似たような道を歩んでいたので、演じていて本当に楽しいです。私は高校からマーベル・ユニバースに来たんです。究極の鍵を与えられたようなもので、多くのインポスター症候群に対処していました。
※インポスター症候群は、自分の達成を内面的に肯定できず、自分は詐欺師であると感じる傾向であり、一般的には、社会的に成功した人たちの中に多く見られる。
そしてそのカマラを支える人物たちが多く描かれることを示唆しました。
何事も最初はとても怖いことです。MCUは今までこんなキャラクターを見たことがありません。カマラと私とは、素晴らしいサポートシステムがあります。家族は彼女の支えであり、ショーのブルーノ(演:マット・リンツさん)とナキア(演:ヤズミーン・フレッチャーさん)といった友人たちは、彼女が自分らしくいられる場所、自信を持てる場所となる人物たちです。私にとっては、家族や友人でもあります。本当に素晴らしいことだと思います。最終的には、彼女がワルいスーパーヒーローになるのを見るだけなんです。
ケヴィン・ファイギ社長に注意された事で調整されたと思われるアイアンマンのイースターエッグですが、どの程度が残されたのか注目となりそうです。
一方でスターク・インダストリーズはフェーズ4に入ってからも頻繁にそのロゴが登場しており、先日公開されたドラマ「シーハルク」のファーストトレーラーでも確認されています。ミズ・マーベルの劇中で開催されるイベント「アベンジャーズ・コン」でもスタークの技術が使われているのでしょうか?
本作の公式概要は以下の通りです。
アベンジャーズが大好きで、中でもキャプテン・マーベルに憧れを抱くカマラ・カーン。 彼女は勉強、趣味、そして恋に没頭するごく普通の女子高生だが、家でも学校でも周りと上手く馴染めず自分の居場所を見つけるのに苦労していた…。
「スーパーパワーさえあれば、人生はもっと楽になるはず―…。」
切実な思いを胸に、ヒーローになった自身の姿を妄想するカマラだったが、ある日突然、強大な力を手に入れ、妄想していたことが現実に! 夢にまで見ていたヒーローの力を手に入れたカマラ。これで人生はすべて理想通り上手くいくはず…と思いきや、次々と彼女の前に壁が立ちはだかる。
妄想の世界とは違い、家庭や学校、社会生活での様々な問題に加え、強大な力を持ったが故に、ヒーローとして立ち向かわなければならない最大の脅威…。身近な人々を守れるヒーローになりたいという強い思いと、力を持った者の責任に葛藤する等身大のマーベルヒーローの姿を描く。
ドラマ「ミズ・マーベル」は 2022年6月8日 よりディズニープラスで配信開始です。
ソース:MCU Boss Restricted Iron Man’s Role In Ms. Marvel Disney+ Show