ソニー・ピクチャーズが制作するSSU(ソニーズ・スパイダーマン・ユニバース)の映画「ヴェノム:ザ・ラストダンス」がアメリカを筆頭に65カ国で上映され、1週目週末の興行収入が明らかとなりました。当初は北米で6500万取りの売上が期待されていましたが、実際にはそれを大きく下回る結果となりました。
Comicbook.com など複数のメディアが「ヴェノム」3作目の初週末興行収入について報告。
それによると、北米では 5200万ドルで、1作目の8000万ドル、2作目の9000万ドルと比べてかなり期待外れな数字となってしまったとの事。
一方で北米を除く64カ国では、意外な事に合計で1億2400万ドルの興行収入を記録。1億ドル強の予算で制作されたという本作は、ひとまず赤字を回避したといいます。
この1億2400万ドルのうち、驚異的なのは中国での大成功で、「ザ・ラストダンス」は公開から5日間で4600万ドルに到達。これは2019年の「スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム」を越えるもので、2024年の中国内で公開されたハリウッド映画では「インサイド・ヘッド2」や「デッドプール&ウルヴァリン」と同等だと言います。
米国では悲惨な結果に終わったとされつつも、海外、特に中国での大成功のおかげで、「ヴェノム:ザ・ラストダンス」は無事に黒字映画となり、ソニーに続編映画を作るチャンスを与えたと記事は報じました。
「ヴェノム:ザ・ラストダンス」は同シリーズの脚本家ケリー・マーセルさんが、長編映画監督デビューとなる作品。脚本も引き続き担当しています。
キャストは引き続きトム・ハーディさんを主演とし、キウェテル・イジョフォーさん、リス・エヴァンスさん、ジュノー・テンプルさん、ペギー・ルーさん、アラナ・ユーバックさん、スティーブン・グラハムさんらが新たに出演。
映画「ヴェノム:ザ・ラストダンス」は 2024年10月25日 に米国劇場にて公開中、日本では11月1日より公開予定です。