ソニー・ピクチャーズがスパイダーマンシリーズのスピンオフドラマ「シルク」の開発計画を正式に進めていると、海外メディア Variety や The Hollow Reporter が報じました。エイミー・パスカルさんをプロデューサーに、アニメ「スパイダーバース」のフィル・ロードさんとクリストファー・ミラーさんが担当し、「ウォーキング・デッド」のショーランナーのアンジェラ・カーンさんを加え、「シルク:スパイダーソサエティ」として進められていると言います。
Valiety の記事によると「シルク:スパイダーソサエティ」は、米国のMGM+ (旧称 Epix) のリニアチャンネルで放送され、続いて Prime Video で世界的に公開されるとの事。
このドラマは、マーベルコミックとしてダン・スロット氏とウンベルト・ラモス氏によって作成されたキャラクターに基づいており、「韓国系アメリカ人の女性がピーター・パーカーを噛んだのと同じクモに噛まれた、シルクとして知られるスーパーヒーローになる途中で行方不明の家族を探している」と説明されています。
ソニー・ピクチャーズ・テレビジョン社長のキャサリン・ポープ氏は「エイミー・パスカル、フィル・ロード、クリス・ミラー、そしてソニーによる実写版とアニメーション版のスパイダーマンフランチャイズは、映画界で最もダイナミックなスーパーヒーローストーリーテリングを表現しています。アンジェラ・カーンのクリエイティブなビジョンとともに、『Silk: Spider Society』を MGM+ および Prime Video のお客様にお届けできることを、これ以上ないほど嬉しく思います。」とのコメントしています。
このドラマ制作の一報があったのは2020年9月の事で、2022年6月にはミラーさんが「近々何か報告出来るかも」と話していました。
今回、ロードさんとミラーさんは「アンジェラはプロ中のプロであり、その視点と創造性は私たちが大いに尊敬し、称賛しています。彼女はとても楽しい人でもあります。彼女はこれらのキャラクターが大好きで、彼女と協力してシンディ・ムーンの物語を世界に届けることができて本当に幸運です。」と述べています。
新たに制作に加えられたアンジェラ・カーンさんは2011年に「ウォーキング・デッド」のライターになり、2013年に共同エグゼクティブ・プロデューサーに昇進、2018年のシーズン9からエグゼクティブ・プロデューサーとショーランナーに昇進しました。また、ノーマン・リーダスさん演じるダリル・ディクソンのスピンオフドラマの共同制作にも就いています。
カーンさんは「私のキャリアの次の章で Amazon Studios ファミリーに加わることができて、非常に興奮しています。私は経営陣と協力して、世界中の視聴者に向けた多様でキャラクターを先取りした冷静なショーに取り組むことを楽しみにしています。韓国系アメリカ人のスーパーヒーローであるシルクを画面上で生き生きとさせるという私の最初の挑戦に飛び込むことにとても興奮しています。」と語りました。
THRによると、カーンさんはAmazonと複数の契約をしているとの事ですが、ファンタジー小説「ブラック サン」のシリーズ化や、ドリュー・マガリー氏による近未来小説「ポストモータル」などが含まれているとの事で、マーベル関連のプロジェクトが「シルク」以外に存在するかどうかは言及されていません。
ドラマ「シルク:スパイダーソサエティ」の配信時期は未定です。
ソース:Variety 、 The Hollow Reporter