ソニー・ピクチャーズが開発中のSSU(ソニーズ・スパイダーマン・ユニバース)の映画「エル・ムエルト」の主演を務めるバッド・バニーさんがプロジェクトから降板している事を、海外メディア Vanity Fair が報じました。8月からロサンゼルスで撮影が始まるとも言われていた本作ですが、6月時点でソニーは映画をスケジュールから削除していました。
VFの記事によると、「エル・ムエルト」に関する質問を投げかけたとき、彼は口をつぐんだと言います。
何があったのかと尋ねるとマルティネス(バッド・バニー)はためらい、気まずい沈黙がテーブルに広がる。「次の質問」と隣のブースに座っているソラが言う。マルティネスは 「デリケートな問題なんだ」と言いながら、「何と答えていいかわからない」と答えた。ソラはさらに鋭く指摘する。「明らかにアウトです」と彼女は映画について言う。
インタビューの中でバニーさんが詳しい理由を明かすことはありませんでしたが、「俺自身、映画の視聴者として、アクション映画を見る人種じゃないんだ。お気に入りのジャンルではないとも言えるね」とし、「もう少しドラマ、ロマンス、コメディなど、他の種類の役を本当に演じてみたいね」と付け加えています。
「エル・ムエルト」の主人公、エル・ムエルトことファン・カルロス・エストラーダ・サンチェスはコミックでは、先祖代々伝わるスーパーパワーを受け継いだレスラーとして描かれており、スパイダーマンとリングの上で対戦したこともあるキャラクター。
制作発表時には 2024年1月 の公開予定となっていましたが、その後もスケジュールは二転三転、6月にはスケジュールが白紙になっている事が報じられていました。
ソニーの会長が「興奮している」とイチオシしていたプロジェクトでしたが、詳細は不明ながらもバッド・バニーさんは主演の座から降板する事に。以前は延期の理由に関して、バッド・バニーさんのライブツアーのスケジュールと撮影がまったく噛み合わないとも報告されていました。
ソニーが新たな主演を探すのか、このまま開発中止になってしまうのかについては現時点で不明です。