ライミ版「スパイダーマン」4作目にアンジェリーナ・ジョリーさんが登場し、さらにその先の計画があった事が判明

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ソニー・ピクチャーズが制作したサム・ライミ監督とトビー・マグワイアさん主演の映画「スパイダーマン」(2002年)シリーズの幻の4作目にアンジェリーナ・ジョリーさんが登場し、さらにその先でヴィランになる計画があった事を各種海外メディアが報じました。

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これは米国で販売が始まった書籍「Great Power: How Spider-Man Conquered Hollywood During The Golden Age of Blockbusters」に記載されている内容との事で、ショーン・オコネルさんが執筆したこの本には4作目が開発中だった2009年に、アンジェリーナ・ジョリーさんがバルチャー/エイドリアン・トゥームスの娘として登場する予定だったとしています。アンジェリーナ・ジョリーさんは2021年に公開されたMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「エターナルズ」でセナを演じました。

「スパイダーマン4」のメインヴィランであるバルチャーはこの4作目でのスパイダーマンとの戦いで死亡し、アンジェリーナ・ジョリーさん演じる娘がスーツを引き継ぐ事で終わる予定だったとの事で、5作目以降で女性バルチャーが登場する計画があったとしています。

また、バルチャーの娘はデイリー・ビューグルを買収しようとするベンチャーキャピタル企業の幹部という設定もあったそう。

この娘はコミック版にはいないキャラクターで、「スパイダーマン4」オリジナルの設定になっています。なお、MCUの映画「スパイダーマン:ホームカミング」に登場したリズ・トゥームスもコミックにはいないキャラクターで、彼女はコミックのピーターの元カノのひとりリズ・アランを再設計したキャラクターになっています。ちなみにコミックのエイドリアン・トゥームスの娘ヴァレリアはS.H.I.E.L.D.のエージェントになっています。

本によると、バルチャー/エイドリアン・トゥームス自身に関する記述もあり、サム・ライミ監督は彼を近代的なバトルスーツにすることを目指していたとの事。例えば、「翼の羽が鋭いカミソリの刃のように飛び出すように設計されている」というようなことが計画されていたようです。

最終的に「スパイダーマン4」自体が中止されたことで、これらが映像化される事はありませんでした。もしこれが実現していれば、「スパイダーマン:ホームカミング」や「エターナルズ」は違うものになっていたでしょうし、そもそもMCU全体が別のものになるマルチバースへと分岐していたと考えられます。

サム・ライミ監督は「スパイダーマン4」制作に向けて意欲を示しておりソニーも4作目を煽るなどしていたため、ライミ版「スパイダーマン4」の実現はありえる話になっています。ただし、暴かれてしまった10年以上前のこれらのプロットが映像化される可能性はあまり高くないかもしれません。

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ソース:Sony Wanted Angelina Jolie to Play Major Spider-Man 4 Role In Tobey Maguire Sequel