かねてより噂となっているソニー・ピクチャーズが制作するスパイダーマンのスピンオフドラマ「シルク」が8月下旬から撮影を開始し、2022年初頭に制作を終える予定を立てていると海外メディア Discussing Film が報じました。
このドラマシリーズは、ファンに人気のマーベル・コミックのキャラクターであるシンディ・ムーンを主人公にしたもので、これまでの報道では、19歳から29歳の韓国系アメリカ人で、初めて一人立ちするクイーンズ出身の子供という設定になることが伝えられていました。法の執行や犯罪との戦いは全くの初心者ですが、犯罪者を殴って不満を解消する感覚が好きで、80年代や90年代のポップカルチャーにも親しみを持っていると言われています。また、自分のアイデンティティや遺産について悩んでいるが、家族や友人、人間関係を重視するようにしているキャラクターになるとの事。
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本シリーズでは、「ウォーキング・デッド」、「ジュピターズ・レガシー」のサンキュ・キム氏がショーランナー兼エグゼクティブ・プロデューサーを務める予定です。キャスティングはまだ発表されていませんが、先月の報道では、プロデューサーのフィル・ロード氏とクリス・ミラー氏が、「Chilling Adventures of Sabrina」に出演したことがあり、現在はCWの「Riverdale」にミネルバ・マーブル役で出演しているアデライン・ルドルフさんと会ったことが伝えられています。
「シルク」は、アカデミー賞を受賞した大ヒット作「スパイダーマン:スパイダーバース」とその続編を手がけたロード氏とミラー氏が、スパイダーマンをテーマにしたテレビ番組を開発する契約の一環として制作されます。
両氏は、契約が発表された際の声明で、「ソニー・ピクチャーズ・テレビジョンの皆様には、私たちのパートナーになっていただき、スタジオとの永続的な関係を拡大していただいたことに、とても感謝しています。私たちは共に、最高の品質と完全性を備えた画期的な作品を作り、その作品をどこにいても皆さんの目玉や耳の穴のすぐ近くに置くことを目指しています。」と述べています。
「ヴェノム」や「モービウス」などと世界を共有すると伝えられている「シルク」は、Amazonプライムで実写テレビシリーズが放送される可能性があると報じられました。それ以来、このシリーズに関する詳細は比較的少ないものとなっていましたが、どうやら大きな前進がありそうです。
ソース:‘Silk’ Series Eyeing To Begin Filming in Late-August (EXCLUSIVE)