映画「マダム・ウェブ」の新たなリーク写真が公開

ソニー・ピクチャーズ制作のSSU(ソニーズ・スパイダーマン・ユニバース)の映画「マダム・ウェブ」の撮影現場から新たなリーク写真が公開されました。今回も前回同様に主演のダコタ・ジョンソンさんの姿が確認出来ますが、以前のものよりも見やすくなっています。

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前回のリーク動画で確認出来た衣装と上半身は同じですが、下がデニムに変更されています。

別の写真では黒シャツからグレーのシャツへと着替えているようです。

ダコタ・ジョンソンさんは主演と報じられている事からマダム・ウェブを演じるのは間違いないと見られていますが、コミックに複数存在するどのマダム・ウェブを演じるのかは分かっていません。

初代マダム・ウェブことカサンドラ・ウェブは盲目の老婆であり、筋無力症も患っていることから生命維持装置をつけ、自分の意志で動くことはほとんど出来ないヒーローです。そして彼女は実際にはクモとは関係のない能力であり、コミックのカサンドラはミュータント。その能力はテレパシーや透視、予知と言ったもので、さらに精神だけのアストラル体となって他者の前に現れ、スパイダーウーマンたちに助言を与えたりします。

カサンドラは最初から戦闘不能で完全な司令塔であり、映画版は大きく設定を変えるか、二代目のジュリア・カーペンターを描く可能性が考えられています。

本作は、ダコタ・ジョンソンさんの他、メインキャストとしてイザベラ・メルセードさんシドニー・スウィーニーさんなど注目の女優が多く起用されています。Netflixのマーベルドラマ「ジェシカ・ジョーンズ」と「ディフェンダーズ」のエグゼクティブ・プロデューサーを担当していたS・J・クラークソンさんが監督を務め、マット・サザマさんとバーク・シャープレスさんが脚本を執筆し、ケレム・サンガさんも以前のドラフトを執筆したと報じられています。

映画「マダム・ウェブ」は 2023年10月6日 米国公開予定です。

映画「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー Vol.3」にソーは関与していないと監督が明かす

マーベル・スタジオ制作のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー Vol.3」のジェームズ・ガン監督が、海外メディア ScreenRant とのコミコン会場でのインタビューに応じ、最新作とソーとの関係について触れました。

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現在公開中の映画「ソー:ラブ&サンダー」ではソーとガーディアンズが共に旅をする様子が描かれていますが、ソーとガーディアンズが一緒に冒険したことでチームに変化があったか質問された時、監督は次のように答えました。

いいえ、ソーと一緒になるとは思わずに脚本を書いたので、まったく影響はありませんでした。

ジェームズ・ガン監督は2018年に一度ディズニーから解雇されており、翌2019年には再雇用が報じられました。当初ガーディアンズ3はフェーズ4の最初の方に位置しており、2020年公開予定だったのですが一連の解雇騒動により計画は一旦白紙に。その頃から脚本は完成していたとガン監督は明かしており、撮影が始まる前にも当初の脚本とほとんど変わっていないと語っていました。

「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー Vol.3」の主演を務めるクリス・プラットさんは「ソー:ラブ&サンダー」公開前の Inverse とのインタビューの中で「ジェームズはタイカがつれてきたヤギに対処しなくてはならないでしょう。タイカはヤギで僕たちを立ち往生させました」と語っており、当初はヤギが2作品をつなぐのかと考えられていました。

しかし、「ソー:ラブ&サンダー」を鑑賞した方なら御存知の通り、ヤギはガーディアンズの宇宙船に乗り込んだもののすぐに降ろされ、ソーと共に冒険をしていました。

これらの事から、「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー Vol.3」においてソーのエピソードに触れられる可能性は残念ながらないようです。ガーディアンズには語られるべきエピソードが多数残されており、本作ではそちらに集中する事になるようです。

映画「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー Vol.3」は2023年5月5日 米国公開予定です。

ソース:James Gunn Explains Why Thor: Love & Thunder Had No Impact On GOTG 3

【ネタバレ注意】映画「ブラックパンサー:ワカンダフォーエバー」、レゴ新商品が新ブラックパンサーをネタバレしたかもしれない

マーベル・スタジオ制作のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「ブラックパンサー:ワカンダフォーエバー」はティ・チャラに代わる新たなブラックパンサーが誰になるのか、多くのファンがいろんな理論を唱えていますが、そんな中、レゴの新商品がその答えを提示したかもしれないとして海外で話題になっています。

※これより先は「ブラックパンサー:ワカンダフォーエバー」のネタバレを含んでいる可能性があります。ご覧の際はご注意ください。

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レゴの情報を届けている海外ブログ Jay’s Brick Blog によると、レゴのアプリが「ブラックパンサー:ワカンダフォーエバー」のレゴ新商品を紹介しているとし、3つのセットの画像が公開されていると伝えています。

・76211 SHURI’S SUNBIRD

シュリのサンバードと名付けられたセットでは、シュリ達が搭乗すると思われる戦闘機サンバードと頭部を出したブラックパンサースーツ姿のシュリ、ナキア、アイアンハート、そしてアトランティス人(タロカン人)のアトゥマと思しきキャラクターが紹介されています。

©LEGO,MARVEL,Disney

・76212 SHURI’S LAB

シュリのラボはその名の通り研究室と、シュリ、そしてブラックパンサーがセットになっています。

©LEGO,MARVEL,Disney

・76213 KING NAMOR’S THRONE ROOM

そしてネイモアの玉座セット。こちらはネイモアとアトゥマ、そしてここでもシュリがブラックパンサーになっているようです。

©MARVEL,Disney

新ブラックパンサーの予想について、当初はシュリ、エムバク、オコエ、ナキアの4人が主流の理論でしたが、トレーラーが公開され、少しだけ見えたブラックパンサーの体格からエムバクの線は薄くなったと考えられています。もちろん映像が加工されている場合は考慮されません。

©MARVEL,Disney

そして今回のレゴの写真が映画の内容と一致しているのであればオコエとナキアの線も消え、やはりシュリが主力候補となるようです。

過去のMCUのレゴシリーズの事を考えても、レゴと映画の内容が一致するとは限らないため、実際には映画を見るまで確かなことはわかりません。

映画「ブラックパンサー:ワカンダフォーエバー」は 2022年11月11日 公開予定です。

ソース:FIRST LOOK AT LEGO BLACK PANTHER WAKANDA FOREVER SETS!

ケヴィン・ファイギ社長がMCUフェーズ6までの発表を行った理由を明かす

2019年のサンディエゴ・コミコンに登場したマーベル・スタジオのケヴィン・ファイギ社長はMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)のフェーズ4に関する映画とドラマの発表を行いましたが、今年はより多くの情報が明らかになりました。この理由について、コミコンのバックステージで海外メディア ET とのインタビューに応じたファイギ社長が直々に説明しました。

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ファイギ社長はMCUのフェーズ3までと、フェーズ4以降のリズムの違いについて次のように話しました。

というのも、今、私たちは少し違ったリズムで動いているんです。フェーズ1、2、3は、より多くの年数にわたって、より少ないプロジェクトでした。今は、Disney+でできるようになった素晴らしいシリーズを中心に、より少ない年数でより多くのプロジェクトを行っています。

そして、アベンジャーズ映画の位置づけもこれまでとは異なっている事を説明しました。

そして、人々に知らせる必要があると感じました。人々は、いつアベンジャーズが来てフェーズを締めくくるのかという目安を持っていましたが、今日、マルチバース・サーガとアベンジャーズ2作で締めくくることを発表したことは、共有すべきことだと感じました。

今回の発表により、フェーズ4を締めくくる映画は「ブラックパンサー:ワカンダフォーエバー」となり、フェーズ5を締めくくる映画は2024年7月26日公開予定の「サンダーボルツ」という事になりました。そしてフェーズ6のラストを飾るのが2025年11月7日公開予定の映画「アベンジャーズ:シークレット・ウォーズ」です。その後、2026年2月13日公開予定のタイトル未定の映画をもってフェーズ7が始まることになっています。

SDCC2022のステージにはケヴィン・ファイギ社長と共に、「ブラックパンサー:ワカンダフォーエバー」、「アントマン&ワスプ:クアントゥマニア」、「シークレット・インベージョン」、「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー Vol.3」のキャストとスタッフが登場し、感情的なシーンもあったと言います。

ファイギ社長は2019年のステージを「最後にあのステージに集まった時はチャド(チャドウィック・ボーズマン)も一緒だった」と振り返った後、「ワカンダフォーエバーがブラックパンサー1作目と同じレベルの喜びとインスピレーションをもたらすだけでなく、チャドが我々だけでなく、世界にもたらしたものへの賛辞であることが重要です。」と述べました。

映画「ブラックパンサー:ワカンダフォーエバー」は 2022年11月11日 公開予定です。

ソース:Kevin Feige on Why He Announced Phase 6 at San Diego Comic-Con 2022 (Exclusive)

映画「ブラックパンサー:ワカンダフォーエバー」のアトランティスは名称が変更されるという

マーベル・スタジオ制作のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「ブラックパンサー:ワカンダフォーエバー」に登場する海底国家が、コミックでアトランティスと呼ばれているのとは異なる名称になる事が確認されたと、海外メディア Comicbook.com が報じました。

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記事によると、本作の作曲家ルドウィグ・ゴランソンさんの「ワカンダフォーエバー:プロローグアルバム」のプレスリリースによって明らかになったと言います。

marvel.com に掲載されているその内容は以下のようになっています。

これらの旅の夜の間に、私たちは映画で探求されたキャラクターやテーマの素材に似ている現代のアーティストとレコーディングセッションを行いました。ライアン・クーグラー監督とジョー・ロバート・コールの脚本を青写真として、伝統的なミュージシャンからの録音とともに、タロカンとワカンダのキャラクター、ストーリーライン、文化のための音楽ボキャブラリーを作り始めたのです。

との事で、アトランティスではなくTalocan(タロカン)と呼称されるようです。

これはどうやらアステカの神トラロックの楽園Tlālōcānから来ているようで、日本のアステカ関連の文献だとトラロカンというカナ表記が多く見られます。日本のディズニーがどういったカナ表記を採用するかは記事執筆時点で不明です。

ネイモアがアトランティス人から変更されている可能性は以前から指摘されており、アトランティスと同じく水没都市の伝説があるアステカをもとにして再構築されている可能性があるようです。

映画「ブラックパンサー:ワカンダフォーエバー」は 2022年11月11日 公開予定です。

ソース:Wakanda Forever: Marvel Confirms Major Change to Namor’s Atlantis

映画「ソー:ラブ&サンダー」、ナタリー・ポートマンさんは息子がMCUに出演し続けて欲しいと願っていると語る

マーベル・スタジオ制作のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「ソー:ラブ&サンダー」でマイティ・ソー/ジェーン・フォスターを演じたナタリー・ポートマンさんが、海外メディア Entertainment Tonight とのインタビューの中で、今後のMCUでのジェーン・フォスターについて語りました。

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インタビューでポートマンさんは「ソーは概念であって、必ずしも一人の人間ではありません。そして、息子が好きな映画を作ることに興奮しています。」と述べています。

そして、「息子は『マーベル映画をやり続けてくれる?』って言うんです。彼はドクター・ストレンジがとても好きなの。もちろんソーもね。」と息子のアレフ君がヒーローを続けることを望んでいる事を明かしました。

ナタリー・ポートマンさんは以前のインタビューでも再演について「私はいつでもオープンです。この役はとてもクールですし、何でも可能だと感じています。」と前向きである事を話していました。

そしてキャプテン・マーベルとのクロスオーバーを望んでいる事も明かしています。

先日開催されたコミコンでは今後3年ほどのリリーススケジュールが公開されましたが、今の所「ソー5」の発表はありません。しかしタイトル未定の映画としてスケジュールが抑えられている部分も多いほか、アベンジャーズ最新作2本の制作が発表されている事で、それらのタイミングで再登場する可能性はあると考えられています。

映画「ソー:ラブ&サンダー」は劇場公開中です。

ソース:Natalie Portman Says Her Son Wants Her to Keep Making Marvel Movies in ‘Running Wild’ First Look (Exclusive)

映画「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー Vol.3」の予告がオンライン公開されない事について監督が説明

マーベル・スタジオ制作のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー Vol.3」の最初の予告が先日開催されたサンディエゴ・コミコン2022で公開されました。この予告を見ることが出来ないファンの嘆きに、監督が反応を示しています。

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悲しみの表情のベイビーグルートの画像とともに「昨日の予告をみんなで体験出来たらいいのに」と嘆くファンのツイートを引用して、ジェームズ・ガン監督は「あなたにも見てほしかった。それはマーベルだけでなく、私自身も同じです。ティーザーは大好きなのですが、VFXが何度も見たり、じっくり見たりするのに向いていないところがあるので、もう少しお待ちください。ごめんね!」とVFXのクオリティが納得の行くレベルまで仕上がっていない事を説明しました。

MCUの映画のファーストトレーラーは劇場公開日のおおよそ5ヶ月から6ヶ月前にリリースされる事が多く、Vol.3の公開日から逆算すると今年の年末年始ぐらいのオンライン公開が最も可能性が高い時期だと見られています。

映画「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー Vol.3」は2023年5月5日 米国公開予定です。

映画「ブラックパンサー:ワカンダフォーエバー」より無料サントラが公開中

マーベル・スタジオ制作のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「ブラックパンサー:ワカンダフォーエバー」より、本作の無料サウンドトラックが公式公開中です。11月公開予定の本作は先日開催されたSDCC2022の中で、ファーストトレーラーが公開されました。

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リンクをクリックでハリウッドレコードに飛ぶので、お好みの音楽サービスを選んでご視聴ください。ご利用のサービスによっては有料になりますので詳しくは各サービスの規約を御覧ください。

公開されているのはTemsの「No Woman No Cry」、Santa Fe Klanの「Soy」、Amaaraeの「A Body, A Coffin」の3曲です。

また、YoutubeのMarvelMusicVEVOチャンネルでも無料で公開されています。

映画「ブラックパンサー:ワカンダフォーエバー」は 2022年11月11日 公開予定です。

映画「ブラックパンサー:ワカンダフォーエバー」ファーストトレーラーのチェックポイント。ワカンダ語翻訳付き

マーベル・スタジオ制作のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「ブラックパンサー:ワカンダフォーエバー」のファーストトレーラーが公開されました。約2分のこのトレーラーからチェックしておくべき気になるポイントをピックアップして、予想や考察、イースターエッグをお届けします。

※これより先は「ブラックパンサー:ワカンダフォーエバー」のネタバレを含んでいる可能性があります。ご覧の際はご注意ください。

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海を見つめるナキアとラモンダ

開幕から悲しい音楽と共に海を見つめるナキアとラモンダが別カットで表示されています。

音楽はボブ・マーリーさんの「ノー・ウーマン、ノー・クライ」(1974) をナイジェリアのシンガーTemsさんがカバーしたものです。「泣かないで」「小さなダーリン、涙をこぼさないで」と歌われる部分が使用されています。

©MARVEL,Disney

このあとワカンダ式葬儀らしき映像へと移りますが、この海のシーンは葬儀とは関係ないものと考えられます。

というのもワカンダは内陸にある王国で四方に海はありません。映画「シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ」で示されたワカンダの所在地は以下のとおりです。

©MARVEL,Disney

アトランティスとの決戦前か、決戦後のエンディングあたりのシーンでしょうか?もしくはこれは海ではなく、ワカンダ中央部に流れる大きな川かもしれません。

ドーラミラージュ

ドーラミラージュが壁際にならぶシーン。

©MARVEL,Disney

左の柱から順に「INPOWER」「T’CHALLA」「OUR HERO」「AN HONOR」「FOREVER」と書かれています。

ネイモアとアトランティス

水中出産シーンは本作のヴィランと言われているネイモア・ザ・サブマリナーの誕生を表しているようであり、クジラに捕まって移動する大勢はアトランティス軍を示していると考えられます。

第3勢力

武装した集団がワカンダが関係している船へと侵攻している様子が描かれています。

marvel.com が公開したあらすじによると、「ティ・チャラ王の死後、世界の権力者の干渉から国を守るために戦います。ワカンダの人々が次の章を受け入れようと努力する中、ヒーローたちはウォー・ドッグスのナキア(ルピタ・ニョンゴ)とエヴェレット・ロス(マーティン・フリーマン)の助けを借りて団結し、ワカンダ王国の新しい道を切り開くことになります。」との事で、普通に地球人に攻められていると考えられそうです。

この世界の権力者というのが実在の国である必要はなく、例えば架空の国ラトヴェリアの支配者などが手を出してきている可能性は否定できません。

リリ・ウィリアムズ

ワカンダのラボでシュリと挨拶を交わしているのはドミニク・ソーンさん演じるリリ・ウィリアムズ。アイアンハートになる少女です。

©MARVEL,Disney

2023年秋には単独ドラマ「アイアンハート」が控えており、そのロゴにも使用されている鉄のハートがこのトレーラーで登場しています。残念ながらアイアンハートのアーマー姿は今回はお預けとなりました。

国連シーン

国連のロゴをバックにラモンダ王女の演説の音声が挿入されていますが、これはこの場で行っているものではなさそうです。

©MARVEL,Disney

というのもこのあとのシーンのセリフとラモンダの口の動きが一致しており、その背景はワカンダになっているからです。

©MARVEL,Disney

内容的には「家族がみないなくなった」と語っており、「アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー」でティ・チャラとシュリの両方が塵と化して「エンドゲーム」で戻ってくるまでの間のシーンのセリフだと考えられそうです。

ティ・チャラへの哀悼

©MARVEL,Disney

国全体が悲しんでいるシーンではティ・チャラの壁画も見られ、映画「スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム」でのアイアンマンの壁画を思い出させます。

壁画は人や手前の建物で見えない部分がありますが、ワカンダ文字をアルファベットにすると、

THE PANTHE(R)
KING FORE(VER)
LIVES IN US
AND
THE

と書かれています。かっこの中の文字は見えない部分の予想です。パンサー、王はいつまでも我々の心の中にいるという意味だと考えられます。下2行はほとんど見えないためまったくわかりません。

手前のオレンジの建物にはWAKANDAと書かれています。下の行はIMAX版がリリースされればわかるかもしれません。

ネイモラとアトゥマ

左がアトゥマで中央がネイモアのいとこ、ネイモラ、と思われるキャラクター。

©MARVEL,Disney

彼らのフィギュアが先日のコミコンで発表されました。

エムバク

エムバクがネイモアに飛びかかるシーンは、なかなか疑問が多い映像です。

©MARVEL,Disney

コミックのアトランティスは海中都市であり、このトレーラーでもそれらしき映像がいくつか表示されています。ここがアトランティスでないとすると、ワカンダ領なのかという話ですが、エムバクが支配しているのは前作「ブラックパンサー」で描かれたように雪に覆われた地域でした。

またエムバクが乗ってきたと思われる船は奥にもう一艇見えていますが、そちらには誰も乗っていないようです。手前の船の後部に船頭らしき人物がひとり見えるだけとなっています。

背景に見えるリニアレールのようなものはワカンダの文明を示しているようにも思えますが、エムバクに部下がついてきていない事など、いろいろと不思議な映像です。このシーンの前にジャバリ族のテリトリーが攻撃され壊滅し、単身復讐に来たのでしょうか?それとも予告動画から何かが消されたりすり替えられたりしているのでしょうか?

青服の女性とドーラミラージュ

ドーラミラージュ相手に一人で剣を構える女性。

©MARVEL,Disney

右肩の円形の装飾や曲剣を使っているところ、衣服が青い所がボーダー族をイメージさせます。

©MARVEL,Disney

前作で反乱を起こしたウカビと縁がある人物でしょうか?なお、ウカビを演じていたダニエル・カルーヤさんは今作に出演しないと語っています。

ミッドナイトエンジェルのアネカ

青い服装ですが前述の女性とは別で、ミカエラ・コールさんが演じています。コールさんはアネカを演じていると言われています。

©MARVEL,Disney

コミックのアネカは元ドーラミラージュの隊長でミッドナイトエンジェルズとしてワカンダを守っている人物。ドーラミラージュが表の部隊なら、ミッドナイトエンジェルズは裏の部隊と言った所です。アネカについての詳しくは昨年の記事をごらんください。

ブラックパンサー

最後にブラックパンサーの後ろ姿の少しが見えて予告動画は終わります。

©MARVEL,Disney

初見では金色の装飾に目を引かれてキルモンガーかなとも考えましたが、よくみると銀の装飾も施されています。背中の4ラインの内側部分です。

スーツの全体像が見えないのでここは妄想レベルのお話ですが、前作のキルモンガーの黒人を守りたいという願望自体は間違ったものではありませんでした。キルモンガーはシュリにとっても従兄ですし、キルモンガーとティ・チャラの思いをついで、金と銀をミックスさせたブラックパンサースーツを作るというのはあり得るのではないかという所。

ワカンダ人の男性はみな屈強な戦士タイプとして描かれていますし、足首の細さは女性である事を想像させるものです。

マルチバースのティ・チャラやキルモンガーという線も否定は出来ませんが、哀悼が台無しになりそうなのでそこまでは攻めて行けないだろうと個人的に思います。

シュリが無事にハートシェイプ・ハーブの再生に成功してハーブを飲んだときには「祖先の平原」にてキルモンガーと会える可能性はありそうです。

また、本作のあらすじの「王が不在で他国から侵略される」という流れからして、国王=ブラックパンサーという制度が本作で再考される余地がありそうです。そうなれば王は王で国を守り、ブラックパンサーは国外の事件や、宇宙、マルチバースへとアベンジャーズの加勢に行きやすくなる事でしょう。

なお、ネット上ではしばしば二代目ブラックパンサー論争を見かけますが、そもそもティ・チャラが初代ブラックパンサーというわけではありません。ティ・チャラの父ティ・チャカもブラックパンサーでしたし、そのまた前も前もずっとブラックパンサーで、隕石が落ちてハートシェイプ・ハーブを最初に食べたのが初代ブラックパンサーでした。


映画「ブラックパンサー:ワカンダフォーエバー」は 2022年11月11日 公開予定です。

ドラマ「シーハルク:ザ・アトーニー」、2ndトレーラーのチェックポイント

マーベル・スタジオ制作のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)のドラマ「シーハルク:ザ・アトーニー」の第2弾予告が公開され、色々と新たな映像が含まれていました。今回は3分近いこのトレーラーからチェックしておくべき気になるポイントをピックアップして、予想や考察、イースターエッグをお届けします。

※これより先は「シーハルク:ザ・アトーニー」のネタバレを含んでいる可能性があります。ご覧の際はご注意ください。

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検事なのか弁護士なのか

Youtubeで公開されたトレーラーの概要では以下のように紹介されています。

私はジェニファー。ヒーローじゃない。弁護士です―― 本作の主人公は、地方検事としてバリバリ働く、ジェニファー・ウォルターズ。 彼女のささやかな願いは、ただ普通に仕事と恋を楽しむこと。 しかし、ある事故をきっかけに、突然“シー・ハルク”の力を手にしてしまった…。 解禁された予告編では、手に入れてしまった力をコントロールするため、ハルクから直々に訓練を受けるジェニファーの姿がうかがえる。 その後は超人専門弁護士に抜擢され、アボミネーションやウォンなど、顧客となる様々なマーベル・ヒーローやヴィランによる騒動への対応に追われることに。そんな中、望まずして手に入れた最強の<ハルク>の力を巡る壮大な戦いが水面下で動き出し…?

そしてTwitterでは以下の通り。

日本の公式サイトでは「アベンジャーズ最強の力と、弁護士として最強の頭脳をあわせ持つ、天下無双のマーベル・ヒーロー<シー・ハルク>」と書かれています。

これら3つを総合して、ドラマスタート時点では地方検事で、話が進むに連れて弁護士になるという事でしょうか?これは見てみないことにはちょっと分かりません。

コミックのシーハルクは一時的に地方検事を務めたこともありますが、基本的には弁護士です。

親友はスパンデックス

スパンデックスとは、水着などに使われる伸縮性の高い弾性繊維素材のこと。

ハルクことブルース・バナーは2010年公開の「インクレディブル・ハルク」で変身するようになってからというもの、変身のたびに服がやぶれるというある種の大惨事に見舞われています。劇中でブルースは露店でスパンデックスのズボンを購入し、少なくとも下半身だけは丸出しにならずに済むように対処するようになりました。

ジェニファーがシーハルクになってしまった以上、まずは服をスパンデックスにして、ジェニファーの場合は上半身もケアする必要が出てくるでしょう。

ヒーローとしての特訓と嫉妬

バランス感覚が大切だと説明するブルース・バナーを前に、なんなくやって見せるジェニファー。そしてハルクスマッシュやサンダークラップといった必殺技までも、軽々とやってのけてしまいます。

そして法律家として立派に社会生活を送り、マスコミやファンにもヒーローとして注目される様子が描かれ、もっとも重要なポイントとして、ジェニファーはシーハルクになってもコントロールを失いません。

「インクレディブル・ハルク」から「アベンジャーズ/エンドゲーム」までの間ずっと苦しんできたブルース・バナーとは大違いで、二人のこの違いはコミックと同様になっています。

「アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン」では人々から恐怖の目で見られたハルクでしたが、なんでも上手くこなしてしまうジェニファーに嫉妬したのか、予告の後半ではシーハルクを崖から突き落としてしまいます。

第4の壁

コミックのシーハルク同様に、トレーラーでも第4の壁を破る様子が描かれています。

第4の壁とはもともと舞台と観客を隔てる一線の事で、想像上の見えない壁の事。そこから派生して漫画なら紙面であり、映像作品なら画面を越えて、登場人物が観客に話しかけたり、外の世界(現実世界)について語る事を「第4の壁を破る」と表現します。

「法の世界に戻りたいなら尊重するよ」というブルースに対して、ジェニファーは「あれは本心じゃないわ」とカメラ目線で視聴者に語りかけ、第4の壁を破っています。

マーベルキャラクターで同様のことをするのはデッドプールが代表的で、日本の漫画では「こち亀」の両津勘吉や部長など多数のキャラクターや「Dr.スランプ」や「ドラえもん」の登場人物、「勇者ヨシヒコ」のメレブなどが度々見せています。

フロッグマン

ファーストトレーラーにも登場していたフロッグマンらしきキャラクター。

©MARVEL,Disney

コミックのフロッグマンはユージーン・パティリオという少年。父ヴィンセントが自ら発明したフロッグスーツを着て悪事を働き、デアデビルによって投獄された後、自宅でスーツを発見したユージーンはこのスーツで善行を積んでいく事で父の汚名を雪ごうとするのでした。

アイアンマンやドクター・ドゥームの発明に比べるとスーツは本当にレベルが低く、別に大した能力もありませんが、コミック・リリーフキャラの強みか、意外と活躍するキャラクターです。

MCU版ではどのようなキャラクターになるか注目です。次のシーンで窓から飛び降りているのはヴィンセントなのでしょうか。

超人法専門部署

年配男性がジェニファーを案内するシーンは前回のトレーラーにもあったものですが、そのヴィジュアルやセリフが変更されているようです。

左が1stトレーラーで、右が2ndトレーラーの画像です。

©MARVEL,Disney

前回は人間状態のジェニファーに「君にこの部署の顔になってもらいたい」と話していますが、今回のトレーラーではシーハルクになったジェニファーに「シーハルクにこの部署の顔になってもらいたい」と、シーハルクである事の必要性を強調しているようです。これは日本語字幕だけでなく英語音声も変更されています。

ナマステ

投獄されているエミル・ブロンスキーと面会するジェニファー。エミルは人間の姿で「ナマステ」と挨拶してきます。

ナマステといえばインドやネパールで使われる挨拶で、ヨガのレッスンの始めと終わりにもよく使われています。

エミルは人間状態を維持するため、アボミネーションに変化しないために、「インクレディブル・ハルク」のブルース・バナーと同様にヨガをしているのかもしれません。

KZYO12

MCUの架空のニュース番組といえば「WHiH」局の「ニュースフロント」が映画「インクレディブル・ハルク」で登場して以降、ドラマ「ファルコン&ウィンター・ソルジャー」の1話アニメ「ホワット・イフ」シーズン1の4話でも登場し、映画「ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス」の削除シーンでも登場しています。

しかし今回は「KZYO12」という番組が登場しています。

©MARVEL,Disney

ティターニア

本作のヴィランの一人ティターニアの登場時間がわずかに増え、肉眼でも確認しやすくなりました。

©MARVEL,Disney

コミックの衣装と違いすぎるとして一時期批判されていましたが、俳優さんを批判するのはお門違いです。

[nlink url=”https://mavesoku.com/mcu-she-hulk-jameela-jamil-reaction/”]

違いすぎるというのはこれぐらい変更された場合を指すべきだと思います。

©MARVEL,Disney

トラックスーツマフィア

シーハルクとティターニアのライブ配信にはドラマ「ホークアイ」のトラックスーツマフィアも大興奮。

「she hulk is hot , bro」とハートマークまでつけてそのセクシーさに魅了されています。

©MARVEL,Disney

ソーサラー・スプリームのウォン

ポータルから現れたウォンはジェニファーに「この世界は滅亡においやられている」と告げています。「シーハルク」の時系列はまだ明らかになっていませんが、MCUの現在であるならば最近起きたイベント、「ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス」におけるインカージョンを指しているのでしょうか?

「私は弁護士だから本に従います」と言うジェニファーに「ヴィシャンティの書?」と伝説の書物を引き合いに出すウォンですが、通じるはずもありません。

ウォンはこの後に表示される魔法の小手とフレイルのような武器を持つ人物を追っているのでしょうか?

©MARVEL,Disney

ダメージコントロール

ドラマ「ミズ・マーベル」で本格的に厄介者になりつつあるダメージコントロール。

©MARVEL,Disney

今回も主人公の前に邪魔者として登場するのでしょうか?

TODAY IS TODAY

カウンセリングルームのような一室で語るジェニファーの後ろには「TODAY IS TODAY」と書かれています。

©MARVEL,Disney

その下にはエミル・ブロンスキーと名前が書かれてあり、彼もこの部屋で心を鎮めているのかもしれません。

エル・アギラとマン・ブル

同じ部屋と思しきシーンではコミックに登場するキャラクターがもとになっていると思われる二人のキャラクターが表示されています。

©MARVEL,Disney

左側のキャラクターはコミックのエル・アギラの外観に似ています。エル・アギラことアレハンドロ・モントーヤは生体電気エネルギーを操るヒーローミュータント。「ミズ・マーベル」の最終話を受けて、彼がミュータントとして紹介されるかどうかは不明です。

右側のキャラクターはマン・ブルことウィリアム・トーレンスを示しているかもしれません。マン・ブルはコミック「デアデビル」に登場したヴィランのひとりで、血清によってミノタウロスのような身体とパワーを持つ怪物へと変貌しました。現状では外観がそこまで似ているわけでもなく、今の所は彼がマン・ブルかもしれないという可能性のひとつに過ぎません。

デアデビル?

予告の最後ではアクロバティックな登場をする一人の人物が顔を見せること無くフェードしていきます。

©MARVEL,Disney

その動きからしてデアデビルのようであり、手にしているのもビリークラブのように見えます。

そして顔が見えずに終わる、ヤキモキする部分のお腹を見ると、ネットフリックス版と全く同じデザインである事がわかります。

©MARVEL,Disney

デアデビルといえば赤いコスチュームが思い浮かびますが、今回のトレーラーの黄色と赤というコスチュームもコミックで着用していた事があり、これがデアデビルでなければ他に誰なんだという印象です。

MCUでは映画「スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム」にデアデビルの昼の姿である弁護士マット・マードックが登場し、先日のコミコンではドラマ「デアデビル:ボーン・アゲイン」が2024年に全18話で配信に向けて制作することが発表されました。

おそらくはネットフリックス版と「ノー・ウェイ・ホーム」に引き続いてチャーリー・コックスさん演じるデアデビルという事になるでしょうが、ウォンもいることですしマルチバースからのデアデビルという可能性も捨てきれません。

シーハルクもデアデビルも同じ弁護士ですが、法律に則って悪人を裁こうと奮闘するシーハルクと違い、デアデビルは法で裁けない悪を人知れず裁くキャラクターです。二人共人助けを目的として活動していますがその手段は大きく違い、意見が大きく対立する可能性があります。


ドラマ「シーハルク:ザ・アトーニー」の公式概要は以下のとおりです。

私はジェニファー。ヒーローじゃない。弁護士です――
本作の主人公は、地方検事としてバリバリ働く、ジェニファー・ウォルターズ。 彼女のささやかな願いは、ただ普通に仕事と恋を楽しむこと。 しかし、ある事故をきっかけに、突然“シー・ハルク”の力を手にしてしまった…。

解禁された予告編では、手に入れてしまった力をコントロールするため、ハルクから直々に訓練を受けるジェニファーの姿がうかがえる。 その後は超人専門弁護士に抜擢され、アボミネーションやウォンなど、顧客となる様々なマーベル・ヒーローやヴィランによる騒動への対応に追われることに。そんな中、望まずして手に入れた最強の<ハルク>の力を巡る壮大な戦いが水面下で動き出し…?
アベンジャーズ最強の力と、弁護士として最強の頭脳をあわせ持つ“シー・ハルク”による、 前代未聞のリーガルコメディ・アクション、いざ開廷! 

ドラマ「シーハルク」は 2022年8月17日 よりディズニープラスで日米同時配信です。