映画「ソー:ラブ&サンダー」はどこまで真実なのか?コーグのキャラクター性について考察

マーベル・スタジオ制作のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「ソー:ラブ&サンダー」のディズニープラスでの配信が始まり、サブスク会員は何度でも見直す事が可能になりました。本作はディズニーの公式時系列ではドラマ「ミズ・マーベル」の後に配置されている事が判明しましたが、他のMCU作品にはない独特な描写は「ラブ&サンダー」が実話かどうか曖昧な場所へと誘っています。

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本作の特徴として、マーベル・スタジオのロゴの後、タイカ・ワイティティ監督演じるコーグが子どもたちにソーの英雄譚を聞かせる所から始まります。そして、映画の所々にもナレーションが挿入され、エンディングもコーグの語りで締められており、物語全体がコーグの語っている雷神ソーの英雄譚として機能しています。

そこで疑問になるのが、「コーグは語り部としてどの程度の信頼性があるのか」という事。

コーグは「マイティ・ソー/バトルロイヤル」で初登場し、ソーとはサカールの闘技場にて出会いました。出会い頭に「あんたがハサミならオレっちの勝ちかな」と謎のじゃんけんジョークをかまし、革命を起こそうとしている事を明かします。

そして、その革命の際に集まったのはママとそのゲスな恋人だけだったと話していました。

©MARVEL,Disney

しかし、「ラブ&サンダー」ではそもそもクロナン人に女性がいない事が明かされ、実際にコーグも男同士から生まれたと話し、エンディングでも恋人らしき人物ドウェインが紹介されています。クロナンが男性のみの種族である事はコミックからの引用ですが、クリーやスクラルに比べるとクロナンは登場も少ないため「バトルロイヤル」当時は軽微な変更だと考えられていました。

この矛盾は単なる脚本ミスとも言えますが、MCUのコーグのキャラクター性を考えると彼なりのジョークであったとも考えられそうです。今後の別作品やソー5作目などの監督が「ラブ&サンダー」の一部がどうしても気に食わない場合、その箇所を「あれはコーグの誇張表現だった」として「ラブ&サンダー」の構成を利用して変更可能にするうまい作りになっているのかもしれません。

また、コーグ不在のシーンに関してはソーからの伝聞が入っているはずですが、ソーもまた話を盛りがちなキャラクター。ジェーンやゴアの結末が覆る事は「ラブ&サンダー」を台無しにしてしまうため流石にないでしょうが、それでも物語の全体にわたってコーグの「作り話」である可能性が漂っています。

コーグの語る英雄譚をどこまで信用するのか、今のところは視聴者に委ねられているようです。

映画「ソー:ラブ&サンダー」はディズニープラスで配信中、Blu-ray、4k UHD は 2022年9月27日 米国発売予定、日本は10月26日発売予定です。

【噂話】映画「ファンタスティック・フォー」スー・ストーム役にジョディ・カマーさんの名前があると報じられる

マーベル・スタジオ制作のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「ファンタスティック・フォー」のスー・ストーム役に、映画「フリーガイ」やドラマ「キリングイヴ」のジョディ・カマーさんの名前が上がっていると、インサイダーのジョン・カンペアさんが報じました。

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カンペアさんは自身のYoutube番組の中で「2ヶ月ほど前から聞こえ始めた小さな噂の一つです。そして、自分の中ではあまり信用していなかったのです。それはファンタスティック・フォーに関するもので、フリーガイのジョディ・カマーが、彼女は我々のスー・ストームになるんだと言います。そして彼女はD23でスー・ストームとして発表される予定だそう。」と述べました。

from Instagram/@jodiemcomer

スー・ストーム役には過去にエミリー・ブラントさんやブライス・ダラス・ハワードさんの名前も報じられましたが、いずれも本人が否定しました。しかしマーベル作品では否定しながらも結局出演していたアンドリューガーフィールドさんやヘイリー・スタインフェルドさんなどの存在もあるため、本人が否定したからと言って100%ないと言い切れない事には注意が必要です。

「D23」は2022年9月9日から9月11日にかけてアナハイム・コンベンション・センターにて開催されるディズニーのイベント「D23 Expo 2022」の事で、いくつかのステージはライブ配信が予定されています。

映画「ファンタスティック・フォー」は 2024年11月8日 米国公開予定です。

映画「アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー」よりウォーマシンvs.プロキシマの未使用アートが公開

2018年公開のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー」のコンセプトアートを担当したフィル・サンダースさんが、自身のInstagramにて未使用に終わったウォーマシンとプロキシマ・ミッドナイトの戦闘シーンのコンセプトアートを公開しました。

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サンダースさんは「これはインフィニティ・ウォーの1つで、 ジェームズ・ローズがエディンバラの戦いをリモートで戦っているシーン。彼の脚の装置はウォーマシン マーク4のホログラムコントロールシステムにロックされているのです。ブルース・バナーは、プロキシマ・ミッドナイトとコーヴァス・グレイヴとの戦いでハルクバスターを操縦していたはずですが、残念ながらこのシーケンスは早い段階でカットされました。それでも、現実とホログラフィックのアクションの重なりをどう描くか、問題解決するのは楽しかったです。」とコメントを添えて没になったアートを紹介しています。

エディンバラではヴィジョンのマインド・ストーンを狙ったプロキシマ・ミッドナイトとコーヴァス・グレイブが登場し、ワンダとヴィジョン、そして駆けつけたスティーブ・ロジャース、サム・ウィルソン、ナターシャ・ロマノフとの戦いが描かれました。

ここにローディが映画「アイアンマン3」で登場したホログラムコントロールシステムを利用して参戦するプランがもともと計画されていたようです。

映画「アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー」はディズニープラスで配信中です。

映画「モービウス」が米Netflixで配信開始

米ネットフリックスがソニー・ピクチャーズ制作のSSU(ソニーズ・スパイダーマン・ユニバース)の映画「モービウス」の配信が始まった事をアナウンスしました。コミックではスパイダーマンのヴィランでもある吸血鬼モービウスを主人公に、彼のオリジンストーリーを描く作品となっています。

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2018年公開の映画「ヴェノム」、2021年公開の映画「ヴェノム:レット・ゼア・ビー・カーネイジ」に続くSSU(ソニーズ・スパイダーマン・ユニバース)第3弾にあたる本作は1.6億ドルの興行収入を記録。しかし本作はファンからの批判にさらされる結果となりました。

映画本編は決して悪いものではありませんでしたが、批判の対象となったのはそのプロモーション方法。映画公開の約2年前に公開された最初の予告からスパイダーマンをにおわせるシーンが多数含まれており、ファンはスパイダーマンの登場に期待しつつ、MCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)との関連性などにも注目されていました。

しかし映画の公開直前に新型コロナウイルスのパンデミックが始まり、映画は延期。以降幾度となく公開と感染の波が重なり、最終的には本来予定されていた時期よりも2年遅れの公開となりました。

その間にもリリースされていく新たな予告映像にはスパイダーマンのイースターエッグが含まれ、ファンの期待を煽り続けました。が、実際に公開された映画にはそれらのシーンがまったく含まれておらず、監督はあの予告が自分の撮ったものではなく、ソニーが制作したものだと説明しました

また、ポストクレジットシーンがMCUと矛盾している点も指摘されていますが、こちらもソニーの意向で変更されたと説明されました。

SSUは2023年にヴェノムやモービウスと同じくスパイダーマンのヴィランを主人公とした「クレイヴン・ザ・ハンター」やスパイダーウーマン達の実写化となると言われている「マダム・ウェブ」の公開が控えています。

映画「モービウス」は米国のNetflixにて配信中です。

マーク・ラファロさんが映画「アベンジャーズ/AoU」で幻に終わったバーサーカー・ハルクが戻る可能性について言及

マーベル・スタジオ制作のドラマ「シーハルク:ザ・アトーニー」に出演したマーク・ラファロさんが、海外メディア Entertainment Weekly とのインタビューの中で、映画「アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン」に登場する予定だったバーサーカー・ハルクが戻ってくるかもしれないと示唆しました。

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ラファロさんはインタビューの中で「この世界のクールなところは、何にでもなれる所です。5年後には何にでも、その時々の適切なものに完全に変身している事でしょう。見送られた『バーサーカー・ハルク』や『ワールド・ウォー・ハルク』に戻るかもしれないね。どこにでも行けるんです。それがエキサイティングなところ。最初から今まで5つの異なるバージョンを演じてきたから、自分にとっても面白いし、他の人たちにとっても面白いと思ってもらえるんです。」と述べました。

「バーサーカー・ハルク」については、「エイジ・オブ・ウルトロン」公開当時のインタビュー(ScreenRant)にてその存在が明らかになっていました。

それによると、バーサーカー・ハルクはワンダにマインドコントロールを受けたハルクが灰色の体色になり、目は赤く充血し、歯は曲がり、よだれを垂らしているような凶暴なハルクになる予定だったと言います。しかし、観客がコミックのグレイ・ハルクとの混同の可能性を考慮して結局この計画はなくなったそう。

マーク・ラファロさんが考えるように、今後のハルクの可能性についてファンは様々な議論を交わしています。

最も注目されているのは噂にも出ているように映画「ワールド・ウォー・ハルク」の物語が展開されるというもの。ただしコミックの「ワールド・ウォー・ハルク」を現状のMCUに当てはめる事はかなり難しいものです。

「プラネット・ハルク」そして「ワールド・ウォー・ハルク」の発端はハルクの危険性を重く見たアイアンマンやドクター・ストレンジ達イルミナティがハルクを宇宙に追放した事。サカールに到着したハルクはそこで奴隷剣闘士となりコーグやミーク達と出会いウォーバウンドを結成、後の妻カイエラとも出会いました。サカールを支配していた非情なレッドキングを退けたハルク達、ハルクが乗ってきた宇宙船は救世主の船として記念碑になっていました。ところがこの船が大爆発し、カイエラが死亡。怒り狂ったハルクはウォーバウンドを引き連れ地球に戻り、X-MEN、アベンジャーズ、ファンタスティック・フォー、イルミナティといった面々に復讐を果たしていきます。

しかし、「シーハルク」の2話の展開ではハルクがサカールに向かっているであろう事は予測出来るものですが、追放でもありませんし、船もサカールのものであって、何らかのトラブルがあっても怒りの矛先が地球のヒーローに向かうとは考えにくいものです。

また、アボミネーション/エミル・ブロンスキー役のティム・ロスさんのインタビューなどが、ハルクが「シーハルク」の間に地球に戻ってくる事を示唆しており、それほど長い旅にはならない可能性があるようです。

MCUのハルク、というかブルース・バナーには「アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン」で地球を脱出して以降、「マイティ・ソー/バトルロイヤル」でソーと再会するまでの記憶がなく、この間にサカールで結婚し、子供を設けている可能性は十分に考えられます。「ワールド・ウォー・ハルク」の物語の大半をすっ飛ばして、カイエラとの間に生まれた息子スカーとの物語が描かれていくのかもしれません。

今後もスマート・ハルクが維持されるのか、ラファロさんが指摘するようにバーサーカー・ハルクが戻ってくるのか、今後のブルース・バナーの動向には注目となりそうです。

ドラマ「シーハルク:ザ・アトーニー」シーズン1はディズニープラスで配信中、次回、第4話は 2022年9月8日 配信予定です。

ソース:Mark Ruffalo loves how She-Hulk finally addressed that Edward Norton used to be the Hulk

ドラマ「アガサ:カヴン・オブ・カオス」のワーキングタイトルが判明

マーベル・スタジオ制作のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)のドラマ「アガサ:カヴン・オブ・カオス」のワーキングタイトルが判明したと、海外メディア Cosmic Circus が報じました。ディズニープラスで配信中のドラマ「ワンダヴィジョン」に登場した魔女アガサ・ハークネスを主人公とした本作は、「ワンダヴィジョン」の前後どちらのアガサを描くのかなど、まだまだ秘密の多い作品となっています。

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記事によると、「アガサ:カヴン・オブ・カオス」のワーキングタイトルは「My Pretty」が使用されるとの事。「My Pretty」は「オズの魔法使い」に登場する魔女のセリフに含まれているワードで、「ワンダヴィジョン」でも「オズの魔法使い」に関するイースターエッグが含まれていた事を考えると、本作でも何らかの言及があるかもしれません。

ワーキングタイトルとはネタバレ防止のために秘密の撮影中に使われる偽のタイトル、つまり仮称の事でMCUの作品はそれぞれにワーキングタイトルが用意されていました。ワーキングタイトルは作品の内容を暗示するものから、明示するようなもの、無関係に見えるものまで様々です。

しかし秘密を守るためのワーキングタイトルが昨今はSNSの普及などから広く知られがちになるせいか、ドラマ「エコー」では複数のワーキングタイトルが確認されており、「アガサ:カヴン・オブ・カオス」でも追加のワーキングタイトルが登場する可能性もあると記事は指摘しています。

アガサ・ハークネスの次の登場に関して、ドラマ「アイアンハート」への登場の噂もありますが、今のところ撮影現場での目撃情報などはありません。

ドラマ「アガサ:カヴン・オブ・カオス」は2023年冬にディズニープラスで配信予定です。

※おまけ。以下はMCU作品に使用された判明済みのワーキングタイトルです。

  • アイアンマン:Diving Bell
  • インクレディブル・ハルク:Hulk 2
  • アイアンマン2:Rasputin, Murphy’s Law and The Adventures of Angus McDonald
  • マイティ・ソー:Manhattan
  • キャプテン・アメリカ/ザ・ファースト・アベンジャー:Frostbite
  • アベンジャーズ:Group Hug and Team Building
  • アイアンマン3:Caged Heat
  • マイティ・ソー/ダーク・ワールド:Thursday Mourning
  • キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー:Freezer Burn
  • ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:Full Tilt
  • アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン:After Party
  • アントマン:Big Foot
  • シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ:Sputnik
  • ドクター・ストレンジ:Eye See You and Checkmate
  • ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー リミックス:Guardians 3000 and Level Up
  • スパイダーマン:ホームカミング:Summer of George
  • マイティ・ソー/バトルロイヤル:Creature Report
  • ブラックパンサー:Motherland
  • アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー:Mary Lou
  • アントマン&ワスプ:Cherry Blue
  • キャプテン・マーベル:Open World
  • アベンジャーズ/エンドゲーム:Mary Lou 2 and Infinity Gauntlet
  • スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム:Fall of George and Bosco
  • ブラックウィドウ:Blue Bayou
  • シャン・チー/テン・リングスの伝説:Steamboat
  • エターナルズ:Sack Lunch
  • スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム:Serenity Now
  • ドクター・ストレンジ・イン・ザ・マルチバース・オブ・マッドネス:Stellar Vortex
  • ソー:ラブ&サンダー:The Big Salad
  • ブラックパンサー:ワカンダフォーエバー:Summer Break
  • ザ・マーベルズ:Goat Rodeo
  • ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー Vol.3:Hot Christmas
  • アントマン&ワンスプ:クアントゥマニア:Dusty Bunny
  • ブレイド:Perfect Imprints
  • ワンダヴィジョン:Big Red
  • ファルコン&ウィンター・ソルジャー:Tag Team
  • ロキ:Architect
  • What if…?:Anything Goes
  • ホークアイ:Anchor Point
  • ミズ・マーベル:Jersey
  • シーハルク:Libra and Clover
  • シークレット・インベージョン:Changeup Productions
  • ムーンナイト:Good Faith
  • エコー:Whole Branzino と Grasshopper
  • アーマーウォーズ:Rigatoni

ソース:Exclusive: ‘Agatha: Coven of Chaos’ Working Title Revealed

【噂話】ゲーム「Marvel’s Spider-Man 2」のプレイ映像が近日公開されると言う

ソニー・インタラクティブエンタテインメントがPlayStation5向けゲームとして「Marvel’s Spider-Man」シリーズ最新作「Marvel’s Spider-Man 2」の最初のゲームプレイ映像がまもなく公開予定であると、プレイステーション系スクーパーのミリー・アマンド氏が報じました。

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投稿によると、「PS5版『スパイダーマン2』はマーベル上層部が「期待以上」のものに。「流動性」と「視覚的なパンチ」が印象的だそうです。別の社員はカットシーンを見てるのかと思ったそうです。ゲームプレイは近日公開予定。」との事。

以下は2021年に公開されたトレーラーです。

2021年に発表された公式情報によると、前作から引き続き Insomniac Games が開発を担当し、発売は2023年内を予定しているとの事。

今週は「ディズニー&マーベル ゲームショーケース」が開催されるため、そこで何らかの新情報が発表されるかもしれません。

2020年、2021年と過去2年間、9月の上旬に配信されたプレイステーション・ショーケースに関して今年のアナウンスがなく、「ディズニー&マーベル ゲームショーケース」に登場しなければ次のチャンスは9月15日からの東京ゲームショウ2022あたりになりそうです。

ゲーム「Marvel’s Spider-Man 2」は、PS5向けに2023年内発売予定です。

Funko新商品の発表でドラマ「シークレット・インベージョン」のフューリーの衣装が明らかに

アメリカのフィギュアメーカー Funko! が展開するPOP!フィギュアシリーズから、ディズニープラスで配信予定のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)のドラマ「シークレット・インベージョン」に登場するニック・フューリーの新商品が発表されました。

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ニューヨーク・コミコン2022の会場限定販売が予定されているフューリーのPOPは以下のようなデザインとなっています。

この外見は今年の始めにロケ現場で目撃されていたサミュエル・L・ジャクソンさんの姿と一致しており、眼帯も着用していないようです。

フューリーの眼帯といえば映画「キャプテン・マーベル」でフラーケンのグースに引っかかれた事が原因で着用するようになった事が描かれていましたが、映画「キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー」の終盤では眼帯を外すことになり、そのまま焼却してエンディングを迎えました。しかし、映画「アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン」に登場した際は再び眼帯を着用しており、以降もインフィニティ・ウォーやエンドゲームでも眼帯ありバージョンが登場していました。

そして映画「スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム」ではフューリーはタロスがシェイプシフトしていた事が判明し、この映画の公開時には上記の眼帯の経緯と合わせてウルトロン以降のフューリーはタロスなのではないかとの議論もされていました。

しかし、映画「スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム」ではダメージコントロールのクリアリーが「フューリーはこの一年地球の外にいる」と説明しており、クリアリーやダメージコントロールとフューリーがどの程度の情報を共有しているのかは不明でありながらも、「ウルトロン以降のフューリーはタロス説」にとって少し引っかかる部分にもなっています。

「シークレット・インベージョン」ではフューリーとタロスの両方が登場する事で、このあたりの真相が物語の中で明らかになるかもしれません。

ドラマ「シークレット・インベージョン」は2023年春にディズニープラスで配信予定です。

ドラマ「シーハルク」でハルクvs.アボミネーションはある?俳優の意味深発言が話題に

マーベル・スタジオ制作のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)のドラマ「シーハルク:ザ・アトーニー」でアボミネーション/エミル・ブロンスキーを演じているティム・ロスさんが、海外メディア Entertainment Weekly とのインタビューの中でネタバレをしたかもしれないと話題になっています。

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このインタビューは以前にも紹介した「エミル・ブロンスキーが改心したかどうか分からない」という内容のものですが、その中でティム・ロスさんはハルク役がエドワード・ノートンさんからマーク・ラファロさんに変わった事への感想を述べる中で「素晴らしいものでしたよ、彼を見た時少し混乱しましたが。撮影中に何度もやり取りしましたが、どれが採用されたかは分かりません。そんな感じですごく面白いものでした。」と共演シーンを匂わせる発言をしていました。

今のところ「シーハルク」におけるハルクは2話の最中に宇宙へと旅立っており、その間にハルクとアボミネーションが共演するシーンは描かれていません。単にどのシーンも採用されなかったのか、それともドラマの後半にハルクが地球に帰ってきて何かが起こる可能性もなくはないのかもしれません。

また、プロデューサーのジェシカ・ガオさんが別のインタビュー「『これから先、彼(ハルク)がすべてのエピソードに登場するとは思わないでください』と人々に伝えたかったのです」と2話のハルクの展開について語っています。これも言葉の解釈次第では残りのいくつかのエピソードには登場するという意味にも取れなくはありません。

さらにタイタニアを演じるジャミーラ・ジャミルさんは以前に自身のTwitterにてハルクを演じるマーク・ラファロさんとのツーショット写真も公開しています。

これもハルクが地球に戻ってきてタイタニアと共演するシーンがあるのか、単に休憩中にツーショットを取っただけと見るのかは分かれる所となっています。

「シーハルク」の最中にハルクが地球に戻ってきたとしても、それがハルクの噂のソロ・プロジェクトの可能性が消えるわけではありませんが、そのプロットは大きく制限されるかもしれません。

ハルクは宇宙での何らかのイベントを終えて今シーズン中に地球に戻ってくるのかどうか、今後の「シーハルク」も目が離せないようです。

ドラマ「シーハルク:ザ・アトーニー」シーズン1はディズニープラスで配信中、次回、第4話は 2022年9月8日 配信予定です。

ドラマ「ミズ・マーベル」、「エージェント・オブ・シールド」のVFXアーティストが類似点を指摘

マーベル・スタジオ制作のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)のドラマ「ミズ・マーベル」や、ABC制作のドラマ「エージェント・オブ・シールド」のVFXを担当したケヴィン・ユイルさんが海外メディア The Direct とのインタビューに応じ、配信当時も話題になったカマラ・カーンのオリジン変更問題について言及しました。

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ユイルさんは「面白いことに私達の会社は『エージェント・オブ・シールド』の全シーズンの制作をしてきました。パイロット版の頃からです。」と前置きしつつ、「『ミズ・マーベル』においてマーベル・スタジオがテリジェネシスと言い出したわけではありませんが、社内では『テリジェネシスに似ているね』と話していました。前のはもっと火山っぽい見た目でしたけどね。」とVFXの制作現場でもその類似点について話し合っていたことを明かしました。

さらに、「マーベル・スタジオがインヒューマンズかX-MEN、どちらの方向にカマラを進めようとしているのかは、私達の権限では知るよしもありません。」とカマラ・カーンのオリジンがどちらに向かうか分かっていない事を明かしました。

「ミズ・マーベル」は配信前からカマラ・カーンがインヒューマンではないと報じられており、配信されたドラマでもコミックのインヒューマンたちがテリジェネシスによって能力を獲得するといったプロセスが描かれることはありませんでした。

しかし同時期に劇場公開された映画「ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス」ではマルチバース上の人物ではあるもののインヒューマンズの王であるブラックボルトが登場するなど、マーベル・スタジオが彼らをどう扱っていくのか伺いしれない状態にもなっています。

「ミズ・マーベル」6話の記事でも紹介したように、コミック「ミズ・マーベル」の原作者であるサナ・アマナトさんは「2012年か2013年、G・ウィローと私がカマラのキャラクターについて考えていた時、元々はカマラをミュータントにしたかったんです。」とコミックでインヒューマンとして活躍しているミズ・マーベル/カマラ・カーンが元々はミュータントという原案だった事を明かし、MCU版での展開は「だからこそ、この展開が実現した」とも話していました。

今のところはインヒューマンにしてもミュータントにしても数が出揃っておらず、コミックではミュータントであるワンダにしても何者であるかはハッキリとしていません。また、インヒューマンの中でも人気のクエイク/デイジー・ジョンソンがMCUに登場するといった噂も長い間囁かれており、ふたつの種族がMCU上でどのように描かれていくのか、今後の展開には注目となりそうです。

ドラマ「ミズ・マーベル」シーズン1は全話ディズニープラスで配信中です。

ソース:Agents of SHIELD VFX Artist Addresses Alleged Ms. Marvel Connection (Exclusive)