ソニー・ピクチャーズ制作のアニメ映画「スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバース」の配信状況に関するアップデートが報じられました。近々、配信場所がディズニープラスに変わる可能性があると海外メディアが報じています。
本作は2023年6月2日に劇場公開され、8月8日にデジタル配信が開始され、10月31日にNetflixで配信開始となりました。
ストリーミング配信は、ソニー・ピクチャーズとNetflixが2021年4月に締結した契約に基づき実現、この契約は、2022年公開分からソニー・ピクチャーズの映画をNetflixで配信するというものです。
この契約は、劇場公開とデジタル配信を終えた映画の最初の18ヶ月間をストリーミング配信期間とする「Pay-1 Window」期間を対象としています。
その後まもなく、ソニー・ピクチャーズはスパイダーマン映画をディズニープラスで配信する契約を締結しました。これにより、2022年の作品から、他のマーベル作品のほとんどがディズニープラスで配信されることになります。
これはPost-Pay-1 Window(ポスト・ペイ・ワン・ウィンドウ)をカバーするもので、Netflixでの18ヶ月間の配信終了後にディズニープラスで配信されることを意味します。
この流れは映画公開当時の予想とほぼ同じ展開となりました。
これまでのところ、この契約の恩恵を受けた唯一の映画は「モービウス」で、Netflixでの18か月間の配信が2024年2月28日に終了し、その直後の2024年3月1日にディズニープラスでデビューしました。※日本では配信されていません。
現在、Netflixは「アクロス・ザ・スパイダーバース」が2023年に米国で公開されてから18か月以上経過した5月1日木曜日にNetflix米国版の配信を終了することを公式に発表しました。
海外メディア The Direct は、ソニー・ピクチャーズのストリーミング契約と「モービウス」の展開を踏まえると、 「アクロス・ザ・スパイダーバース」は2025年5月1日か2日に待望のディズニープラスデビューを果たすはずだと言います。
配信に関する権利は国ごとに細分化されて複雑になっており、アメリカで実現した事が日本でも実現するとは限りません。ゆえに「モービウス」も未だに日本のディズニープラスでは視聴出来ません。
逆に日本ではサム・ライミ版のスパイダーマンやアメイジング・スパイダーマンはアメリカよりも早くディズニープラスに実装されており、日本版が劣っているというような単純な問題ではない事には注意が必要です。
ソース:The Direct