マーベル・スタジオ制作のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「サンダーボルツ*」がイギリス、ロンドンのシネワールド・レスター・スクエアでプレミア上映されました。これに参加した批評家たちが、SNS上で映画の内容について触れています。
NextBestPicture のマット・ネグリア氏は、過去のMCU作品とは一線を画していると評価しました。
「サンダーボルツ*」は、多くの点でこれまでのMCU作品とは一線を画しており、その斬新さは、フランチャイズが新たな血と方向性を求めていたまさに絶好のタイミングで現れたと言えるでしょう。本作はマーベル作品の中でも最もダークな作品の一つであり、過去の選択に葛藤し、人生の空虚さの中で友情を見出そうとする、傷ついた人々の心の葛藤を描いています。本作はチームアップ作品ではありますが、フローレンス・ピューの作品であることは間違いありません。彼女は映画のドラマチックな重圧の多くを担い、ルイス・プルマンは、自らと葛藤する共感を呼ぶキャラクターを複雑な演技で演じています。マーベル作品の中で最も派手、面白く、力強い作品ではないかもしれませんが、その荒削りな部分や不完全さは、このはみ出し者揃いのアンチヒーローチームに、なぜかしっくりとくるのです。
The Film Blerd のブランドン・ノーウッド氏は、古き良きマーベル映画だと称しています。
「サンダーボルツ*」の素晴らしさに驚きました。キャラクター描写とアクション描写に重点が置かれていることで、10年以上も私たちを魅了してきた古き良きマーベルを彷彿とさせます。もっと早くこの作品に出会えていればよかった。この機能不全なチームにも相性の良さがあるのが、この作品の魅力です。
Big Gold Belt Media もこれまでとは一線を画すと評価しました。
「サンダーボルツ*」は生々しく、ユーモラスで、そして深く人間味あふれる作品。トラウマ、癒し、そして贖罪へと大胆に切り込んでいく。いわゆる「欠陥だらけの負け犬」や「使い捨ての不良」でさえ、過去を乗り越え、誰も予想しなかったヒーローになれるということを証明している。骨太でエモーショナル、そしてマーベルのこれまでの作品とは一線を画す、必見のストーリー。心の奥底に突き刺さり、大切なところで癒やしを与えてくれる。ミッドとポストのクレジットシーンをそれぞれ1シーンずつ収録。
@BeanzGotGamezは、「サンダーボルツ*」が「MCUの今後の展開に多大な影響を与えている」と指摘。さらに、ポストクレジットシーンにも注目だと言います。
最高でした。MCUの今後の展開に多くの示唆を与えてくれる。チームの連携も素晴らしく、感情豊かな作品。私のMVPはエレーナ。間違いなく最高に楽しい映画だった。エンドロール後も絶対に観続けよう。
Hollywood Handleは「サンダーボルツ*」を「ここ最近で最も楽しめるマーベル作品の一つ」と評価しています。
「サンダーボルツ*」は、マーベル作品の中でここ最近で最も楽しめる作品の一つです。スタジオの他の作品とは一線を画しています。大胆で面白く、素晴らしいアクションと予想外の感動に満ちています。
フローレンス・ピューは、最も輝かしいスターです。この作品には、愛すべき点が満載です。エンドロールまでお見逃しなく…
Games Radarのエミリー・マレー氏は、ファンなら共感できる近年最高のMCU映画になっていると言います。
「サンダーボルツ*」は、間違いなくここしばらくのMCU映画の中で最高の作品の一つです(もしかしたら、私の新しいお気に入り作品の一つかもしれません)。溢れる輝きとカリスマ性、そして真に感動的なストーリーが描かれていて、思わず涙がこぼれました。特にフローレンス・ピューの演技は素晴らしく、ただただ感嘆させられました。
Discusting Filmのジェイコブ・フィッシャー氏も、他の批評家と同様にフローレンス・ピューさんとルイス・プルマンさんを高く評価しました。
「サンダーボルツ*」は本当に素晴らしい。キャスト陣の息の合った演技(フローレンス・ピューとルイス・プルマンは特に際立っている)とアクションシーンは迫力満点だ。しかし何よりも、この映画のストーリーが衝撃的で、大胆で、物語の重みが伝わってくる。そして、非常によく練られている。
ジョシュ・バートン氏は出だしは不安定だと脚本の荒削りな部分があると指摘しつつも、全体としてはまとまりがあると評価しました。
スーパーヒーロー映画のフォーミュラを変えることを恐れず、近年で最も魅力的なMCU作品の一つとなりました。特に内なる悪魔といった重いテーマに大胆に取り組み、出だしは不安定でしたが、新たなチームを結成することで作品はまとまりを見せています。フローレンス・ピューはこの作品の心臓部であり、MCUが今後何年も維持していくべき人物です。私は作品が進むにつれて、彼女の魅力に惹かれていきました。
Empire Magazineのアモン・ウォーマン氏はそれに加えてデヴィッド・ハーバーさんを「一貫して面白い」と評しています。
「サンダーボルツ*」最高だった! 視覚的にも大胆で、感情に訴えかけるスーパーヒーロー映画で、メンタルヘルスを前面に押し出している。フローレンス・ピューが心温まる演技を見せ、デヴィッド・ハーバーは相変わらずユーモアたっぷり。ルイス・プルマンはまさにステルスMVPと言えるかもしれない。久々のMCU映画、最高傑作!
Film and Gloryのミア・プフリューガー氏は、セバスチャン・スタンさんに注目だと指摘しています。
「サンダーボルツ*」はマーベルの新時代を告げる作品であり、アンチヒーローの欠点、破滅、そして後悔を描いた、最も人間味あふれる作品です。セバスチャン・スタンはまさに圧巻のシーンを演出し、フローレンス・ピューは新世代とチームの真のリーダーであることを示しました。
映画は全体的に高評価なようで、特にフローレンス・ピューさんのエレーナ・ベロワとルイス・プルマンさんのボブ、そしてヴィランのセントリー/ヴォイドが注目に値するようです。
「サンダーボルツ*」はMCUのアンチ・ヒーローや元ヴィランを寄せ集めたチームを描く作品で、過去作よりセバスチャン・スタンさん演じるウィンター・ソルジャー/バッキー・バーンズ、ワイアット・ラッセルさん演じるU.S.エージェント/ジョン・ウォーカー、フローレンス・ピューさん演じるブラックウィドウ/エレーナ・ベロワ、デヴィッド・ハーバーさん演じるレッドガーディアン/アレクセイ・ショスタコフ、オルガ・キュリレンコさん演じるタスクマスター/アントニア・ドレイコフ、ハナ・ジョン=カーメンさん演じるゴースト/エイヴァ・スターが再登場、ジュリア・ルイス=ドレイファスさんが演じるコンテッサ・ヴァレンティーナ・アレグラ・デ・フォンテーヌがこのチームを率いることになります。
ジェラルディン・ヴィスワナサンさんがアヨ・エデビリさんに代わって(ソングバードと噂される)メルを演じ、ルイス・プルマンさんがスティーヴン・ユアンさんに代わってセントリー/ボブ役を引き継ぎました。
制作はジェイク・シュライアー監督、脚本を「ザ・ベア」のジョアンナ・カロさん、「BEEF」のイ・サンジンさん、「ブラックウィドウ」のエリック・ピアソンさんらが担当しています。
映画「サンダーボルツ*」は 2025年5月2日 日米同時公開予定です。