マーベル・スタジオ制作のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「マイティ・ソー/バトルロイヤル」や「ソー:ラブ&サンダー」の監督(とコーグ役)を務めたタイカ・ワイティティ監督が、ポッドキャスト SMARTLESS に出演し、「バトルロイヤル」のオファーを受けた時とそれ以前のエピソードを明かしました。
MCUに参加するまでは貧乏で「マイティ・ソー」のDVDを繰り返し見ていたというワイティティ監督は、その後のマーベル・スタジオからのオファーを受けた理由について「お金のためだった」と述べています。
僕はこの手の映画をやる気はなかったんです。監督としてのキャリアの計画にはありませんでした。でも、僕は貧乏だったし、2人目の子供が生まれたばかりだったから、”これは子供たちを養ういい機会だ “と思ったんです。
そして当時のソーに対する印象について次のように語りました。
そしてソーは、正直言って、最も人気のないフランチャイズだったと思います。私は子供の頃、ソーのコミックをほとんど読んだことがありませんでした。手に取って「うーん」と思ったコミックでした。でもオファーが来て、それについて調べて、「マイティ・ソー」のコミックを 1冊18ページ、あるいはどれだけ長いものでも読みました。
そして「バトルロイヤル」の制作前、監督は「マーベル・スタジオはクリス・ヘムズワースのキャラクターをどうしたらいいのか見当がつかず、僕に手を差し伸べたんだと思います。彼らに残された道はありませんでした。『彼らが僕を呼ぶなんて、これは本当にどん底なんだな』と思いました。」と当時の印象を明かしました。
それから2つのソーの映画を撮った監督は、引き受けた当時興味がなかったソーをどんな時も愛するようになったとする一方で、5作目の監督は引き受けない事と、いつかまた彼らとソーの映画を作りたいと以前のインタビューと同じ気持ちである事を再度認めました。
監督は「ソー:ラブ&サンダー」公開直前のインタビューでも「お金につられて戻ってきました」とコメントしていましたが、これはブラックジョークではなく実際にそうであった可能性が高いようです。
ソーは「ラブ&サンダー」の最後にハーキュリーズ(ヘラクレス)との戦いがほのめかされ、5作目がほぼ決まっている状態ですが、どのタイミングで戻ってくるかは公式に発表されていません。5作目だけでなく、「アベンジャーズ:ザ・カーン・ダイナスティ」や「アベンジャーズ:シークレット・ウォーズ」での再登場も期待されていますし、それに向けてドラマ「ロキ」シーズン2のラストでシルヴィが旅立ったのはユグドラシルから動くことが出来ないゴッド・ロキに代わってソーを勧誘しにいったのではないかとも言われています。
ソーはいつ戻ってくるのか、そしてタイカ・ワイティティ監督のソー6作目や7作目はどのようなものになるのか、当分は頭の片隅に置きつつのんびりと続報を待つしかありません。
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ソース:Taika Waititi Says He Just Did Thor Movies Because He Was Poor