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ソニーとマーベルはスパイダーマンに関してどのような契約を結んでいるのか?

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ソニー・ピクチャーズとマーベル・スタジオが共同制作中のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「スパイダーマン:ブランニューデイ」の劇場公開まで残す所あと約5ヶ月ほどに迫ってきており、予告の正式公開が待たれています。世界中で大人気のスパイダーマンが注目されるのは不思議ではありませんが、なぜこの映画はマーベルの親会社であるディズニーの映画ではないのでしょうか?そして「デアデビル:ボーン・アゲイン」にスパイダーマンが登場出来ないのはどういう理由なのでしょうか?

MCUの映画「アベンジャーズ」1作目の大ヒットも2012年と10年以上前の事であり、最近の浮き沈みを考慮してもメガヒットしているマーベル作品ですが、1990年代後半、マーベルコミックスは深刻な倒産危機に直面していました。

当時、同社幹部はキャラクターの映画化権を様々な映画スタジオに売却。最も貴重な資産を清算する事でこの危機を乗り切ろうとしました。この時、スパイダーマンに関する権利をソニーが購入し、マーベル・スタジオはソニーの直接の関与なしに、このキャラクター、その仲間、または悪役を起用した長編映画を制作することが法的に禁止されています。

しかし、これはあくまで映画に限った話で、テレビ業界を統括する法的枠組みは、これとはまったく異なる一連の基準に基づいて運用されています。

この複雑なテレビ番組契約の起源は、ソニーがスパイダーマンのキャラクターが登場する実写とアニメ両方の権利を獲得した初期の買収時代に遡ります。提携の初期の段階では、ソニーはこれらの権利を使って、MTVで短命に終わった『スパイダーマン:ザ・ニュー・アニメイテッド・シリーズ』などのプロジェクトを制作しました。

その後、マーベル・スタジオとソニー・ピクチャーズがピーター・パーカーをMCUに含めるための交渉を再開した際に状況は変わります。劇場公開面での具体的な譲歩と金銭的利益を確保するため、ソニーは、作品が非常に具体的なフォーマット制限に従うことを条件に、アニメテレビの権利をマーベルに返還することに同意したと報じられています。この交換によって、テレビという媒体が2つのスタジオ間で事実上分割される、二分された権利システムが生まれました。

マーベルとソニーの法的境界線は、2014年にソニーの内部文書が大量に流出したことで、「スパイダーマン」に関する非常に詳細な契約内容が明らかになりました。

これらの文書によると、ソニーは、長さを問わず実写テレビシリーズと、エピソードの長さが44分を超えるアニメテレビシリーズの独占制作権を保持しています。一方、マーベル・スタジオは、個々のエピソードの長さが44分を超えない限り、スパイダーマンを主人公としたアニメプロジェクトを開発する権限を保持しています。

この契約に従って、マーベル・スタジオはスパイダーマンのアニメ作品「ユア・フレンドリー・ネイバーフッド・スパイダーマン」をMCUアニメとして、ソニーの権利を侵害することのない作品として独自に制作する事が可能になったのです。

これらの契約期間は明かされていませんが、今年ソニーが「スパイダーノワール」の配信を始める事を考えると、両社はこのルールを守り続けている事が伺えます。「スパイダーノワール」はスパイダーマンを主人公とする実写ドラマでマーベル・スタジオの意向に従う必要はなく、MCUのストーリーに縛られることもありません。配信プラットフォームもソニーの意向で決定されています。

これらのドラマに関する契約を変更するために話し合いが行われているとも報じられていますが、互いの損得にかなり影響を与えることもあって、その進捗はかなり困難を極めているようです。

この問題に大きく影響を受けているのが「デアデビル:ボーン・アゲイン」シリーズにスパイダーマンを登場させる計画で、シーズン1の頃から話し合いが行われていたようですが、シーズン2でも実現せず、シーズン3でも実現しない見通しで、今は映画での合流を目指していると言います。

ソニーの映画にマーベルのキャラを貸し出す事は契約上容易なようで、「スパイダーマン:ホームカミング」から「ファー・フロム・ホーム」、「ノー・ウェイ・ホーム」とやってきて「ブランニューデイ」ではさらにキャラクターが増える予定です。

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中でも注目なのは、Netflixが権利を所持していたパニッシャー/フランク・キャッスル、ユニバーサルが権利を所持していたハルク/ブルース・バナーも登場する事で、さらに噂では20世紀FOXが権利を所持していたジーン・グレイも参戦。

「デッドプール&ウルヴァリン」以上にかつては不可能と考えられた顔ぶれになる作品となり、これはソニーがMCU内でのライセンスキャラクターの使用に関してますます寛容になっているとも言われています。この協力関係が続いた先には、いずれドラマに関する契約もファンにとって有り難い方向に改善されていくかもしれません。

ソース:Why Both Sony & Marvel Can Make Spider-Man TV Shows

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管理人ミルク

アメコミと出会ってはや20年以上、初めて買ったマーベル・コミックはオンスロート。X-MEN vs STREET FIGHTERではシリーズを通してマグニートーを愛用。