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映画「シャン・チー/テン・リングスの伝説」のシム・リウさんが通行人役をAI俳優にする事に反対

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マーベル・スタジオ制作のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「シャン・チー/テン・リングスの伝説」で主演を務めたシム・リウさんが、投資リアリティ番組番組「シャーク・タンク」のケビン・オリアリーさんの発言に反論しました。

A24の「マーティ・シュプリーム」で俳優デビューを果たしたオリアリーさんは、背景のエキストラをAIに置き換えることで制作費を何百万ドルも節約できると主張。

オリアリーさんはワールド・オブ・トラベルとのインタビューで「ほぼすべてのシーンに150人ものエキストラが出演しました。彼らは18時間も起き続​​け、衣装もきちんと着替え、背景で動き回らなければなりませんでした。カメラに映っているかどうかも分かりません。そのための費用は数百万ドルにも上りました」と語っています。

また、最近話題のAI女優についても「ティリー・ノーウェル(ティリー・ノーウッドのこと)は、突如としてシーンに現れた俳優です。彼女は100%AIです。実在はしませんが、素晴らしい女優です。何歳でも出演でき、食事も必要なく、24時間休みなく働きます。組合は正気を失っています。芸術のために、場合によっては許可するべきだと私は思います。エキストラはまさにうってつけの活用例です。違いは分かりません。ティリー・ノーウェルを100人入れれば、それで十分です。」とコメントしました。

 
 
 
 
 
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こういった主張に対してシム・リウさんは Deadline とのインタビューを通じて反論。

「まず第一に、私が反論した意見は本当に愚かな意見だと思いました。特に、時代錯誤で、現実離れしていて、とにかく間違っていると思います。最低賃金で働いている背景役者たちのせいで、映画制作費が高騰しているという考えは、全くの誤りです」

シム・リウさんは10年以上前に会計士の仕事を解雇されたあと、フリー素材俳優などを経て、映画「パシフィック・リム」の背景役で映画に初出演した事が今の原点になっているとしました。

俳優として何の知識もないまま業界に飛び込んだシム・リウさんは、この背景役を通じて様々な技術的な側面を学んだといいます。

「俳優をAIに置き換えるという考えは、俳優としての私が成長してきたプロセスとは正反対です。私があの経験から学ぶことができたのなら、他のひとにも同じ事が言えるでしょう? 背景役者を世界から奪うことは、人々がそうしたスキルを身につける機会を奪うことでもあるのです。」

シム・リウさんはオリアリーさんの主張が通れば、将来的に業界に大きなダメージを与えてしまうと説明しました。

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MCUではかつてドラマ「シークレット・インベージョン」のオープニング映像がAIによって生成され、多くの視聴者から反発を受けました。

しかしこの制作会社は「AIによってアーティストが仕事を奪われる事はない」とも主張していました。

映画の半分以上の俳優がAIに置き換わるような時代はまだ受け入れられないとは思いますが、例えば「アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー」のアウトサイダーズのような宇宙のクリーチャー、「シャン・チー」に登場した架空の生物などをAIで動かしていくような事はそう遠くない時期に始まるかもしれません。

制作現場においてもAIに対する意見は様々で、今後もそれぞれの主張のいい着地点を模索していく事になるようです。

ソース:Simu Liu Says Replacing Background Actors With AI Is “So Antithetical” To His Own Career Development, Argues “Art Is Art Because It’s Human”

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管理人ミルク

アメコミと出会ってはや20年以上、初めて買ったマーベル・コミックはオンスロート。X-MEN vs STREET FIGHTERではシリーズを通してマグニートーを愛用。