マーベル・スタジオ制作のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「ファンタスティック・フォー:ファースト・ステップ」が劇場公開から5週目を終え、北米での成績が好調だと海外メディア CBM が報じました。
レポートによると、「ファーストステップ」は北米で公開5週目の週末興行収入590万ドルを記録し、前週末比34.6%減に。米国での累計興行収入は現在2億5730万ドルに達しており、レイバー・デーの興行収入増加もあって、最終興行収入は2億7000万ドルから2億7500万ドルを見込んでいるとの事。
海外での週末の興行収入は580万ドルで前週比40.8%減、トータルで2億5730万ドルとなり、世界累計興行収入は4億9010万ドルになったと言います。
全世界での劇場公開は、5億1500万ドルから5億2000万ドルで終了する見込みに。
「ファーストステップ」は20世紀FOX版のファンタスティック・フォー映画を超えて、「キャプテン・アメリカ:ブレイブ・ニュー・ワールド」、「サンダーボルツ*」で低下していた成績を上向きにする事に成功しました。
成績が悪いとされた「ブレイブ・ニュー・ワールド」もストリーミングでは1位を獲得するなどしており、MCUを映画館ではなく、自宅で自分のスタイルでリーズナブルに作品を楽しむという層が増加したのではないかとも分析されています。
ディズニー側もこの変化に気づいたのか、映画の劇場公開からディズニープラスでの配信までの間隔がどんどんと長くなる傾向に。
フェーズ4以降の劇場公開日とディズニープラス配信日の間隔は以下のとおりです。
ブラックウィドウ:0日 (プレミアアクセス)
シャン・チー/テン・リングスの伝説:70日
エターナルズ:68日
ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス:47日
ソー:ラブ&サンダー:62日
ブラックパンサー:ワカンダフォーエバー:82日
アントマン&ワスプ:クアントマニア:89日
ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー Volume 3:89日
マーベルズ:89日
デッドプール&ウルヴァリン:109日
キャプテン・アメリカ:BNW:103日
サンダーボルツ*:117日
ファンタスティック・フォー:ファーストステップ:117日なら2025年11月19日配信
「ファーストステップ」がMCUの興行収入をやや上向きにさせたという事が「スパイダーマン:ブランニューデイ」や「アベンジャーズ:ドゥームズデイ」へと無事に繋げていけるのか注目です。
映画「ファンタスティック・フォー:ファーストステップ」は、「ワンダヴィジョン」のマット・シャックマン監督がメガホンを取り、脚本として「アバター:ウェイ・オブ・ウォーター」のジョシュ・フリードマンさん、「マイティ・ソー/バトルロイヤル」「ブラックウィドウ」「サンダーボルツ*」のエリック・ピアソンさんらが参加しています。
映画「ファンタスティック・フォー:ファーストステップ」は 2025年7月25日 より劇場公開中です。