マーベル・スタジオ制作のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)のアニメ「アイズ・オブ・ワカンダ」の米配信日が 8月27日 から 8月1日 へと約1ヶ月前倒しになったと、海外メディア EW が報じました。ショーランナー兼監督のトッド・ハリスさんとのインタビュー内でこれが判明しています。
「アイズ・オブ・ワカンダ」の初のスニークピーク映像が公開された今月はじめ、もともと 8月6日 配信予定だった本作が 8月27日 に延期されている事が映像内でしれっと伝えられていました。
それから一ヶ月も経たないうちにディズニーは本作の配信日を当初より早くするという謎の決定を下した事に。理由については全くの不明ですが、楽しみにしていたファンにとっては嬉しい変更かもしれません。
「アベンジャーズ/エンドゲーム」以前より構想があった本作の制作に携わってきたトッド・ハリスさんは、「期待の高まりと低さ、公開される時、完成した時、世間の認識、そういったことを話せる時…そういった波の中であまりに多くの浮き沈みがあったので、僕はそれに麻痺してしまったんです。」と苦労を語りながらも「番組全体で目指したのは、映画ではなかなかできないこと、つまり世界をより大きく描くことでした。複数の郵便番号を持つ国です。ライアン(・クーグラー監督)が確立した世界観を、少しだけ時間と酒場での出来事を増やすことで、より大きく広げることができました。こうした要素は長年存在し、ワカンダの神話を本当に広げてきました。」 と本作について説明しました。
全4話構成のうちの第1話の主人公は、ドーラ・ミラージュの元メンバーで、ワカンダのMI6とも言えるハトゥット・ゼラゼの新人候補であるノニ。ハリスさんによると、ノニは「会社の方針に従わない、ドーラミラージュ版のジェームズ・ボンド」だそうです。
紀元前1260年、ノニはライオンと呼ばれる男を倒す任務を負う事に。彼はかつてのワカンダ人で、国の貴重な技術を奪い、自らを軍閥へと変貌。彼はギリシャのクレタ島を征服の目論見に定めており、ノニは盗んだ遺物を取り戻すミッションに挑むと説明します。
「きっかけとなる出来事が必要だと常に思っていました。『地獄の黙示録』を参考にしました。ワカンダが彼らの大佐に変身したらどうなるだろう?と。それを『コナン』に登場するタルサ・ドゥームと組み合わせました。タルサ・ドゥームは遥か昔の文明から来たアトランティス人で、既存の世界を基盤として帝国を築き上げました。この2つのテーマを盛り込むことで、ワカンダを正当な資源を投入しなければならない状況に追い込むことができるのです」
アニメ「アイズ・オブ・ワカンダ」は 2025年8月1日 に米ディズニープラスで配信予定です。