現在劇場公開中のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「エターナルズ」のポストクレジットシーンに、当初はキャプテン・アメリカ/サム・ウィルソンが登場する計画があったことが明かされました。これは「エターナルズ」の脚本を担当しているライアン・フィルポさんとカズ・フィルポさんが海外メディア The Wrap とのインタビューの中で語っています。
※これより先は「エターナルズ」のネタバレを含んでいます。ご覧の際はご注意ください。
ポストクレジットシーンではセルシの恋人デインが(エボニーブレードと思しき)謎の剣と向かい合う様子が描かれ、その最後には画面外から声をかける謎の男が登場しました。この声の主については「エターナルズ」のクロエ・ジャオ監督がマハーシャラ・アリさん演じる吸血鬼ハンター、ブレイドである事を明かしています。
カズさんはインタビューの中で、これにはまた別のプランがあったことを明かしています。
エンドクレジットのシーケンスは、6つのバージョンを検討しました。このプロセスでは、ドアを開けたままにしておくことが重要だと思っています。それが、この作品の本質なのです。何世代も触られていないマスターホワイトボードがケヴィン・ファイギのオフィスにあって、今後40年間に起こることがすべて書かれていると誰もが信じたがっていますが、実際には、人々が何を見たいのか?その瞬間に何が楽しいか?後で満足できるようなドアを開けておくことはできないだろうか?と言った事が検討されています。
カズさんがマーベル・スタジオの幹部とともに検討したアイデアの中には、エターナルズがアベンジャーズの新メンバーとして加わるというものや、征服者カーンが登場してちょっとした会話をすると言ったものがあったと言います。そして「新しいキャップが登場していたかもしれません」と、ドラマ「ファルコン&ウィンター・ソルジャー」で誕生したアンソニー・マッキーさん演じるキャプテン・アメリカ/サム・ウィルソンが登場していた可能性についても言及しました。
しかし最終的には、これらのアイデアは却下され、代わりにデイン・ウィットマンと彼の魔法の剣に焦点が当てられ、ブレイドのボイスオンリーの初登場となったと述べました。
今回は白紙になってしまったアベンジャーズとエターナルズの合流も、MCUの未来のどこかで描かれるのかもしれません。
映画「エターナルズ」は 2021年11月5日 より公開中です。
ソース:‘Eternals’ Post-Credits Scene Nearly Involved Anthony Mackie’s Captain America