2016年公開のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「ドクター・ストレンジ」で主人公の妹ドナ・ストレンジを演じたルル・ウィルソンさんが、海外メディア Comicbook.com とのインタビューで作品からカットされた事に対して言及し、もう一度ドナを演じたいという姿勢を見せました。
ルル・ウィルソンさんはドナ・ストレンジとして11歳の頃に「ドクター・ストレンジ」に参加し、実際に撮影も済ませましたが、劇場公開バージョンに含まれる事はありませんでした。
「ウィジャ」や「アナベル」、「ベッキー」などホラーやスリラー映画を得意とするウィルソンさんは「ドクター・ストレンジ3」出演のチャンスがあれば再演するかどうか質問された際に「ええ、もちろん!もちろんです!そうでない人はいないでしょう?あの時、私は小学5年生で、本当に、本当に若かったんです。私が撮影現場にいたのはほんの2、3日で、何をしたかは言えないわ」とドナ役に再び挑む気持ちがある事を明かしました。
さらに、「私が死んで、それが全体の流れでした。ドナ・ストレンジが死んで、ドクター・ストレンジは『妹が死んでしまった!』って感じです。それは良い瞬間で、私にとっても良いことでしたから、削除されてちょっと腹が立ったのを覚えています(笑)」と語りました。
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一作目では、ドナとドクター・ストレンジの象徴的な宿敵であるナイトメアの両方が登場する予定でしたが、どちらも製作終了までに削除されました。
「ケヴィン(・ファイギ)は非常に説得力のあるケースを作りました。」とスコット・デリクソン監督は映画公開当時に Empire とのインタビューで話しています。「ナイトメアから始まるトラブルは、”ドリーム・ディメンション “が別の次元であるという考えを伝える事でした。しかし、この映画は十分に挑戦的で、すでに説明の多い映画でした。最終的にドルマムゥが最も理にかなっていたんです。コミックでは最も存在感のある悪役ですしね。」
「悪夢そのものが次元であるという考えを紹介しようとするのは、少し複雑なアイデアなので、それはしないことにしました。この先のどこかで、それを探求することができたらいいなと思っています。それはとてもクールなコンセプトだと思うからです。」
そして2作目で再びナイトメアに関する映画の制作が始められ、コンセプトアート(art1、art2)などもいくつか制作されるなどの進展が有りましたが、最終的に監督と脚本家が交代となり、またもやナイトメアが登場する機会が失われてしまいました。
しかしドナに関しては「ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス」のシニスター・ストレンジのセリフで紹介され、1作目で削除された物語について少しだけ判明する運びとなりました。
ドナ・ストレンジは故人ですが、死すら超越したマーベルの世界で再登場する事はさほど難しいことでは有りません。「ドクター・ストレンジ3」はインカージョン阻止のために再び様々な世界を移動するであろう事が予測されており、別のマルチバースでドナがドクター・ストレンジとしてソーサラー・スプリームになっている世界があったとしても不思議ではありません。「ドクター・ストレンジ」撮影当時から成長し、大人になったルル・ウィルソンさんでは回想シーンによる再登場の方が難しいとも言えるでしょう。
現在、「ドクター・ストレンジ3」についてほとんど何も発表がありませんが、ウィルソンさんは希望通りドナを再演出来るのか、そしてどのような物語になるのか今後の情報に期待です。
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ソース:Doctor Strange: Lulu Wilson Details Her Cut Scene as MCU’s Donna Strange (Exclusive)