まべそく

マーベル速報。MARVEL関連の情報をまとめております

映画

映画「ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス」はEARTH-616?EARTH-199999?

投稿日:

本サイトのコンテンツには、広告リンクが含まれております。

マルチバースが複雑化していく中、視聴者は自分がどのユニバースを見ているのか、把握しておくに越したことはありません。MCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス」では我々ファンが見てきた世界がアース616である事が仄めかされましたが、現状はどうなっているのか、この記事で紐解いて行こうと思います。

sponsored link
 

EARTH-199999

ながらくMCUのコアファンは、MCUのユニバースはアース199999であると思いこんでいました。これはマーベル・コミックから2008年に発売された「Official Handbook of the Marvel Universe A to Z Vol. 5」が原因で、映画「アイアンマン」公開後に発売されたこの本の中にMCU実写映画のユニバースをアース199999であると記載している事に起因しています。

例えばFOXが制作した「X-MEN」シリーズの映画はマーベル・コミック的にはアース10005に分類しており、別のマルチバースですよと示しているわけです。他にもサム・ライミ版「スパイダーマン」はアース96283と設定されており、アース2149ではヒーローがみなゾンビになっていたりします。

MCUのキャラクターについて調べると、wikiなどにはこのアース199999と記載されている事が多いですが、そもそもがマーベル・スタジオが発表した事ではありませんでした。マーベル・スタジオとマーベル・コミックは厳密には違う組織のため、スタジオはこの設定を無視して展開を始めた可能性がありそうです。

EARTH-616

アース616とはコミックにおけるいわゆる正史世界であり、このユニバースで描かれる物語がマーベルの基本となっています。

MCUがなぜ同じ番号を使ってきたかは不明ですが、MCU内で初めてアースについて言及されたのは映画「スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム」(2019年)でのミステリオの発言です。

ピーターに向かってミステリオは「ここはアース-616。私は833から来た」と説明したのが最初ですが、映画公開当初は結局ミステリオが嘘つきである事が判明したため、これは単なるイースターエッグを込めたセリフだろうと考えられてきました。

しかし、2021年にディズニープラスで配信されたドラマ「ロキ」シーズン1で再びアースについての言及がありました。

エピソード1の後半で、ロキがメビウスに見せられた過去と未来のビデオリール。そこには「ETH-616」と書かれており、ここがアース616である事を示唆していました。この頃からコアファンも自分たちの見ているユニバースが何なのか混乱しはじめます。

©MARVEL,Disney

さらに作品外での話になりますが、2021年後半に「ブラックパンサー」のプロデューサーを務めるネイト・ムーア氏は「もうMCUの616ユニバースでティ・チャラを見られることはありません」とも発言しており、制作陣もMCUが616として展開している事を認識しているようです。

そして「ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス」では我々がよく知るドクター・ストレンジに対してクリスティーン・パーマーの変異体は「あなたの世界はアース616、わたしたちは838」と説明し、現状これが最新情報になっています。

結局どっちなの?

セリフとして明言されている以上、MCUの基本世界、「ロキ」でいう所の神聖時間軸はアース616と考えて差し支えなさそうです。アース199999はマーベル・コミックが10年以上前に認識タグとして付けた数字でしかないと考えるのが良さそうです。

しかし、この616という数字もクリスティーン変異体が「私がつけた」と話している以上、もっと高次元の存在によって今後否定される可能性も考えられそうです。

気になるのはクリスティーンとミステリオが同じ数字を話している事。これについて、二人はTVAの関係者と接触した過去があり、そこで知らされた、なんてこじつけも考えられそうです。

今後のMCUでもこのアースXXXというルールを使っていくのかは不明ですが、基本的に意味のない数字の羅列のため、多用されるとは考えにくいのではないでしょうか。

ところでイルミナティのいたアース838でウルトロンがコントロール出来ていたのは、トニー・スタークがウルトロン計画に成功したのか気になる所です。

sponsored link
 

映画「ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス」は劇場公開中です。

-映画
-, ,

執筆者:

関連記事

「スパイダーマン:ビヨンド・ザ・スパイダーバース」2027年まで延期と報じられるも制作側が異例の反論

ソニー・ピクチャーズが制作中のアニメ映画「スパイダーマン:ビヨンド・ザ・スパイダーバース」が 2027年 まで公開延期されると、インサイダーのジェフ・スナイダー氏が報じました。しかし、この投稿に制作陣 …

【噂話】映画「アベンジャーズ:ドゥームズデイ」3月下旬から撮影へ、キャストリストも判明か

マーベル・スタジオが開発中のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「アベンジャーズ:ドゥームズデイ」が 2025年3月下旬 から撮影が始まる事が、Production Weekly のレ …

【噂話】映画「デッドプール3」に新たな再登場X-MEN候補が浮上か

マーベル・スタジオが撮影中のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「デッドプール3」に再登場する X-MEN のキャラクターについて、新たな報道がありました。雑誌 Total Film …

映画「スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム」削除されたポスターのフルバージョンが公開

昨日、米ソニー・ピクチャーズが公開しすぐに削除した映画「スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム」のポスターのフルバージョンがスパイダーマン公式アカウントより公開されました。前回公開されていたのはトビー・ …

映画「スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバース」、ラストのプラウラーはヴィランではない?監督が制作時の裏話も明かす

ソニー・ピクチャーズ制作の大人向けアニメ映画「スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバース」のラストシーンに登場したプラウラーについて、ヴィランではない可能性がある事が判明しました。また、監督はこの …

F4:ファーストステップ関連記事

アイアンハート関連記事

サンダーボルツ*関連記事

◆2025年7月25日「ファンタスティック・フォー:ファーストステップ」
◆2026年7月31日「スパイダーマン:ブランニューデイ」
◆2026年12月18日「アベンジャーズ:ドゥームズデイ」
◆2027年12月17日「アベンジャーズ:シークレット・ウォーズ」





管理人ミルク

アメコミと出会ってはや20年以上、初めて買ったマーベル・コミックはオンスロート。X-MEN vs STREET FIGHTERではシリーズを通してマグニートーを愛用。