マーベル・スタジオ制作のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「デッドプール3」の主演を務めるライアン・レイノルズさんが、海外メディア Collider とのインタビューの中で、ウルヴァリン復活計画の実現に至った経緯について語りました。
レイノルズさんはヒュー・ジャックマンさん演じるウルヴァリンのリターンについて、自身の手柄ではなく、マーベル・スタジオが膨大な事務手続きをこなしてくれたと説明しつつ、「何年か前にディズニーがFOXを買収した時、ケヴィン・ファイギと初めて会いました。その時にデッドプールとウルヴァリンの映画をやろうという話をしましたが、当時は実現不可能でした。そしてたまたまそのタイミングでヒューが電話をかけてきて、『もう一度この作品に戻ってやってみたい』と言ったんです。電話の詳しい内容はヒューに任せます。あなた(インタビュアー)とヒューが近いうちに話すのは必然なので、自分で答えさせましょう。で、彼が復帰に興味を示してくれたので、僕はそれをもう一度ケヴィンに売り込むのが仕事でした。」と語りました。
そしてレイノルズさんは「ローガン(ウルヴァリン)とウェイド(デッドプール)が一緒の映画をとることは夢でした。だからこの映画を作ることに本当に興奮しています。」と現在の心境を述べました。
MCUではFOXとの権利の問題からX-MENやミュータントへの言及はこれまで避けられていました。しかしそういった大人の事情も期限切れが迫るに連れ、少しずつミュータントの導入がはじまっており、2022年のドラマ「ミズ・マーベル」ではカマラ・カーンがミュータントである可能性が示唆され、映画「ブラックパンサー:ワカンダフォーエバー」のネイモア・ザ・サブマリナーもコミックと同様にミュータントであるとネイモアを演じるテノッチ・ウエルタさんが明かしました。
まだまだX-MENたちがどうなるのかは不透明ですが、「デッドプール3」を皮切りにミュータント関連の話題は大きく進んでいくかもしれません。
映画「デッドプール3」は 2024年11月8日 米国で劇場公開予定です。
ソース:Ryan Reynolds on Getting Hugh Jackman Back For ‘Deadpool 3’ [Exclusive]