先日公開されたマーベル・スタジオの特別映像の中には、昨年末のディズニー・インベスター・デー2020において発表されていた映画「ブレイド」に関する情報がなく、一部ファンの間では不安の声も上がっていました。そんな中、海外メディア The Hollywood Reporter が「ブレイド」の撮影開始時期が予定されていた2021年9月から大幅に遅れる事になると報じています。
記事によると遅延の原因として、脚本家ステイシー・オセイ・クフォーさんの執筆時間を充分に確保する事と、監督探しに難航している事が挙げられいます。「ブレイド」は吸血鬼の黒人ヒーローで、マーベル・スタジオはこのキャラクターを描くにあたって映画「ブラックパンサー」のように黒人監督を探しているとの事です。
また、記事では撮影開始が 2021年9月 から 2022年7月頃までずれ込むとの見解を示しており、生産開始まではまだまだ時間がかかりそうです。
マーベル・スタジオ社長のケヴィン・ファイギ氏によると「ブレイド」はフェーズ4には含まれない作品ということで、はやくてフェーズ5の作品になるとのこと。現在マーベル・スタジオが発表しているスケジュールのうち、2022年10月7日公開の映画はタイトル未定でしたが、ここに入るのは「ブレイド」ではない事がほぼ確実となったようです。
「ブレイド」はかつてニュー・ライン・シネマ制作で1998年(日本では1999年)に映画が公開され、好評を博し3作品が公開されました。人間と吸血鬼のハーフである主人公ブレイドが、人を守るために同族でもある吸血鬼と死闘を繰り広げる物語となっています。
MCUとしてリブートされる「ブレイド」は、吸血鬼の象徴のひとつでもある「血」の表現にこだわった旧シリーズと比べて、ディズニーの下でどういう表現になるかについても注目が集まっています。
ブレイド役はウェズリー・スナイプスさんからマハーシャラ・アリさんへと変更され、スタジオはアリさんと共に監督探しを続けているとの事です。
映画「ブレイド」は公開日未定です。