マーベル・スタジオが開発中のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「アベンジャーズ:シークレット・ウォーズ」は、メインヴィランがドクター・ドゥームでも征服者カーンでもなく、コミックどおりビヨンダーなのではないかという噂が以前からある中で、ディズニーが最近行った発表が話題になっています。
ブラジルのサンパウロで開催されたディズニーのアップフロントイベントでは、2027年までの映画公開スケジュールを発表。
Disney uses ‘AVENGERS: SECRET WARS’ fan poster at official upfront event in São Paulo.
— The Hollywood Handle (@HollywoodHandle) October 29, 2025
The poster features characters like Miles Morales and Beyonder.
(Via: https://t.co/PHPpYkURQc) pic.twitter.com/1lCSyM0rDh
その中でディズニーは「アベンジャーズ:シークレット・ウォーズ」のサムネとして何故かファンが作った二次創作物を利用してしまいました。
このアートは元々、 DeviantArtユーザーのCameToGiveLuv氏が7月に制作しウェブ上で共有していたもので、MCUとしては新キャラクターとなるコミックのヴィランであるビヨンダーを中心に、過去のMCUのポスターやマーベル映画のポスター画像などを切り貼りして作られたもの。キャプテン・アメリカとウルヴァリンの間には、プレイステーション5用のゲームのパッケージに描かれていたスパイダーマン/マイルズ・モラレスもそのまま貼り付けられている状態で、ファンの二次創作物としてはまだしも、ディズニーという大会社が使用する事は権利的にどうなっているのかなど、色々と気になる点が多い状態です。
コミックの黒幕だったビヨンダーの登場や、スパイダーマン/マイルズ・モラレスの実写版の登場の噂は以前からあるものですが、今回発表されたポスターはあくまでもファンの創作物である事に留意し、ディズニーが噂のキャラクターの登場を認めたとは捉えないほうがいいと海外ファンは見ています。
2024年、マーベル・スタジオのケヴィン・ファイギ社長はマイルズ・モラレスに関して、アニメ映画「スパイダーバース3」の公開後に登場させたいとコメント。
2025年にはソニーから「まだ近づくな」と言われたとも語っていました。
ビヨンダーはコミック「シークレット・ウォーズ」の真の黒幕で、インカージョンはマルチバースへの干渉が原因と思っていた(これはMCUでも今のところ同じ)アベンジャーズたちでしたが、実際はそういった超自然現象ではなく神の如き存在であるビヨンダーの実験に過ぎませんでした。
2023年にはビヨンダーが数年ぶりにコミックに復帰し、MCUで実写化させるための再登場ではないかとも噂されはじめていました。
「アベンジャーズ:ドゥームズデイ」と「アベンジャーズ:シークレット・ウォーズ」はこれまでにMCUで「キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー」、「シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ」、「アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー」、「アベンジャーズ/エンドゲーム」を手掛けてきたルッソ兄弟監督が再びメガホンを取る事に。
公式発表されたキャストリストは過去の記事をご参照ください。
映画「アベンジャーズ:ドゥームズデイ」は 2026年12月18日 公開予定、映画「アベンジャーズ:シークレット・ウォーズ」は 2027年12月17日 公開予定です。














