VFXスタジオのカンティナ・クリエイティブが業務実績の紹介としてMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「アベンジャーズ/エンドゲーム」(2019年)や映画「アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー」(2018年)向けに制作したアートを公開しました。その中のひとつにABC制作のドラマ「エージェント・オブ・シールド」に関するイースターエッグが発見され話題になっています。
件のアートはエンドゲーム劇中でのインフィニティ・ストーン奪還会議の中でディスプレイに表示される用のアートとして制作されました。その中のひとつ、テッセラクト(四次元キューブ)/スペース・ストーンを紹介する画面にはヒドラの総帥であるレッドスカルやアーニム・ゾラ博士と並んで、ドラマ「エージェント・オブ・シールド」に登場したレッドスカルの弟子、ダニエル・ホワイトホール博士の顔が表示されていました。
Wow, turns out @reeddiamond‘s Werner Reinhardt from #AgentsofSHIELD nearly made an appearance in Endgame!
— BEJT (MCU Wiki) (@bejt_t) March 20, 2022
VFX studio Cantina Creative’s work on the Time Heist planning scenes included him alongside Red Skull and Zola.
Sources:https://t.co/NWgQi6skOOhttps://t.co/xh7Mb16u4h pic.twitter.com/KkoHddwyPV
ドラマでは戦争中にペギー・カーターとハウリングコマンドーズによって捕らえられ、SSR(戦略科学予備軍)の管轄下に置かれていましたが、SSRがS.H.I.E.L.D.へと転身した事でそのままS.H.I.E.L.D.内部で拘束されていました。しかし、S.H.I.E.L.D.に潜伏しているヒドラのスパイにより解放。以後、博士は謎のアーティファクト「オベリスク」やインヒューマンズの研究に打ち込み、捕らえたインヒューマンズを切り刻んで実験を繰り返していました。その後はデイジー・ジョンソンやコールソンに追い詰められ、最終的にはコールソンによって銃殺されました。そして博士の死後もその遺産がS.H.I.E.L.D.の大きな課題となり、立ちはだかる事になりました。
残念なことに公開されたアートのいくつかは映画本編では見ることが出来ず、今回のスペース・ストーンに関するアートも実際の劇中で見ることは出来ません。アートギャラリーの中でホワイトホール博士がいる事への説明があるわけでもなく、これがマーベル・スタジオの計画に沿ったデザインであるかどうかも不明です。
しかし、Netflixドラマに登場したデアデビルやキングピン達がMCUに接続され始めている事を考えると、コールソンという共通項を持つ「エージェント・オブ・シールド」がMCUに接続されないと考えるのは不自然なのかもしれません。
映画「アベンジャーズ/エンドゲーム」、ドラマ「エージェント・オブ・シールド」はディズニープラスで配信中です。
ソース:Cantina Creative