マーベル・スタジオが制作中のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「アベンジャーズ:ドゥームズデイ」でロバート・ダウニー・Jrさんが演じるドクター・ドゥームが、現在公開中の映画「ファンタスティック・フォー:ファーストステップ」の Earth-828 の住人であると報じられました。
これは「ファーストステップ」の劇中でもほのめかされており、国連会議中にラトベリアと書かれた空席が表示。ラトベリアはコミックのドクター・ドゥームが治めている国で、このEarth-828にドゥームの存在がある事を示していました。
海外メディア TCC のアレックス・ペレス氏は、「アベンジャーズ:ドゥームズデイ」でRDJさんが演じるドクター・ドゥームがEarth-828の住人だと報告。
従って、「ファーストステップ」のクライマックスの出来事をドゥームは近く、あるいはドローンなどで見ていた可能性が高く、赤子のフランクリンを狙う動機が十分に確立されている事に。
「ドゥームズデイ」でリード・リチャーズがアベンジャーズに対してドゥームが(コミックと同じであれば)元同級生である事や、その他の情報を伝えやすくなり、目的の推測なども立てやすくなるという脚本的なメリットが生まれると考えられます。
もしもドゥームがマルチバースからの来訪者で、ドゥームについて誰も知らないという状況からスタートする事になれば、アベンジャーズはその対策会議にかなりの時間を費やす事になってしまうでしょう。
ただしこれはキャスト発表時から長期にわたって噂されていた「ドクター・ドゥームはトニー・スタークの変異体ではないか」という説を否定する事にも。どちらが正しいのかは来年の劇場公開を待つ必要があります。
また、ペレス氏は「ベビー・フランクリンがその力でスーザンを蘇らせることができたなら、ドゥームに対して何ができるか想像してみてください。それが、PCS中にドゥームがマスクを外していた理由だと私は思います。」と投稿。
MCU版のドクター・ドゥームの顔の火傷痕はコミックのような実験の失敗ではなく、フランクリンのパワーによるものである事をほのめかしました。
そうは言っても今のところ火傷メイクのRDJさんの姿は目撃されていませんし、コミックでは火傷を隠すためにマスクを着用しているという事もあって、MCU版で火傷よりも先にマスクが存在しているのならその理由が分からないと考えるファンもいます。
こちらに関しても現状で真偽は何とも言えず、実際の映画本編に注目です。
ケヴィン・ファイギ社長はマーベルの公式インタビューにてファンタスティック・フォーとアベンジャーズの関係について言及。
「『ファンタスティック・フォー:ファーストステップ』のバクスタービルのセットは、せいぜい4、5人しかいませんでした。『ドゥームズ・デイ』では、それよりずっと多くの人がそこにいます。そのやり取りを見るのは興奮しますよ。25年間この仕事をしてきた私にとっては、まるで夢のような体験でした。」
「ドゥームズデイ」でバクスタービルにアベンジャーズやニューアベンジャーズが訪問してくる事を示唆。今月はじめに流出したセット写真が本物である事をほのめかしました。
「アベンジャーズ:ドゥームズデイ」と「アベンジャーズ:シークレット・ウォーズ」はこれまでにMCUで「キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー」、「シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ」、「アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー」、「アベンジャーズ/エンドゲーム」を手掛けてきたルッソ兄弟監督が再びメガホンを取る事に。
公式発表されたキャストリストは過去の記事をご参照ください。
また、ドクター・ストレンジ役のベネディクト・カンバーバッチさんが出演を認めています。
映画「アベンジャーズ:ドゥームズデイ」は 2026年12月18日 公開予定、映画「アベンジャーズ:シークレット・ウォーズ」は 2027年12月17日 公開予定です。