MCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画「アントマン&ワスプ:クアントマニア」のプロデューサーを務めるマーベル・スタジオのステファン・ブルサードさんが、海外メディア Inverse とのインタビューの中で、MCU版のキャシー・ラングがコミックのキャシーとは異なる可能性について言及しました。
ブルサードさんはインタビューの中で「『アントマン』は世代を超えた作品で、この映画はとても意義深いものだと思います。アントマンのマントはハンクからスコットに受け継がれ、現在はキャシーに受け継がれています。キャシーは、新しいアントマンと呼ばれてはいないものの、新しいワスプというよりは、むしろ新しいアントマンのような存在です。」と述べました。
コミックのキャシーはスタチュアもしくはスティンガーという名前で活動するヒーローですが、「クアントマニア」のグッズ情報や今回のプロデューサーの発言を考えると、MCUのキャシーはそうではなく、三代目アントマンとして機能するのかもしれません。
しかし過去の作品を振り返ると、「ソー:ラブ&サンダー」ではジェーン・フォスターがレディ・ソーと呼ばれることを嫌っていましたし、「シーハルク:ザ・アトーニー」でもハルクありきの命名に対して異論を唱えるシーンが用意されていました。
とはいえそれらはポリコレ的な表現というわけでもなく、「ホークアイ」でのケイト・ビショップは自らのヒーロー名としてレディ・ホークを提案するなどしており、キャラクターの性格に合わせたシーンが用意されていると考えられます。
実際にキャシーが三代目アントマンやニュー・アントマンを名乗るとすればスコット・ラングが本作で引退、戦闘不能、死亡といった状況に追い込まれると考えられますが、スコットを演じるポール・ラッドさんは次のアベンジャーズ映画の出演契約を結んでいることも明らかになっており、単純に死んで退場するとも思えなくなっています。
今週の劇場公開を目前としながらも未だに判明していないキャシーのヒーローネームですが、どのような形に落ち着くのでしょうか。
映画「アントマン&ワスプ:クアントマニア」は 2023年2月17日 公開予定です。
ソース:YOUNG AVENGERS? QUANTUMANIA PRODUCER TALKS “NEXT GENERATION” OF MARVEL HEROES